アーカイブ - 2009年 10月

10月 22日

ベストセラー作家の新作ハードカバーの安売り競争、激化(米国)

米国では、人気作家の新作ハードカバー作品の予約販売での値下げ競争が激化しているようです。まず小売業のWal-Mart社が10作品の価格を10ドルにしたことにAmazon.com社が追随し、両社9ドルを経てWal-Mart社が8.99ドルにしたところに、ディスカウント業のTarget社が8.99ドルで加わり、Wal-Mart社は8.98ドルにしたとのことです。対象作品の一つStephen King氏の作品の表示価格は35ドルで、9ドルでは75%の値下げとなるとのことです。書店業や出版業などに与える影響を懸念する声も出ているようです。

In Book-Pricing Battle, How Low Can They Go? (2009/10/20付けNYTimes.comの記事)
http://www.nytimes.com/2009/10/21/books/21price.html

Price War Over Books Worries Industry(2009/10/16付けNYTimes.comの記事)
http://www.nytimes.com/2009/10/17/books/17price.html?_r=1&ref=technology

「本と出版の未来」を考えるためのメディア、『マガジン航』がウェブで公開

電子書籍などを手がける株式会社ボイジャーが、2009年10月20日より『マガジン航』をウェブで公開しています。「「本と出版の未来」を考えるためのメディア」を志向するもので、ボイジャー創業者ボブ・スタイン氏のプロジェクト“The Institute for the Future of the Book”のブログ記事の日本語訳や、本や出版をめぐる動向についての記事等が掲載されるようです。

マガジン航
http://www.dotbook.jp/magazine-k/

マガジン航 Webに公開!(株式会社ボイジャー 報道資料)
http://www.voyager.co.jp/hodo/091019kou.html

10月 21日

米書店大手のバーンズ&ノーブル社、書店内で立読みもできる電子書籍リーダーを発表

米国の書店大手のバーンズ&ノーブル社(Barnes & Noble)が、電子書籍リーダー“nook”を発表しています。モノクロとカラーの2画面を搭載しており、3GまたはWi-Fiネットワーク経由で書籍をダウンロードするとのことです。他人に電子書籍を貸したり、バーンズ&ノーブルの書店内で電子書籍を立読みしたりすることもできるとのことです。2009年11月発売予定とのことです。

米Barnes & Noble、電子書籍リーダー「nook」発売(2009/10/21付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091021_323214.html

Android搭載、カラー画面の電子書籍リーダー「nook」登場(2009/10/21付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/21/news038.html

Nook, eBook Reader, eBook Device (Barnes&Nobleのサイト)
http://www.barnesandnoble.com/nook/index.asp?cm_mmc=Redirect-_-nook.com-_-Storefront-_-nook

ACRL、「学術図書館の動向と統計」の2008年版を公表(米国)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、「学術図書館の動向と統計」の2008年版(“2008 Academic Library Trends and Statistics”)を公表しています。資料収集、支出、電子資料、デジタル化などの項目について、大学、大学院等の機関種別にまとめられており、要約部分のみ無料で閲覧できます。

New ACRL publication: 2008 Academic Library Trends and Statistics(2009/10/20付けALAのNEWS)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/october2009/2008academiclibtrends_acrl.cfm?persistent=0&expy_dt=

東京大学附属図書館、特別展示「日本の天文学の歩み-世界天文年2009によせて-」を開催

東京大学附属図書館は、2009年が世界天文年にあたることを記念して、2009年10月23日から同館所蔵資料の特別展示「日本の天文学の歩み-世界天文年2009によせて-」を、同年11月9日に記念講演会を開催するとのことです。

平成21年度東京大学附属図書館特別展示「日本の天文学の歩み-世界天文年2009によせて-」及び記念講演会の開催について
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_09_10_16.html

