アーカイブ - 2009年 2月 4日

文部科学省、「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果を発表

文部科学省が2009年1月30日、「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果を発表しています。これによると、学校への携帯電話の持込みを原則禁止としている学校が小学校の約94%、中学校の約99%、高校の約20%だったとのことです。

「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/01/1234723.htm

またこの結果を踏まえて、各都道府県教育委員会教育長等に宛てて、学校における携帯電話の取扱い、学校における情報モラル教育の取組、「ネット上のいじめ」等に関する取組の徹底、家庭や地域に対する働きかけを求める通知を発信しています。

学校における携帯電話の取扱い等について(通知):文部科学省

ARL、報告書「デジタルリポジトリサービスにおける研究図書館の役割」を刊行

北米研究図書館協会(ARL)加盟館を取り巻くデジタルリポジトリのトレンド、状況を分析・評価することを使命としていたARLデジタルリポジトリ問題タスクフォースが2009年2月3日、最終報告書「デジタルリポジトリサービスにおける研究図書館の役割」を刊行しました。

この報告書では分析に基づき、研究図書館が取るべきアクションとして、新しいパートナーシップ・連盟の構築、自機関のニーズを実際に評価した上でのサービス開発戦略の策定、リポジトリの「初期受容者」(early adopters)をリポジトリ関連サービスの開発に取り込むためのアウトリーチ・マーケティング戦略の開発などが提言されています。

BL館長、政府の「デジタル・ブリテン」戦略ビジョンに物申す!

英国では2008年10月17日、カーター(Stephen Carter)コミュニケーション・技術・放送担当政務次官の指示のもと、デジタル/コミュニケーションに係る政府・産業界のビジョンを描く「デジタル・ブリテン」レポートを策定することが発表されています。2009年春に刊行予定というこのレポートで取り上げるトピックは、すでに同政務次官の属する文化・メディア・スポーツ省(DCMS)から発表されていますが、これに英国図書館(BL)のブリンドリー(Lynne Brindley)館長が注文をつけました。

DCC、新マニュアル「ウェブ資源のアーカイビング」と新ブリーフィングペーパー「データベースのアーカイビング」を刊行

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が、新しいデジタルキュレーションマニュアル「ウェブ資源のアーカイビング」および新しいブリーフィングペーパー「データベースのアーカイビング」を刊行しています。

Curation Manual: Archiving Web Resources
http://www.dcc.ac.uk/resource/curation-manual/chapters/archiving-web-resources/

Digital Curation Centre: Resource Centre: Briefing Papers: Database Archiving
http://www.dcc.ac.uk/resource/briefing-papers/database-archiving/

オランダのSURF、インターネットを介して知識伝達を促進する12プロジェクトに助成

オランダの高等教育・研究機関の協同組織SURFが、“SURFshare”プログラムの名称で、インターネットを介して知識伝達を促進する12プロジェクトに助成を行うと発表しています。

Focus on user in projects for knowledge dissemination via the Web
http://www.surffoundation.nl/smartsite.dws?fs=&ch=ENG&id=14077

E887 - 紙の本/電子書籍の現状と,文学,図書館のこれから <報告>

2009年1月24日,日本ペンクラブと追手門学院の共催によるセミナー「紙の本のゆくえ…文学と図書館の新しい挑戦」が大阪で開催された。これは,近年の出版コンテンツのデジタル化の急速な進展や,「ケータイ小説」(E856参照)など初めからデジタルで出版されるボーンデジタルのコンテンツの流行を踏まえ,文学とは何か,文学作品の流通・利用・保存とは何か,これまでは紙の資料を中心に収集・整理・提供・保存してきた図書館の役割は何か,を改めて考えることを目的として,講演,討論の二部構成で行われた。…

E886 - メタデータ作成のワークフローの現状は?―OCLCの調査から

OCLCは2008年10月から11月にかけて,メタデータ作成の実態調査を実施した。作業の現状やベストプラクティスに関する情報共有を促進し,メタデータ作成のワークフローを合理化していくことが目的で,RLGプログラムのパートナー機関の非MARCメタデータ作成責任者を調査対象としている。…

E885 - 26年の調査史上初めて,成人の読書量が増加(米国)

