アーカイブ - 2008年 9月

9月 26日

SOPAC 2.0のソースが公開される

先日、コネチカット州ダリエン市公共図書館で公開された、フォークソノミーを実現した“Social OPAC”2.0のソースが、ウェブサイト“Social Opac”で公開されました。併せて関連資料も公開されています。

The Social Opac
http://www.thesocialopac.net/

SOPAC Now Available
(CatalogaBlog 2008年9月25日記事)
http://catalogablog.blogspot.com/2008/09/sopac-now-available.html

参考:
オープンソースのソーシャルOPAC“SOPAC”、“2.0”へ拡張
http://current.ndl.go.jp/node/8716

アナーバー地域図書館、Social OPACをリリース!

FRBRに対応した、動画資料の目録に関する提言のドラフト版公開(米国)

視聴覚資料に関する目録担当者の会であるOLACの目録政策部会CAPCが、FRBRの著作レベルに対応した動画資料の目録に関する提言のドラフト版を公開しました。10月17日まで、コメントを募集しています。
この提言では、動画資料に関する書誌とはどのようなものを指すか、どこまでを動画資料の書誌がカバーするのか、書誌に含まれる属性や各実体間の関連の定義と、その重要性の評価について、言及されています。

Report and Recommendations for Moving Image Works, Parts 1-2 (Draft)
http://ublib.buffalo.edu/libraries/units/cts/olac/capc/MIW.doc

OLAC CAPC Moving Image Work-Level Records Task Force

UKRDS、国家規模の研究データ共有サービスの可能性・費用に関する調査の中間報告を発表(英国)

英国・アイルランド研究図書館コンソーシアム(RLUK)とラッセルグループITディレクターグループ(RUGIT)の共同プロジェクト「英国研究データサービス(UKRDS)」は、英国高等教育助成会議(HEFCE)と英国情報システム合同委員会(JISC)の助成のもと、英国高等教育セクターのための、国家規模での研究データ共有サービスの開発・維持の可能性(feasibility)・コストに関する研究を行っています。このほど、その中間報告が発表されました。

UKRDS interim report
http://www.ukrds.ac.uk/UKRDS%20SC%2010%20July%2008%20Item%205%20%282%29.doc

UKRDS
http://www.ukrds.ac.uk/

NIHのザーフーニー所長が退任を表明

パブリックアクセス方針を覆すような法案が議会に提出され、激しい論争の渦中にある米国国立衛生研究所(NIH)のザーフーニー(Elias A. Zerhouni)所長が、執筆活動に専念する職に移るとして、任期が切れる2008年10月末で現職を退任すると、NIHが発表しています。同所長は、数か月前から引き際を考えていたとも報じられており、大統領の交代とともに退任するという格好になります。オープンアクセスに関心を持つ人々の間では、パブリックアクセス方針を進めてきた所長の退任が、パブリックアクセス方針をめぐる攻防にどのような影響が生じるか、が大いに注目されています。

Elias A. Zerhouni to End Tenure as Director of the National Institutes of Health

大学の書店で電子版教科書をオンデマンド販売へ

全米カレッジストア協会(National Association of College Stores;NACS)は、出版社との取引を仲介し、新しいオンデマンドサービスに取り組むため、子会社を設立したことを発表しました。大学の売店でまず販売を開始するのは映画だということですが、2009年の夏にはオンデマンドでの電子版教科書販売を開始したいとのことです。

College Bookstores to Begin Selling eTextbooks on Demand
- Wired Campus 2008/9/24付けの記事
http://chronicle.com/wiredcampus/article/3342/college-bookstores-to-begin-selling-etextbooks-on-demand

佐賀県は「朝の読書」実施率92%

朝の読書推進協議会は、全国の小中高校における「朝の読書」実施率を調査し、結果を公表しています。

この調査の結果、佐賀県が小中高校全体で92%の実施率(小学校98%、中学校91%、高校74%)と全国1位であることが分かったと佐賀新聞が伝えています。全国平均は62%とのことです。

佐賀県立図書館では、朝の読書の時間などに利用できる図書のセット貸出を始めています。

「朝の読書」実施率92% 全国1位 - 佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=1049368&newsMode=article

「朝の読書」全国都道府県別実施校数一覧 - 朝の読書推進協議会
http://www1.e-hon.ne.jp/content/k_46-0215.html

9月 25日

JISCとTimes Higher紙の「2008年傑出したICTイニシアチブ」受賞大学・イニシアチブ

英国情報システム合同委員会(JISC)とTimes Higher Education誌が選んだ、2008年「傑出したICTイニシアチブ賞(Outstanding ICT Initiative of the Year)」の受賞大学・イニシアチブが発表されています。2008年は、英国放送大学(Open University)によるSecond Life上での教育・学習プロジェクト“OpenLife”や、コヴェントリー大学の在宅・SOHOワークプロジェクト“Location Independent Working”など6つが受賞しています。

