2008年8月10日から14日まで,世界図書館情報会議(WLIC):第74回国際図書館連盟(IFLA)年次大会が「国境なき図書館:国際理解への航 海(Libraries Without Borders: Navigating Toward Global Understanding)」をテーマとして,カナダのケベックシティ・コンベンション・センター(QCC)で開催された。150か国以上から 3,000名以上が参加し,日本からは,長尾真国立国会図書館(NDL)館長を団長とするNDLからの代表団7名を含め,30名以上が参加した。...
米国図書館協会(ALA)が、米国野球殿堂博物館(National Baseball Hall of Fame)と協同し、全米人文科学基金(NEH)の助成を受けて、全米25の図書館を巡回する展示「誇りと情熱:アフリカ系米国人野球選手の経験」を開催すると発表しています。この展示は、野球殿堂博物館で常設展示されているものです。多くは大規模な公共図書館ですが、大学図書館もいくつか含まれています。各図書館はNEHから、2,500ドルを開催費用として受け取るとともに、6週間の開催期間中、少なくとも2回、無料の一般向けレクチャー等を開催する、とのことです。
ALA | Twenty-five libraries selected to host "Pride and Passion" traveling exhibit
米国議会図書館(LC)のWorld Digital Libraryに、北・中・南米の35か国が加盟している米州機構(OAS)が参加することが、OASから発表されています。一度に35か国を代表するコンテンツが加わること、またこの中には非英語・非西洋の国が含まれていること、さらにOASの協力により7つの言語の専門家を確保できることが、重要な貢献とされています。ちなみに、OASの附属図書館であるコロンブス記念図書館は、ワシントンD.C.に所在しています。
英国公文書館(NA)が、第二次世界大戦について、デジタル化された公文書・記録資料・録音資料をもとに学習できるウェブサイト“Learning Curve: World War II”を開設しました。公文書・記録資料に基づき、学習者が「なぜ、○○が起こったと考えられるか」を解き明かすといった課題が設定されており、インタラクティブに学べるようになっています。内容はKey Stage(KS)3~4(=日本の中学生・高校1年生)向けとされています。
世界恐慌が起こった1930年代から、第二次世界大戦下の1940年代までにかけて、米国の人々の様子を写真で記録した「FSAプロジェクト」の写真を、米国議会図書館(LC)が写真集にまとめ、シリーズ“Fields of Vision”として刊行することになりました。写真集は撮影した写真家ごとに1冊にまとめられるとのことで、第1弾として3冊が発売されます。