アーカイブ - 2008年 5月 1日

大規模デジタル化・機関リポジトリのユーザを研究するには?

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、大規模デジタル化と機関リポジトリのユーザ研究についてのこれまでの先行研究をまとめ、インターネットの利用行動研究等との絡みを論じながら、今後のユーザ研究を展望する報告書を公表しています。

The Seamless Cyberinfrastructure: The Challenges of Studying Users of Mass Digitization and Institutional Repositories
http://www.clir.org/pubs/archives/schmitz.pdf

Who Uses Institutional Repositories and Mass-Digitized Collections?
http://www.clir.org/pubs/issues/issues62.html#who

参考:
CLIR、「大規模デジタル化時代の保存」報告書最終版を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/7266
E701 - 「サイバースカラシップ」のためのインフラ構築に向けて
http://current.ndl.go.jp/e701
E745 - 研究図書館の未来を考えるために−「Google世代」は真実か?

ケンブリッジ大学図書館所蔵のダーウィン『種の起源』原稿、デジタル化・公開される

英ケンブリッジ大学が中心となって進められているプロジェクト"Charles Darwin's Papers Online"は、『種の起源』の直筆原稿や研究ノートなど約2万点をデジタル化して公開したと発表しています。

これらチャールズ・ダーウィンのコレクションはケンブリッジ大学図書館(Cambridge University Library)に所蔵されていたものです。

Charles Darwin's private papers go online
http://darwin-online.org.uk/release.html

Charles Darwin's Papers Online
http://darwin-online.org.uk/manuscripts_announcement.html

経団連の提言『国民視点に立った先進的な電子社会の実現に向けて』『「知的財産推進計画2008」の策定に向けて』

社団法人日本経済団体連合会(経団連)が、提言『国民視点に立った先進的な電子社会の実現に向けて』を発表しています。

また、提言『「知的財産推進計画2008」の策定に向けて』『知的財産政策の評価に関するアンケート調査結果』も公表しています。

国民視点に立った先進的な電子社会の実現に向けて
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2008/018/index.html

「知的財産推進計画2008」の策定に向けて
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2008/009.pdf

知的財産政策の評価に関するアンケート調査結果
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2008/009enquete.pdf

参考:

CONSER運営委員会の会議資料

米国議会図書館(LC)が、OCLC等と実施している逐次刊行物の共同目録プログラム“CONSER”(Cooperative ONline SERials)の2008年運営委員会会議(5月1~2日、LCで開催)のプログラムと一部資料を公開しています。公開されている資料には、FRBRを逐次刊行物に適用できるようにすべく概念の再定義を行った上で、典拠の構造と目録作業のフレームワークがどのように変わるのかを検討した“FRBR for Serials: Rounding the Square to Fit the Peg”などが含まれています。

CONSER Operations Committee Meeting
http://www.loc.gov/acq/conser/agenda-ops-2008.html

世界中の図書館を大きな一つの図書館の分館と見立てて将来を論じる「アンカンファレンス」(カナダ)

「世界には異なる館種の図書館が数多くあるが、それらは皆、大きな一つの図書館の分館なのである」という考えのもと、図書館員や技術者、一般市民らが集まって図書館の将来について話し合う「アンカンファレンス(unconference:非会議)」が、カナダのヨーク大学図書館によるスポンサードを受け、2008年6月27日にカナダのトロントで行われます。アンカンファレンスによくあるように、プログラムは当日の朝、参加者全員によって最終決定されるようです。

One Big Library Unconference wiki
http://onebiglibrary.yorku.ca/

29 April 2008付けFRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2008/04/29/one-big-library-unconference

オープンアクセスに関する「事実」を集めたWiki

オープンアクセスを支援している機関、オープンアクセスに関する求人、オープンアクセスに関する各種リスト、学協会によるオープンアクセスに関する声明(賛否とも含む)など、オープンアクセスに関する事実を集積していくWikiサイト“Open Access Directory”が立ち上がりました。オープンアクセスに関するニュースサイト“Open Access News”のズーバー(Peter Suber)氏が発起人の一人になっています。変わったところでは、雑誌の購読価格の高さに抗議して当該雑誌の編集者が辞めた(さらには別の雑誌(オープンアクセスまたは低価格の雑誌)を作った)事例などもリスト化されています。今後、オープンアクセスに関する統計、ビジネスモデル事例、オープンアクセスに関するニュースRSS、オープンアクセス出版社、オープンアクセスに関する研究などのリスト化も検討されているようです。

BL、デジタル化した19世紀の新聞・雑誌6タイトルを5月13日から無料公開

英国図書館(BL)が4月28日、芸術人文科学研究委員会(AHRC)の助成を受けてデジタル化した19世紀の逐次刊行物(新聞・雑誌)を“Nineteenth-Century Serials Edition”として5月13日にウェブサイトから無料公開することを発表しました。公開されるのは、風刺漫画雑誌“Tomahawk”、挿絵付きの出版業界誌“Publishers' Circular”など6タイトルとのことです。

Witnessing history first-hand: a new online edition of 19th century newspapers and periodicals - British Library
http://www.bl.uk/news/2008/pressrelease20080428a.html

広島県内の11大学による共同リポジトリが正式公開

広島県内の公立・私立の11大学による共同リポジトリ“HARP”が2008年4月、正式公開されました。地域内の複数の図書館が共同で運営する機関リポジトリとしては、日本初です。運営主体は広島県大学図書館協議会の共同リポジトリ委員会で、HARPには参加していない広島大学がサーバ設置・サポートを行っています。

HARP
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/

HARPとは(広島県大学共同リポジトリ)
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/harp/about.html