米国芸術基金(NEA)は2008年に,1982年の初回調査以来5度目となる,米国の成人(18歳以上)を対象とした文学作品の読書に関する調査(E224参照)を実施した。このほどその結果が報告書“Reading on the Rise”(「読書増加中」)としてまとめられた。タイトルが示すとおり,調査結果からは,文学を読む米国人の割合が増加していることが明らかになった。…

E884 - 韓国,2009年度の図書館政策の施行計画を発表

韓国の図書館情報政策委員会は2009年1月6日,国家レベルの図書館振興のビジョンと戦略を示す「図書館発展総合計画(2009~2013)」(2008年8月正式発表;E797参照)に基づく2009年度の図書館政策の施行計画を発表した。…

E883 - 人文科学にとっての図書館とは?(米国)

米国芸術科学アカデミー(American Academy of Arts and Sciences)は2009年1月7日,米国における人文科学の現況に関する統計データを集約し,人文科学のベンチマークたる「人文科学指標(Humanities Indicators)」のプロトタイプ版として,オンラインで公開した。…

E882 - 2008年の米国図書館界10大ニュース

米国図書館協会(ALA)の機関誌“American Libraries”が,2008年の米国図書館界10大ニュースを発表している。…

学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(日本)

佐藤義則・東北学院大学教授を委員長とする学術図書館研究委員会(SCREAL)が、「学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(電子ジャーナル等の利用動向に関する調査2007)」を実施し、その結果をまとめた報告書を発表しています。

24大学の研究者・大学院生約3000名を対象に、主に電子ジャーナルの利用に焦点をあてて訊いています。結果の概要によると、「化学、生物学、医歯薬学の分野では、半数以上が電子ジャーナルを「ほぼ毎日」使っている」「人文社会系でも電子ジャーナルの利用者は2001年調査の4倍以上」「利用は年齢による差がほとんどない」「電子的な文献は、電子的に発見される」「e-bookの利用も今後期待される」といったことが分かる結果となっています。

報道発表のタイトルでは「電子ジャーナルなしではわが国の学術研究は成り立たない」とまとめられています。

BL、個人のデジタル生活に関する「研究会議 2.0」の開催を発表

英国図書館(BL)は2007年からユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、ブリストル大学と共同で、人々がどのようにデジタル情報を所有・作成・保存しているかという「デジタル生活」(Digital Lives)に関する2年間の調査研究を行っています。この調査研究の一環として、このほど、研究者・専門家から一般の「デジタル生活者」までを対象とした参加・協力型の「研究会議 2.0」(Research Conferences 2.0)を2月9~11日に開催すると発表されています。

『カレントアウェアネス-E』143号発行

世界最多の有料購読者を有する消費者向け製品情報サイト、EBSCO社が図書館向けに提供開始

世界最多の有料購読者(330万人)を有するとされる、米国の非営利消費者団体Consumers Unionによる消費者向け製品情報(製品のレビュー、評価、欠陥情報等)サイト“ConsumerReports.org”と、EBSCO社とが提携して、図書館向けに有償で同サイトを提供すると発表されています。

Consumer Reports.org Now Available to Libraries from EBSCOhost
http://support.ebscohost.com/support_news/detail.php?id=509

Find Product Reviews and Ratings from Consumer Reports
http://www.consumerreports.org/cro/index.htm

経済危機を受け、英国でも図書館利用が急増

経済不況の中、米国で図書館利用が急増しているニュースが頻繁に紹介されていますが、英国でも同様の状況が起こっているそうです。英国図書館・情報専門家協会(CILIP)がブログで報道をまとめています。それによると、

・グラスゴー図書館の12月の貸出数は12%増加。特にノンフィクションは26%の増加。PCを利用しに来る人も多いとのこと。
・カンブリア図書館の登録利用者数は39%増加。特に貸し渋り(credit crunch)に関する資料の貸出が多い。

このほかにも、いくつかの図書館の例が挙がっています。おもちゃを貸し出す図書館や、エネルギー・メーターを貸し出す図書館も人気になっているとのことです。

Library & Information Update blog : ‘Libraries Change Lives’ – in a recession?