アーカイブ - 2008年 5月

5月 30日

四川大地震被災地にできた臨時図書館の写真

中国・四川大地震で被災した地区に作られた臨時図書館の様子が写真で紹介されています。たとえば、徳陽市図書館はテントの中でサービスを行っており、都江堰市では避難所に図書室を開設しているようです。

灾区临时图书室和救援团慰问图片报道 - 中国图书馆学会
http://www.lsc.org.cn/CN/News/2008-05/EnableSite_ReadNews2322420521212076800.html

参考:
E785 - 四川大地震による図書館の被害状況
http://current.ndl.go.jp/e785

四川大地震震央近くの図書館の被災写真

中国四川大地震で大きな被害を受けた、震央近くの図書館の被災写真が公開されています。

四川受灾地区图书馆图片报道 - 中国图书馆学会
http://www.lsc.org.cn/CN/News/2008-05/EnableSite_ReadNews2322420511212076800.html

なお四川省図書館学会が、5月29日時点での被災状況を整理しています。

●完全に倒壊
  2館(綿陽市北川県図書館、広元市青川県図書館)
●部分的に倒壊、または修復できない破損のため、危険建物に認定
  市レベル:2館(綿陽市図書館、広元市図書館)
  県レベル:12館
  大学・高等教育図書館:綿陽師範学院等(※訳注:数値の記載なし)
●破損のため修復・補強が必要
  綿竹市図書館、西南科技大学図書館、四川工程職業技術学院図書館、四川司法警官職業学院図書館等

gooリサーチ、20代の若者の情報関連支出に関するネット調査結果を発表

gooリサーチが、同社のモニター会員となっている20代の男女を対象とした「携帯、インターネットなど情報関連支出についてのアンケート」調査(ネット調査)の結果を発表しています。

ちなみに、「あなたは月に書籍・雑誌代をどのくらい払ってますか。(漫画も含む)」という質問に対しては、61.6%の回答者が「2,500円以下」、8.3%の回答者が「払っていない」と回答しています。

携帯、インターネットなど情報関連支出についてのアンケート|gooリサーチ ポータル
http://research.goo.ne.jp/database/data/000806/

スウェーデン国立図書館と国立録音・動画アーカイブが統合へ

スウェーデン国立図書館とスウェーデン国立録音・動画アーカイブとが、2009年1月に統合されることになったとスウェーデン国立図書館が発表しています。メディアの境界がなくなってきたことにより、両者を統合して新しい組織とし、デジタル化・デジタル情報の長期保存に取り組んでいくのだと、同館長は肯定的なメッセージを発しています。

Organizational changes at the library - National Library of Sweden
http://www.kb.se/english/about/news/changes/

なお同館は5月15日に、英語版ウェブサイトをリニューアルしています。

Changes in our English website - National Library of Sweden

「図書館インテリアデザイン賞」が発表される(米国・カナダ)

米国図書館協会(ALA)の図書館管理・運営委員会(LAMA)と国際インテリアデザイン協会(IIDA)が協同で、公募に基づいて北米の図書館から選ぶ「2008年 図書館インテリアデザイン賞」の受賞館(建築設計者)が発表されました。大賞は、7月1日のALA年次大会にて発表されるとのことです。

ちなみにこの賞は2006年に続き2回目で、2年毎に行われています。

LAMA and IIDA Announce Winners of Library Interior Design Competition - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6560406.html

ALA/IIDA Award

マイクロソフト、出版社と協力して、新サービスをスタート

マイクロソフト社がマガジンハウス社と「コラボ」して、新しいサービス“MSNマガジンサーチ”をスタートさせました。マガジンハウス社が出版する雑誌“Tarzan”や“Hanako”のバックナンバーを無料で閲覧・検索でき、必要な情報にはウェブ上で付箋を貼ったり、整理することもできます。今後、雑誌のタイトルが徐々に増えていくようです。

MSNマガジンサーチ
http://magazine.jp.msn.com/

MSN、雑誌のバックナンバーを検索・閲覧できる「マガジンサーチ」開始
- CNET Japan 2008/05/29付けの記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20374221,00.htm

MSN、「Tarzan」「Hanako」のバックナンバー検索・閲覧可能に

5月 29日

ミシガン大学の教育・学習・研究リソースをオープンに―Open.Michigan

ミシガン大学および同大学と協同している研究機関が実施している各種プロジェクトの成果へのゲートウェイ・サイト“Open.Michigan”が立ち上がりました。教育・学習・研究リソースをもっと使ってもらうことで、ミシガン大学の価値を高めることが狙いとされています。以下のようなコンテンツ(リソース)が紹介・リンクされています。

