アーカイブ - 2008年 12月 15日

オバマ次期大統領のCTOに望むこと、投票中(米国)

米国の投票サイト“UserVoice.com”で、オバマ次期大統領が設置するとしている最高技術責任者(CTO)に望むことの投票が行われています。2008年12月15日現在では、第1位が「インターネットの広範なアクセシビリティ、ネットワークの中立性の保障」、第2位が「プライバシーの保護と愛国者法の撤回」、第3位が「デジタル著作権管理法(DCMA)の撤回」となっています。このほか、政府が作成したデータのオープン化、米国のすべてのコミュニティへのブロードバンドの展開、公的助成研究のオープンアクセスの保障など、図書館界で注目のトピックも多くの票を集めています。

Customer Feedback for obamacto :: General forum
http://obamacto.uservoice.com/

Web 2.0技術を活用している世界の図書館を巡り、動画・写真・インタビュー記事で紹介するブログ(オランダ)

オランダのデルフト公共図書館のライブラリアン3名が、図書館のプロジェクトの一環として、世界各国の、Web 2.0技術を活用している図書館をキャンピングカーで巡り、担当者にインタビューを行い、動画・写真・記事で紹介するブログ“LBI Shanachie Tour”を運営しています。現在メンバーはオーストラリアを旅しながら、米国図書館協会(ALA)と国際図書館連盟(IFLA)の共同プロジェクト“@ your library”を推進する小さな図書館の事例などを紹介しています。

LBI Shanachie Tour
http://wordpress.shanachietour.com/

DOK - de wereld te leen
http://www.dok.info/
(※デルフト公共図書館のウェブサイト)

高等教育/継続教育機関における電子メール、データ保存のアウトソーシングのケーススタディ(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が、高等教育/継続教育機関における電子メール、データ保存のアウトソーシングのブリーフィングペーパーと、オックスフォード大学など3大学のケーススタディを紹介するレポートを刊行しています。

Outsourcing Email and Data Storage briefing papers : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/bpoutsourcingv1.aspx

国際原子力情報システム(INIS)への無料アクセスパイロットプロジェクトに日本も参加

原子力に関する各国の文献情報300万件(2008年11月時点)を集めたデータベース「国際原子力情報システム(INIS)」について、インターネットを通じて無料でアクセスできるようにするパイロットプロジェクト“INIS Database on Internet: Open Access Pilot Project”が進展中ですが、このほど、日本もこのプロジェクトに参加することになったと発表されています。同プロジェクトのサイトからユーザ登録(無料)することで、誰でも利用できるようになりました。

なお、INISは2003年から今日まで、原子力科学技術に関連した研究を実施する大学とその付置研究所に対しては、日本原子力研究開発機構(JAEA)が窓口となって、無料で提供されています。

INIS Database on Internet: Open Access Pilot Project

HathiTrust、技術報告書2点を刊行-大規模デジタル化プロジェクトの電子書籍の視認性、Solrでの大規模インデクシングベンチマーク

Google Book Searchや各大学図書館等のリポジトリ類のコンテンツを協同でバックアップする試み“HathiTrust”が、技術報告書2点を刊行しています。1つは11月に刊行された、大規模デジタル化プロジェクトの電子書籍の視認性に関する報告書、もう1つは12月に刊行された、全文検索エンジンLuceneをベースとしたオープンソースの検索アプリケーション“Solr”での大規模インデクシングのベンチマークの報告書です。なお、後者は現在実施しているインデクシングプロジェクトの5段階中2段階までの成果をもとにしたものとなっており、今後、段階が進むにつれて、アップデートしていくとのことです。

Reports | www.hathitrust.org
http://www.hathitrust.org/reports

HathiTrust
http://www.hathitrust.org/

OCLC、xOCLCNUMサービスで対応するOCA、HathiTrustの電子書籍情報も取得可能に

OCLCが提供している会員向けのサービス“xOCLCNUM”(OCLC番号を引数として同じ(FRBRの)“Work(著作)”に属する書誌データを取得するウェブAPI。“xISBN”の類似サービス)で、Open Content Alliance(OCA)が提供している電子書籍129,239点、HathiTrustが提供している電子書籍189,723点の情報が取得できるようになったと発表されています。これにより、OCLC番号2,446,005点から、FRBRで同じWorkに属する電子書籍へのリンクが実現されたことになります。

Easy Access to Digitized Books - hangingtogether.org
http://hangingtogether.org/?p=576

経済不況下で図書館の利用が急増-書店・出版社は苦境に(米国)

