アーカイブ - 2008年 7月

7月 31日

実業史研究情報センターが企業史料ディレクトリを作成・公開

財団法人・渋沢栄一記念財団の情報部門である実業史研究情報センターが、企業史料がどこにどれほどの規模で保存されているのかといった情報を集約して一覧化した企業史料ディレクトリを作成、公開しています。

企業史料ディレクトリ
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/index.html

参考:
実業史研究情報センターがブログ「情報の扉の、そのまた向こう」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/7289

LC-Flickrの写真公開プロジェクト“Commons”に5美術館・図書館が参加

米国議会図書館(LC)と写真共有サイト“Flickr”による、歴史的写真の共有・情報収集プロジェクト“Commons”に、既報のスミソニアン協会をはじめ、イーストマン・ハウス、ブルックリン美術館、トゥールーズ図書館、パワーハウス美術館の5機関が参加しました。

Flickr: The Commons
http://flickr.com/commons/

Smithsonian Institution Shares Photographs on The Commons on Flickr
http://newsdesk.si.edu/releases/spi_flickr.htm

LCの科学レファレンスサービス、日本の科学技術関係のウェブリソースを更新

米国議会図書館(LC)は、科学レファレンスサービスのウェブサイトで提供している、日本の科学技術情報のリンク集をこのほど更新したとのことです。

Selected Internet Resources
Japanese Science, Technology and Medicine
http://www.loc.gov/rr/scitech/selected-internet/japanese.html

LCの108条研究グループの議論の「裏側」

デジタル時代の著作権制限規定のあり方について検討すべく、米国議会図書館(LC)に設置されていた108条研究グループにおいて、2008年3月31日に提出した報告書に至るまでの間、どのような議論がなされてきたか、その裏側を紹介するインタビュー記事が、Library Journal誌に掲載されています。研究グループで議論になったものの、一致した結論を出せず報告書に盛り込めなかったものとして、以下のものが挙げられています。

・ILLへのデジタル技術の利用
・Internet Archiveなど、ヴァーチャルに活動している図書館・美術館での扱い

また図書館、出版社、権利者の間での意見の相違も随所にあった模様です。

ワシントンD.C.公共図書館、新中央館建設は白紙に、開館時間も大幅減の危機に

米国ワシントンD.C.公共図書館(DCPL)では、ウィリアムス(Anthony A. Williams)前行政長官時代に立案した計画により、新中央館を旧コンベンションセンター跡地(現在は駐車場)に建てる予定でした。計画では、2008年夏に着工となっていました。ところが、2007年1月からのフェンティ(Adrian Fenty)行政長官は、分館のリノベーションが重要であるとして、新中央館建設計画を破棄しました。当初の建設予定地には、ホテルと商業施設の複合施設の建築が予定されているとのことです。新中央館建設をめぐっては、「既存の分館をリノベーションして中央館とすべき」等、これまでもいくつかの議論があったところなのですが、引き続き混迷が続く模様です。

OpenDOARによるGoogle Mapとのマッシュアップサービス

機関リポジトリのディレクトリ“OpenDOAR”が、登録された機関リポジトリのデータをGoogle Map上にマッシュアップするサービスを開始しています。Google Map上に示されたピンをクリックすると、それぞれの機関リポジトリへのリンクが現れます。

OpenDOAR Maps Announcement(メーリングリスト“JISC-REPOSITORIES”より)
http://www.jiscmail.ac.uk/cgi-bin/webadmin?A2=ind0807&L=jisc-repositories&D=1&T=0&O=D&P=6820

参考
世界中のリポジトリをGoogle Mapで表現
http://current.ndl.go.jp/node/5756

多人数参加型オンラインゲームの収集・保存に関する研究にIMLSが助成

多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)について、何を収集し、どのように保存し、どのように利用者に提供するかの調査研究に対し、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が255,040ドルを助成することになりました。この助成を受けて研究に携わる、テキサス大学オースティン校のウィンゲット(Megan Winget)助教に、Library Journal誌がインタビューしています。ウィンゲット助教は新しいメディアで作成される文化遺産の保存を主に研究しており、かつて大学院生時代に周りの院生が熱中しているのを(ウィンゲット助教はゲームをしないので)興味深い現象として見ていたMMORPGについても、保存する必要があるとして研究することにしたそうです。