・ブログ、ウィキ、Facebookといった同大学の情報を発信するコミュニケーションツール
・オープンコースウェア
・機関リポジトリ
・大学出版会による出版物のアーカイブ
・Googleと協同でデジタル化した図書館蔵書のアーカイブ
・メタデータを集めたデジタル資源の総合目録OAISter

なおコンテンツは、特に記載がない限りクリエイティブ・コモンズ3.0の表示ライセンスが適用されるとのことです。

Open.Michigan

学術情報流通にどの程度の手間やコストが必要か?(英国)

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国の大学における学術情報流通に要する活動(査読など)、費用(購入コストなど)、およびその内訳に関する調査結果をまとめています。

Activities, costs and funding flows in the scholarly communications system in the UK
http://www.rin.ac.uk/files/Income%20&%20cost%20flows%20report,%20full%20version%20-%20final.pdf

Activities, costs and funding flows in scholarly communications
http://www.rin.ac.uk/costs-funding-flows

青空文庫専用ビューアーの最新版がリリース

株式会社ソーソーが、著作権の消滅した作品と著作権者が公開に同意した作品を電子化してウェブ上で無償提供している電子図書館「青空文庫」の作品を、縦書きで読める専用ビューアー“Aozora Viewer”の最新版、ver 2.0をリリースしました。同社のウェブサイトから、無償で利用することができます。

Aozora Viewer
http://www.35-35.net/aozora/

青空文庫専用ビューアー「Aozora Viewer」最新版、表示を高速化
- INTERNET Watch 2008/05.28付けの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/05/28/19730.html

参考:
E715(No.117)青空文庫,『青空文庫 全』を全国の公共図書館等へ寄贈

BL、Microsoftとのデジタル化プロジェクトについて公式発表

英国図書館(BL)とマイクロソフト(MS)社が共同で進めている書籍電子化プロジェクトについて、BLから公式発表がありました。
プレスリリースによると、MS社とは19世紀に刊行された文学作品約8万点について、マイクロソフト社と共同で電子化を進めているとのことです。
1日あたり約7.5万ページの割合でデジタル化を進めており、現時点で約4万点のデジタル化が終了し、残る約4万点についても、MSと締結した契約条項に基づき、スキャン作業を進めてゆくそうです。デジタル化作業は、BL館内に設置したデジタル化スタジオ(digitisation studios)で実施しているそうです。
また“Turning the Pages 2.0”など、MS社との共同プロジェクトについても、引き続き進めていくとしています。

オランダ王立図書館、新聞800万ページのスキャニングを開始

オランダ王立図書館(KB)が、新聞800万ページをスキャニングするプロジェクトに、3年間の予定で取り組むことを発表しました。最も古い新聞は1618年のものまで遡るということです。

KBのニュースリリース(オランダ語)
http://www.kb.nl/nieuws/2008/8miljoendigitaal.xml

Library scans eight million papers
- DutchNews.nl 2008/05/26付けの記事
http://www.dutchnews.nl/news/archives/2008/05/library_scans_eight_million_pa.php

5月 28日

NARAと系図情報サービスAncestory.comがデジタル化で協同

米国ユタ州を本拠とし、ウェブサイト“Ancestory.com”や各国語版の“Ancestory.●●”(●●はco.uk、fr、caなど)などで各種の系図情報(出生記録、結婚記録、死亡記録、移民の記録、兵役の記録、国勢調査の記録、電話帳など)を提供するサービスを行っているGenerations Network社が、米国国立公文書館(NARA)と協同でNARAの公文書をデジタル化することで合意したと発表しています。

Ancestory.comはすでに、1790年~1930年の国勢調査記録全てなど、NARAの公文書をデジタル化して公開している最大のサイトになっていますが、今回の合意により、NARAの施設内で公文書のデジタル化を行うことができるようになり、公開の量・速度が加速することになるとのことです。

ALA、2006/2007年度の年次報告を公表

米国図書館協会(ALA)が、2006/2007年度の会計報告を公表しています。主なトピックとして、プレスリリースでは、

・ALAワシントン・オフィスの活動により、米国環境保護局(EPA)図書館ネットワークのサービス回復を、議会が命じた。
・図書館アドヴォカシー部局を設置した。
・図書館アドヴォカシーウェブサイト“ilovelibraries.org”を開設した。
・雑誌“American Libraries”が創刊100周年をむかえ、それを記念してワシントンで開催した年次総会でシンボルマークを公表した。

