Adobe、Apple、Canon、Microsoft、Nokia、Sonyのデジタルメディア産業6社が2006年、(1) デジタル画像のメタデータの保存とシームレスな相互運用性、(2) すべてのアプリケーション、デバイス、サービスの相互運用性と利用可能性、の2つを目指し結成したコンソーシアム“Metadata Working Group(MWG)”から2008年9月24日、デジタル画像・写真のメタデータの取り扱いに関するガイドラインを公開しました。このガイドラインは、メタデータの保存・相互運用性のために、Exif、IPTC、XMPなど既存の標準をどのように扱うのが良いのかを、各デベロッパーに示すと共に、各標準の策定者に対し、保存、相互運用性、互換性について考慮に入れてもらうことを企図して作られたとされています。
パブリックアクセス方針を覆すような法案が議会に提出され、激しい論争の渦中にある米国国立衛生研究所(NIH)のザーフーニー(Elias A. Zerhouni)所長が、執筆活動に専念する職に移るとして、任期が切れる2008年10月末で現職を退任すると、NIHが発表しています。同所長は、数か月前から引き際を考えていたとも報じられており、大統領の交代とともに退任するという格好になります。オープンアクセスに関心を持つ人々の間では、パブリックアクセス方針を進めてきた所長の退任が、パブリックアクセス方針をめぐる攻防にどのような影響が生じるか、が大いに注目されています。
Elias A. Zerhouni to End Tenure as Director of the National Institutes of Health
全米カレッジストア協会(National Association of College Stores;NACS)は、出版社との取引を仲介し、新しいオンデマンドサービスに取り組むため、子会社を設立したことを発表しました。大学の売店でまず販売を開始するのは映画だということですが、2009年の夏にはオンデマンドでの電子版教科書販売を開始したいとのことです。