アーカイブ - 2009年 12月 1日

JISCの電子書籍利用動向調査プロジェクトの最終報告書が公表

英国情報システム合同委員会(JISC)が、2007年から2年間にわたり、学生・教員の電子書籍の利用動向を調査してきた“national e-books observatory project”の最終報告書が公表されています。概要をまとめたKey findings and recommendationsに加え、MyLibraryのログ分析や、フォーカスグループのレポートも公開されています。概要部分には、以下のような記述があります。

・教員と学生の約65%は研究・学習・娯楽目的として電子書籍を使ったことがある。
・図書館の電子書籍を利用することが多い。
・図書館員は、電子版教科書を、需要がピークになった際の予備として考えている。
・電子版教科書の利用は授業などに連動し、月ごとの変動が大きい。
・電子書籍は忙しいライフスタイルにあわせた読書ができる点が評価され利用されている。
・調査には、英国全域から52,000件の回答があった。
・電子書籍は、事実確認などの短期的な利用が多く、教科書というよりは辞書的に使われることが多い。
・ユーザーインターフェースには改善が必要である。
・電子書籍の市場が複雑すぎ、図書館員は、契約の複雑さや価格の高さに不満を感じている。
・電子書籍はビジネス系の学部で人気が高い。

カナダの医学誌CMAJ、オープンアクセスから一部有料制に変更へ

カナダ医師会(CMA)がオープンアクセスで発行してきた雑誌“CMAJ”が、2010年1月から、CMA会員以外の利用者は、一部の論文について有料制になるとのことです。厳しい経済状況が原因の模様で、得られる購読料は赤字を埋めるのに使われるとのことです。

No longer free for all(CMAJ,181(11),2009/11/24の記事)
http://www.cmaj.ca/cgi/content/full/181/11/E245

日立製作所、石英ガラスを用いた超長期のデジタルデータ保存技術を開発

日立製作所は、石英ガラスがデジタルデータを長期的に保存できるストレージとして有用であることを確認したと発表しています。耐熱性・耐水性に優れている石英ガラスの内部にレーザーで刻印したデジタルデータの読み出しを実現する、発光ダイオードを用いた光断層撮影法を開発し、その技術により検証を行ったとのことです。経年劣化の実験では、デジタルデータのパターンの画像のコントラストが10%低下するまでに11万年、30%低下するまでに3億2千万年以上かかるという結果が得られたとのことです。

石英ガラス内部のデジタルデータを読み出す発光ダイオードを用いた光断層撮影法を開発(2009/12/1付け日立製作所のニュースリリース)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/12/1201a.html

日立、石英ガラスにデータ書き込み長期保存する次世代記憶技術を開発(2009/12/1付け日刊工業新聞の記事)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320091201aaaa.html

日立、石英ガラスにデータ書き込み長期保存する次世代記憶技術を開発(2009/12/1付けasahi.com
の記事)

第5回DRFワークショップ「2009年、いま改めてリポジトリ」 の資料が公開

DRF(デジタルリポジトリ連合)のウェブサイトに、第11回図書館総合展において開催された第5回DRFワークショップ「2009年、いま改めてリポジトリ」の発表資料やアンケート結果などが掲載されています。

第5回DRFワークショップ「2009年、いま改めてリポジトリ」
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF5

参考:
第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」の発表資料
http://current.ndl.go.jp/node/9649

ジャマイカ図書館情報学協会、世界図書館振興キャンペーンに参加

米国図書館協会(ALA)は、同協会と国際図書館連盟(IFLA)が主導する「世界図書館振興キャンペーン(Campaign for the World’s Libraries)」にジャマイカ図書館情報学協会(LIAJA)が参加すると発表しています。同キャンペーンは、国や館種を超えて、21世紀における図書館と図書館員の価値を広く訴えるもので、2001年から続けられています。

Jamaica joins the Campaign for the World’s Libraries(ALAのニュースリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/november2009/jamaica_pio.cfm

米国国立公文書館、写真やポスターの画像印刷をオンラインで受付

米国国立公文書館(NARA)が、米国の印刷会社Pictopia社の協力を得て、米国の歴史的な写真やポスター、古地図、船の設計図などのデジタル化した画像を有料で印刷するサービスを開始しています。申込の受付はオンラインで行っており、大きさやフレームが選べるほか、マグカップやパズル、Tシャツなどに印刷して贈り物として注文することもできるとのことです。

The National Archives Launches New Online Print Shop(NARAのプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2010/nr10-26.html

National Archives(Pictopia)
http://gallery.pictopia.com/natf/

韓国国立中央図書館、地図資料室を開室

韓国国立中央図書館が、本館5階に地図資料室を開室したと発表しています。関連書籍9,507冊と地図3,277点が収蔵されているほか、デジタル化された古地図をタッチスクリーンで閲覧できるシステムも導入されています。

国立中央図書館の地図資料室がオープン(innolife.net 2009/11/27付けの記事)
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=13&ai_id=107204

지도자료실 개실 안내(韓国国立中央図書館のニュースリリース)
http://www.nl.go.kr/notice/board_notice/view.php?no=883