アーカイブ - 2009年 11月

11月 19日

鳩山首相、著作権保護期間の70年への延長に言及

鳩山由紀夫首相が、2009年11月18日に開かれた「JASRAC創立70周年記念祝賀会」において、著作権の保護期間を現在の「著作者の死後50年」から「著作者の死後70年」に延長するために最大限努力するとの考えを示した、と報じられています。

「著作権保護期間70年への延長実現に最大限努力」鳩山首相が明言 (2009/11/19付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329858.html

鳩山首相「著作権保護期間70年へ延長に努力」(2009/11/19付けJCASTニュースの記事)
http://www.j-cast.com/2009/11/19054262.html

イトーヨーカードー店内の「子ども図書館」、兵庫県の加古川店で再開へ

全国各地のイトーヨーカドー店内にあった「子ども図書館」は2009年9月をもって閉館となりましたが、このうち、兵庫県の加古川店の子ども図書館が、2009年11月24日から再開されるとのことです。加古川店が入居している商業施設のオーナー会社の関連財団が、存続を求める市民の声に応えて事業を引き継ぐことにしたとのことです。また、静岡県の沼津店でも再開への動きがあるようです。

子ども図書館:2カ月ぶり、24日再開--イトーヨーカドー加古川店 /兵庫(2009/11/17付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091117ddlk28040347000c.html

子ども図書館:沼津市、引き継ぎへ 市長が前向き姿勢示す /静岡(2009/11/14付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20091114ddlk22100233000c.html

「子ども図書館継承を」 沼津市の施設 運用変更も(2009/11/14付け静岡新聞の記事)
http://www.shizushin.com/news/local/east/20091114000000000052.htm

参考:
イトーヨーカドー子ども図書館、31年の歴史に終止符

11月 18日

若者は図書館よりも書店を好む(インド)

インドの“DAILY NEWS & ANALYSIS(DNA)”紙に、「若い読者は図書館よりも書店を好む」と題する記事が掲載されています。書店をよく訪れるムンバイ市民のコメントでは、書店は登録料もなく、買わなくても好きなだけ本を読むことができるとして、図書館にはほとんど行かないとのことです。他の市民も、古い本を借りたり、静けさを求める時にのみ図書館を利用するようです。同市内の図書館経営者は、「市の図書館文化がなくなりつつある」と危惧しているようです。

Young readers prefer bookstores to libraries(DNA 2009/11/17付けの記事)
http://www.dnaindia.com/academy/report_young-readers-prefer-bookstores-to-libraries_1312579

スタンフォード大学、博士論文をオンラインで公開

スタンフォード大学が、博士論文のデジタルファイルをオンラインで提出できるようにして、それらをオンラインで公開するプログラムを導入しています。同大学では毎年およそ600本の博士論文が提出されているものの、図書館の書架にある35,000本の製本した博士論文は十分には利用に供されていない状態とのことで、今回のプログラムによって論文をより広く提供できる環境の構築が目指されており、Googleとも連携するようです。また、人文科学系の研究者の場合は、論文の出版を控えていることがあるため、要求に応じて5年間の公開猶予期間を設けるなどの対応も取られるとのことです。

Google publishes Stanford dissertations online(SFGate 2009/11/16付けの記事)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/11/16/BA721AK4NV.DTL

Stanford University and Google: Dissertation Process Goes Online(NYTimes Bay Area Blog 2009/11/16付けの記事)

JISC、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行

英国情報システム合同委員会(JISC)が、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行しました。これは、広範囲に渡る情報源から、オープンサイエンスに関するエビデンスや意見を総合することを試みたものとなっています。この報告書で取り上げているのは、(1) 透明性の高い研究実践を通じて、メソドロジー、データ、結果をインターネット上で利用可能とするオープンサイエンス、(2) 科学的な訓練を受けていないボランティアが、観察や測定といった研究に関連のあるタスクを運営するという市民サイエンス、(3) 特定の結果の予測を可能にするデータ駆動型の予測サイエンス、という3つのエリアだということです。

