アーカイブ - 2009年 10月

10月 27日

ハーバード大学図書館のダーントン館長がオープンアクセスについて語るポッドキャスト

ハーバード大学図書館のダーントン館長が、同大学のオープンアクセスポリシー制定の経緯などについて語ったポッドキャストが、英国の情報システム合同委員会(JISC)のサイトで公開されています。

Podcast: Open Access – Harvard’s success story with Robert Darnton
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/10/podcast91robertdarnton.aspx

Podcast: Professor Robert Darnton on Harvard’s Success With Open Access(2009/10/27付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2009/10/27/podcast-robert-darnton-on-the-harvards-success-with-open-access/

参考:
ハーバード大学文理学部、全会一致で研究成果のOA化を義務化
http://current.ndl.go.jp/node/7292

ハーバード大学ロースクールでも研究成果のOA化を義務化
http://current.ndl.go.jp/node/7793

神戸市灘図書館、コンビニでの資料の返却受付を開始

コンビニエンスストアのファミリーマートが、兵庫県神戸市のJR六甲道南店で神戸市立灘図書館の資料の返却を24時間受け付けるサービスを2009年10月27日から開始しています。店内に専用の返却箱を設置し、休館日を除いて1日1回、図書館職員が回収するとのことです。コンビニエンスストアとの連携は、埼玉県の所沢市立所沢図書館、神奈川県の横須賀市立図書館などでも実施されています。

ファミリーマート 灘図書館の本、返却サービス(神戸新聞 2009/10/24付けの記事)
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002466762.shtml

ファミリーマートJR六甲道南店に図書返却BOXを設置しました(神戸市立図書館のニュースリリース)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/top/re_conveni.html

コンビニ図書等取次利用案内(所沢市立所沢図書館)
https://lib.city.tokorozawa.saitama.jp/conveni.html

受取・返却サービス(横須賀市立図書館)

10月 26日

「第12回大阪市図書館フェスティバル」開催

大阪市立図書館が、10月27日の文字・活字文化の日と、10月27日からの読書週間に合わせて「大阪市図書館フェスティバル」を2009年10月24日から開催しています。市内の24の図書館で講演会や読み聞かせ、工作教室などのイベントが行われるとのことです。

第12回大阪市図書館フェスティバル
http://www.oml.city.osaka.jp/topics/09fes.html

第12回大阪市図書館フェスティバル 地域図書館の催し
http://www.oml.city.osaka.jp/topics/09fes2.html

デジタル化の要望が強いのはどのようなコレクションか?(英国)

大学などの高等教育機関の図書館・美術館・文書館などが所蔵するコレクションのうち、利用者(職員、研究者、学生)がどのようなコレクションのデジタル化を望んでいるかを調査した結果が、英国の情報システム合同委員会(JISC)のウェブサイトで公開されています。調査はJISCと研究情報ネットワーク(RIN)が共同で実施し、2008年9月から2009年3月までの期間に、1000人以上を対象に行われたものです。

DiSCmap: Digitisation in special collections: mapping, assessment, prioritisation
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/digitisation/reports/discmap.aspx

DiSCmap: Digitisation in Special Collections: Mapping, Assessment, Prioritisation. Final Report.(2009/10/25付けDigitalKoansの記事)

毎日新聞社、第63回読書世論調査の結果を発表

毎日新聞社が、「読書週間」に合わせて年1回行っている「読書世論調査」の結果の概要を発表しています。63回目を迎えた今回の調査では、書籍・雑誌などの読書率のほか、パソコンや携帯電話を利用した読書が少数であることや、Googleが行っている書籍電子化事業を評価しないとの回答が60%であること、などの調査結果が示されています。

第63回読書世論調査:ネットで読書、まだ少数 「話題だから」本を手に(その1)(毎日jp 2009/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091026ddm010040026000c.html

第63回読書世論調査:ネットで読書、まだ少数 「話題だから」本を手に(その2止)(毎日jp 2009/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091026ddm010040027000c.html

