アーカイブ - 2008年 9月 12日

NIHパブリックアクセス方針に関する公聴会は終了したが・・・複数の著作権法改正案が議会に提出(米国)

NIHパブリックアクセス方針に関する公聴会が、米国連邦議会下院法務委員会の裁判所・インターネット・知的財産小委員会で、9月11日に予定通り開催されました。その模様が、情報管理Webニュースで紹介されています。

また9月10日付けPublic Knowledgeの記事によると、同日の時点で4本の“Bad Copyright Legislation”が、議会に提出済み、あるいは提出されうると噂されているとのことです。同記事では、この4本の法律案について比較をおこなっています。

米国:NIH方針に暗雲
http://johokanri.jp/news/?p=879

A Perfect Storm of Bad Copyright Legislation
(“Public Knowledge”2008年9月10日記事)

オープンソースの日本語OCR「NHocr」、1行画像を認識するベータ版をリリース

東北大学の後藤英昭准教授が、Googleのオープンソース支援プロジェクト“Google Code”で開発したオープンソースの日本語OCR「NHocr」のベータ版を公開しています。ベータ版は、1行で書かれた文字画像をブラウザ形式でサーバに送信し、認識させるというものです。

日本語文字行認識 - beta
http://appsv.ocrgrid.org/nhocr/index-j.html

H.Goto's home page
http://www.sc.isc.tohoku.ac.jp/~hgot/index-j.html
(後藤准教授のウェブサイト)

nhocr
OCR engine for Japanese language - Google Code
http://code.google.com/p/nhocr/

シアトル公共図書館、10年間のリニューアルプロジェクト“Libraries for All”が終了-建築デザイナーの記念講演も

米国のシアトル公共図書館が、1998年から行ってきた図書館分館リニューアル、新中央館新規建設プロジェクト“Libraries for All”が、2008年7月のmagnolia分館の拡張を最後に、無事終了しました。これを記念してシアトル中央図書館で、コールハース(Rem Koolhaas)氏とともに同館のデザインを担当した建築デザイナー、プリンス=ラムス(Joshua Prince-Ramus)氏の講演会が開催されます。その様子は後日、ポッドキャストで配信されるとのことです。

「第5回情報プロフェッショナルシンポジウム」のプログラム公開

独立行政法人科学技術振興機構(JST)と社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)が共催する「第5回情報プロフェッショナルシンポジウム」(2008年11月13日~14日、於:日本科学未来館)のプログラムが公開されています。

INFOPRO2008 第5回情報プロフェッショナルシンポジウム
(INFOSTAによる案内)
http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2008sankabosyu.html

(JSTによる案内)
http://johokanri.jp/infopro.html

プログラム
http://www.infosta.or.jp/symposium/2008pamphlet.pdf

DPE、「相互運用性」に関するブリーフィングペーパーを刊行

DigitalPreservationEuropeが、異質な環境の電子図書館を統合的に、また大規模、永続的に運用していく際のキー概念となる「相互運用性(interoperability)」という語について、この語が広範に、多様なレベルで使われていることから概念の整理をすべく、ブリーフィングペーパーを刊行しています。

INTEROPERABILITY.
A key concept for large scale, persistent digital libraries.
http://www.digitalpreservationeurope.eu/publications/briefs/interoperability.pdf

September 8th, 2008付けDigitalKoansの記事

オックスフォード大学図書館の「保存書庫」計画、景観問題でピンチに

オックスフォード大学のあるオックスフォード市は、「夢見る尖塔(Dreaming spires)」の街と呼ばれていますが、オックスフォード大学ボードリアン図書館が建設を計画している保存書庫“Osney Mead Book Depository”の外観が、オックスフォード市の景観を台無しにするとして、景観論争が巻き起こっています。
市議会では昨年、僅差で建設計画に同意しましたが、反対派の主張で一旦延期になりました。報道によると、先ごろ反対派・賛成派の両者の意見を聴いて最終的な結論を判断する公開審問会が開催され、スカイラインを台無しにするとして、建設計画に不同意との結論が出されました。
オックスフォード大学図書館は、この決定に対して失望感を表すとともに、この結論を和らげるため、苦渋の決断をとることが求められるであろう、と述べています。

