アーカイブ - 2009年 10月

10月 6日

カナダ国立図書館・文書館、フランス系カナダの新聞をデジタル化

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、19~20世紀前半のフランス系カナダの新聞をデジタル化して提供しています。La Presse紙やLa Tribune紙などモントリオール、ケベック市、オタワの新聞を中心におよそ200紙が収録されているようです。

French-Canadian Newspapers: An Essential Historical Source (1808-1919)
http://www.collectionscanada.gc.ca/canadian-newspapers-french/index-e.html

計算知識エンジン“Wolfram|Alpha”を宿題に活用するウェブイベント

計算知識エンジンWolfram|Alphaを宿題に活用するというウェブイベント“Wolfram|Alpha Homework Day”が2009年10月21日に開催されるとのことです。ウェブサイトでは、学生・生徒や教師に対して、宿題や授業での活用例を報告してもらうよう呼びかけています。

Wolfram|Alpha Homework Day
http://homeworkday.wolframalpha.com/

Wolfram|Alpha Officially Announces New Web Site for Educators and Students; Plans for “Homework Day” Webcast Also Released(2009/10/5付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2009/10/05/wolframalpha-officially-announces-new-web-site-for-educators-and-students-plans-for-homework-day-also-released/

参考:
質問に答えを返してくれる検索エンジン“Wolfram|Alpha”が公開

10月 5日

日本の古本屋博、東京・神田で開催

「日本の古本屋博」が2009年10月4日から11日にかけて東京・神田の東京古書会館で開催されています。10月4日の「古書の日」には、入札・落札が体験できる「体験古本市場」や講演会などが行われたようです。

古書の競りに参加も 神田で日本の古本屋博(MSN産経ニュース 2009/10/2付けの記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/091002/tky0910022247020-n1.htm

東京古書組合 古書の日イベント開催
http://www.kosho.ne.jp/koshonohi/index.html

Peter Suber氏による、「オープンアクセス誌にとっての10の課題」

SPARC Open Access Newsletterの138号に、Peter Suber氏による、「オープンアクセス誌にとっての10の課題」と題する論考が掲載されています。

Ten challenges for open-access journals(SPARC Open Access Newsletter, issue #138
October 2, 2009 )
http://www.earlham.edu/~peters/fos/newsletter/10-02-09.htm#challenges

ARL、学術図書館における電子書籍の利用状況等の調査結果を“SPEC Kit”で発表

北米研究図書館協会(ARL)は、報告書“SPEC Kit”の313号を、電子書籍コレクションをテーマとして刊行しています。ARL会員図書館における電子書籍の利用状況等に関する調査をまとめたもので、目次とエグゼクティブ・サマリーは無料で読むことができます。

SPEC Kit 313 E-book Collections(目次とエグゼクティブ・サマリー)
http://www.arl.org/bm~doc/spec-313-web.pdf

E-book Collections, SPEC Kit 313, Published by ARL(2009/10/2付けARLのプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/spec313.shtml

Amazon社、Kindleのデータ消去問題で訴えた高校生等と15万ドルで和解

Amazon.com社の電子ブックリーダー“Kindle”から、購入済みの小説が無断で消去された問題に関して、訴えを起こしていたミシガン州の高校生ともう一人の原告に対し、Amazon.com社が15万ドルを支払うことで和解が成立したとのことです。また、和解書では、今後は購入者の同意がある場合などを除き、遠隔操作での消去は行わないとされているとのことです。なお、15万ドルは慈善団体に寄付されるとのことです。

「消えた電子書籍」めぐる訴訟、Amazonが15万ドルで和解(2009/10/5付けITMediaNewsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/05/news022.html

米AmazonのKindle「1984」削除騒動、15万ドル支払うことで高校生ユーザーと和解(hon.jpの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1297/

Amazon settles lawsuit over deleted Kindle copy of '1984'(2009/9/30付けTechFlashの記事)
http://www.techflash.com/seattle/2009/09/amazon_settles_lawsuit_over_deleted_1984.html

