米国のNew York Times紙日曜版が2008年7月28日から始めた連載記事『読書の将来』の第3回が、2009年2月15日号に掲載されました。今回のテーマは「学校で活躍するデジタルライブラリアン」で、ウェブサイトの情報の評価方法、プレゼンテーション資料や動画の作り方、SNSを活用したオンラインディスカッションの方法など、情報リテラシー教育で活躍しているライブラリアンを紹介しながら、彼女が紙の資料についても卓越した知識を有していること、学校図書館司書の配置が不十分であり財政難から削減される傾向にある現状、教科科目を教える教員との関係などを紹介しています。
The Future of Reading - In Web Age, Library Job Gets Update - Series - NYTimes.com
米国コロラド州立図書館の調査・統計部門“Library Research Service”が、2007年から2009・2010年までの図書・雑誌・新聞の平均価格のトレンドを予測・分析した他の調査(YBP社やBowker社の調査)の結果に、2004年から2006年までの実績値を加え、グラフにして価格の推移を紹介しています。予測されているトレンドのとおり推移すると、雑誌(※学術雑誌には限定されていません)の平均価格は、2008年の828ドル(実績値)から、2010年には943.4ドルまで上昇するとされています。
欧州委員会(EC)の助成のもとで行われている、出版社、図書館、研究コミュニティの協同による機関リポジトリ評価プロジェクト“PEER”(Publishing and the Ecology of European Research)のウェブサイトが立ち上がっています。
PEER (Publishing and the Ecology of European Research)
Pioneering collaboration between publishers, repositories and researchers http://www.peerproject.eu/