Outstanding ICT Initiative of the Year shortlist announced : JISC

米国のLibrary Copyright Alliance、WIPO総会に声明を提出

米国図書館協会(ALA)・米国法律図書館協会(AALL)・北米研究図書館協会(ARL)・医学図書館協会(MLA)・専門図書館協会(SLA)の5団体からなる“Library Copyright Alliance”が、各団体および国際図書館連盟(IFLA)を代表して、2008年9月22~30日にジュネーブで開催されている世界知的所有権機関(WIPO)総会に向けて、声明を発表しています。

・適切な著作権法・政策が欠如している多くの国で、デジタル情報の将来は不透明になっている。
・デジタル作品の著作権保護にすべての意識が向けられたことにより、多くの作品それ自体が消えて行きつつあり、結果として文化遺産や歴史記録の損失につながっている。
・制限・例外規定へのグローバルなアプローチの開発が、今日の国際的な著作権レジームが直面する中心的な課題の1つである。

CA1670 - 中国图书馆的立法实践与研究进展 / 金晓明

图书馆事业的健康发展,需要强有力的法律作保障。依法治馆,走法治化道路,早已成为中国乃至世界各国的共识。多年来,我国图书馆工作者一直为制定图书馆法、建立图书馆法规体系进行了积极的实践探索,开展了大量深入研究,发表了大量论文讨论图书馆法制建设的有关问题,为推动我国图书馆法制化建设发挥了重要作用。中国改革开放30年,特别是进入21世纪以来,图书馆事业无论在事业规模、服务质量、管理水平和现代科学技术应用等方面都取得了有了很大的发展。图书馆立法实践和法规研究也达到了一个历史高潮。…

静かな場所からにぎやかな場所へ、変わり行く公共図書館-英Times紙の記事に読者から賛否両論

英国では、過去10年で図書館資料の貸出冊数が34%減少し、過去1年で図書館に勤める有資格のライブラリアンが4.1%減少し、2007年に閉鎖された公共図書館が40館に上るなどの状況に対し、多様な資料の提供、館内でのテレビゲーム(Nintendo Wii)の提供、館内へのカフェの誘致、飲食物の持込許可、携帯電話での通話許可など、各館がさまざまな取り組みを試みています。これらは、利用者に長く滞在してもらう、利用者に居心地良く感じてもらう、若者に来てもらう、などの目的で行われており、総じて、図書館をにぎやかにするものです。そしてその典型例として、図書館と情報センターの両方の機能を有するロンドンの“Idea Store”を挙げています。

本を子どもに読んであげる親を増やそう!

米国議会図書館(LC)は、親子での読書を推進する「Read It Loud! 基金」とパートナーシップを結び、2014年までに、日常的に子どもに本を読んであげる保護者の数を500万人に増やすことを目標とするプログラムに取り組むことを発表しました。このプログラムは、全米のショッピングモール、ウェブサイト、各地の図書館で広報され、また、広報にあたっては、「おさるのジョージ(Curious George)」など子どもに人気のある絵本のキャラクターも一役買う予定になっています。

LCのニュースリリース
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-174.html

図書館・アーカイブズにプリザベーション・マネジメントを着地させるには-情報保存研究会が東京でシンポジウム

情報保存研究会が2008年10月29日、東京で、日本図書館協会と共催してシンポジウム「図書館・アーカイブズにプリザベーション・マネジメントを着地させるには―「調査と計画、そして実行」のケース・スタディ―」を開催します。当サイトで公開している図書館調査研究リポートNo.8『国立国会図書館所蔵和図書(1950~1999年刊)の劣化調査報告』に関する発表も行われます。

情報保存研究会
http://www.e-jhk.com/

参考:
図書館調査研究リポートNo.8『国立国会図書館所蔵和図書(1950~1999年刊)の劣化調査報告』
http://current.ndl.go.jp/report/no8

WorldCatに個人用タグ付け機能が追加-他者がつけたタグを見ることも可能に

OCLCが、WorldCatに個人用タグ付け機能を追加したと発表しています。WorldCatに個人用IDでログインしすることで、各レコードに任意のタグを任意の数、付与できるようになったとのことです。他者のつけたタグも見ることができるようです。ちなみにこれらのデータは、本体のインデックスとは別に管理されており、「オフィシャルな」目録には影響を及ぼさないとのことです。

WorldCat tagging debuts. OCLC Abstracts. 2008-09-22, 11(38).
http://whatcounts.com/dm?id=F56234E8966BCD001993970D42A47B665322110E03D1DAAD

