アーカイブ - 2009年 2月 5日

LC、PREMISデータディクショナリの「やさしい」概説資料を刊行

PREMIS(Preservation Metadata Maintenance Activity)のデータディクショナリを「やさしく」(gentle)解説した概説資料“Understanding PREMIS”を、米国議会図書館(LC)が刊行しています。

Understanding PREMIS
http://www.loc.gov/standards/premis/understanding-premis.pdf

参考:
CA1561 - 動向レビュー:デジタル資料保存リポジトリの動向 / 栗山正光
http://current.ndl.go.jp/ca1561

LCの行方不明本、大統領図書館で見つかる-50年以上延滞していたのは...

米国議会図書館(LC)で長らく行方不明になっていた蔵書“A. Lincoln”が、ケネディ元大統領の大統領図書館から発見されたと報じられています。このリンカーンの伝記は、ケネディ元大統領が上院議員時代に借り出したもので、50年以上も延滞されていたことになります。この資料は大統領図書館での展示で公開された後、LCに返されるそうです。

Book linked to JFK is decades overdue - The Boston Globe
http://www.boston.com/news/local/massachusetts/articles/2009/02/04/book_linked_to_jfk_is_decades_overdue/

Library of Congress LCCN Permalink for 30011880

外務省、「日本外交文書」デジタルアーカイブを公開

外務省が2009年1月30日、慶応3年(1867年)から大正元年(1912年)までの明治期の『日本外交文書』86冊の目次情報・デジタル画像を収録した、「日本外交文書」デジタルアーカイブを公開しました。今後、大正期以後の『日本外交文書』も順次、公開していくとのことです。

外務省: 外交史料館 日本外交文書デジタルアーカイブ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/archives/index.html

外務省: 「日本外交文書デジタルアーカイブ」の利用開始について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/1/1187258_1090.html

RUSAが選んだ「優れたレファレンスリソース」2009

米国図書館協会(ALA)傘下のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、「優れたレファレンスリソース」2009をはじめ、優れた大人向け書籍や読書ガイドなどを表彰する各賞を発表しています。

2009 Outstanding Reference Sources list released - ALA
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/february2009/rusaoutstandingref.cfm

RUSA Book and Media Awards - RUSA Blog
http://rusa.ala.org/blog/2009/01/30/rusa-book-and-media-awards/

JISCは「デジタル・ブリテン」中間報告を評価

グローバルデジタル経済において、英国が最前線の位置を占め続けるためのデジタル/コミュニケーション政策の戦略ビジョン「デジタル・ブリテン」の中間レポートが発表されています。英国情報システム合同委員会(JISC)はプレスリリースで、JISC Collectionsによるナショナル・ライセンスでのコンテンツアクセシビリティの向上、学術情報基盤の整備、デジタル化への助成などで英国全体の「知の包摂(inclusion)」に貢献していることを示した上で、中間レポートを「JISCが調査したいと考えていた数多くの論点を喚起するもの」として評価しています。

Digital Britain - interim report : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/01/digitalbritain.aspx

継続教育・高等教育機関が「持続可能なICT」に向けてすべきこと(英国)

継続教育・高等教育において、ICT技術はすでに欠くことのできないものとなっており、障害を持つ人々などのアクセシビリティを向上させられる、物理的な会議の開催を減らせるなど、その環境・社会的な利点も大変大きいのですが、その反面で、環境・社会的コストをも生み出しています。例えば、英国の大学・カレッジ全体のICT機器(PC147万台、サーバ24万台、プリンタ25万台)の電力使用により、50万トンの二酸化炭素が排出されています。ICT技術を使うことで節約される部分も少なくないとはいえ、英国全体として二酸化炭素排出量を1990年の水準から2020年までに26%削減することが目標となっており、英国の継続教育・高等教育機関もこれに取り組む必要があります。

SPARC、「アイデアや情報の共有」の意義を示す学生対象動画コンテスト“Sparky賞”受賞作品を発表

米国SPARCは2007年から、学生を対象とした、各種のアイデアや情報の共有の意義・価値を「2分以内で」端的に示す動画コンテスト“Sparky Award”を実施しています。その第2回、2008年の受賞者・受賞作品が、2009年1月24日の米国図書館協会(ALA)冬季大会会場にて発表されました。受賞作品にはトロフィーと賞金1,000ドル、佳作2点には賞金500ドルが授与されます。SPARCのウェブサイトでは、各受賞者(特別賞1名も含む)のコメントも掲載されています。

ちなみに、作品のナレーションは英語、ライセンスはクリエイティブ・コモンズのライセンス(表示、表示-非営利、表示-非営利-継承、表示-継承、パブリックドメインのいずれか)でなければならないと定められています。

SPARKY AWARD WINNERS ANNOUNCED
Student videos offer unique views on information sharing
http://www.arl.org/sparc/media/09-0203.shtml

Sparky Awards
http://sparkyawards.org/

参考:
SPARC、情報共有の価値を訴える動画に贈る“SPARKY賞”の受賞者を発表

コーネル大学図書館、デジタル化した蔵書8万点以上をAmazon.comのサービスでオンデマンド提供へ

米国コーネル大学図書館が2009年2月3日、Amazon.com社のサービス“Print on Demand”を利用して、デジタル化した蔵書8万点以上を2009年末までにオンデマンド出版することを発表しました。同館はすでに、およそ6,000タイトルを同サービスからオンデマンド出版しており、これを拡大するものです。提供するのはすべて米国でパブリック・ドメインになっているものであり、かつ、その多くは現在絶版になっています。