第63回読書世論調査:グーグル書籍データベース化、6割「評価せず」(毎日jp 2009/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091026ddm003040125000c.html

米国書店協会、人気作品安売りに関して司法省に調査を求める書簡を提出

米国では、Wal-Mart社、Amazon.com社、Target社によるベストセラー作家の新作予約販売の値下げ競争が話題となっていますが、これに関して、米国書店協会(ABA)が2009年10月22日付けで、司法省に対し、調査を求める書簡を提出しています。以下のような点に言及しています。
・小売業者(書店)は出版社から表示価格の50-55%で仕入れており、今回のように35ドルの本を9ドルで売ると、1冊当たり8.5ドル以上の損失が発生するはずである。
・3社は支配的な地位を得るために、損を覚悟で売っている。
・書籍は他の商品と異なり表示価格があるため、販売で得られる利益の限界がある。
・書籍にかかる費用は一冊ごとに異なり、一律の価格をつけるのは書籍という概念の価値を損なう。
・このような価格競争が続くと、中小の書店は閉店せざるを得ず、大手のみが書籍産業で力を握ることになる。

ABA Asks Department of Justice to Investigate Bestseller Price Wars(ABAのウェブサイトより)
http://news.bookweb.org/7130.html

米書店協会が司法省に調査要請-アマゾンの値引き、「略奪的」と主張(2009/10/23付けBloomberg.co.jpの記事)

ノバスコシア州の図書館、州内のどこでも貸出・返却できるサービスを開始

カナダ・ノバスコシア州の大学図書館および公共図書館からなる“Libraries Nova Scotia”は、州内の図書館の資料をどの館からでも貸出することができ、どの館にでも返却することができるサービスを開始すると発表しています。図書館カードを持つ利用者であれば、州内の100以上の図書館を対象にこのサービスを無料で利用することが可能とのことです。

Borrow Anywhere, Return Anywhere Library Program Launched(Libraries Nova Scotiaのニュースリリース)
http://librariesns.ca/content/borrow-anywhere-return-anywhere-library-program-launched

LCの資料保存部門による、分類ごとの資料の平均的な価値を示した表

米国議会図書館(LC)の資料保存部門のウェブサイトに、分類(デューイ十進分類及びLC分類)ごとの資料の平均的な価値を示した表の2008-2009年版が掲載されています。危機対応・リスクマネジメントに関して作成されているもので、資料群ごとのおおよその価値(再構築の際に必要な費用)を把握するためのもののようです。

General Collections Valuation
http://www.loc.gov/preserv/emergprep/insurancevaluation.html

カナダ国立映画庁(NFB)の所蔵作品がiPhoneで閲覧可能に

カナダ国立映画庁(NFB)のウェブサイトでは、NFBが所蔵するドキュメンタリーやアニメーション等の作品を見ることができますが、2009年10月21日から、iPhoneでも作品を見ることができるようになったとのことです。ストリーミング再生に加え、24時間以内限定で再生が可能なダウンロードができるようです。

The NFB iPhone App is now available(2009/10/21付けNFBのプレスリリース)
http://www.onf-nfb.gc.ca/eng/news/?id=2068

カナダ国立映画庁(NFB)
http://nfb.ca/

Free iPhone app streams short films, documentaries, cartoons, and more(2009/10/22付けCNETの記事)
http://reviews.cnet.com/8301-19512_7-10381323-233.html

10月 23日

日本雑誌協会、雑誌のデジタル配信の実証実験を2010年1月から開始

日本雑誌協会は、同協会に加盟する出版社の雑誌を電子化し、モニター向けの専用サイトにて公開するという実証実験を、2010年1月から行うとのことです。

日本雑誌協会、雑誌のデジタル配信に向けた実証実験を2010年1月下旬より開始(2009/10/23付けCNETJapan)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20402214,00.htm

雑誌もネットで有料配信 出版各社、共同サイト試み(2009/10/19付けasahi.comの記事)
http://book.asahi.com/news/TKY200910190081.html