Open science at web-scale: Optimising participation and predictive potential
http://www.jisc.ac.uk/publications/documents/opensciencerpt.aspx

『カレントアウェアネス-E』161号発行

OPACと機関リポジトリの相互運用性に関する調査(英国)

英国の情報システム合同委員会(JISC)が、高等教育機関における、OPACと機関リポジトリの間の相互運用性(interoperability)についての調査結果を公表しています。機関リポジトリのコンテンツがOPACの対象となっているかどうかや、リポジトリのソフトウェアとOPACの間のメタデータ等の交換の相互運用性等について調査されています。

Online catalogue and repository interoperability study
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/documents/scholcommslinksfinalreport.aspx

(本文ファイルへのリンク)
http://ie-repository.jisc.ac.uk/430/

E996 - コンテンツ・ライセンシング:デジタル情報資源の売買<文献紹介>

本書は著作者(コンテンツ・クリエータ),知的財産権の所有者,コンテンツのベンダー,アグリゲータ,購入者及びソフトウェア・ソリューション・プロバイ ダを対象とし,コンテンツ・ライセンシング,すなわちデジタル・コンテンツの売買を扱った初めての概説書である。著者のアプシャル(Michael Upshall)氏はコンテンツ・ライセンシング及び情報戦略のコンサルタントで,Helicon Publishing社の共同設立者として英国で最初のオンライン百科事典であるThe Hutchinson Encyclopediaを1995年に出版した人物である。...

E995 - IIPCオープンミーティング及びワーキンググループ<報告>

第6回電子情報保存に関する国際学術会議(iPRES2009;E990参照)の共催会議の一つとして,IIPC(CA1664参照)オープンミーティン グが,米国サンフランシスコのミッションベイ・カンファレンスセンターを会場として,約150人の参加者を集めて,2009年10月7日に開催された。ま た10月8日に同会場で,IIPC加盟機関による「保存」及び「提供」ワーキンググループ(WG)が開催された。国立国会図書館(NDL)からは筆者が参 加した。...

E993 - データの長期保存にはマイクロ+光ディスクを-国際規格誕生

2009年6月,国際標準化機構(ISO)から,デジタルデータを長期的に保存するための国際規格として,ISO 11506:2009“Document management applications -- Archiving of electronic data -- Computer output microform (COM) / Computer output laser disc (COLD)”が刊行された。...

E994 - 「Y世代」の研究行動調査の中間報告(英国)

2009年4月,英国図書館(BL)と英国情報システム合同委員会(JISC)は,「Y世代(Generation Y)」と呼ばれる世代の博士課程の学生の情報探索行動や研究行動を調査する3年間の調査プロジェクト“Researchers of Tomorrow”を開始した。プロジェクトの第1段階として行われた,英国のフルタイムの博士課程のすべての学生を対象とした調査の結果が,2009年 11月4日に中間報告として公表された。...

E992 - オープンアクセス支援のための国際連携組織“COAR”が発足

2009年10月21日,オープンアクセスの実現を支援するための国際連携組織「オープンアクセスリポジトリ連合」 (Confederation of Open Access Repositories(COAR))が発足し,日本からはデジタルリポジトリ連合(DRF)及び国立情報学研究所が参加した。COARは欧州委員会第 七次基本計画に基づく「欧州における学術研究のためのデジタルリポジトリ基盤構想」(Digital Repository Infrastructure Vision for European Research (DRIVER);E939参照)プロジェクトを中心に,世界各地の研究者,図書館関係者により,設立が検討されていたものである。...

E991 - Googleブックス訴訟の和解案,修正により対象範囲が縮小される

米国司法省の意見書等を受けて修正が協議されていた,Googleブックスをめぐる訴訟の新たな和解案が,2009年11月13日に,著作者団体やGoogle社らの訴訟当事者から,ニューヨーク連邦地方裁判所に提出された。...

「におい」でわかる資料の劣化状態

資料の劣化状態をその資料の「におい」によって分析する研究の成果が発表されています。ロンドン大学のMatija Strlic氏が、スロベニアの大学およびオランダ国立公文書館の協力の下で研究を行ったとのことで、研究成果はAnalytical Chemistry誌の81巻20号に掲載されています。

Digging Into the Science of That Old-Book Smell
http://www.nytimes.com/2009/11/17/science/17obbook.html

Material Degradomics: On the Smell of Old Books(Analytical Chemistry)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ac9016049

11月 17日

LC、ビデオ記録に関するLCSHの最終意向を発表

米国議会図書館(LC)は、ビデオ記録に関する米国議会図書館件名標目表(LCSH)の最終意向を発表しています。ビデオ記録のジャンル/形式を表す主題標目を取りやめにして、既存の関連するフィルム資料の主題標目を利用して対応するとのことです。このほか、インタラクティブビデオやインターネットビデオ、ポッドキャストのジャンル/形式標目を作るとの意向が示されています。

Decision regarding the final disposition of LCSH headings for video recordings
http://www.loc.gov/catdir/cpso/videorecheadings2.pdf

世界各国の著作権法についての情報サイト“Copyright Watch”

世界各国の著作権法や関連情報を掲載するサイト“Copyright Watch”が開設されています。技術的なサポートは電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation)が行っているとのことです。

Copyright Watch
http://www.copyright-watch.org/home

Keeping a Global Eye on Copyright Law(2009/11/13付けEFFのブログ記事)
http://www.eff.org/deeplinks/2009/11/keeping-global-eye-copyright-law

LCの第3回ガーシュウィン賞はポール・マッカートニー氏に

米国議会図書館(LC)は2007年から、ポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家を表彰するガーシュウィン賞の授賞を開始しました。第1回はポール・サイモン氏、第2回はスティービー・ワンダー氏に贈られましたが、第3回の受賞者はポール・マッカートニー氏に決定したということです。ポール・マッカートニー氏は、「ガーシュウィンの楽曲に大きな敬意を払う者として、LCのような偉大な組織からガーシュウィン賞をいただくことは、私にとって非常に光栄なことです」とコメントしています。

Music Legend Paul McCartney Named Recipient of Third Library of Congress Gershwin Prize for Popular Song(LCのプレスリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2009/09-230.html

シェークスピアの四つ折判のデジタルコレクションが公開

英国オックスフォード大学ボドリヤン図書館と米国フォルガー・シェークスピア図書館の共同により、1642年以前のシェークスピアの戯曲の四つ折判をデジタル化したコレクション“The Shakespeare Quartos Archive”が公開されています。今回公開されたのは、提携機関が所蔵する戯曲『ハムレット』の四つ折判32点です。

Shakespeare Quartos Archive opens access to Hamlet(オックスフォード大学図書館のニュースリリース)
http://www.ouls.ox.ac.uk/news/2009_nov_16

The Shakespeare Quartos Archive
http://www.quartos.org/

参考:
英米が協同でシェークスピアの全戯曲をデジタル化へ
http://current.ndl.go.jp/node/7554

2009年の全米「図書館でゲームをする日」が終了

2009年11月14日、米国図書館協会(ALA)の後援の下、2回目となる「図書館でゲームをする日」(National Gaming Day)が行われました。このイベントを通じ、コミュニティにおける図書館の存在感を印象付けると同時に、図書館でみんなでゲームをすることを通じ、参加者の相互交流を促進することができるとされています。米国以外からは、日本(昨年に引き続き、山中湖情報創造館)とカナダ・ケベック州から参加がありました。

Libraries Rock National Gaming Day
- School Library Journal 2009/11/16付けの記事
(山中湖情報創造館の参加についても紹介あり)
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6707197.html

I Love Libraries - National Gaming Day @ your library
http://www.ilovelibraries.org/gaming/

National Gaming Day @ your library
http://ngd.ala.org/

ngdinfo - GT System Wiki
http://wiki.gtsystem.org/ngdinfo

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