アーカイブ - 2008年

12月 24日

『カレントアウェアネス-E』141号発行

E873 - 第11回アジア・太平洋電子図書館国際会議がインドネシアで開催

第11回アジア・太平洋電子図書館国際会議(11th International Conference on Asia-Pacific Digital Libraries:ICADL2008,E587,E744参照)が,インドネシア・バリ島クタにおいて,2008年12月2日から5日の4日間にわたって開催された。今回のテーマは「情報へのユニバーサル・ユビキタスなアクセス」であった。…

E872 - 国立図書館に続き連邦公文書館もWikipediaと連携(ドイツ)

ドイツ連邦公文書館(Bundesarchiv)は2008年12月4日,公民連携(PPP)の試験的プロジェクトの1つとして,デジタル化した写真10万点をオンライン百科事典“Wikipedia”を通じて無料公開したこと,また最終的には,1,100万点の写真を公開する予定であることを発表した。各写真は,Wikipediaの姉妹プロジェクト“Wikimedia Commons”(Wikimedia財団の各プロジェクトで利用される動画・画像・音声等を蓄積したアーカイブ)に収録され,Wikipediaの各記事からリンクをたどって関連の写真を見ることができるようになっている。…

E871 - 米国を代表する図書館情報学大学院の図書館,施設の閉鎖を検討

イリノイ大学アーバナ・シャンパーン校の図書館情報学大学院は,米国を代表する存在である。その図書館情報学大学院の図書館が,物理的な施設を閉鎖する方向で検討を行っており,議論を呼んでいる。…

E870 - オンライン出版物の法定納本制度の行方は?:DNBの試みスタート

ドイツ連邦政府のメルケル首相(Angela Dorothea Merkel)は2008年11月17日,ドイツ国立図書館(DNB)へのオンライン出版物(unkorperlichen Medienwerken)の法定納本に関する規定を追加した,新たな納本令を公布した。この納本令は2006年6月29日に公布されたドイツ国立図書館法(CA1613参照)により設けられた,オンライン出版物の納本制度の詳細について規定したものである。またこれを受けてDNBも,オンライン出版物納本制度に関するFAQを公開している。…

E869 - 図書館利用者が選ぶ「私の好きなライブラリアン」(米国)

米国では2008年,図書館利用者のライブラリアンへの認識を高めることを目的に,地域コミュニティ,学校,キャンパスに対し多大な貢献をしたライブラリアンに贈る賞“I Love My Librarian Award”が新たに創設された。この賞は,New York Times社とカーネギー社の資金援助の下,米国図書館協会(ALA)が運営を担当している。…

E868 - 「生きている本」を読んで偏見を乗り越える“Living Library”

中身を見ないで表紙やタイトルだけで本を評価したことがないだろうか。じっくり読んでみると,それらが与えていたイメージが偏ったものであることが分かり,本のテーマについてより深い理解を得ることができるかもしれないのに。この考え方を,人間の相互理解に生かした活動“Living Library”が,注目を集めている。…

Europeanaがサービスを再開

サービス開始直後にアクセス集中のため停止していた欧州デジタル図書館Europeanaが、サーバを強化の上、サービス再開の試運転をしています。ホームページによると、アクセスが集中した場合は、利用者数を制限されるということです。

Europeana
http://www.europeana.eu/

アクセス殺到でダウンのEUデジタル図書館が再開
- ITmedia News 2008/12/24付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/24/news022.html#p

参考:
Europeana、再開は2009年1月に延期
http://current.ndl.go.jp/node/9728

福井県立図書館と福井県の高等教育機関が相互協力協定を締結

福井県立図書館と福井県の高等教育機関7機関(福井県立大学、福井工業大学、仁愛大学、仁愛女子短期大学、敦賀短期大学、福井医療短期大学、福井工業高等専門学校)の図書館が、相互協力協定を締結しています。

福井県内図書館総合目録(横断検索)システム への参入、図書館間相互貸借等の実施、レファレンス協力等の連携協力が協定の内容になっています。

なお、2007年11月には、福井県立図書館と福井大学附属図書館との間でも同様の協定が結ばれています。

県内高等教育機関附属図書館と福井県立図書館との相互協力協定の締結について - 福井県立図書館
http://www.library.pref.fukui.jp/guide/kyouryoku_kyoutei_3.html

601万冊、一度に検索 県立図書館が県内大学などと協定 - 福井新聞

12月 22日

雑誌『資料組織化研究』、オンライン版へ移行

1964年に『Technical Services』というタイトルで創刊されて以来、40年以上にわたり刊行されてきた雑誌『資料組織化研究』が、2008年11月からオンライン版『資料組織化研究-e』に移行しました。オープンソースソフトウェアの電子ジャーナル刊行システム“OJS(Open Journal System)”を通じて刊行されており、無料で見ることができます。

資料組織化研究-e
http://ojs.info.gscc.osaka-cu.ac.jp/TS/index.php/TS/index
(※画面右上の「アーカイブ」から、過去の号(2008年12月22日現在では第55号(準備号))を見ることができます。)

ccLearn、オープン化された教育資源(OER)のライセンスに関する調査結果を公表

オープンコースウェア(OCW)など、各教育機関やその他の団体が教育用資源として無料提供している、いわゆる「オープン化された教育資源(OER)」について、どのようなライセンス・利用条件のもとで提供されているかを、教育・学習用コンテンツのオープン化を支援するクリエイティブ・コモンズの1プロジェクト“ccLearn”が調査しています。

