アーカイブ - 2008年 3月

3月 18日

CAS登録番号をWikipediaに使うことはできるか?

米国化学会(ACS)の一部門であるChemical Abstracts Service(CAS)は、化学物質を特定するためのCAS登録番号(CAS Registry Numbers)をWikipediaに使うことを禁止していましたが、この度、その方針を変更し、CAS登録番号をWikipediaに使うことを許可すると発表しました。

ACS blocks use of industry-standard chemical numbers in Wikipedia
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2008/03/acs-blocks-use-of-industry-standard.html

3月 17日

「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集

内閣に設置された知的財産戦略本部が、「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集を行っています。期限は4月3日となっています。
なお、3月13日に開催された、知的財産戦略本部会合の配布資料も公開されています。著作権法の見直し、国立国会図書館(NDL)所蔵資料のデジタル化と図書館での利活用などの内容を含む、知的財産戦略本部コンテンツ・日本ブランド専門調査会による「デジタル時代におけるコンテンツ振興のための総合的な方策について」などが掲載されています。

「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/080313comment.html

知的財産戦略本部会合(第19回)議事次第

Google Book Searchへのリンクを実装した図書館、続々と

Google Book Searchのブログ“Inside Google Book Search”が、“Book Viewability API”を実装した図書館を紹介しています。公共図書館、大学図書館のほか、LibraryThing、Open Library、Scriblioなどでも実装されています。ExLibris社のリンクリゾルバ“SFX”経由で実装している大学図書館もあるようです。

Preview books anywhere with the new Google Book Search API - Inside Google Book Search
http://booksearch.blogspot.com/2008/03/preview-books-anywhere-with-new-google.html

参考:

LCの職員組合、書誌コントロールの将来WG報告書を批判

米国議会図書館(LC)の職員組合“Professional Guild”のマン(Thomas Mann)が、LCの書誌コントロールの将来WGの報告書“On the Record:Report of The Library of Congress Working Group on the Future of Bibliographic Control”を批判したレポート““On the Record” but Off the Track”を発表しました。

・研究者による研究のための情報探索と、すばやく情報を手に入れたい人の情報探索とを区別していない。
・LC件名標目表(LCSH)はWeb 2.0の検索技術では代替できない、当該分野の関連文献についての概観を提供するものである。

貴重書の目録作成のためのガイドライン(CILIP)

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)の、貴重書・特別コレクショングループ(Rare Books and Special Collections Group)は、「貴重書の目録作成のためのガイドライン(Guidelines for the Cataloguing of Rare Books)」を改訂し、2007年版として出版しました。これは、1997年にガイドラインの初版が出版され、1999年に改訂されて以来となります。今回の改訂は、目録作成の技術の進歩や、Marc21がここ10年の間に図書館や書誌ユーティリティの間で支持されてきたことなどを踏まえているということです。

Guidelines for the Cataloguing of Rare Books

英国大学図書館コンソーシアムの総合目録、Google Book Searchへのリンクを実装

英国とアイルランドの主要な大学図書館のほか、英国図書館(BL)、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館がデータを提供している英国大学図書館コンソーシアム(Consortium of University Research Libraries: CURL)の総合目録“COPAC”が、このほどGoogle Book Searchが公開した“Book Viewability API”を実装し、Google Book Searchへのリンクを実現したと発表しました。

Copac links to Google Book Search - Copac News
http://copac.ac.uk/blog/2008/03/copac-links-to-google-book-search.html

地方に住む人にも読書の機会をもっと!(中国)

中国新聞出版総署(GAPP)の高官が“China Daily”紙に語ったところによると、都市と地方の文化的格差是正のため、農村部に農家を改築した図書室を、随時配備していく計画だということです。こうした図書室建設のための費用、蔵書購入のための費用は政府が援助します。図書室には少なくとも、1,500冊の書籍、30紙の新聞、100のデジタル音楽・映像資料が備えられる計画だということです。今年の終わりまでに6万の図書室が中国全土で建設予定であると高官は語っており、また、GAPPの計画では2015年までに中国に64万ある村落すべてに設置するということです。