BLにトラック企業大手から100万ポンドの寄付

英国図書館(BL)が、トラックの製造・販売を手がける大手企業・PACCAR社から、デジタル化のための技術プラットフォームへの寄付として100万ポンド(約2億円)を受けたと発表しています。

Paccar and the British Library Announce Charitable Gift
http://www.bl.uk/news/2008/pressrelease20080730.html

PACCAR Inc
http://www.paccar.com/

7月 30日

JISC、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関する「機械可読な」レジストリを公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関するレジストリ“Information Environment Service Registry(IESR)”を公開しました。レジストリにSRU/SRWプロトコルでアクセス可能であること、また各電子情報資源について機械的なアクセス方法が明記されていることが特徴です。

IESR: Information Environment Service Registry
http://iesr.ac.uk/

UPKI認証連携基盤によるシングルサインオン実証実験始まる(日本)

国立情報学研究所(NII)が中心となって進めている全国大学電子認証基盤(UPKI)事業は、事業の3年目として、UPKI認証連携基盤の実証実験を行うと発表しています。7月に開催された実証実験説明会の資料が公開されています。

この実証実験では、Shibbolethなどのシングルサインオンの技術で、電子ジャーナル等のコンテンツ利用や、大学間の認証連携を行い、次年度以降の認証基盤構築に向けた技術的・制度的な検証を行うとしています。

シングルサインオン実証実験説明会(平成20年7月23日開催)資料集
https://upki-portal.nii.ac.jp/item/idata/odatao/SSO_doc/folder_contents

UPKI認証連携基盤によるシングルサインオン実証実験
https://upki-portal.nii.ac.jp/SSO

NII、平成20年度学術機関リポジトリ構築連携支援事業の委託機関リスト・プロジェクト一覧を発表

国立情報学研究所(NII)が、CSI委託事業の一環である、学術機関リポジトリ構築連携支援事業の平成20年度の委託機関リスト(領域1)、および調査・研究・開発プロジェクト一覧(領域2)を発表しています。

学術機関リポジトリ構築連携支援事業 | 委託事業 | 平成20年度委託事業 | 平成20年度委託機関リスト
領域1 委託機関リスト(68大学)(予定)
http://www.nii.ac.jp/irp/rfp/2008/partners.html#ryoiki1
領域2 プロジェクト一覧(予定)
http://www.nii.ac.jp/irp/rfp/2008/partners.html#ryoiki2

DspaceとFedoraが協力関係構築を表明

2008年7月25日に米国議会図書館(LC)で開催された、英国情報システム合同委員会(JISC)“Common Repository Interface Group”主催のイベント"RepoCamp"の場で、オープンソースのリポジトリ用ソフトの2大供給者、Dspace FoundationとFedora Foudationが、協力して事業に当たっていくことが発表されました。協力関係の将来の展望として、下記を挙げています。

1.オープンソースのリポジトリソフトを利用しているコミュニティに、最善のテクノロジーとサービスを提供する。

2.重要なアーキテクチャ要素の集中と相互運用性を可能にするため、双方の組織のテクノロジー計画を同調させる。

3.商標で守られたソリューションと比較して、DspaceとFedoraがいかに特別な価値を提案できるか、説明する。

Googleの3倍、Microsoftの10倍のページを検索対象にした世界最大の検索エンジン“Cuil”

Googleの3倍、Microsoftの10倍のページを検索対象としており「世界最大」という新しい検索エンジン“Cuil”が、2008年7月28日に公開されました。かつてGoogleで検索インデックスの技術を担当していた人が運営・経営陣にいることもあってか、IT系報道メディアの注目を集めています。Cuilとは古代アイルランド語で「知識」という意味で、発音は英語の“cool”と同じとのことです。

2008年7月30日現在で、検索対象のページは1,200億を越えています。ただし、日本・日本語のウェブサイトで検索対象となっているものはまだ多くないようで、当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」もヒットしません。

Cuil
http://www.cuil.com/

Cuil Launches Biggest Search Engine on the Web

ユネスコの図書館ソフトウェア用のFRBR化アプリケーションが実験中

ユネスコが無償で配布している図書館業務用ソフトウェア“CDS/ISIS”のウェブ対応版“WEBLIS”用で、FRBR化を実現するためのアプリケーションのプロトタイプが開発され、テストが行われています。

