アーカイブ - 2008年 5月

5月 19日

2007年版保存すべき録音資料25点(LC)

米国議会図書館(LC)は2003年から、全米録音資料保存法(2000年制定)に基づき、将来にわたり保存すべき録音資料を登録する「全米録音資料登録簿(National Recording Registry)」の作成を開始していますが、このほどその2007年版資料リストが発表されました。リストに挙げられているのは、1920年代から1980年代までの25点で、ジャズの名盤、大統領の演説のほか、1982年に発売され、全世界で1億枚以上の販売数を誇るマイケル・ジャクソンのアルバム「Thriller」も含まれています。

The National Recording Registry 2007
http://www.loc.gov/rr/record/nrpb/nrpb-2007reg.html

人文・社会科学の学術研究と著作権についてのガイドライン(英国)

英国学士院(British Academy)と英国の出版社協会(Publishers Association: PA)が、人文・社会科学分野の研究者と出版社に向けた、学術研究と著作権についての実務的ガイドラインを共同で作成し、公開しています。

Clearing a path through the copyright jungle
http://www.britac.ac.uk/news/release.asp?NewsID=293

Joint Guidelines on Copyright and Academic Research: Guidelines for Researchers and Publishers in the Humanities and Social Sciences

未発表の学術論文を共有する「My Open Archive」beta版が公開(日本)

オープン・アーカイブ・コンソーシアムが、未発表の学術論文を投稿・共有する「My Open Archive」beta版を公開しています。Flash形式での表示、タグ付け、タグによる検索、クリエイティブコモンズ・ライセンスによる権利管理などの機能を備えています。

研究者や学生は利用登録をすると、論文や研究データのファイルをアップロード、セルフアーカイブして公開することができます。

My Open Archive beta
http://www.myopenarchive.org/

未発表の学術論文を投稿・共有する「My Open Archive」、正式サービス開始 - japan.internet.com LinuxToday
http://japan.internet.com/linuxtoday/20080516/5.html

5月 16日

「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」第8期第1回、第2回資料

文化庁の文化審議会著作権分科会に設置されている「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の第8期第1回、第2回の資料が文部科学省のウェブサイトで公開されています。

著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第1回)議事録・配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/024/08031816.htm

著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第2回)議事録・配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/024/08051419.htm

NII、OAI-OREの仕様書とユーザガイドアルファ0.2版を翻訳公開

国立情報学研究所(NII)が、オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル“Open Archives Initiative – Object Reuse and Exchange(OAI-ORE)”の仕様およびユーザガイドのアルファ0.2版を日本語に翻訳し、公開しています。

「ORE仕様書とユーザガイド」アルファ0.2版を翻訳公開
http://www.nii.ac.jp/irp/2008/05/ore.html

参考:
OAI-OREの仕様・ユーザガイドのアルファ0.2版が公開される
http://current.ndl.go.jp/node/7413

NII、CSI委託事業報告交流会を6月に開催

国立情報学研究所(NII)が2008年6月12、13日に東京で、最先端学術情報基盤(CSI)委託事業報告交流会(コンテンツ系)「機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通~最新動向から課題解決まで~」を開催します。NIIからの事業報告と最新動向紹介、CSI委託事業として実施された機関リポジトリに関する研究開発・調査等の成果報告に加え、70大学および14プロジェクトのポスター展示なども行われます。

平成19年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)
~機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通:最新動向から課題解決まで~
http://www.nii.ac.jp/irp/event/2008/debrief/

参考:
NII、機関リポジトリ事業の中間まとめを発表(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/5735

電子ブックの提供と利用の現状調査(米国)

米国の調査会社Primary Research Groupが 図書館における電子ブックの提供と利用の現状調査2008年版を発表しています。本体は有料ですが、ResourceShelfがハイライトを紹介しています。

それによると、81%以上が電子ブックをOPACから探せるようにしている、74%がMARCによる目録レコードを作っている、自然科学の分野やビジネスの分野、参考図書で電子ブックの利用が多い、利用者は電子ジャーナルのようには利用に慣れていない、といったことが分かる調査結果となっているようです。

Library Use of E-books, 2008-09 Edition
http://www.primaryresearch.com/200804281-Libraries--Information-Science-excerpt.html

Nature、発展途上国へのフリーアクセスを提供

Nature Publishing Groupは、INASP(International Network for the Availability of Scientific Publications)との協同プログラムによって、アフリカ・アジア・南アメリカの発展途上国20カ国の大学・研究機関に対して、Nature誌など65誌の学術雑誌(電子ジャーナル)へのフリーアクセスを提供する、と発表しています。