米国ヒューストン公共図書館、オーラルヒストリーのウェブサイトを開設

米国テキサス州のヒューストン公共図書館は、ヒューストンのオーラルヒストリーをデジタル化して記録・保存するプロジェクトの一環として、コンテンツを提供するウェブサイトを開設しています。ビル・ホワイト市長のインタビューや市民の生活についてのインタビュー、1970年代と80年代のオーラルヒストリーなどが提供されています。

Houston Public Library Launches Oral History Site(Library Journal 2009/10/2付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6699865.html

Houston Oral History Project
http://www.houstonoralhistory.org/

借りた本に害虫を付着させて返却した利用者、図書館利用停止に(米国)

米国のデンバー公共図書館で、借り出した本に害虫のトコジラミ(bedbug)を付着させて返却した利用者が、図書館側の再三の注意にも従わなかったため、図書館の利用が停止されたとのことです。約30冊の資料が廃棄処分とされ、図書館側はその費用をこの利用者に対して請求する方針とのことです。

Denver Bans Patron over Bedbug Infestation(2009/10/2付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6700013.html

Greene: Don't let the bedbooks bite(2009/9/22付けDenver Postの記事)
http://www.denverpost.com/headlines/ci_13390297

CA1692 - ニューヨーク・タイムズ紙が報ずる「読むことの将来」 / 影浦 峡

1. はじめに ニューヨーク・タイムズ紙は、2008年7月から2009年2月にかけて、電子メディアをめぐる三つの記事を、シリーズ「読むことの将来」(The Future of Reading)として掲載した。「リテラシー論争:オンラインって、本当に読んでいるの?」(“Literacy Debate: Online, R U Really Reading?” 2008年7月27日)(1)、「読者を釣るおとりとしてのテレビゲーム」(“Using Video Games as Bait to Hook Readers” 2008年10月5日)(2)、「ウェブ時代、図書館業務も更新」(“In Web Age, Library Job Gets Update” 2009年2月15日)(3)である。今後もシリーズは続くかもしれないが、現段階(2009年6月末時点)でこれらの記事を紹介しよう。...

PORTA、J-STAGEを検索対象に追加

国立国会図書館(NDL)は2009年10月5日、デジタルアーカイブポータル「PORTA」の検索対象に、科学技術振興機構(JST)の「J-STAGE」を追加したと発表しています。

J-STAGEを追加
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=50

J-STAGE
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja

2012年ロンドンオリンピックのデジタルアーカイブプロジェクト“East London Lives 2012”が公開

2012年ロンドンで開催予定のオリンピックが与える市民生活への影響を記録してデジタルアーカイブするプロジェクト“East London Lives 2012”がウェブ上で公開されています。このプロジェクトは、イーストロンドン大学と英国情報システム合同委員会(JISC)の主導で行われており、写真やビデオ、大ロンドン庁(GLA)の公表文書、1948年ロンドンオリンピックについてのインタビュー記録などを提供しているようです。

UEL launches pioneering East London Lives 2012 Olympic archive(イーストロンドン大学のニュースリリース)
http://www.uel.ac.uk/news/press_releases/2012Olympicarchive.htm

CA1696 - 動向レビュー:デジタル情報資源の管理・保存にいくらかかるのか?-ライフサイクルコストを算出する試み“LIFE” / 村上浩介

図書館が電子資料やデジタル形式の録音・映像資料を蔵書とし、また図書館の活動の中に所蔵資料のデジタル化やウェブ上の情報の収集・蓄積などを加えるようになってから、短くはない年月が経過した。この時の経過につれて、このようなデジタル情報資源を長期に保存し、また利用に供していくことに関する、紙の資料とは異質の多くの課題が顕在化してきている。たとえば、多くの図書館が所蔵しているであろうレーザーディスク(LD)の場合、再生装置の生産が2009年に終了した(1)。また、かつてのワープロ専用機で作成された文書の場合、今日の標準的なパソコンの環境ではもはや読むことができない、と言った具合に。...