IFPA2 (ISIS FRBR Prototype Application - ver. 2)
http://pclib3.ts.infn.it:8080/ifpa2/main.html

WEBLIS
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=16841&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html
CDS/ISIS database software

NDL保存フォーラム「害虫を入れない・増やさない―図書館における総合的有害生物管理―」

国立国会図書館(NDL)が2008年9月11日、第19回保存フォーラム「害虫を入れない・増やさない―図書館における総合的有害生物管理―」を開催すると発表しています。NDLが2006~2007年に実施したトラップ(捕虫)モニタリング調査の結果も報告されます。

第19回保存フォーラムのご案内 - 国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve19.html

豪国立図書館、デジタル化した歴史的な新聞を公開するウェブサイトを開設

オーストラリア国立図書館(NLA)はこのほど、1803年から1954年に発刊された歴史的価値の高い新聞をデジタル化し、公開するウェブサイト”Australian Newspaper's site”(ベータ版)を開設しました。今のところ、コンテンツの量はそれほど多くないということですが、今後追加されていく予定だということです。

”Australian Newspaper's site”
http://ndpbeta.nla.gov.au/ndp/del/home

参考:
家で眠っている古新聞、募集中(オーストラリア国立図書館)
http://current.ndl.go.jp/node/7438

カナダ政府、研究データのアクセス・保存戦略を検討するWGを設置

カナダ政府が2008年、研究データの収集・記録・保存に関する国家レベルの標準・政策がなく、研究データの十分な利活用が行われていないことを問題視し、国家レベルの戦略を検討するためのワーキンググループ“Research Data Canada”を設置しました。同WGは大学、研究所、図書館、研究助成機関、研究者などからなり、(1) 政策・助成・研究、(2) インフラ・サービス、(3) 実現可能性(スキル、研修、報酬システム)、(4) 研修プログラム、の4つのタスクグループに分かれて検討を行っています。最終報告書は、9月に刊行される予定とのことです。

Research Data Canada
http://data-donnees.gc.ca/eng/index.html

29 juillet 2008付けProsperの記事

ウェブサイトのハーベスティングソフトをOCLCが提供

大学や文化遺産を取り扱う機関向けに、ウェブサイトを収集、保存するソフトウェア“Web Harvester”を提供すると、OCLCが発表しています。収集したウェブサイトは、OCLCが提供する電子コレクション・マネジメントソフトウェア“CONTENTdm”上で管理できるとのことです。

OCLC's new Web Harvester captures Web content to add to digital collections
http://www.oclc.org/news/releases/200829.htm

Web Harvester
http://www.oclc.org/webharvester/

7月 29日

2008年版子どもと家庭の読書に関する報告書(米国)

子ども向け出版・教育事業などを手がけるScholastic社と消費者トレンドの調査を手がけるYankelovich社は、米国における、子ども(5歳~17歳)とその親の読書に対する意識を調査し、その結果を“2008 Kids & Family Reading Report”として発表しました。この調査に類似の調査が2006年にも一度実施されています。今回の調査から、主に以下のようなことが分かったということです。

・多数の子どもが、楽しみのために読書することが好きだと答えている。
・5歳から17歳までの子どもの4人に1人は楽しみのために読書をしている。
・子ども達はテクノロジーが読書に取って代わるものだとは考えていない。
・回答した子どもの62%が、紙で本を読むことを好むと答えている。
・ほぼ3分の2の子どもがインターネットを通じて、読む経験を伸ばしている。

固有のURLを持つウェブサイトの数が1兆を突破-Googleが発表

Googleが公式ブログで、URLリンク処理を行うGoogleのシステムがカウントした固有のURLの数が1兆を越えたと発表しています。また1日あたりでは、数十億ページが増加しているとのことです。内容がまったく同一でURLが異なるもの、いわゆる「万年カレンダー」のように無限に自動生成可能なものを除いての1兆という数ですが、そのほかにも内容が良く似たページやカレンダーの例のような自動生成されるページもあるため、実際には1兆ページをインデクシングしているわけではない、とのことです。

We knew the web was big... - Official Google Blog
http://googleblog.blogspot.com/2008/07/we-knew-web-was-big.html

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