アーカイブ - 2008年 9月 5日

EUのデジタル情報長期保存プロジェクト“PLANETS”用テストベッドの技術ペーパー(英国)

欧州連合(EU)が2006年から4年間の助成を行っている、欧州レベルのデジタル情報長期保存プロジェクト「ネットワーク化されたサービスを通じた保存と長期アクセス(PLANETS)」のテストベッドに関する技術ペーパーを、英国デジタルキュレーションセンター(DCC)が公表しています。今後2009年春までに試験を終え、一般公開される予定のテストベッドは、(1) デジタルオブジェクトの特徴を抽出する特徴化ツール、(2) マイグレーションツール、(3) エミュレーションツール、の3カテゴリーとされています。

Digital Curation Centre: Resource Centre: Technology Watch Papers: Planets Testbed

米国連邦政府刊行物寄託図書館の戦略計画、立案に着手

10~15年先を見据えた、米国連邦政府刊行物寄託図書館(FDLP)の戦略計画立案に、政府印刷局(GPO)が乗り出すことになり、現在草案を作成しています。そしてこのほど、計画立案に向けた提案の募集を開始しました。
寄せられた提案は、GPOの審査を経て、寄託図書館協会(DLC)の秋季大会に向けて作成される草案に反映されるそうです。

Strategic Plan for the Future of the FDLP
http://www.fdlp.gov/home/about/strategicplanforfdlp.html

Help Shape the Future of the Federal Depository Library Program
(Law Librarian Blog 2008年9月3日記事より)

オランダ・Ticerの研修「電子図書館アラカルト」2008の資料

オランダ・ティルブルフ大学の電子資源イノベーション・センター(Ticer)が毎年実施している、電子図書館に関する国際的な研修プログラム「電子図書館アラカルト」の2008年開催分(2008年8月25~29日に開催)の講義資料、推奨文献等が、Ticerのウェブサイトで公開されています。基本的には英語の資料となっています。

Tilburg University - Papers, slides and recommended reading
http://www.tilburguniversity.nl/services/lis/ticer/08carte/recommendedreading.html

Tilburg University - Digital Libraries à la Carte 2008

高等教育における電子書籍リーダーの使い易さは?-米の大学で調査開始

米国のペンシルバニア州立大学図書館は同大の英語学科と協同で、高等教育における電子書籍リーダーの可能性を探るため、その使い易さを調査する1年のプロジェクトに着手することを発表しました。このプロジェクトでは、ソニー社の電子書籍リーダーを用いるということです。プロジェクトの開始は今秋からで、図書館で5台のリーダーの貸出を開始します。利用者は一度に15タイトルまでを、1か月間を上限として、借りることができます。その他、新入生向けの情報リテラシーのクラスで、電子書籍リーダーを取り上げる、といった試みもなされるようです。

Penn State Libraries and English Department Partner in Exploration of Digital Readers
- LISNews 2008/9/4付けの記事

4億以上の単語を99%の正解率で解読:OCRで認識できない大量の文字をウェブ認証技術を使って人力で解読する"reCAPTCHA"

カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)が中心となって進めている、OCRで認識できない大量の文字を、ウェブ認証技術を使って多くの人力で解読しようとするプロジェクト"reCAPTCHA"の1年間の成果が、8月14日付けの科学誌"Science"に掲載されています。

1年の間に、4万以上のウェブサイトに採用、約4億4千万以上の単語(書籍にすると17,600冊に相当)が解読され、その正解率は約99%に達したとのことです。

reCAPTCHA: Human-Based Character Recognition via Web Security Measures
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1160379
人間の直感を利用したテキストの解読

楽天技術研究所、シンポジウム「次世代インターネットサービスを支えるテクノロジー」の論文を学生等から募集

楽天株式会社の研究開発部門、楽天技術研究所が、2008年11月29日に東京で開催するシンポジウム「次世代インターネットサービスを支えるテクノロジー」の論文を、情報技術分野の学生、および、修士号・博士号取得3年以内の研究者から募集しています。募集分野の中には、情報検索、情報推薦、情報フィルタリング、ユーザ行動分析、知識発見といった、図書館情報学でも研究されているトピックが含まれています。論文投稿の〆切は2008年10月3日で、シンポジウムの参加は無料となっています。

楽天研究開発シンポジウム2008|開催概要
http://www.rakuten.co.jp/event/rrds2008/

楽天、日中で若手研究者向け論文コンテスト同時開催へ - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200809/04/rakuten.html

米4大学の医学部が協同で設立した医学情報サイト“Medpedia”、2008末公開予定

2008年、米国のハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、ミシガン大学の各医学部が協同して、医学・健康に関する情報を無料で提供するサイトを作るプロジェクト“Medpedia”を立ち上げました。このMedpediaは、医師、健康に関する機関、医学部、病院、健康専門家、その他関心ある個人などの協同により構築されるもので、2008年末の正式公開が予定されています。現在のところ、いくつかの記事のサンプルが見られます。

Medpedia
http://www.medpedia.com/

記事のサンプル
http://www.medpedia.com/index.php/Special:Preview

September 04, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事