日本雑誌協会(「雑誌デジタル配信モニター大募集」あり)
http://www.j-magazine.or.jp/

フランスで違法ダウンロード者のインターネット接続を停止する法律が成立

フランスで、インターネットで音楽や映画などの違法ダウンロードを3度行った者に対してインターネットへの接続を停止する法律が成立したとのことです。5月に成立した同様の法律は憲法院により違憲と判断され無効となりましたが、今回の法律は、停止命令が裁判所により出されるように修正されており、憲法院も認めたとのことです。報道記事によると、2009年内にも監督機関が設置され、2010年始めには違反者への通知が始まりうるとのことです。

フランス、海賊版対策に向けた三振即アウト法を採択 --常習者はネット接続を禁止へ(2009/10/23付けCNETJapanの記事)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20402202,00.htm

France Approves Wide Crackdown on Net Piracy(2009/10/22付けNYT.comの記事)
http://www.nytimes.com/2009/10/23/technology/23net.html

参考:
E944 - インターネット違法ダウンロード制限規定をめぐる動向(仏)
http://current.ndl.go.jp/e944

修正されたフランスの対違法ダウンロード法案が下院を通過

LISU、学術図書の平均価格に関するレポートを刊行

英国ラフバラ大学の図書館情報学調査情報センター“LISU”が、英国および米国の学術図書の平均価格に関するレポートを刊行しています。2008年7月から2009年6月に出版された図書を対象としており、英国の学術図書の平均価格は前年より3.6%高い48.57ポンド、米国は前年より4.3%高い81.34ドルであったとのことです。

Average academic book price report re-launched(LISUのプレスリリース)
http://www.lboro.ac.uk/departments/dis/lisu/pages/pr/bp1pr.html

Average Prices of Academic Books
http://www.lboro.ac.uk/departments/dis/lisu/pages/publications/bp.html

MIT、オープンアクセス学術論文を集めたコレクションを公開

マサチューセッツ工科大学(MIT)は、同大学の機関リポジトリ“DSpace@MIT”で、同大学の研究者によるオープンアクセスの学術論文等のコレクションを、“MIT Open Access Articles”として公開しています。

MIT Open Access Articles – New Collection Supports Faculty Policy
http://news-libraries.mit.edu/blog/access-articles/2012/

MIT Open Access Articles
http://dspace.mit.edu/handle/1721.1/49433

MIT Open Access Articles Collection Launched in DSpace@MIT(2009/10/22付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/10/22/mit-open-access-articles-collection-launched-in-dspacemit/

参考:
マサチューセッツ工科大学(MIT)、全学一致でオープンアクセス義務化方針を採択

横浜市中図書館、図書館マスコットの投票を実施

横浜市中図書館が、開館20周年の記念事業の一環として、図書館のマスコットを決めるための投票を実施しています。4つの候補の中から利用者に投票してもらい、2009年12月中旬に結果を発表する予定とのことです。

なか図書館のマスコットをみんなの投票で決定 !(横浜市中図書館のお知らせ)
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/chiiki/naka/#osirase

入館者増へ図書館がマスコットキャラの人気投票/横浜(カナロコ 2009/10/22付けの記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0910220039/

DRIVER、オープンアクセスリポジトリ連合“COAR”を設立

欧州委員会のプロジェクト「欧州における研究のためのデジタルリポジトリ基盤ビジョン」(DRIVER)が、国際的なオープンアクセスリポジトリの連合“Confederation of Open Access Repositories(COAR)”の設立を発表しています。オープンアクセスデジタルリポジトリの世界的なネットワークを通して、研究成果を広めていくことを目的としているとのことです。英国情報システム合同委員会(JISC)やカナダ研究図書館協会(CARL)などが参加を表明しています。

DRIVER COAR
http://www.driver-repository.eu/DRIVER-COAR.html

JISC joins the Confederation of Open Access Repositories(JISCのニュースリリース)
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/10/coar.aspx

Confederation of Open Access Repositories (COAR)(ビクトリア大学のブログ)