Internet Archive、電子書籍の提供システムを構築するプロジェクト“BookServer”を発表

米国のInternet Archiveが、インターネットを通じた電子書籍の検索や貸出、購入のためのシステムを構築するプロジェクト“BookServer”を発表しています。オープンな目録、オープンなフォーマットを基に、サーチエンジンからも検索可能で、さまざまな端末からでも書籍を入手できる、特定の営利企業に支配されない、オープンなシステムの構築が目指されています。

米Internet Archive、オープンな電子書籍配信システムを実現する「BookServer」プロジェクトを発表(hon.jp 2009/10/20付けの記事)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1311

『NDL書誌情報ニュースレター』2009年3号(通号10号)

国立国会図書館(NDL)のウェブサイトに、『NDL書誌情報ニュースレター』の最新号である2009年3号が掲載されています。国内刊行のISSN登録済オンラインジャーナルリストが利用可能になったとこと等のお知らせや、世界図書館情報会議・第75回IFLA大会、ISO/TC46会議ナイロビ大会等への参加報告などが掲載されています。

NDL書誌情報ニュースレター 2009年3号(通号10号) 2009年10月15日掲載
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2009_3/index.html

ウェールズ国立図書館、1858年以前の遺書をオンラインで公開

ウェールズ国立図書館が、同館所蔵の遺書をデジタル化し、オンラインで公開しています。市民による遺言の検認が始まったとされる1858年より以前の遺書19万件を見ることができるようです。

190,000 Welsh Wills Online – Free to View(ウェールズ国立図書館のニュースリリース)
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=1514&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=2640&tx_ttnews[backPid]=2&cHash=adbaf61688

Wills(Family History Catalogue)
http://cat.llgc.org.uk/probate

10月 20日

2010年の国民読書年のキャッチフレーズは、「じゃあ、読もう。」

財団法人文字・活字文化推進機構などが、2010年の国民読書年について、ロゴマークやキャッチフレーズ、読書推進を目指す事業計画を発表したと報じられています。キャッチフレーズは、「じゃあ、読もう。」とのことです。

「じゃあ、読もう。」 国民読書年に向け計画発表(2009/10/19付け47NEWSの記事)
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101901000673.html

2010年は、国民読書年。(財団法人文字・活字文化推進機構のサイト)
http://www.mojikatsuji.or.jp/2010.html

参考:
「国民読書年に関する決議」が採択
http://current.ndl.go.jp/node/7983

米国オレゴン州立図書館、中国に書籍1,000箱分を寄贈

米国のオレゴン州立図書館が、廃棄予定の書籍1,000箱分、約3万冊を友好関係にある中国福建省の図書館に寄贈するようです。2009年10月15日に書籍を積んだ船が出航しており、数週間かけて福建省に運ばれるとのことです。

Oregon sends nearly 1,000 boxes of books to China(StatesmanJournal.com 2009/10/19付けの記事)
http://www.statesmanjournal.com/article/20091019/NEWS/910190308/1001

「図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)」

文部科学省のウェブサイトに、「図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)」が掲載されています。司書有資格者の活用方策等の検討のために、全国の公立図書館、私立図書館、民間企業等における司書有資格者の採用・活動状況等を調査したものです。

図書館等における司書有資格者活用状況に関する実態調査報告書(平成21年3月)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/shiryo/1284995.htm

2008年の米国の図書館就職状況、初任給はダウンし、常勤職員としての就職も減少

Library Journal誌に、米国の図書館情報学の学生の就職状況に関する調査“Placements & Salaries Survey 2009”の結果が掲載されています(2008年の状況を調査)。平均初任給が19年ぶりに前年より低下したことや、常勤職員として就職した人の比率が、前年の89.2%から69.8%に低下したことなどが紹介されています。

LJ's 2009 Placements & Salaries Survey Shows Tough Library Job Market(2009/10/16付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6702420.html

