アーカイブ - 2008年 3月

3月 20日

CA1653 - ISO/TR28118 「国立図書館のためのパフォーマンス指標」制定の動き / 徳原直子

国際規格に、図書館のサービスや業務の有効性、効率性などの品質を評価するための手段となる指標を規定したISO11620「図書館パフォーマンス指標(Library performance indicators)」があるが(1)、ISO11620の改定に責任をもつ国際標準化機構/情報とドキュメンテーション技術委員会(ISO/TC46)の統計・評価分科委員会(SC8)において、「国立図書館のためのパフォーマンス指標(Performance indicators for National Libraries)」というテクニカルリポート(TR)を制定するための作業が行われている。…

CA1652 - チャットレファレンスサービスに必要な専門的能力 / 小田光宏

1.はじめに ICTを活用したレファレンスサービス、すなわち、デジタルレファレンスサービスは、米国において様々な様相を見せている。また、その様相に対する分析が進められ、研究面での蓄積も進んでいる。本稿では、デジタルレファレンスサービスの一つであるチャットレファレンスサービス(以下、CRS)に関する研究の広がりを報告する。…

CA1651 - アフォーダンス理論に基づく情報行動研究の可能性 / 坪井伸樹

ある日、旧友からどこの大学図書館でAという本を所蔵しているのか知りたいという電話がかかってきた。Webcatの存在を彼に教えるとともに、所蔵について調べてあげた―図書館員ならば業務とはいえないが友人の役に立った経験は1つや2つあるのではないだろうか。…

CA1650 - 書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み / 倉光典子

インターネットの急速な進展により、誰もが、どこからでも情報の発信と利用が可能な社会が到来し、急速に拡大している。電子情報資源はその媒体や形式を多様化し、その数は爆発的に増加している。検索エンジンが普及し、ユーザはネットワーク上の情報資源への依存度を高め、情報提供機関としての図書館の存在は危機的状況に直面しているという認識が広がっている。…

3月 19日

『カレントアウェアネス』295号を発行しました。

CLIRの「隠れた特別コレクションの目録作成」プログラムに427万ドルの助成

米国のアンドリュー・メロン財団が、図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクション・アーカイブの目録作成」プログラムに対し、427万ドル(約4億2,700万円)の助成を行うと発表されています。同プログラムは、学術的価値の高いコレクションを所有しているが、その目録を作成するための費用を捻出・獲得するのが困難な図書館・博物館・文書館等を公募して、その作成費用を助成するもので、今後5年に渡り、拡大していく予定であるとのことです。

Mellon Grants CLIR $4.27 Million for Program to Catalog Hidden Collections
http://www.clir.org/news/pressrelease/08hiddenpr.html

xISBNとThingISBN、LCのパーマリンクに対応

米国議会図書館(LC)がOPACで提供する書誌レコードのパーマリンクを実装したことに伴い、OCLCとLibraryThingがそれぞれ提供している、ISBNをキーとして関連する書誌を抽出する仕組み“xISBN”“ThingISBN”が、LCコントロール番号(LCCN)にも対応するよう改良されました。

xISBN (Web service)
http://xisbn.worldcat.org/xisbnadmin/index.htm
xISBN API
http://xisbn.worldcat.org/xisbnadmin/doc/api.htm

ThingISBN adds LCCNs, OCLC numbers - Thingology

DCMI/RDAタスクグループ、RDAの語彙とFRBRの関係概念で目録作業を説明

コーネル大学のヒルマン(Diane Hillmann)氏らをメンバーとする、RDAの幅広い利用・普及のためのタスクグループ“DCMI/RDA”が、RDAの語彙とFRBRの関係概念で目録作業のフローを説明した資料“Cataloger Scenarios”を公開しています。

Cataloger Scenarios - Dublin Core Metadata Initiative
http://www.dublincore.org/dcmirdataskgroup/Scenarios

11 March 2008付けFRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2008/03/11/dcmirda-task-group-cataloguer-scenarios

CA1657 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:スウェーデン / 小林ソーデルマン淳子

1. はじめに スウェーデンの公共図書館の源流は、1800年代の半ばに活発になった各種の国民運動に見られ、他の北欧諸国同様、民主主義の理念、特に生涯学習を支える機関として、その歴史は長い。 社会の変化に従い当然、公共図書館の使命も、利用者のニーズも変化する。今日の図書館は本の貸出はもとより、社会の文化・知識・情報そして文化センターとして多くの役割を担っている。…

RIN、論文に謝辞を記す際のガイドラインを発表

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、学術論文に研究助成への謝辞(Acknowledgement)を記す際のガイドラインを作成、発表しています。

Acknowledgement of funders in journal articles
http://www.rin.ac.uk/funders-acknowledgement

英国RIN、論文の謝辞の書き方ガイドラインを発表 - 情報管理Web ニュース(β版)
http://johokanri.jp/news/?p=250

Ex Libris社、図書館向けパッケージにGoogle Book Searchへのリンクを組み込んだと発表

Ex Libris社が、自社の図書館向けパッケージ製品(Primo、SFX、Aleph、Voyager)に、Google Book Searchの“Book Viewability API”を組み込んだことを発表しました。