CA1695 - 動向レビュー:データ分析による『カレントアウェアネス』レビュー / 芳鐘冬樹

はじめに 前号をもって本誌『カレントアウェアネス』(以下、CA)は300号を数え、そして、1979年8月の創刊から30年が経過した。途中、頒布範囲の拡大(1989年6月に国立国会図書館(以下、NDL)外への頒布を開始)や刊行頻度の変更(2002年6月に月刊から季刊に変更)を経て、掲載記事を充実させながら「図書館に関する最新情報の速報による提供」を続けている(1)

CA1694 - 動向レビュー:今日のトップ・ニュース「米国の新聞が絶滅危惧種に指定されました!?」 / 水野剛也

はじめに 本稿の目的は、最近の米国新聞界の動向、とくに現在ある「新聞」という形式の媒体が深刻な危機に直面している現状を、いくつかの具体的事例やデータにもとづき、できるだけ簡素に報告することである。

 現状報告(本稿執筆時は2009年6月末)であるため、普遍性のある学術的知見を示すことはできないが、それでも米国における新聞産業の苦境を本誌で紹介する意義はけっして小さくない。それは、大きく以下の3つの理由による。...

CA1693 - 動向レビュー:オープンアクセスは被引用数を増加させるのか? / 三根慎二

1. オープンアクセス効果は神話か オープンアクセス(以下、OA)を支持・推進する論拠の一つとして、「OA論文は非OA論文よりも頻繁に引用される」というものがある。つまり、インターネットに接続可能であれば誰でも読むことができる論文は、オンライン上に無いあるいは契約上読むことができない論文よりも頻繁に読まれ引用される、という主張である(ここでは、これを「オープンアクセス効果(以下、OA効果)」と呼ぶことにする)。分野に関わらず研究者が電子ジャーナル(以下、EJ)で学術雑誌論文を入手するようになったこと(1)、EJの閲読可能性は所属機関の図書館の契約状況に依存しかつ機関間格差があることを考慮すれば、この主張は一見理にかなっているように思われる。...

CA1691 - 学術情報プラットフォームとしてのCiNii / 大向一輝

1. はじめに 国立情報学研究所(以下、NII)が運営する論文情報ナビゲータCiNii(サイニィ)は、サービス開始から5年目を迎えた2009年4月に新しいシステムの導入を行った(図1)。

 筆者が携わった今回のシステム導入では、学術情報プラットフォームとしてのCiNiiの立脚点を明確にし、それに沿ったCiNiiの再設計・開発を行った。本稿では、システム導入の概要について述べるとともに、その背景にある学術情報流通プラットフォームの考え方について概説する。...

10月 2日

ケンブリッジ大学、著者による機関リポジトリへの論文登録を可能に

ケンブリッジ大学は、著者による機関リポジトリ“DSpace@Cambridge”への学位論文の登録が可能になったと発表しています。学位論文を提出した大学院生に、リポジトリ担当からリポジトリへの電子媒体の論文の登録を促すメールを届けるとのことです。また教員、卒業生らも、既に提出済みの学位論文を登録することができるようです。

DSpace@Cambridge unveils e-thesis depositing
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news137

Deposit of electronic theses
http://www.lib.cam.ac.uk/repository/theses/

JISC、SWORDフェーズ2の最終報告書を公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が、リポジトリへの容易なデータ登録のためのプロトコル“SWORD”のフェーズ2の最終報告書を公開しています。2007年3月から8月に行われていたフェーズ1に引き続く形で、ツールやサービスをさらに発展させることを目的にしたフェーズ2が2008年6月から同年11月まで行われたとのことです。

Simple web-service offering repository deposit phase 2
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/documents/sword2finalreport.aspx

日本の学生グループ、フィリピンに図書館を開設

京都に本部を置く学生グループ「日本とフィリピンを結ぶ持続可能な社会活動団体(JAPSAM)」の学生らが、フィリピン・サマール島の村でのボランティア活動で図書館を完成させたと報じられています。

京の学生らフィリピンに図書館開設 書籍購入費など支援(京都新聞 2009/10/1付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009100100066

JAPSAM
http://www.japsam.org/

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