国立国会図書館(NDL)が提供している、日本国内の複数のデジタルアーカイブを統合的に検索できるポータルサイト“PORTA”に、京都大学学術情報リポジトリや農林水産関係試験研究機関総合目録等5件の新しい検索先と、英語版サイト、外部提供インターフェース(API: Application Program Interface)などの新しい機能が追加されました。
ブログ“Open Access News”を運営し、学術情報のオープンアクセス化に関する活動に積極的に取り組んでいる米アラハム大学のズーバー(Peter Suber)氏が先日、ハーバード大学で“What Can Universities Do to Promote Open Access?”と題する講演を行いました。講演の録画ビデオをオンラインで視聴できます。
米国のコーネル大学工学図書館が、学術雑誌の購読費用の高騰を研究者や学生にわかりやすく説明すべく、購読費用で何が買えるかを写真で示したウェブページ“Sticker Shock Page”を作成しています。例えば、Materials Science and Engineering A / B / C / Rの4誌合計で、2008年版の最新のホンダ・シビッククーペが買える(17,986ドル)そうです。このほかにも、いろいろなもの(アフリカへの乳牛32頭の寄付、家庭用太陽光温水システム、ペルー・マチュピチュ遺跡への旅行、ジェットスキーなど)を使って、学術雑誌の値段がどれだけ高いかを示しています。また同館における1利用あたりの単価も表示しています。同館は、同様のウェブサイトを2002年にも作っており、今回のものは更新版と位置づけられています。
子どもの本の国際電子図書館(ICDL)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けて、ボストン公共図書館、コネチカット大学、ミネソタ大学の3機関の所蔵する児童書コレクションをデジタル化し、コンテンツに加えることになったと報じられています。追加されるのは、ボストン公共図書館のAlice M. Jordanコレクション(ロビンソン・クルーソー、赤ずきん、マザーグース、イソップ寓話、グリム童話、アンデルセン童話など)、コネチカット大学の『黒馬物語』、ミネソタ大学の『オズ・コレクション』(オズの魔法使いの著者ボームの作品)などです。
Partnerships with Children's Digital Library Benefit Kids - School Library Journal