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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
米国のオバマ次期大統領が、全米知事会議にて、州の財政が悪化している状況を議論している際に、図書館の閉鎖がコミュニティ、経済に悪影響をもたらす点に言及した、と米国図書館協会(ALA)が報じています。ALAは、オバマ次期大統領が州知事に対し図書館の果たす重要な役割、特に経済面での回復に果たす役割について周知してくれたと讃えています。
ALA: Obama's Concern Over Closures Demonstrates Understanding of Libraries' Role In Economyhttp://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=1103
参考: E855 - オバマ次期大統領が語った図書館,ライブラリアンの役割(米国)http://current.ndl.go.jp/e855
米国国立公文書館(NARA)が所蔵する公文書・写真等のデジタル化を進めているFootnote社が、第二次世界大戦の軍人880万人分の写真つきデータベースなど、第二次世界大戦関連のデジタルアーカイブを構築したと発表しています。そしてこのアーカイブを、期間限定で無料公開しています。ちなみに同社はこれまでに、NARAの所蔵する4,700万点をデジタル化し終えたとのことです。
The World War II Collection - Footnotehttp://go.footnote.com/wwii/
Footnote.com and The National Archives Launch Largest Interactive World War II Collection Online
ドイツのメルケル(Angela Merkel)首相が2008年10月17日、ネット上の出版物に対応するべく改訂した納本令を公布しました。これを受けてドイツ国立図書館(DNB)が、ネット上の出版物の納本に関する細部を規定したFAQを発表しています。
米国のSeattle Books Examiner誌が、公共図書館のライブラリアンに非公式に聞いた「利用者に知って/してほしいこと」トップ20を紹介しています。またこの記事には多くのコメント(ライブラリアンからのものも含む)がついています。
ちなみにトップ5は、以下のとおりです。
5位:期限どおり資料を返してください。 4位:罰金(延滞料)を払ってください。 3位:他の図書館利用者に敬意を払ってください。 2位:私たちは知的自由をサポートしています。 1位:私たちを使って!
Seattle Books Examiner: Top 20 things librarians in public libraries wish patrons knew or did
フランス国立図書館(BnF)が、館内(フランソワ・ミッテラン館内調査研究用図書館レ・ド・ジャルダン)限定でウェブアーカイブを公開したと発表しています。これは2006年の法制化に基づき、.frドメイン、および、.frドメイン以外でフランス人あるいはフランス国内で作成されたウェブサイトを優先し、選択的にロボットで収集したもので、2004年から毎年Internet Archiveと協同で大規模に収集しているコレクションと、2007年の大統領選挙・議会選挙など特定のトピックについて、担当のライブラリアンがチェックした特定のサイトをより高頻度でより完全に収集したコレクションの2つからなる、とされています。
なお2008年4月時点で、BnFが収集したファイルは130億点に達しているとのことです。
BnF-Collections : Archives de l'Internet
2008年11月19~21日に米国ボルチモアで開催された、Sun Microsystems社主催の保存・アーカイビング研究グループ(PASIG)ミーティングの資料が公開されています。米国議会図書館(LC)、フランス国立図書館(BnF)、ニュージーランド国立図書館、米国国立公文書館(NARA)、各大学のほか、FedoraやDSpaceといったリポジトリ用ソフトウェア開発グループ、全米科学財団からも、長期保存やデータ管理、データキュレーション等に関する発表が行われています。
Sun Microsystems -- The Sun Preservation and Archiving Special Interest Group (PASIG) Fall meeting -- Agenda
ニュージーランド政府のデジタルコンテンツ戦略に基づき、ニュージーランドに関するデジタルコンテンツの発見・共有・利用を容易にすることを目指すウェブサイト“Digital NZ”が構築され、運用を開始しました。Digital NZには、政府、公的資金の援助を受けている機関、民間企業などから集められたコンテンツが含まれています。このDigital NZは、ニュージーランド政府が資金を提供し、ニュージーランド国立図書館が推進している共同事業です。現在、ウェブサイトの利用者は下記のようなことが行えるということです。
・Digital NZのコンテンツを装備したツール、ウィジェット、アプリケーションソフトの利用 ・Digital NZへの参加 ・デジタルコンテンツ作成とその保護に関するアドバイスを受けること ・Digital NZ APIの利用
Springer社が、電子ジャーナル等のアーカイビング・イニシアチブ“CLOCKSS(Controlled-LOCKSS)”に、自社が刊行した電子ジャーナルコンテンツをアーカイブさせることを認めることで合意したと発表しています。同社はもともと、CLOCKSSの創設メンバーのひとつでしたが、このたびコンテンツのアーカイビングを認めることにしたとのことです。ただし、電子書籍については、権利関係が電子ジャーナルとは異なるため、その扱いと法的問題のためのフィージビリティ・テストを行うよう、CLOCKSSの運営委員会に提案した、としています。
Springer helps launch CLOCKSS archivehttp://www.springer-sbm.de/index.php?id=291&backPID=291&L=0&tx_tnc_news=5286http://www.clockss.org/clockss/Springer_helps_launch_CLOCKSS
参考: CA1645 - 電子ジャーナルのアーカイビングの現状:レポートE-Journal Archiving Metes and Boundsを中心に / 後藤敏行http://current.ndl.go.jp/ca1645
E525 - NDIIPPの新しい展開(米国)
DRF(デジタルリポジトリ連合)が11月に開催した第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」の発表資料を公開しています。
第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF4
参考: 第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」http://current.ndl.go.jp/node/9244 DRFとDRIVER、覚書を締結-リポジトリを通じた研究成果の提供・活用に向けて日欧が協力http://current.ndl.go.jp/node/9567
国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が、12月16日に、第8回SPARC Japanセミナー2008「日本で使える電子ジャーナルプラットフォーム」を開催します。
第8回 SPARC Japan セミナー2008 「日本で使える電子ジャーナルプラットフォーム」http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20081216.html
2008年11月26~28日に開催された第10回図書館総合展/学術情報オープンサミット2008のポスターセッションの結果が発表されています。最優秀賞は明治学院大学図書館が、優秀賞は神戸学院大学ポートアイランド図書館(ポーアイ図書館)、立教大学図書館が受賞しています。ポーアイ図書館は、受賞記念のページを作成し、ポスターと説明資料、写真を公開しています。
またあわせて、Library of the Year 2008の会場賞(千代田区立千代田図書館)の発表と、図書館総合展入場者の報告もなされています。
「学術情報オープンサミット2008」ポスターセッション結果報告 / 「第10回図書館総合展」Library of the Year 2008会場賞発表http://www.j-c-c.co.jp/li_event/index.html
第10回図書館総合展 報告書
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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