アーカイブ - 2008年 9月 19日

SPARC Japanの支援による数学系論文ポータル「DML-JP」が試行開始

国内の学術機関リポジトリや、コーネル大学が運営する“Project Euclid”などに搭載されている数学系論文を、OAI-PMHを利用して収集し検索・ブラウジング可能とした数学系論文ポータル「DML-JP」が、アルファ版として試験公開されました。これを支援した国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が速報しています。

DML-JP (alpha)
http://dmljp.math.sci.hokudai.ac.jp/

数学ポータルサイト"DML-JP"が試行開始 - 国際学術情報流通基盤整備事業
http://www.nii.ac.jp/sparc/2008/09/dmlj.html

参考:
E834 - 紀要電子化の周辺には,どんな世界が広がっているか?<報告>

ペイリン副大統領候補と図書館に関する報道・ブログ、さらに広がる(米国)

米国共和党のペイリン(Sarah Palin)副大統領候補がかつてアラスカ州ワシラ市長だったときに、図書館に特定図書の撤去を要請した、また図書館長を辞任に追い込んだとされる報道が、さらなる広がりを見せています。撤去を要請したとされる図書のタイトル(同性愛や薬物利用に関するもの数点)も報じられています。なおLibrary Journal誌が、ペイリン候補と図書館についての報道・ブログをまとめたウェブページを立ち上げています。

Sarah Palin and Libraries - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6597542.html

Palin Strikes Fear in Libraries - Library Journal

文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第6回)

文化庁の文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会の第6回が、2008年9月18日に開催されました。文化庁のウェブサイトにはまだ情報がありませんが、Internet Watch誌がその概要を速報しています。

著作権保護期間の延長問題は継続課題に、文化審の小委員会が中間整理 - Internet Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/18/20898.html

なお、文化審議会著作権分科会のウェブページが、文化庁のウェブサイト内に移行しています。

文化審議会著作権分科会
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/index.html

クラウドコンピューティングの各種サービスを利用している人はどのくらい?(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectはこのほど、ウェブメール、ウェブでのデータ保存・共有サービス、ウェブで利用できるアプリケーション(Google Documents、Adobe Photoshop Expressなど)といったクラウドコンピューティングのサービスを、インターネット利用者がどのくらい利用しているかに関する調査結果を発表しました。インターネット利用者の69%がこれらのサービスのいずれかを利用していると回答するなど、クラウドコンピューティングは多くの人に使われていることがわかったとのことです。利用する理由としては、簡単、便利(51%)、どんなPCからでも利用できる(41%)、情報共有が簡単にできる(31%)などが挙がっています。

東京大学情報基盤センター図書館電子化部門が東京大学OPAC Plus "言選Web"を開発

東京大学情報基盤センター図書館電子化部門が、東京大学OPAC Plus "言選Web"を開発、公開しています。

調査したい日本語の専門用語(フレーズ)を入力すると、専門用語(キーワード)自動抽出システム"言選Web"とYahoo!ウェブサービスを利用して、国内学術Webサイトから関連学術用語のリストを得た上で、東京大学OPACもしくは雑誌記事索引(国立国会図書館NDL-PORTA)にナビゲートするようになっています。

東京大学OPAC Plus "言選Web"
https://mbc.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/UT_OPAC_Plus_gensenweb/

”専門用語(キーワード)自動抽出システム”のページへようこそ - 東京大学情報基盤センター図書館電子化部門
http://gensen.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/

ティーンのコンピューターゲーム利用と市民意識に関する調査(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectはこのほど、12~17歳のティーンとその保護者に対し、PC、ゲーム機、携帯電話等で行うコンピューターゲームの利用と、市民意識について尋ねる調査(2007年11月~2008年2月に実施)の結果を発表しました。全米を対象としたこの種の大規模な質的調査は初めてだとのことです。

スコットランドの若者は本を借りるために図書館に来る

スコットランド政府の委託を受けてScotland School’s Omnibusが実施した、若者の文化活動、スポーツへの参加の程度に関する調査によると、スコットランドの若者の67%は、本の貸し借りのために図書館を訪れることが分かりました。この数値は、インターネットを使うため(37%)、マルチメディア資料を借りるため(10%)という理由に比べ、有意に高いものとなっているそうです。スコットランド図書館・情報協議会(Scottish Library and Information Council;SLIC)の会長は、「今回の調査結果は、若者の読む楽しみをサポートする、読む習慣を育むという公共図書館の価値を改めて肯定するものである」との見解を示しています。

Children's Participation in Culture and Sport

性に関連の深い書籍の取扱い、二転三転

米国アイダホ州のナンパ公共図書館では、2年間に渡り、性に関連の深い2冊の書籍の取扱いについて、保守派と読書の自由を主張する派の間で議論が闘わされてきました。2008年9月5日、ナンパ公共図書館委員会は、これまでの利用制限を解除し、通常の貸出を認めることを全会一致で了承したということです。委員会は、未成年に悪影響を与える可能性のあるこれらの書籍を開架することが、アイダホ州の法律に触れる可能性があるとの判断から、3月と6月の2度に渡り、書籍の利用制限を認めてきました。しかし、米国自由人権協会(ACLU)から、書籍を通常利用に戻さない場合は、訴訟を起こすという旨の書簡がナンパ市長に送付されたことを受け、今回の決定となったということです。この委員会の判断に対し、保守系のAmerican Family Associationの関係者は遺憾の意を示しています。

ケンブリッジ大学図書館の新電子リソース統合サイト"eresources@cambridge"

ケンブリッジ大学図書館(University of Cambridge)が、新しい電子リソース・サイト"eresources@cambridge"を立ち上げています。

電子ジャーナル、データベース、論文、電子ブック、機関リポジトリコンテンツを、サブジェクト別、ベンダー(出版社)別、アルファベット順などで検索できるようにしています。

今回の目玉は、ScienceDirectなどの電子ジャーナル・プラットフォーム、Web of Scienceなどの文献データベースなど200以上のDBを横断的に検索する機能"CrossSearch"(WebFeat社の統合検索エンジンWebFeatを導入)で、論文の統合的な検索が可能になったとしています。(大学の外からはアクセスできません)

eresources@cambridge is launched

スタンフォード大学が図書館資源の統合検索サイトを構築

スタンフォード大学図書館(Stanford University Libraries)は、図書館蔵書(OPAC)と電子リソースの統合検索サイトを構築しています。

これは、統合検索技術を提供するDeep Web Technologies社と協同で開発を進めたもので、大学内の全図書館OPACとよく使われる10データベース、スタンフォード大学が電子化したデジタル・コレクションの3つを統合検索できるとのことです。(大学の外からはアクセスできません)

Stanford University Libraries Launches Federated Search
http://www-sul.stanford.edu/about_sulair/news_and_events/federated_search.html