Countryside libraries capture public imagination
- China Daily 2008/3/12付けの記事

Library Journal、図書館界を動かした人、揺るがせた人“Movers and Shakers”2008を発表

米国の図書館関連情報誌、Library Journal誌は毎年、図書館界を動かしたり、揺るがすような取り組みをしている人(“Movers and Shakers”)を選んでいますが、このほど2008年の“Movers and Shakers”が発表されました。50人以上の取り組みがそれぞれ記事として取り上げられ、詳しく紹介されています。今回の“Movers and Shakers”として、ソーシャルブックサイト“LibraryThing”の創立者の1人、 スポールディング(Tim Spalding)も選ばれています。

Movers and Shakers
http://www.libraryjournal.com/toc-archive/2008/20080315.html

E616(No.102)ソーシャルネットワークでつながる愛書家たちの本棚

図書館界 59(6)

『図書館界』59巻6号(通巻339号)March, 2008
http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/kai/v59/cont6.html

《特集・2007年度図書館学セミナー》「多文化社会の図書館サービス」

 志保田 務
 テーマ設定の趣旨

 村岡 和彦
 日本の多文化サービス:現状と課題

 山田 和伸
 大阪市立生野図書館 韓国・朝鮮図書コーナーについて

 明石 浩
 ニューカマーに対する図書館サービス

 金城 馨
 関西沖縄文庫の活動から

 《討議》多文化社会の図書館サービス(司会:村岡和彦)

章 騫
中国における図書館のヒューマン・リソースの分析と人材育成

情報の科学と技術 58(3)

情報の科学と技術
Vol. 58 (2008), No.3
http://www.infosta.or.jp/journal/newjmoku.html

特集 : 「第4回情報プロフェッショナルシンポジウム」の編集にあたって

第4回情報プロフェッショナルシンポジウム(INFOPRO2007)開催報告

特別講演「イノベーション基盤としてのユビキタス」を聴講して(1)
中村 文胤

特別講演「イノベーション基盤としてのユビキタス」を聴講して(2)
臼井 裕一

INFOPRO2007 に参加して
望月 聖子

トーク&トーク:明日のインフォプロをめざして

一般発表概要:各セッション報告

大阪工業大学 知的財産学部における情報検索能力試験への取り組み
都築 泉

3月 14日

中国国家図書館長、全人代で図書館の無料化について提出

中国国家図書館の詹福瑞館長が、第11回全国人民代表大会(全人代)において、公共図書館の無料化、都市部での自宅から半径1.5キロメートル以内の図書館設置、(日本の郡レベルに相当する)県レベルの図書館において年間5万元(約72万円)の資料購入費の確保、図書館の人材強化、これらの図書館標準を定める図書館法の制定などを提出したと報じられています。またこの中で詹館長は、資料購入費がまったくない県レベルの図書館が700あり、中には1970年代以後の資料が存在しない図書館もある、と図書館の窮状を訴えています。

詹福瑞:有700个县图书馆没一分钱购书经费 - 中国国家图书馆
http://www.nlc.gov.cn/GB/channel55/58/200803/14/5609.html

全国人民代表大会
http://www.npc.gov.cn/

参考:

パターン識別型の書籍検索サイト“BookLamp.org”

米国のNovel Projects社はこのほど、書籍の内容をパターン分析し、そのパターンに類似した別の書籍を推薦するという書籍検索ウェブサイト“BookLamp.org”のベータ版を公開しました。

BookLamp.org
http://www.booklamp.org/

ミステリアスな米書籍検索サイト「BookLamp.org」がついにサイトをベータ公開
- hon.jp DayWatch
http://hon.jp/news/1.0/0/1100/

『カレントアウェアネス-E』No.125の刊行日の変更

『カレントアウェアネス-E』No.125の刊行日について、メールマガジンでは3月19日としておりましたが、3月26日に変更いたします。どうぞご了承ください。

当サイトに関する記事(3/13)

ウェブサイト“@IT”で、当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」に関する記事が掲載されました。オープンソースソフトウェア(OSS)の活用事例の一つとして紹介されています。
(なお、記事中ではOSS「XOOPS」で構築されたと記載されていますが、2008年3月のリニューアル以後、別のOSS「Drupal」で構築しておりますことを補足いたします。)

