アーカイブ - 2009年 11月 10日

図書館が電子書籍を提供する際の問題点(米国)

グーテンベルグプロジェクトのウェブサイトに、米国の図書館が電子書籍を提供する際の問題点を記した記事が掲載されています。印刷された書籍に比べて購入にあてられている費用が少ないことを示した上で、フォーマットの違いにより閲覧のためのリーダーが複数必要であること、出版社が印刷物の売上への影響を懸念して図書館での提供に否定的であること、などの問題点を挙げています。

Libraries check out the eBook(Project Gutenberg News 2009/11/8付けの記事)
http://www.gutenbergnews.org/20091108/libraries-check-out-the-ebook/

福島県桑折町の「カフェ図書」が再オープン

契約上の理由で2009年2月末で閉店していた、福島県桑折町にある喫茶店と図書館の融合施設「カフェ図書 plat」が、住民の協力と町の援助を受けて「まゆたま」という店名で再オープンしたと報じられています。土日のみの営業で、無料での図書の貸出も行うとのことです。

桑折・2月閉店の「カフェ図書」 町民加わり再出発(河北新報 2009/11/8付けの記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091108t63011.htm

参考:
東北大学の学生グループ、公共図書館のない福島県桑折町に「カフェ図書」をオープン
http://current.ndl.go.jp/node/9047

ミズーリ大学でもEspresso Book Machineを導入

米国ミズーリ大学の書籍販売部が、オンデマンドの印刷・製本機“Espresso Book Machine”を導入しています。1ページあたり0.06ドルの基本料金に加えて、カバーデザインやISBNの追加などがオプションとして提供されるようです。ミシガン大学やハーバード大学などでも導入されています。

University of Missouri gets an Espresso Book Machine(LISNews 2009/11/5付けの記事)
http://lisnews.org/university_missouri_gets_espresso_book_machine

Espresso Book Machine(Mizzou Media)
http://www.mubookstore.com/outerweb/Mizzou%20Media/default.asp?cat=ebm

英国の王立協会と王立化学協会が“CLOCKSS”に参加

学術情報資源の協同保存プロジェクト“CLOCKSS”は、英国の王立化学協会(The Royal Society of Chemistry)と王立協会(the Royal Society)が同プロジェクトに参加することになったと発表しています。

CLOCKSS Welcomes Two New Publishers: Royal Society of Chemistry and Royal Society(2009/11/9付けCLOCKSSのNews)
http://www.clockss.org/clockss/News

雑誌の索引・抄録情報と無料電子ジャーナルが調べられる「日本語学術雑誌情報源ナビ」が公開

雑誌がどの記事索引・抄録データベースに収録されているか、あるいは無料電子ジャーナルが存在するかが調べられる「日本語学術雑誌情報源ナビ」(JJRNavi)が実践女子大学図書館のサイト内で公開されています。約1万2千件の日本語無料電子ジャーナル、雑誌の目次掲載ページ、主要2次文献情報データベースに収録の雑誌の索引化・抄録化情報を提供するもので、2008年7月に公開されたDirectory of Open Access Journals in Japan (DOAJJ)の後継となるものとのことです。雑誌検索だけでなく、2次文献情報データベースの文献検索から、当該電子ジャーナルへと繋ぐリンクリゾルバの機能も提供されるとのことです。

日本語学術雑誌情報源ナビ 目次・索引・抄録・全文情報データベース
http://jcross.jissen.ac.jp/atoz/index.html?b_type=AtoZ

Googleブックス訴訟の修正和解案の提示、4日間遅れる見通し

Googleブックスをめぐる訴訟の修正和解案の提出は2009年11月9日に予定されていましたが、11月13日に延期される見通しであると報じられています。またこの件に関して、和解案に対抗して結成された“Open Book Alliance”は、11月6日に修正和解案に求められる条件(Requirements)を示しています。内容は、Google社に独占的な権利を与えないこと、著者や著作権者などが自身の作品使用について決定できること、などがあげられています。

In Google Book Case, a Request for More Time(2009/11/9付けNYTimes.comの記事)
http://mediadecoder.blogs.nytimes.com/2009/11/09/in-google-book-case-a-request-for-more-time/

Google Book Search Settlement Filing Delayed Until November 13(2009/11/9付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6706258.html