Ex Libris Integrates Direct Links to Google "About this book" Pages in its Products
http://www.exlibrisgroup.com/?catid=%7B916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88%7D&itemid=%7B353D13D7-1CB5-4D7A-BEED-0501FF92763C%7D

March 18, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

欧州図書館、利用者諮問委員会を設置

欧州図書館(The European Library: TEL)は、これまで以上に利用者ニーズに応えるため、図書館や学術コミュニティのメンバーからなる利用者諮問員会を設置しました。諮問委員会のアドバイスは、TELのポータルサイト開発と戦略構築に役立てられる予定です。また、諮問員会のメンバー9名のうちの1人として、“Open Access News”を運営する米アラハム大学のズーバー(Peter Suber)氏が含まれています。

The European Library Users Advisory Board
http://www.theeuropeanlibrary.org/portal/index.html

Users Get Their Say Developing the European Library(BLによるニュースリリース)

UCBに東アジア資料の専門図書館が開設

カリフォルニア大学バークレー校(UCB)に、日本語、中国語、韓国語の資料45万点を所蔵する東アジア図書館(C.V. Starr East Asian Library)が開設されました。この図書館は4,640万ドル(約46億円)をかけて建設された4階建ての建物で、研究者、学生、メンバーとなった一般人が利用可能だということです。

What's New in the Library: East Asian Library opens
http://blogs.lib.berkeley.edu/whats-new.php/2008/03/17/east_asian_library_opens

The C.V. Starr East Asian Library
http://www.lib.berkeley.edu/EAL/

栃木県小山市立中央図書館で「としょかん朝市」開催

栃木県小山市立中央図書館では、文部科学省の「地域の図書館サービス充実支援事業」の一環として、図書館の入口で地元農産品を販売する「としょかん朝市」を開催しました。朝市を通じて、図書館利用の促進と農業振興を図っているということです。なお、「地域の図書館サービス充実支援事業」として、農業支援サービスを行っているのはこの図書館が初めてだということです。朝市の評判は上々で、次回の開催も検討されています。

図書館で朝市、地域農業PR/栃木・小山市【関東】
- 日本農業新聞 2007/3/17付けの記事
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=5187

参考:
文部科学省、「地域の図書館サービス充実支援事業」を公募

NIH、パブリックアクセスに関する公開ミーティング開催

2007年12月、米国国立衛生研究所(NIH)の助成による研究成果のパブリックアクセス化を含んだ予算案が成立しましたが、NIHではその施行に関する公開ミーティングを2008年3月20日に開催するということです。このミーティングに先立ち、主に当日参加できない人を対象として、オンラインでコメントを受け付けていました。現在、そのコメントがNIHのウェブサイトで公開されています。SPARC、北米研究図書館協会(ARL)、ワイリー(Wiley)社、PLoSをはじめ、多くの図書館、大学、出版社、学会などがコメントを寄せています。

NIH Seeks Your Input
http://publicaccess.nih.gov/comments.htm

参考:
E741(No.121)NIHパブリックアクセス方針義務化等を含む予算案が成立

3月 18日

歴史資料や文化遺産をデジタル化する意義とは?

2007年3月10日付の“New York Times”紙に、デジタル化される資料/されない資料という振り分けが、将来の世代への歴史的資料や文化遺産の継承において与える影響について、紹介している記事が掲載されています。現時点では、貴重な資料であっても、技術や著作権や資金などの問題で、デジタル化できる資料の量には限りがあり、デジタル化されなかった貴重な資料が、「なかったもの」として将来へ継承されない危険があると指摘しています。例えば米国議会図書館(LC)では、資金の問題から、1億3,200万点ある資料のうち、近い将来デジタル化が見込まれているのはほんの10%に過ぎないとうことです。こうした苦境に対し、LCはGoogleと提携してデジタル化を進めるなど、対処していますが、専門家は事態はそう簡単に打開できないとしています。

よく読まれた『カレントアウェアネス(-E、R)』の記事(2008年2月期)

カレントアウェアネス・ポータルで提供している『カレントアウェアネス』『カレントアウェアネス-E』『カレントアウェアネス-R』の月間アクセス数上位10本をご紹介します。

(集計期間:2008.2.1〜2008.2.29)

よく読まれた『カレントアウェアネス(-E、R)』の記事(2008年1月期)

カレントアウェアネス・ポータルで提供している『カレントアウェアネス』『カレントアウェアネス-E』『カレントアウェアネス-R』の月間アクセス数上位10本をご紹介します。

(集計期間:2008.1.1〜2008.1.31)

MIT図書館、DRMを解除した電子ジャーナルを再契約

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館は、昨年3月にDRM付きの電子ジャーナルの購読契約をキャンセルしましたが、この度、DRMが解除されたことで、購読契約を再開したと発表しています。

Following Removal of DRM, MIT Resubscribes to SAE Database
http://news-libraries.mit.edu/blog/following-removal/1024/

参考:
MIT図書館、DRMを採用した電子ジャーナルの講読をキャンセル
http://current.ndl.go.jp/node/5614

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