Amazon.com社、PC用電子書籍ソフト“Kindle for PC”を発表

米国のAmazon.com社が2009年10月22日、同社が提供する電子書籍をパソコン上で読むためのソフト“Kindle for PC”を発表しています。2009年11月にはベータ版を無料公開するとのことです。

米Amazon、PC用電子ブックソフト「Kindle for PC」提供へ(マイコミジャーナル 2009/10/23付けの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/10/23/009/

米Amazon「Kindle for PC」を発表、11月に無料公開(INTERNET Watch 2009/10/23付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091023_323951.html

明治大学、「東京国際マンガ図書館」(仮称)を2014年度に開設へ

明治大学が、マンガ・アニメ・ゲーム等を収集・展示する施設「東京国際マンガ図書館」(仮称)の開設計画を発表しています。東京都千代田区の駿河台キャンパスに2014年度の開設を予定しており、収蔵作品数は世界最大級の200万点となる予定とのことです。なお、2009年10月31日には、先行施設として、マンガとサブカルチャーの専門図書館「米沢嘉博記念図書館」が開館予定です。

東京国際マンガ図書館:明治大学が新設へ アニメやマンガ200万点「こちらは中身が先」と(2009/10/22付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20091022mog00m200037000c.html

明大が漫画図書館を開設へ 2百万点、世界最大級(2009/10/22付け47NEWSの記事)
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102201000789.html

米沢嘉博記念図書館
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/index.html

冬コミの新刊が全部読める!? マンガがテーマの専門図書館『米沢嘉博記念図書館』が10月31日開館(2009/10/22付けマイコミジャーナルの記事)

10月 22日

HP社、出版社等向けの絶版書籍の印刷サービス“BookPrep”を発表

米国のHewlett-Packard(HP)社は、出版社等に向けた絶版書籍のオンデマンド印刷サービス“BookPrep”を発表しています。ミシガン大学図書館等の機関から資料の提供を受け、スキャンしたデータを独自の技術で自動的に鮮明なものにして提供するようです。一般の利用者向けには、コレクションの検索や閲覧、コピーの注文などをオンラインで行うことができるサービスが用意されているようです。

HP、絶版書籍のオンデマンド印刷サービス「HP BookPrep」を発表(ITmedia 2009/10/22付けの記事)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0910/22/news032.html

米国の官報(Federal Register)、XMLフォーマットでの提供を開始

2009年10月5日から、米国国立公文書館(NARA)と米国政府印刷局(GPO)により、米国の官報(Federal Register)のXMLフォーマットでの提供が開始されています。GPOのサイトには、2000年以降分のバルクデータが掲載されています。

Federal Register 2.0: Opening a Window onto the Inner Workings of Government(2009/10/5付けホワイトハウスのブログの記事)
http://www.whitehouse.gov/blog/Federal-Register-20-Opening-a-Window-onto-the-Inner-Workings-of-Government/#TB_inline?height=220&width=370&inlineId=tb_external&linkId=11

The White House, National Archives And Government Printing Office Achieve Open Government Milestone(2009/10/5付けNARAのNewsRelease)

図書館員がソーシャルネットワークの「結び目」になるために

インターネットの社会的影響等について調査を行っている米国のPew Internet & American Life Projectのウェブサイトに、ソーシャルネットワークと図書館員の関わり等についての、Lee Rainie氏によるプレゼンテーションのスライドが掲載されています。ソーシャルネットワークが活用される時代になると、人々のネットワークの「結び目(node)」としての図書館員の役割を生かす機会が大きくなるとしており、スライド後半には、利用者の情報入手を支援するためのヒントや、「結び目」となるためのヒントがまとめられています。

The Magic of Social Networks
http://www.pewinternet.org/Presentations/2009/42--The-Magic-of-Social-Networks.aspx

Lee Rainie from the Pew Internet & American Life Center Speaks to Librarians on the “Magic of Social Netwoks”(2009/10/21付けResourceShelfの記事)

ページ