アーカイブ - 2008年 5月 8日

公共図書館における「物議を醸す資料」の扱いに関する指針案への意見募集とCILIPの意見(英国)

英国では2007年11月、政府が博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)に対し、公共図書館における過激な(extremist)、扇動的な(inflammatory)資料の管理に関する指針を取りまとめるよう委託しました。これを受けてMLAは、公共図書館における物議を醸す(controversial)資料の取り扱いに関する指針のドラフト案を作成し、2008年1月から意見募集を行ってきました。これに対し、英国情報専門家協会(CILIP)が提出した意見が、このほど公開されました。

MLA consultation on managing controversial material in public libraries, Jan-April 2008 - CILIP

文化庁、「韓国における著作権侵害対策ハンドブック」の別冊を刊行

文化庁が、2007年1月に作成した「韓国における著作権侵害対策ハンドブック」の内容を修正する形の別冊を、2008年4月に作成しています。2007年6月に施行された新しい著作権法、同施行令、同施行規則を踏まえた内容となっています。

韓国における著作権侵害対策ハンドブック 別冊
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/kaizokuban/pdf/korea_singai_bessatsu.pdf

参考:
文化庁、「韓国における著作権侵害対策ハンドブック」刊行
http://current.ndl.go.jp/node/5558

著作権例外規定改正案への意見募集とLACAによる意見(英国)

英国知的財産局(UK-IPO)は、2006年の知的財産権に関するレビュー“Gowers Review”で勧告された知的財産権の見直しを実現するべく、著作権例外規定に関するGowers Reviewの改正勧告とその法的・制度的論点についてまとめ、2008年1月から4月まで意見募集を行っていました。この意見募集に対し、英国情報専門家協会(CILIP)、英国図書館(BL)、博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)などが加盟する図書館・文書館著作権同盟(LACA)が、図書館・文書館等における著作権例外規定についての意見を提出しています。

UK-IPOでは今後、寄せられた意見をまとめ年末に第二次の意見募集を行い、その後に法制化の方法等を検討していくとしています。

2007年、米国の児童・生徒に最も多く読まれた本は?

米国の6万3千校を顧客とする、学習評価システムの大手ベンダーRenaissance Learning社が、児童・生徒の読解力をテストで測定するウェブベースのツール“Accelerated Reader”を通じて収集した約9,900の小・中・高等学校の合計300万人の児童・生徒の読書データから、2007年に最もよく読まれた本のベスト20を、学年・性別・地域を掛け合わせて算出しています。

このレポート“What Kids Are Reading: The Book-Reading Habits of Students in

FBI、Internet ArchiveへのNSLを取り下げる

2007年11月26日、米国連邦捜査局(FBI)がInternet Archiveに対し、ある登録利用者の氏名・住所・ウェブサイト利用履歴を提出するよう求める国家安全保障書簡(NSL)を発行し、同時に口外禁止規定(gag order)を課しました。これに対し、Internet Archive代表のケール(Brewster Kahle)氏とその弁護人を務める電子フロンティア財団(EFF)、および米国市民自由連合(ACLU)の3者が12月14日、このNSLの合憲性に疑義を唱え訴訟を起こしました。その論拠の中には、Internet Archiveがカリフォルニア州から認められている「図書館」であることも含まれていました。

DCCによるデータキュレーションのライフサイクルモデル図

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が、概念化・生成・収集から保存・アクセス・媒体変換までのライフサイクルを意識してデータを保存・管理していくという「キュレーション(curation)」の過程をモデル化した図(パンフレット)を作成しています。なお今回のものは、“Final Version”と銘打たれています。

The DCC Curation Lifecycle Model
http://www.dcc.ac.uk/docs/publications/DCCLifecycle.pdf

Digital Curation Centre
http://www.dcc.ac.uk/

参考:
E548 - デジタルキュレーションセンターの活動評価(英国)
http://current.ndl.go.jp/e548

米国の3国立図書館、RDAの導入に関する共同宣言を発表

米国議会図書館(LC)、米国農学図書館(NAL)、米国医学図書館(NLM)の3国立図書館が、RDAの導入に関する共同宣言を5月1日付けで発表したと、LCのマーカム(Deanna B. Marcum)副館長が各種メーリングリストでアナウンスしています。RDAについては、LCの「書誌コントロールの将来」ワーキンググループが、作業の中断を勧告しており、LCがどのように対応するか注目を集めていたところです。

EU、学術研究政策を議論する新たな欧州研究諮問委員会を発足

EUの欧州委員会は、ヨーロッパ全域における学術研究政策を議論する諮問委員会European Research Area Board (ERAB)を発足させています。

ERABは、研究成果のオープンアクセス化を勧告するなどの活動をしてきた欧州研究諮問委員会(EURAB)に代わるものとして位置づけられています。

European Commission nominates high-level advisory group on research and science
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/565&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en