アーカイブ - 2009年 2月 12日

ALA、女性誌とタイアップして図書館キャンペーンを実施

米国図書館協会(ALA)が、家庭や健康をテーマとした女性誌“Woman's Day”とタイアップして、図書館キャンペーンを行っています。現在販売されている号に、図書館を使って健康になった読者4名の特集記事が掲載されているほか、図書館を使って節約できたという話のコンテストの募集がなされています。

"The Library Made Me Healthier"
http://www.womansday.com/Articles/Health/The-Library-Made-Me-Healthier.html

ALA | Woman's Day magazine shares stories of improving health and wellness at the library

米国各州の公共図書館への資金提供が軒並み削減

米国図書館協会(ALA)が、2009会計年度の各州の公共図書館への資金提供額の変化を調査した結果を発表しています。

・削減が決まっており、さらなる削減も見込まれる:11州
・削減が決まっている:8州
・削減が見込まれる(比率等は不明):4州
・当初は増加で始まったが、途中で削減され、さらに削減が見込まれる:1州
・変化なし:15州
・もともと州からの資金提供がない:6州とコロンビア特別区
・わからない、無回答:5州

このうち、削減が大きいのは南東部で、サウスカロライナ州が前年比30%減、フロリダ州が23.4%減などとなっています。またハワイ州(7%減)、オハイオ州(削減の見通し)など、公共図書館の資金のうち州からのものが占める割合が高い州(全米平均ではおよそ9%だが、ハワイ州は86.7%、オハイオ州は62.1%)での影響は深刻だと目されています。

SWORDプロトコルの解説、活用方法紹介

リポジトリにデータを登録するための簡易ウェブサービスプロトコル“SWORD(Simple Web-service Offering Repository Deposit)”について、その活用方法も含めて解説した資料が、英国情報システム合同委員会(JISC)のeラーニングプログラムのウェブサイトで公開されています。

SWORD: Cutting Through the Red Tape to Populate Learning Materials Repositories
http://www.elearning.ac.uk/features/sword

参考:
DSpaceでのSWORDプロトコルデモサイト
http://current.ndl.go.jp/node/9400

欧米等におけるデジタル保存の最新情報(2008年9月~12月)

英国のデジタル保存連盟(DPC)とオーストラリア国立図書館のデジタル情報保存・アクセス部門(PADI)による、欧米等におけるデジタル保存の最新情報(ニュース、レポート、論文等)を紹介するニューズレター“DPC/PADI What's new in digital preservation”の第19号(2008年9~12月)が刊行されています。

DPC/PADI What's new in digital preservation
Issue no. 19 (September 2008 - December 2008)
http://www.nla.gov.au/padi/qdigest/dpc-padi-digest-issue19-2008.html

北海道立図書館のサイロ、一橋大学附属図書館、近代化産業遺産群に選定

経済産業省が2007年度に続き、その活用を通じた地域活性化を目的として、産業の近代化に大きく貢献した「近代化産業遺産」を選定しています。2008年度に選ばれた「近代化産業遺産群 続33」の中に、北海道立図書館のサイロ(移設。江別市)、一橋大学附属図書館(国立市)の2つの建築が含まれています。

ちなみに2007年度の「近代化産業遺産群 33」には、洲本市立洲本図書館(旧紡績工場)が選ばれています。

「近代化産業遺産群 続33」を選定しました(METI/経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/20090206001/20090206001.html

地域活性化のための「近代化産業遺産群33」の公表について(METI/経済産業省)

JISC、静止画・動画・音声等のデジタルメディア活用方法紹介サイトを立ち上げ

英国情報システム合同委員会(JISC)がこのほど、静止画・動画・音声等のデジタルメディア活用方法を高等教育・継続教育機関向けに紹介するサイト“JISC Digital Media”を立ち上げました。従来、TASIの名称で実施していた画像の活用方法に関するアドバイザリー・サービスを改称・発展させたものです。

JISC Digital Media - Still images, moving images and sound advice
http://www.jiscdigitalmedia.ac.uk/

TASI rebrands as JISC Digital Media : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/02/jiscdm.aspx

参考:

“WebCT”の開発者、大学生と大学教員のためのソーシャルブックマークサービス“brainify”を立ち上げ

ウェブ上でシラバスや講義資料の公開、テスト、掲示板でのコミュニケーション等を実施できる教育環境システム“WebCT”(現在の名称は“Blackboard”)を開発したカナダのゴルドバーグ(Murray Goldberg)氏が、新たに大学生と大学教員のための「学術的」ソーシャルブックマークサービス“Brainfy”を開始しました。レイティング機能、コメント機能等により優れたウェブサイトの情報を共有すると共に、世界中の学生とのネットワーク構築が意図されています。また、Q&A機能も備わっています。

Brainfy
http://www.brainify.com/

YouTube - Introduction to Brainify
http://www.youtube.com/watch?v=qcxEq3DAJfo

好きな記事を書籍に-Wikipediaのオンデマンド出版が開始

Wikipediaドイツ語版と、Wikipediaの姉妹プロジェクトで教育用電子書籍を提供しているWikibooksのコンテンツを対象としたオンデマンド出版サービスが、PediaPress社から開始されています。Wikipediaの方は、特定の記事を対象として書籍化することができるようになっており、今後、他国語版にも広げていくとされています。

Wiki-to-print feature now available in the German Wikipedia
http://blog.wikimedia.org/2009/01/27/wiki-to-print-feature-in-testing-in-the-german-wikipedia/

2008年版「学術情報のデジタル出版に関する書誌」

米国のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が運営する学術情報のデジタル出版に関する書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”が、書誌情報の累積版を“2008 Annual Edition”として公開しています。2008年までに刊行された3,350件の書誌情報が、以下の9章に分類、排列されています。

・経済的問題
・電子書籍・電子テキスト
・電子ジャーナル
・一般的著作
・法的問題
・図書館に関する問題
・新しい出版モデル
・出版社の問題
・リポジトリ、E-Prints、OAI

Scholarly Electronic Publishing Bibliography: 2008 Annual Edition

“Kindle2”対オーディオブック?-読み上げ機能に米国の著作者団体がクレーム

Amazon.com社がこのほど発表した電子書籍リーダー“Kindle2”には、電子書籍のコンテンツを音声で読み上げる機能が、新しく追加されています。この新機能に対し、米国の著作者団体“Authors Guild”が「著作隣接権の侵害ではないか」として、法的措置を検討していると報じられています。契約に基づいて、人の声で録音・製作されたオーディオブックとの関係が争点のようです。

Kindle 2 ‘violates copyright’, claims Authors Guild - Telegraph

書籍スキャナーを販売するKirtas社、オンデマンドのデジタル化・出版事業を開始

書籍スキャナーを販売する米国のKirtas社が、ペンシルベニア大学と協同で、同大学図書館が所蔵する(米国の)パブリックドメインになっている蔵書20万点以上を対象に、オンデマンドのデジタル化・出版を開始すると発表しました。利用者からのリクエストに応じてデジタル化し、印刷・製本して利用者に販売するとともに、オンラインで提供するというサービスです。これにより、利用者のニーズに応じたサービスを提供することができ、「何を(何から)デジタル化していけばよいのか?」という悩みから(大学図書館が)解放される、とKirtas社は語っています。

Penn Libraries and Kirtas Technologies team up to make more than 200,000 books available for research and purchase