@IT:Webの、OSSの明日はどっちだ(2/2)
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/osc2008s/osc2008s_b.html

Drupal
http://drupal.jp/

Google Book Searchに挑戦、BnFの電子図書館“Gallica 2 ”

フランス国立図書館(BnF)が構築している電子図書館“Gallica 2”が、BnFが電子化したパブリックドメインの書籍6万タイトルと、約50の出版社が電子化した著作権保護期間中の数千タイトルを提供するというプロジェクトに取り組むことが発表されました。プロジェクトは、2008年3月14日から6日間の予定で開催される“Paris Book Fair”でのデモを経て、すぐにその試験計画が動き始めるということです。BnFは、出版社から提供される著作権保護期間中のタイトルを含む、4万タイトルを至急追加する予定だということです。著作権保護期間中の作品については、“Gallica 2”では文献レコード(目次、表紙画像など)、抄録のみを表示し、“Gallica 2”からオンライン小売業者のウェブサイトへ移動することにより、作品自体へアクセスすることができるということです。

国際子ども図書館、「第1回児童サービス連絡会」の資料を公開

国際子ども図書館が、2007年11月19日に開催した「第1回児童サービス連絡会」の資料を公開しています。同連絡会に出席した都道府県立図書館9館及び国際子ども図書館に対し、事前に行ったアンケート(選書、催物、子ども向けホームページ等)の回答などが掲載されています。

平成19年度児童サービス連絡会-児童サービスの実際と課題-
http://www.kodomo.go.jp/event/evt/bnum/event2008-04.html

Google Book Search、“Book Viewability API”を公開

Google Book Searchはこのほど、“Book Viewability API”を公開しました。これにより、

・ISBN、LCCN、OCLCの識別番号を利用し、Google Book Searchへリンクを張ることができる。
・Google Book Searchがあるタイトルを所有しているかどうか、どのくらいの分量をGoogle Book Searchで読めるかを、知ることができる。
・本の表紙のサムネイル画像へのリンクを生成できる。
・本の情報に関するページへのリンクを生成できる。
・本のプレビュー画面へのリンクを生成できる。

といったことが可能になるそうです。

Google Book Search Book Viewability API
http://code.google.com/apis/books/

「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」(第1回)開催

国の機関における文書の作成、国立公文書館への移管、廃棄についての統一的なルールなどを議論する「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の第1回会合が、2008年3月12日、開催されました。今後議論を重ね、2008年10月までに報告書をまとめる予定だということです。

公文書管理の在り方等に関する有識者会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/koubun/index.html

3月 13日

SHERPA、JULIETをリニューアル

英国ノッティンガム大学を中心とするリポジトリ・プロジェクトSHERPAが、研究助成団体のオープンアクセスに対するポリシーを調査したデータベースJULIETをリニューアルしています。

JULIET has been upgraded -- now includes Funders' Data and Open Access Journal Policies
http://www.sherpa.ac.uk/news/juliet200803.htm

SHERPA/JULIET - Research funders' open access policies
http://www.sherpa.ac.uk/juliet/

参考:
SHERPAがSPARC Europeの賞を受賞
http://current.ndl.go.jp/node/5778

ニューヨーク公共図書館、10億ドルの変革計画

ニューヨーク公共図書館はこのほど、変化と拡大を続けるニューヨークのニーズに応えるため、5年間で10億ドル(約1,005億円)をかける変革プランを公表しました。この計画には、下記のような要素が含まれているということです。

・フィフス・アヴェニューにある建物を修理し、未来の都会の図書館のモデルとなるような、ニュー ヨーク公共図書館の最重要の貸出・研究図書館にする。
・ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランドに大規模な中心図書館を建設する。
・電子資源を拡大し、図書館コレクションへのアクセスを促進する。
・ブラックストーングループのCEOで共同設立者であるシュワルツマン(Stephen A. Schwarzman)氏からの1億ドルの寄付

New York Public Library Unveils $1 Billion Transformation Plan
http://www.nypl.org/press/releases/?article_id=86

※Schwarzman氏のカタカナ表記と寄付額について修正しました。(2011-06-02)

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