September 24, 2008付けLISNewsの記事

ケンブリッジ大学図書館、デジタル時代の学術図書館の役割を探る3年間のプロジェクトを開始

英国ケンブリッジ大学図書館が、アルカディア財団からの助成を受けて、デジタル時代の学術図書館の役割を探る3年間のプロジェクト“arcadia@cambridge”を開始すると発表しています。このプロジェクトの主要な部分は、外部から才能ある人々を招聘して、ネットワーク化された世界にふさわしいサービスを利用者に提供できるような図書館の可能性を育むべく、幅広い主題について研究してもらうというフェローシップ・プログラムとされています。また、この成果は世界の学術図書館界と広く共有するとされています。

arcadia@cambridge
http://arcadiaproject.lib.cam.ac.uk/

September 24, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

マイケル・ムーア監督、米・カナダ住民向けに新作映画を無料でオンライン提供、学校・大学図書館には無料でDVDを配布

大統領選挙の投票日が近づいている米国と隣国カナダの住民を対象に、映画監督マイケル・ムーア(Michael Moore)氏が、自身の映画監督歴20周年への感謝の意を表すとともに、若い有権者に選挙での投票を呼びかける目的から、新作ドキュメンタリー映画“Slacker Uprising(怠け者の蜂起)”をインターネット経由で無料閲覧、ダウンロード、DVDへのコピー可能としています。この映画は、ムーア氏が2004年の大統領選挙に際し「共和・民主両党の勢力が拮抗している州(swing states)」の62都市を回り、選挙に行かないような若者(slacker)に投票を呼びかけるツアーを行った様子を撮影したものです。

また米国・カナダの学校図書館・大学図書館は、このウェブサイト経由で注文することにより、映画のDVD(9.95ドル相当)が無償でもらえるとのことです。

Elsevier社がLHC実験プロジェクトの論文をOAにすると発表

エルゼビア(Elsevier)社が、Nuclear Physics B と Physics Letters B に掲載される、2008年9月に稼動開始した欧州原子力研究所(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器((Large Hadron Collider: LHC)による初期の実験結果を報告する論文について、エルゼビア社がスポンサーとなって無償でオープンアクセスにすると発表しています。

Elsevier Sponsors Access to Selected Elsevier Sponsors Access to Selected Articles in Nuclear Physics B & Physics Letters B

図書館ネコ「デューイ」の伝記が刊行-売上の一部は図書館に寄付される予定

米国アイオワ州スペンサー公共図書館で飼われていた図書館ネコ「デューイ(Dewey Readmore Books)」(2006年死去、享年19歳)の伝記“Dewey: The Small Town Library Cat Who Touched the World”が2008年9月24日に刊行されました。デューイを保護し、その最後も看取った著者の1人、マイロン(Vicki Myron)前スペンサー図書館長は、この本の売り上げのいくらかを同館に寄付するとしています。なお一般発売に先んじて、同館で先行発売および同氏の講演が行われています。

また同氏は、各地の図書館、書店等でデューイについて講演することが決まっているほか、今後、書籍の映画化や、デューイの冒険に基づく児童書シリーズを立ち上げることなども企画しているとのことです。

9月 24日

「情報過多」に対応する10の方法

米国サンノゼ公共図書館のマネージャー、ジャンホートン(Sarah Houghton-Jan)氏が、情報過多(情報の過負荷)とうまくやっていくための10の方法を、Ariadne誌で紹介しています。この記事は英国情報システム合同委員会(JISC)のウェブサイトでも紹介されるなど、注目されているようです。

1. 一般的な情報整理テクニック
2. 受け取った情報のフィルタリング
3. RSS過多に対応するテクニック
4. 割り込み型技術(インスタント・メッセンジャー(IM)、Twitter等)の過多に対応するテクニック
5. 電話の過多に対応するテクニック
6. 電子メールの過多に対応するテクニック
7. 印刷媒体の過多に対応するテクニック
8. マルチメディア(テレビ、ラジオ、CD/DVD等)の過多に対応するテクニック

オープンソースを活用したバーチャルレファレンス用ツール“libraryh3lp”

米国では、2003年から夜間の協同バーチャルレファレンス(異なる図書館のスタッフが連携を取り合ってオンラインでレファレンスを行う)“Night Owl(夜のフクロウ)”を行っていたデューク大学、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校の各図書館が中心となって開発された、オープンソースソフトウェアを活用し、インスタント・メッセンジャー(IM)対応機能と、ウェブでのチャット機能の両方を備えたバーチャルレファレンス用システム“LibraryH3lp”を導入する大学図書館が増えているそうです。このLibraryH3lpについて紹介する記事が、Code4lib Journal誌に掲載されています。

ALA、禁書週間広報ビデオをオンライン公開

米国図書館協会(ALA)が、2008年は9月27日から10月4日まで開催する禁書週間(Banned Book Week)の広報ビデオをオンラインで公開しています。

Banned Books Week: I'd Like To Find *BLEEP* | AL Focus
http://alfocus.ala.org/videos/banned-books-week-id-find-bleep

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