2009中国-ASEAN図書展が開催

2009中国-ASEAN図書展が、広西チワン族自治区図書館で開催されているようです。ASEAN諸国の資料の展示や図書館協力フォーラムなどが行われるようです。

中国―ASEAN図書展、開幕
http://japanese.cri.cn/881/2009/10/18/1s148778.htm

欧州委員会、書籍デジタル化に関する文書を発表

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)は、2009年10月19日付けで、書籍のデジタル化に関する文書「知識社会における著作権」を発表しています。図書館資料のデジタル化と利用に向けて取り組むべき課題として、著作権者が不明な「孤児作品(orphan works)」の問題と、視覚障害者等のアクセス改善をあげています。

European Commission puts challenges of books digitisation for authors, libraries and consumers on EU's agenda(2009/10/19付けPress release)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/1544&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

Communication on Copyright in the Knowledge Economy (本文へのリンクあり)

今井書店グループと「本の学校」が菊池寛賞を受賞

地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として設立された、鳥取県米子市の「本の学校」と、それを設立した今井書店グループが、第57回菊池寛賞を受賞しました。受賞理由は、「「地域から」を原点に、米子で「生涯読書の推進」「出版界や図書館界の明日を問うシンポジウム」「職能教育としての業界書店人研修」につとめた長年の努力に対して」となっています。

第57回菊池寛賞
http://www.bunshun.co.jp/award/kikuchi/index.htm

菊池寛賞:本木雅弘さんと「おくりびと」製作スタッフら(2009/10/19付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20091020k0000m040039000c.html

10月 19日

上田女子短期大学、「図書館職員学び直し講座」を開設

長野県の上田女子短期大学が、長野県図書館協会の協力のもと、「図書館職員学び直し講座」を開設するとのことです。体系的な教育プログラムにより長野県の図書館職員等の専門性向上を図り、より充実した図書館サービスを提供することが目的とされており、対象は「図書館司書、図書館で働きたいと思っている方、職員、並びに図書館に関心を持つ市民」となっています。講座は全6講座で、まず、「第1講座・図書館総合演習(課題解決支援サービス)」が2009年11月から2010年3月にかけて全8回で開催されるとのことです。

図書館職員学び直し講座のご案内(上田女子短期大学)
http://www.uedawjc.ac.jp/news_from_jc/2009/news_from_jc2009-21.html

長野県図書館協会
http://www.nagano-la.com/

伊賀鉄道、「図書館列車」の運行を開始

三重県伊賀市の伊賀鉄道が「図書館列車」の運行を開始しているとのことです。「伊賀鉄道友の会」の企画によるもので、利用者が持ち寄った本を置く本棚が車内に設置され、乗客が自由に読めるようになっているとのことです。

図書館列車:伊賀鉄道で初運行…蔵書に忍者の漫画も(2009/10/18付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091018k0000e040003000c.html

伊賀鉄道ウェブサイト(「お知らせ」に「『図書館電車』が走ります!」あり)
http://www.igatetsu.co.jp/

英国首相、フィルムセンター設立やBLの新聞資料保存等への支援を発表

英国のブラウン首相は、2009年10月16日に、英国映画協会(BFI)のフィルムセンター(National Film Centre)の設立に4500万ポンド(約67.5億円)、英国図書館(BL)所蔵の新聞保存に3300万ポンド(約50億円)などの、文化関連政策への財政的支援を発表しています。

Funding announced for new film centre(2009/10/16付け英国首相官邸のサイトNumber10.gov.ukのNews)
http://www.number10.gov.uk/Page21026

BFI National Film Centre gets the green light(2009/10/16付けBFIのNews)
http://www.bfi.org.uk/about/news/2009-10-16-bfi-national-film-centre.html

国際基督教大学図書館、内村鑑三記念文庫デジタルアーカイブを公開

国際基督教大学図書館が、「内村鑑三記念文庫」のデジタルアーカイブを公開しています。内村鑑三の自筆原稿や書簡、写真といった貴重資料がデジタル化されています。

「内村鑑三記念文庫」デジタルアーカイブ公開
http://www-lib.icu.ac.jp/News/index.htm#20091001KanzoUchimura

内村鑑三記念文庫デジタルアーカイブ
http://lib-archive.icu.ac.jp/uchimura/index.html

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