「大阪版市場化テスト」に図書館運営の提案4件

大阪府は市場化テストの対象業務選定の参考にすべく、民間で実施可能と考えられる業務や、民間での実施を可能とするための条件等について、2008年3月から6月にかけて提案募集を行っていました。このほど、その結果が発表されました。府立図書館の運営に関する提案も4件、提出されています。

大阪版市場化テスト 提案一覧表
http://www.pref.osaka.jp/kikaku/sijohka/teianitiran.htm

大阪版市場化テスト・提案募集の結果と提案に対する考え方について
http://www.pref.osaka.jp/kikaku/sijohka/kangaekata.htm

参考:
E458 - 公共サービスの市場化テスト,法制化へ(日本)
http://current.ndl.go.jp/e458

LC、自館ウェブサイトを活用した児童・生徒向け教育プログラムを全米5都市で出張開催

米国議会図書館(LC)が、全米5都市に出張し、児童・生徒向けにLCのウェブサイトで公開されている歴史的資料を使った学習方法等についてレクチャーする教育プログラム“National Treasures, Local Treasures”を実施すると発表しています。

Library Educational Program Makes First Stop in Florida - The Library Today (Library of Congress)
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-153.html

今年の全米ブックフェスティバルのゲストはブッシュ母娘-「子ども読者のためのツールキット」も作成

2001年から毎年、ローラ・ブッシュ大統領夫人の主催、米国議会図書館(LC)の運営で行われている全米ブックフェスティバル(National Book Festival)のウェブサイトが、LCのウェブサイト内に立ち上がっています。2008年は9月27日に行われます。ちなみにゲストは、ローラ夫人と、娘のジェンナ(Jenna Bush)氏です。二人は読書を推奨する絵本“Read All About It!”を共著で刊行しています。

このブックフェスティバルを機に、LCは「子ども読者のためのツールキット」を作成、公開しました。これは、学校、図書館、家庭でも「ブックフェスティバル」ができるようにと、児童書の著者によるポッドキャストや、教育用ツール、ポスター等をオンラインで提供するものです。

明治から現在までの雑誌記事が検索できる「雑誌記事索引集成データベース」サービス開始

株式会社皓星社が、明治から現在までに発行された雑誌記事をカバーした「雑誌記事索引集成データベース」を構築、ライセンス契約によるサービス提供を開始しています。

明治初期から現在まで、日本(旧植民地なども対象)で発行された日本語の雑誌記事1千万件以上が検索できるとのことです。『明治・大正・昭和前期 雑誌記事索引集成』(皓星社)、『地方史文献年鑑』(岩田書院)、『日本史文献年鑑』(柏書房)などのデータを収録し、また、国立国会図書館(NDL)の雑誌記事索引のデータも含まれています。

雑誌記事索引集成データベース
http://zassaku-plus.com/
http://www.annex-net.jp/ks1/

―明治から現在まで 全国誌から地方誌まで― 「雑誌記事索引集成データベース」のサービスを開始します。

DRFがRSPによる機関リポジトリ構築のためのプランニング・チェックリストを翻訳・公開

日本の機関リポジトリネットワークであるDRF(デジタルリポジトリ連合: Digital Repository Federation)が、英国のリポジトリネットワークRSP(Repositories Support Project)による機関リポジトリ構築のためのプランニング・チェックリストを翻訳し公開しています。

プランニング・チェックリスト(PLANNING CHECKLIST)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88

参考:

ドイツ図書館協会も実演家と実演記録の権利保護期間の延長に反対を表明

欧州委員会(EC)が2008年7月16日に発表した、実演家と実演記録の権利保護期間を実演から95年に延長(これまでは50年)するよう欧州議会・欧州理事会に求める勧告に対し、ドイツ図書館協会(DBV)が、創造性及び欧州の文化遺産の活用を阻害するとして反対の意を表明しています。同様の声明は、英国の文書館・図書館著作権同盟からも提出されています。

Datum 04.September 2008
Titel Richtlinienvorschlag der Europäischen Kommission zur Änderung der Richtlinie 2006/116/EG
DBV lehnt vorgeschlagene Verlängerung der Schutzdauer im Urheberrecht ab