名古屋工業大学附属図書館、書架づくりコンペを開催

名古屋工業大学附属図書館が、学生に新着図書・資料展示コーナー用書架のデザインを募集するコンペを行い、その審査結果を発表しています。

「ふと立ち止まって、本を手にしたくなる」をコンセプトに応募を募り、最優秀作品は実際に作成し本棚として利用する予定とのことです。

学生による新着図書・資料展示コーナー用書架づくりコンペの審査結果について - 名古屋工業大学附属図書館
http://www.lib.nitech.ac.jp/oshirase/index.html#konpekekka

学生による新着図書・資料展示コーナー用書架デザインの募集について - 名古屋工業大学附属図書館
http://www.lib.nitech.ac.jp/oshirase/index.html#konpe

利用者中心のデザイン、アジャイル型開発手法で再構築されたスウェーデン全国総合目録の紹介記事

スウェーデン王立図書館が2007年にリリースした、新しい全国総合目録“LIBRIS”の紹介記事が、Code4Lib Journal誌第5号に掲載されています。この総合目録は、利用者中心のデザイン、アジャイル型開発手法で構築されたことが特徴で、主にプロジェクトをどのように進めてきたかについて紹介されています。

Lindström, Henrik ; Malmsten, Martin. User-Centred Design and Agile Development: Rebuilding the Swedish National Union Catalogue. Code4Lib Journal. 2008, (5).
http://journal.code4lib.org/articles/561

LIBRIS
http://libris.kb.se/

オープンソースの目録・メタデータ作成ソフト“‡biblios”の解説記事

オープンソースの目録・メタデータ作成ソフト“‡biblios”の解説記事が、Code4Lib Journal誌第5号に掲載されています。開発の経緯、システムアーキテクチャ、他の統合図書館システムとの連携、MARCXMLエディタ、今後の方向性などが紹介されています。

Catalfo, Chris. ‡biblios: An Open Source Cataloging Editor. Code4Lib Journal. 2008, (5).
http://journal.code4lib.org/articles/657

‡biblios.org | Open Source Cataloging
http://biblios.org/
‡biblios.net
http://biblios.net/

Code4Lib Journal. 2008, (5).

総務省、平成21年版情報通信白書の表紙絵とコラムを公募

総務省では、情報通信分野についての関心を高めること、ユビキタスネット社会実現に向けた取組みに対する国民の理解を得ること、を目的に、平成21年版情報通信白書を「利用者参加型」にするということです。具体的には、白書の表紙絵とコラムを一般公募します。

総務省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/081219_7.html

総務省、2009年版情報通信白書で表紙絵とコラムを公募
- INTERNET Watch 2008/12/19付けの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/19/21931.html

「情報通信白書」の表紙絵を描いてみないか 総務省が絵とコラムを公募
- ITmedia News 2008/12/19付けの記事

IFLA、「透明性、グッド・ガバナンス、政治腐敗からの自由に関するマニフェスト」を発表

国際図書館連盟(IFLA)が、図書館の社会的役割、社会貢献に関するマニフェスト「透明性、グッド・ガバナンス、政治腐敗からの自由に関するマニフェスト」を採択、発表しています。

IFLA Manifesto on Transparency, Good Governance and Freedom from Corruption
http://www.ifla.org/III/misc/transparencymanif.htm

ALA、オバマ&バイデン政権移行チームに図書館の役割を主張するレポートを提出

米国図書館協会(ALA)が2008年12月17日、オバマ次期大統領・バイデン次期副大統領の政権移行チーム宛に、変革期にある米国における図書館の役割を主張するレポート『「広大な世界への窓」を開ける: 変化する米国における図書館の役割』を提出しました。

このレポートの中では、「学習の聖域」「「競技場」の整備」「米国人の就労支援」「米国人の73%にとって家庭・職場以外での唯一の無料インターネットアクセスの場」「子どもにとっての安全な場」「最も信頼できる、バイアスのない情報へのアクセスを保障する公民の守護者」などと図書館の役割を述べ、また図書館の利用が急増していることにも触れながら、以下の7点を、政権移行期に考慮して欲しい課題として掲げています。

・ブロードバンドの整備と電気通信政策
・学校図書館
・図書館プログラムへの助成
・政府情報へのアクセスと透明性の保障

ISBDの「エリア0」(コンテンツ形式およびメディア種別)のドラフト案、Worldwideレビューに

コンテンツ形式およびメディア種別を記述する、国際標準書誌記述(ISBD)「エリア0」のドラフト案が、国際図書館連盟(IFLA)目録分科会ISBDレビューグループから発表されました。2009年1月30日までワールドワイド・レビューに付されています。

Worldwide review: ISBD Area 0 - IFLA Cataloguing Section
http://www.ifla.org/VII/s13/isbdrg/ISBD_Area_0_WWR.htm

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