Nature Publishing Group journals provided through PERI
http://www.inasp.info/file/744/--nature-publishing-group-journals-provided-through-peri.html

ニューヨークの3図書館が選んだ「最も優れたレファレンス用資料 2008」

米国ニューヨーク市のブルックリン公共図書館、ニューヨーク公共図書館、クイーンズ公共図書館の3館の図書館司書による委員会が、レファレンス用コレクション(図書、ウェブサイト、電子資料)の中から、コミュニティの図書館の蔵書構成上の有用さ、プレゼンテーションのスタイル、著者・編者の権威等を基準として選定した“Best of Reference 2008”を発表しています。

Best of Reference 2008
http://www.queenslibrary.org/index.aspx?page_nm=Best_of_Reference_2008

May 15, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/05/best-of-reference-2008.html

5月 15日

UKSG、2008年次会議の講演資料を公開

英国逐次刊行物グループ(UKSG)が4月に開催した2008 Annual Conference and Exhibitionの講演資料やレビュー、トランスクリプトが公開されています。

MESUR Project、Usage Factor、The UK Research Reserve、Project Transfer、KBART、National E-books Observatory Project、SHERPA、LOCKSS、SUSHI、OAI-OREと、近年英国や米国で取り組まれている多くのプロジェクトが出展しています。

2008 Annual Conference and Exhibition
http://www.uksg.org/events/conference08

LiveSerials

韓国国立中央図書館、デジタルレファレンスサービスを協同型に移行

韓国国立中央図書館が、これまで単館で実施してきたデジタルレファレンスサービス「司書に聞いてください(Ask a Librarian)」を終了し、2008年5月1日から同名の、公共図書館との協同型デジタルレファレンスサービスを開始しました。

新サービスでは、利用者から寄せられたレファレンス質問とその回答の記録のほか、パスファインダー、役に立つオンライン情報源の紹介、海外の協同型デジタルレファレンスサービスの紹介などが提供されています。また推薦図書、読書に関する討論用掲示板など、読書関連の情報もいっしょに掲載されています。

사서에게 물어보세요 (Ask a Librarian)
http://www.nl.go.kr/ask/

국・내외사례
http://www.nl.go.kr/ask/intro/instance.php

中国・四川省内の公共図書館の被災状況

2008年5月12日に中国・四川省で発生した大地震により、被害を受けた省内の公共図書館の状況を、四川省図書館学会が報じています。

5月14日午後の段階で把握できた限りで、震源に近い地域の図書館は、多かれ少なかれ損傷が発生しているようですが、場所によっては、それほど大きな被害が出なかったところもあるようです。もっとも、甚大な被害を受けた図書館が21館あり、うち3館は建物が広い面積で裂け、危険な状況にあるとのことです。落成したばかりの図書館でも、壁に亀裂が入ったようです。

ただし、省内の119の地区の図書館とは十分な連絡が取れず、特に震源地とされる地域の図書館とはまったく連絡が取れていないようです。

来自四川灾区公共图书馆的报道 - 四川省图书馆学会
http://www.sclib.org/investigation/tsgxh/xhtz10.htm

検索エンジン各社のウェブマスター向けツール

Yahoo! Japanが、URL単位でYahoo!検索におけるインデクス作成の状況を確認、また管理できるウェブマスター向けツール「サイトエクスプローラー」をベータ版として公開しました。米国のYahoo!で、“Search Site Explorer”として提供されているものの日本版です。

サイトエクスプローラー(サイト管理者向けツール) - Yahoo!検索
http://siteexplorer.search.yahoo.co.jp/

ヤフー、ウェブマスター向けツール「Yahoo!検索 サイトエクスプローラー」公開 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20373205,00.htm

米Powerset社、Wikipediaの記事を対象とした「高品質」検索サービスを公開

米国のPowerset社が2008年5月12日、Wikipedia(英語版)の記事を単語・フレーズ・質問文(例:東京で地震が起きたのはいつか?(When did earthquake hit Tokyo?))などで「高品質」に検索し、その結果を「新たな方法で」提示する検索サービスの提供を開始し、注目を集めています。ちなみに同社は検索サービスの稼動状況(トラブルが起きた、直った、等)について、Twitterを使って発信しています。

