アーカイブ - 2008年 5月 2日

モバイル/インターネットコンテンツの審査・認定を行う第三者機関が相次いで発足

インターネット上の違法・有害情報への対応をめぐる議論が、総務省の検討会や政府のIT安心会議で行われていますが、特定のカテゴリに属するサービスに一律のアクセス制限(フィルタリング)がかけられる現状のフィルタリングを問題視し、第三者機関としてモバイルサイトのコンテンツを審査しフィルタリングサービスに反映していくことを目ざす「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が、4月8日に設立されています。同機構はまた、青少年が知識・情報を自ら選別する能力を身につけられる啓発・教育プログラムやレイティング等の施策の必要性も提起しています。

またCNET JapanなどIT系ニュースサイトの報道によると、同様にウェブサイトの健全性を評価、認定、レーティングする機関「インターネット・コンテンツ審査監視機構(I-ROI)」の設立が、4月25日に発表されたとのことです。

UKPMCの研究者の認知度とこれからの可能性

英ウェルカム財団(Wellcome Trust)を中心として進められているUK PubMed Central (UKPMC)が2月に開催したワークショップの報告書が公開されています。

UKPMCのプロモーションの方法やUKPMCのデータを使った付加価値的サービスの可能性(パーソナライズやテキストマイニング)などについて意見交換しています。

また、生物医学関係の研究者約900名に対して行ったアンケート調査の結果も同時に公表しています。UKPMCの認知度や登録や検索の使い勝手、オープンアクセスの障壁について質問しています。

DEVELOPING THE DEFINITIVE RESOURCE FOR UK BIOMEDICAL AND HEALTH RESEARCHERS
http://ukpmc.ac.uk/workshop_report.pdf

FRBRの日本語訳がウェブで公開

日本図書館協会と国際図書館連盟(IFLA)が、1997年9月に承認を受けた書誌レコードの機能要件(FRBR)最終報告書の日本語訳『書誌レコードの機能要件』(和中幹雄・古川肇・永田治樹訳,日本図書館協会,2004)のPDF版を、ウェブサイトで無料公開しています。

書誌レコードの機能要件: IFLA書誌レコード機能要件研究グループ最終報告
(IFLA目録部会常任委員会承認)
和中幹雄・古川肇・永田治樹 訳
http://www.jla.or.jp/mokuroku/frbr_japanese.pdf
http://www.ifla.org/VII/s13/frbr/frbr-jp.pdf
(※上は日本図書館協会、下はIFLAへのリンクで、いずれも内容は同じです。)

国際子ども図書館、「絵本ギャラリー」に米国の絵本コンテンツを追加

国立国会図書館国際子ども図書館が2008年5月5日(こどもの日)に、国内外の絵本を画像や音声で紹介する『絵本ギャラリー』に、『オズの魔法使い』など19~20世紀の米国の絵本11冊を新コンテンツ「アメリカの絵本 黄金期への幕開け」として追加すると発表しています。

こどもの日に、絵本ギャラリー
「アメリカの絵本 黄金期の幕開け」提供開始
http://www.ndl.go.jp/jp/information/pdf/pr_080425.pdf

国際子ども図書館:絵本ギャラリー
http://www.kodomo.go.jp/gallery/index.html

IFLA、図書館に関するユーモアを募集中

国際図書館連盟(IFLA)が、図書館に関するユーモア/ジョークをウェブサイトで募集しています。集まったものは審査の上、センスと節度のあるものだけをウェブサイトで公開するとのことです。これまでに集めたものも公開されており、かつて日本でも流行った「マーフィーの法則(Murphy's laws)」をもじったものなどが掲載されています。

Library Humour ...
if we can't laugh at ourselves, who can?
http://www.ifla.org/I/humour/humour.htm

参考:
図書館が出てくる先人の言葉
http://current.ndl.go.jp/node/3729

IFLA、多文化図書館マニフェストを制定

国際図書館連盟(IFLA)が、文化・言語的多様性を人類共通の遺産として尊重し、コミュニティや関心を持つ人に対し情報・知識を提供するサービスなどによりその維持・促進に努めるとともに、異なる文化間での寛容さ・対話・協調を促進し相互信頼・相互理解のある市民性を育むことをすべての図書館に求める「多文化図書館マニフェスト」を制定・発表しています。

The IFLA Multicultural Library Manifesto
http://www.ifla.org/VII/s32/pub/MulticulturalLibraryManifesto.pdf

新国際目録原則の草案が公開

国際目録規則に関する国際図書館連盟(IFLA)専門家会議(IFLA Meeting of Experts on an International Cataloguing Code:IME-ICC)は、1961年に制定された国際目録規則(パリ原則)の改訂作業を進めてきましたが、このほど、その改訂案が公開され、2008年6月30日までのワールドワイド・レビューに付されました。オランダが休暇週間に入り、IFLAのウェブサイトの更新が一時休止しているため、臨時にwikiサイトを立ち上げての公開となっています。

International Cataloguing Principles
http://catprinciples.pbwiki.com/

May 01, 2008付けCatalogablogの記事

2007年度の「天才プログラマー/スーパークリエータ」発表される(日本)

情報処理推進機構(IPA)が実施している「未踏ソフトウェア創造事業」(未踏ソフト+未踏ユース)において、2007年度に採択・支援された開発テーマの中から、事業化されたり世界的な学会論文集に掲載されたりした18件(18名)が、「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定されています。図書館情報学分野にも関連しそうなものとしては、ウェブ上の情報を集約・分析し信頼性判断を支援するサーチエンジン「ほんと?サーチ」や、XHTML+MathMLのサブセットとして定義されているフォーマットの文書から自動変換で高品質のPDFを作成し、書籍を簡単に制作できるようにする出版支援ソフト「IdeoType」、普通紙マークシート方式による調査票作成・読み取り集計ソフトウェア「Shared Questionnaire System」などが選ばれています。

2007年版「学術情報のデジタル出版に関する書誌」

米国ヒューストン大学図書館のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が運営する学術情報のデジタル出版に関する書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”が、2007年の書誌情報の累積版を“2007 Annual Edition”として公開しています。

Scholarly Electronic Publishing Bibliography 2007 Annual Edition
http://www.digital-scholarship.org/sepb/annual/annual.htm

Scholarly Electronic Publishing Bibliography
http://www.digital-scholarship.org/sepb/sepb.html

参考: