アーカイブ - 2009年 12月 11日

60年前に持ち出された図書が返却(米国)

米国オハイオ州トレド市の公共図書館に、60年前に貸出手続きを経ずに持ち出された図書1冊が返却されたようです。謝罪の手紙が添えられていたものの、持ち出していた人物は不明で、また返却された図書の状態は完璧とのことです。

Library book returned after 60 years(UPI.com 2009/12/9付けの記事)
http://www.upi.com/Odd_News/2009/12/09/Library-book-returned-after-60-years/UPI-27961260398219/

Flickrプロジェクトにおけるスミソニアン協会のMLA連携

スミソニアン協会は、米国議会図書館(LC)と画像共有ウェブサイト"Flickr"が始めた歴史的写真の公開プロジェクト“The Commons”に参加していますが、このプロジェクトへの参加を通じて試みた、同協会内でのMLA連携の取組などについて紹介する論稿“Smithsonian Team Flickr: a library, archives, and museums collaboration in web 2.0 space”が公開されています。

Smithsonian Team Flickr: a library, archives, and museums collaboration in web 2.0 space
http://si-pddr.si.edu/dspace/handle/10088/8156

Preprint: Smithsonian Team Flickr: A Library, Archives, and Museums Collaboration in Web 2.0 Space
- Resource Shelf 2009/12/10付けの記事

Googleブックス訴訟和解案に対する異議と修正和解案での対応をまとめた資料

ニューヨーク法科大学院のグリメルマン(James Grimmelmann)准教授らによる、Googleブックス訴訟の和解案に対する異議と修正和解案での対応をまとめた資料が公開されています。様々な点について、簡潔にまとめられています。

Objections to the Google Books Settlement and Responses in the Amended Settlement: A Report
http://thepublicindex.org/docs/commentary/objections-responses.pdf

Objections to the Google Books Settlement and Responses in the Amended Settlement: A Report(2009/12/10付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/12/10/objections-to-the-google-books-settlement-and-responses-in-the-amended-settlement-a-report/

参考:

米国人が一日に接する情報の量は34ギガバイト

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の調査によると、2008年に米国人がコンピュータ・テレビ・ラジオ・活字メディア・ゲームなどにより一日に接した(消費した)情報のデータ量は34ギガバイト、単語に換算すると約10万語、接している時間では11.8時間になるとのことです。米国全体での年間のデータ量は3.6ゼタバイト(ゼタバイトはエクサバイトの1000倍)になるとのことです。以前と比較すると、依然としてテレビの占める割合が大きいものの、コンピュータの普及により、受身的ではない双方向の情報消費が増えたとしています。

米国の年間情報消費量は"3.6ゼタバイト" - 米大学が2008年データを報告(2009/12/11付けマイコミジャーナルの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/12/11/009/

2008年における米国人の情報消費量は3.6ゼタバイト,UCSDの調査(2009/12/10付けITproの記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20091210/341865/

How Much Information? 2009 Report on American Consumers(UCSDのサイト)

米国初の「カーボンポジティブ」な図書館

米国コロラド州にあるRangeview Library Districtの支部図書館であるAnythink Bringhton図書館が、米国で初めて「カーボンポジティブ」(温室効果ガスの吸収量が排出量を上回る)な図書館になったということです。Anythink Bringhton図書館は、環境評価制度LEEDの認定を受けた建物、108キロワットの太陽光発電システム、炭素クレジットの購入などにより、排出量よりも吸収量が16%多くなりました。これによるエネルギーの節約費用は年間3万ドルになるということです。Rangeview Library Districtでは、全ての図書館で、「カーボンニュートラル」(温室効果ガスの吸収量と排出量が同じ)を達成することを最終目標にしているということです。

Anythink Brighton Becomes First Carbon Positive Library in U.S.(ニュースリリース)
http://www.anythinklibraries.org/news-item/anythink-brighton-becomes-first-carbon-positive-library-us

ニューヨーク公共図書館、新ウェブサイトのプレビューを開始

米国のニューヨーク公共図書館が、2010年1月6日から正式運用する新ウェブサイトのプレビュー版を公開しており、利用者からのフィードバックを募集中です。新しいウェブサイトは、数千人規模の利用者インタビューを基に作られました。

(1)使いやすさが向上
(2)スタッフの持つ知識と図書館の資料をリンク
(3)検索システムを改善
(4)ウェブサイトのことも資料のことも直接スタッフに訪ねられる“AskNYPL”
(5)オープンソースソフトウェア(Drupal)でウェブサイトを構築

といった特長があるということです。

Preview of the New nypl.org
http://new.nypl.org/

出版大手2社、書籍の電子版をハードカバー版より遅らせて販売へ(米国)

米国出版大手のSimon & Schuster社が、2010年前半に出版する主要な35タイトルについて電子版の販売開始をハードカバー版から4か月後に行うことを予定していると報じられています。同社の責任者は、電子版の販売開始をハードカバー版の後、ペーパーバック版より前に行うのがよいという見解を示しています。また、Hachette Book Group社も同様の計画を立てているとのことです。

Two Major Publishers To Hold Back E-Books(Wall Street Journal 2009/12/9付けの記事)
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704825504574584372263227740.html

SLAの名称変更案、協会メンバーにより却下

米国に本部を置く専門図書館協会(SLA)が、同協会の名称を“ASKPro(Association for Strategic Knowledge Professionals)”に変更する案を同協会のメンバーに提案し電子投票を行ったところ、反対票が多かったため、現在の名称を継続するとのことです。

SLA Members Reject Name Change to ASKPro(Library Journal 2009/12/10付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6711116.html