などが取り上げられています。

ALA 2006-07 Annual Report released
http://www.ala.org/ala/pressreleases2008/may2008/annualreport.cfm

参考

学術雑誌の掲載論文数・被引用数を比較する"Scopus Journal Analyzer"

エルゼビア(Elsevier)社が、学術文献データベース"Scopus"に、学術雑誌の比較を行う機能"Scopus Journal Analyzer"を追加しています。

"Scopus Journal Analyzer"は、年毎の掲載論文数や被引用数等について、同時に10タイトルまでのジャーナルをグラフで比較することができます。

SCOPUS ANNOUNCES LAUNCH OF THE USER-FRIENDLY SCOPUS JOURNAL ANALYZER
http://info.scopus.com/news/press/pr_230508.asp

Scopus Journal Analyzer
http://www.scopus.com/scopus/source/eval.url

YouTubeに電子図書館連合のページが登場

YouTubeに、電子図書館連合(DLF)のページが開設されました。2008年4月に開催されたDLFのスプリング・フォーラムでの、“講演の画像がアップロードされています。

diglib’s Channel
http://youtube.com/diglib

あなたの声、議員に伝えます-ALAワシントンオフィスが“Virtual Library Day”を開催

2008年6月26日から7月2日まで、カリフォルニア州アナハイムで開催される米国図書館協会(ALA)年次大会において、ALAワシントンオフィスが“Virtual Library Day”というイベントを開催します。これは、年次大会参加者から連邦議会議員に対し、メールやファックスで、図書館の重要性を訴えかける機会を設けるというもので、伝説的なNBAプレイヤー・カリーム・アブドゥル=ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏もゲストとして参加するとのことです。

なお、2007年の年次大会(ワシントンで開催)では“Library Day on the Hill”として、連邦議会議員を招いて、直接重要性を訴えかけるイベントを行いました。この成功を踏まえて、ワシントンから遠く離れたアナハイムでも“Virtual”に、同様のイベントを行うという趣旨のようです。

英国図書館、雑誌記事即時提供サービスの対象誌を拡大

 2008年5月27日、英国図書館がドキュメントサプライサービス“British Library Direct Plus”、“British Library Direct Plus”、“British Library Inside Service”を通じて提供している雑誌記事即時提供サービス(Immediate download)の対象雑誌拡大を発表しています。
 John Wiley & Sons社、Taylor & Francis社、Future Science Group社の雑誌約1,500タイトルが今回加わるとのことで、これまでと合わせて7,000タイトル以上の雑誌が、即時提供サービスの対象となるとのことです。

「南アフリカ図書館車プロジェクト」を民間企業が支援

南アフリカ共和国への教育支援活動を展開しているNPO法人SAPESI(South Africa Primary Education Support Initiative)と南アフリカ教育省が推進するプロジェクト「南アフリカ図書館車プロジェクト」の支援に、企業として初めて、ソニーグループが加わることになりました。SAPESIでは、今後もより多くの民間企業に支援を求めていきたいとしています。この「南アフリカ図書館車プロジェクト」については、2007年に開催されたIFLAダーバン大会において、SAPESIのメンバーとダーバン大会に参加している日本人との間で意見交換会が開催されています。

『南アフリカ図書館車プロジェクト』を、ソニーグループが支援(プレスリリース)

E791 - IFLA,多文化図書館宣言を制定

国際図書館連盟(IFLA)は,「IFLA多文化図書館宣言」を制定し,2008年4月からウェブサイト“IFLANET”で公表している。この宣言は, 多文化社会における図書館の原則や使命を示したもので,文化・言語的多様性を人類共通の財産として尊重し,情報・知識を提供するサービスなどを通じて,そ の維持,促進に努めるとともに,異文化間の対話を活発にし,相互理解のある市民性を育むことを,全ての図書館に対し求めるものである。...

E790 - DOPA法案提出の米国下院議員,SNSの危険性を指摘

米国連邦議会のカーク(Mark Kirk)下院議員は,米国連邦取引委員会(Federal Trade Commission;FTC)のコバーシック(William E Kovacic)議長に対し,ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)上に存在する違法・有害情報に関する注意喚起を発するように求める書簡を送った ことを公表した。...

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