Powerset
http://www.powerset.com/

Ready. Powerset. Go. - Powerset Blog
http://blog.powerset.com/2008/5/12/ready-powerset-go

Twitter / Powerset

神戸大学附属図書館、退職した名誉教授が運営していたDBを代わりに公開

神戸大学附属図書館が、2008年3月をもって退職した渡邊邦秋名誉教授が在職中に公開していた「キク科の染色体数データベース(Index to Chromosome numbers in Asteraceae)」を、同教授に代わってデジタルアーカイブの1コレクションとして公開しています。

Index to Chromosome numbers in Asteraceae
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/asteraceae/index.html

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/index.html

佐賀県、図書館先進県づくり推進事業「スタンプキャンペーン」を開始

佐賀県教育庁社会教育・文化財課が、図書館先進県づくり推進事業の一つとして、「使おうビッグライブラリー スタンプキャンペーン」を開始しました。これは、「県は一つの大きな図書館(ビッグライブラリー)」をキャッチフレーズに、県内の図書館の利用を促進するもので、県立図書館、市町立図書館および分室、公民館図書館のいずれかで本を1冊借りるとスタンプが1個押され、30個集まると抽選で図書カードが当たるというものです。2008年度中、行われるようです。

佐賀県:使おうビッグライブラリースタンプキャンペーン
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/stamp/stampcampaign.html

オープンソースの統合検索システム“XTF”

カリフォルニア大学によるカリフォルニア電子図書館(CDL)が、複数のコレクション・複数のファイルフォーマットのコンテンツをインデクシングし統合的に検索可能とするオープンソースソフトウェア“eXtensible Text Framework(XTF)”を公開しています。2008年4月にリリースされた最新版(Ver. 2.1)では、ファセット方式でのブラウジング、XHTMLおよびOAI-PMH形式での出力などの機能が新たにビルトインされています。

eXtensible Text Framework (XTF)
http://www.cdlib.org/inside/projects/xtf/

SourceForge.net: XTF 2.1 Released
https://sourceforge.net/forum/forum.php?forum_id=816210

東北大学附属図書館、 『東北大学生のための情報探索の基礎知識』を今年もオープンソースで刊行

東北大学附属図書館が2008年3月に刊行した 『東北大学生のための情報探索の基礎知識 基本編 2008』および『Guide to Academic Information Search for Students of Tohoku University. Natural Science 2008』(自然科学編英語版)を、同館のウェブサイトで公開しています。公開されているのはPDF形式のファイルですが、授業や講習会用として改変し、利用・再配布が可能なオープンソースのMicrosoft Word形式のファイルも、申し込みにより提供するとしています。

東北大学生のための情報探索の基礎知識シリーズ
http://www.library.tohoku.ac.jp/mylibrary/tutorial/2008/

参考:

大地震による四川省図書館の被災状況の写真(中国)

2008年5月12日に中国・四川省で発生した大地震で受けた被害の状況を、四川省図書館(成都市)が写真つきで紹介しています。変形した天井や剥がれ落ちた壁、散乱している資料から、被害の大きさがうかがい知れます。

・同館は家屋の安全状況の審査を待っているところである。
・現在、職員は落ち着いており、余震に注意しつつ公共の財産と身の安全を守っている。また省内の他の被災した図書館との連絡に力を入れており、その被害状況は分かり次第お知らせする。
・文化部、国家図書館、全国の図書館からお見舞いの電話・手紙をいただいて感謝している。状況をありのままにお知らせすべく、ここに写真を掲載する。

四川省图书馆“512地震”灾后情况简报
http://www.sclib.org/information/news.asp?Num=675

四川省图书馆

大阪府立中央図書館、YA向けサイト「YA!YA!YA!べんりやん図書館」開設

大阪府立中央図書館が、ヤングアダルト向けサイト「YA!YA!YA!べんりやん図書館」を開設しました。コンテンツとして、図書館の使い方、検索方法の説明、ブックガイド、便利なサイトのリンク集「べんりやんサイト集」などのほか、「YA!YA!YA!みんなの広場」として、Q&A集・掲示板・職員によるブログ「職員の日記帳」などが掲載されています。なお、2008年5月は試験運用期間とされています。

YA!YA!YA!べんりやん図書館
http://www.library.pref.osaka.jp/cgi-bin/benriyan/display_top.cgi

中央図書館職員ブログ「職員の日記帳」
http://www.library.pref.osaka.jp/cgi-bin/benriyan/display_talk.cgi

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