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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
国立情報学研究所(NII)が、2008年8月から行っていたCiNiiと6大学の機関リポジトリとの連携実験期間を終え、本稼動させることを発表しています。あわせて、連携に関する条件と、申し込み用の書類等も公表しています。
CiNiiと機関リポジトリの連携について - 国立情報学研究所http://www.nii.ac.jp/irp/2008/09/cinii_1.html
参考: CiNiiから機関リポジトリの論文にリンクする実験始まるhttp://current.ndl.go.jp/node/8509
米国国立衛生研究所(NIH)は、遺伝情報を要約・集約し、患者が特定できないような形にして患者DNAデータベースを作成し、研究を促進すべく一般公開していたのですが、このほど、複数の患者DNAが混ざっている中からある個人のDNAを特定する新しい統計学的方法についての論文が発表されたことを受け、急遽、当該のデータベース2つを非公開とする措置を取ったと、Los Angels Times紙、ScienceNOW Daily News誌をはじめとする複数の新聞・雑誌が報じています。
DNA databases blocked from the public - Los Angeles Timeshttp://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-me-dna29-2008aug29,0,4364552.story
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援のもと、米国図書館協会(ALA)とフロリダ州立大学(FSU)が協同して実施した、米国の公共図書館の運営資金および技術アクセス(主にインターネットサービス)に関する調査の結果が発表されています。これは2006/2007年度に実施したものに続く第2回目で、16,543の公共図書館が調査対象になっています。
OCLCが運営している総合目録“WorldCat”に、どの国立図書館が何件、データを提供しているかがわかる世界地図を、OCLCが作成しています。あわせて、いつ、どの国立図書館が参加したのかの年表も、公開されています。
National Library participation in the OCLC global cooperativehttp://www.oclc.org/worldcat/catalog/national/default.htm
Map of National Libraries in WorldCathttp://www.oclc.org/worldcat/catalog/national/worldmap/default.htm
韓国では、韓国図書館協会をはじめとした13の図書館関係の協議会の主催により、2008年10月8日~10日の3日間、光州市で第45回全国図書館大会が開催されます。このほど、大会公式ウェブサイトができ、プログラムも発表されました。今年のテーマは、「先進一流国家時代、図書館のビジョンと課題」です。
大会公式ウェブサイトhttp://conference.kla.kr/
オーストラリア国立図書館が、議会図書館から分離して建設された現施設の建築40周年を迎え、2008年8月25日に記念の式典を開催しました。また同館ではオンサイトで記念展示を行っていますが、これにあわせて、当時の建築関係の写真10枚を高精細画像でダウンロード配布しています。
なおこの式典に関して報じたオーストラリアのマスメディアは、記念式典でバースデーケーキに入刀したギャレット(Peter Garrett)環境・遺産・文化大臣の様子とあわせて、政府と同館との間で懸案になっている人員削減の話題にも触れています。厳しい予算状況が改善しなければ、向こう4年間で45人以上の削減があるかもしれない、とのことです。
National Library building celebrates 40 years - National LIbrary of Australia
米国で1980年に設立された、視聴覚資料の目録作成を担当するカタロガーの会“OnLine Audiovisual Catalogers(OLAC)”が、AACR2r/MARC21を利用したDVD・ブルーレイディスクの目録作成に関するガイドラインのドラフト版を作成・公表しています。
なお同会は、動画やオーディオブック、他のストリーミングメディアなどについても、目録作成に関する情報や検討資料などを提供しています。
Guide to Cataloging DVD and Blu-ray Discs Using AACR2r and MARC 21. 2008 Update. Draft.http://ublib.buffalo.edu/libraries/units/cts/olac/capc/DVDguide.pdf
OLA What's New
英国デジタルキュレーションセンター(DCC)とDigitalPresevationEurope(DPE)が開発している、デジタルリポジトリ(電子図書館、リポジトリ、デジタルアーカイブなどの総称)のための監査ツールキット“DRAMBORA(Digital Repository Audit Method Based on Risk Assessment)”のオンライン対話版が公開されました。従来はダウンロードして利用する形態でした。
DRAMBORA Interactivehttp://www.repositoryaudit.eu/ (画面左上の「Register for DRAMBORA」から登録し、ログインして利用する形態となっています。)
ルイジアナ州ニューオーリンズ等に大きな被害を与えたハリケーン「カトリーナ」から3年後、再び同地を大型ハリケーン「グスタフ」が直撃しました。このグスタフによる各図書館への影響について、ルイジアナ州立図書館がブログで速報しています。避難勧告や大規模な停電のため、休館やサービス停止を余儀なくされた公共・大学図書館が多かったものの、今のところ、大きな被害報告はないとのことで、電力の復旧に伴い開館・サービスを再開する図書館も増えてきているようです。
Louisiana Library Status Bloghttp://prepare.lib.la.us/blog/
Hurricane Gustav Closes Libraries in Louisiana, but No Reports Yet of Harm - 9/2/2008 - Library Journal
英国図書館(BL)が、324の紋章を記録した現存する最古(1270~1280年作成)の紋章鑑(roll of arms)である“Dering Roll”を、2007年12月に行われたSotheby's社のオークションで落札したと発表しています。このDering Rollのために、英国文化大臣が、一時的に中世の紋章鑑を海外に輸出することを禁じる措置を取るなど、英国にとって大変貴重・重要なものとして位置付けられていたことから、BLは寄付を募り、192,500ポンド(約3,750万円)で落札するに至ったとのことです。寄付は、全英遺産保存基金(NHMF)、独立系文化慈善基金のArt Fund、BL友の会、全英図書館友の会といった組織のほか、多くの個人から集まったそうです。
米国議会図書館(LC)は2007年から、米国を代表する作曲家・ガーシュウィン兄弟(Ira Gershwin,George Gershwin)にちなみ、ポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家を表彰するガーシュウィン賞を設けています。このほど、2008年の受賞者が、ミュージシャンのスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)氏であると発表されました。2009年2月23日にLC大ホールにて授賞式が行われる予定です。
Singer/Songwriter Stevie Wonder Named Recipient of Library of Congress Gershwin Prize - Library of Congresshttp://www.loc.gov/today/pr/2008/08-144.html
参考:
山梨県が、「新県立図書館整備計画」(素案)を発表し、意見募集を行っています。
「新県立図書館整備計画」(素案) - 山梨県https://www.pref.yamanashi.jp/pcpi/pubcome/guidline/file/29724676472.pdf
「新県立図書館整備計画」(素案)に対する県民意見の募集https://www.pref.yamanashi.jp/pcpi/pubcome/guidline/index.jsp?deskId=1219734337775
県立図書館の収蔵能力110万冊へ 山梨県が整備計画策定 - MSN産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/080827/ymn0808270243001-n1.htm
財団法人文字・活字文化推進機構と毎日新聞社が主催して、子どもの読書環境整備推進フォーラム「教育・授業改革にとって、学校図書館はなぜ必要か」を開催するとしています。9月13日に東京で、9月27日には大阪で開催されます。
子どもの読書環境整備推進フォーラム(9月13日、27日) 「教育・授業改革にとって、学校図書館はなぜ必要か」http://www.mojikatsuji.or.jp/katsudou.html#forum_seibi
読書:子どもの読書環境整備でフォーラム - 毎日新聞http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080826k0000m040044000c.html
東京大学大学院情報学環と読売新聞社が、今日の情報の海の大きなうねりのなかで、メディアがどこに向かおうとしているのかを見とおすために、3回の連続シンポジウム「情報の海~漕ぎ出す船~」を開催すると発表しています。
第2回(11月1日)は「情報の海~沈まぬ「図書館」丸」と題し、電子化、デジタル化の激しいうねりによって変化する情報の海のなかで、「知のアーカイブ」であり続けた図書館がどこに向かおうとしているのかを考える、とのことです。
東大情報学環・読売新聞共催 連続シンポジウム「情報の海~漕ぎ出す船~」http://www.yomiuri.co.jp/info/umi/http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/news/2008/09/post_33.html
Google社が、独自に開発したオープンソースのブラウザ“Google Chrome”のベータ版を公開しました。2008年9月3日現在は、Windows Vista/XP 用のものだけが提供されていますが、他のOS用のものも開発中とのことです。日本語版も提供されています。
Google Chrome (BETA) for Windowshttp://www.google.co.jp/chrome
Official Google Blog: Google Chrome now livehttp://googleblog.blogspot.com/2008/09/google-chrome-now-live.html
Official Google Blog: A fresh take on the browser
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調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
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