アーカイブ - 2009年 12月 17日

デンバー公共図書館、貸出禁止となる罰金滞納額を引き下げ

米国コロラド州デンバー公共図書館では、2010年1月から利用者に対して貸出禁止措置を講じる罰金滞納額を10ドルから5ドルに引き下げるとThe Denver Post紙が報じています。罰金の未払い額は合計で480万ドルに達していると伝えられていますが、今回の規則変更の目的は資料の延滞を減らし他の利用者に利用する機会を与えることだとのことです。なお、支払われた罰金は図書館ではなく、市の公庫に入れられるようです。

Denver Public Library lowers limit on unpaid fines before it stops lending materials(The Denver Post 2009/12/15付けの記事)
http://www.denverpost.com/news/ci_13998615

Fine and Fee Schedule(デンバー公共図書館の罰金に関する規則)
http://denverlibrary.org/card/fines.html

米国の公共図書館でのゲームソフト貸出の現状

School Library Journalに、米国コロラド州の公共図書館でのゲームソフトの貸出の現状についての記事が掲載されています。ソフトは「Wii」「Xbox 360」「PlayStation 2」の3機種向けのものが多いこと、盗難よりも磨耗やキズなどによる問題の方が大きいこと、大きな図書館は業者から購入しているのに対し、小さな図書館では中古品を買ったり寄贈を受けたりしていること、などが紹介されています。

A Look at Public Library Video Game Collections(2009/12/16付けSchool Library Journalの記事)
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6711444.html

参考:
2009年の全米「図書館でゲームをする日」が終了
http://current.ndl.go.jp/node/15332

米国の児童・生徒が実際に読んだ本のランキング

学校における学習支援など行っている米国のRenaissance Learningが、米国の児童・生徒(1年生-12年生)がどんな本を読んでいるかを学年別などのランキング形式にまとめたレポートの2010年版(2008-2009年の調査)を公表しています。調査は“Accelerated Reader” (AR)というシステムを使い集計されたものとのことです。ARは、コンピュータ上のクイズで読後理解などをチェックし、正解するとポイントがたまるというもので、全米の6万校以上で採用され、今回の調査では460万人の児童・生徒が調査対象となっているとのことです。これにより、「よく売れた本」や「大人が薦める本」などではなく、「実際に読まれている本」が分かるとのことです。

What Books Are Students in Grades 1–12 Reading?(Renaissance Learning)
http://www.renlearn.com/whatkidsarereading/

What Kids Are Reading(報告書)
http://doc.renlearn.com/KMNet/R004101202GH426A.pdf

セントジョンズ大学の東方キリスト教写本の目録作成プロジェクトに34万ドル

米国セントジョンズ大学は、同大学のヒル博物館・写本図書館が行っている中東およびエチオピアの東方キリスト教に関するデジタル化写本15,000件の目録作成プロジェクトに対して、アンドリュー・メロン財団から343,000ドルを授与されたと発表しています。

Andrew W. Mellon Foundation awards $343,000 grant to HMML(セントジョンズ大学)
http://www.csbsju.edu/news/2009/12/sju/mellon.htm

カーネギー図書館、4分館の閉館を1年間延期

米国ピッツバーグ市カーネギー図書館の評議会が、市内にある4つの分館の閉館を1年間延期することを決定したようです。150万ドルの不足が発生していますが、市などからの助成のほか、定年退職に伴う人員削減や罰金の値上げなどにより補填するとのことです。

Carnegie Library of Pittsburgh Backs Off Branch Closing Plan(Library Journal 2009/12/15付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6711759.html

4 library branches in city win reprieve(Pittsburgh Post-Gazette 2009/12/15付けの記事)
http://www.post-gazette.com/pg/09349/1021039-53.stm

スペインにおける機関リポジトリ整備の現状は?

“Information Research 14(4)”に、スペインの機関リポジトリの現状調査研究報告が掲載されています。スペインの状況に関する詳細な調査研究はこの論稿が初めてだということです。

Melero, Remedios. The situation of open access institutional repositories in Spain: 2009 report. Information Research. 2009, 14(4).
http://informationr.net/ir/14-4/paper415.html

BLのビジネス・知財センター、起業などに役立つウェブリソースを集めるWikiを開始

英国図書館(BL)のビジネス・知財センター(BIPC:Business&IP Center)が2009年11月末から、これから起業したり、ビジネスを拡大しようという人たちに役立つウェブリソースを集めるWiki“Business Essentials on the Web (beta service)”をスタートさせました。このWikiコミュニティには、ガイドラインを遵守する限り、誰でも参加することができ、リストを編集したり、新しいリストを追加したりすることができます。

Business Essentials on the Web (beta service)
http://bl-business-essentials.wikispaces.com/

BIPCのニュースリリース
http://www.bl.uk/bipc/news/wiki.html

British Library’s Business and IP Centre Offering Web Resource Wiki (Beta)
- Resource Shlelf 2009/12/16付けの記事

沼津市のイトーヨーカドー子ども図書館、市が継承して再開へ

2009年9月に閉館となった静岡県沼津市のイトーヨーカドー子ども図書館が、市の子育て支援施設に移設して再開されることになったそうです。2010年1月をめどに、沼津駅近くの子育て支援施設内に「子ども図書室」として開設されるとのことです。司書については配置を見送り、センター職員とボランティアで対応するとのことです。

閉館の子ども図書館、沼津市が継承へ 支援施設に(2009/12/17付け静岡新聞の記事)
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20091217000000000011.htm

参考:
E997 - イトーヨーカドー子ども図書館,各地で再開へ向けた動き
http://current.ndl.go.jp/e997

ロチェスター大学、オープンソースの機関リポジトリ用システム“IR Plus”のver.1.0を公開

米国ロチェスター大学はオープンソースの機関リポジトリ用ソフトウェアの開発“IR Plus”に取り組んできましたが、このほどその生産バージョンとなる、ver.1.0が公開されました。「リポジトリ統計」「履歴書や業績を掲載する研究者ページ」「オンラインの研究空間」「エンバーゴの設定」といった特徴があります。

University of Rochester Releases IR+ Institutional Repository System
https://mx2.arl.org/Lists/SPARC-OAForum/Message/5304.html

IR Plus
http://code.google.com/p/irplus/