深刻な経済不況に見舞われている米国で、資料・情報を無料で利用できる図書館の利用が急増しているという報道が増えてきています。米国の3大テレビネットワークの1つ・NBCのニュースでは、利用の急増の一方で自治体の財政難の影響で、図書館運営が厳しい状況になっていることもあわせて紹介されています。

NBC Nightly News Discusses Library Use in a Tough Economy | ALA TechSource
http://www.alatechsource.org/blog/2008/12/nbc-nightly-news-discusses-library-use-in-a-tough-economy.html
(※ニュース動画を見ることができます)

BISG、ONIXをベースとしたウェブでの電子書籍検索、配信プロトコル“BookDROP”を発表

書籍の製作、出版、流通、販売等に関わる各団体が参加している米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、書籍の電子商取引に用いられているメタデータ規格“ONIX”(ONline Information eXchange)をベースとした、電子書籍の検索、ブラウズ、配信のプロトコル“BookDROP(Book Digitized Reading Online Protocol)”を策定、公開しています。主に、出版社のデジタルアーカイブ内のデータを、ウェブサイトで配信している(書店等の)パートナー企業が利用する際のプロトコルとして位置付けられています。なお策定には、出版社、書店等のほか、Microsoft社やスキャナメーカーKirtas社も加わっています。

BookDROP Spec version 1.0

DNAバーコードのライブラリを構築して生物種の同定、解析へ-国際バーコードオブライフプロジェクト

動植物、菌類等のあらゆる生物種について「DNAバーコード」を抽出・収集し、それらを集積した大規模なライブラリを構築することで、標本の自動同定、解析の基盤とするという国際プロジェクト「国際バーコード オブ ライフ プロジェクト(International Barcode of Life project;iBOL)」が立ち上がっています。日本語の説明資料も作成されています。

国際バーコード オブ ライフ プロジェクト
http://www.dnabarcoding.org/pdf/iBOL_FactSheet_Japanese.pdf
(※日本語の説明資料)

International Barcode of Life
http://www.dnabarcoding.org/

英国RIN、英国における研究助成の仕組みに関するブリーフィング・ペーパーを刊行

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国における研究助成の仕組みをわかりやすく解説したブリーフィング・ペーパーを刊行しています。HEFCEなど高等教育助成団体からのものと、RCUKなど学術研究審議会からのものが大きな2本柱となっていること、その他にも慈善団体やEUなどからのものがあること、研究成果の評価の仕組みの変更(RAEからREFへ)、といった点について説明がなされています。

Making sense of research funding in UK higher education | RIN
http://www.rin.ac.uk/making-sense-funding

参考:
英国の高等教育機関向け研究助成における新しい研究評価フレームワークの影響は?-JISCが調査を計画
http://current.ndl.go.jp/node/9249

Library of the Year 2008の審査・投票結果

知的資源イニシアティブが、2008年11月26日に最終選考を行った“Library of the Year 2008”の審査・投票結果(1次選考通過機関・サービスの一覧、最終審査の投票の票数)が公開されています。

Library of the Year 2008 - IRI:知的資源イニシアティブ
http://www.iri-net.org/loy/loy2008.html

参考:
Library of the Year 2008大賞は千代田区立千代田図書館
http://current.ndl.go.jp/node/9510

Library of the Year 2008優秀賞の恵庭市立図書館の活動
http://current.ndl.go.jp/node/9732

UPKIシングルサインオン実証実験中間報告会の発表資料

国立情報学研究所(NII)が11月に開催した、シングルサインオン実証実験中間報告会の発表資料が公開されています。

「実証実験の状況とフェデレーション(UPKI-Fed)構築について」「図書館を対象としたSSOに関するアンケート調査結果について」「図書館におけるShibboleth利用の実現可能性~IP認証からID認証へのパラダイムシフト~」「海外の大学間認証連携とUPKI」のほか、参加各大学の状況が報告されています。

シングルサインオン実証実験中間報告会資料集
https://upki-portal.nii.ac.jp/item/idata/odatao/SSO_mid_session_ref/SSO_mid_session

参考:
NII、UPKIシングルサインオン実証実験中間報告会を開催
http://current.ndl.go.jp/node/9183

北海道大学附属図書館、HUSCAPのダウンロード数が200万回を超えたと発表

北海道大学附属図書館が、同大の機関リポジトリ"HUSCAP"の文献ダウンロード数が、2005年7月の試験公開から数え、200万回に達したと発表しています。

HUSCAPダウンロード数、200万回を超える - 北海道大学附属図書館
http://www.lib.hokudai.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=231

HUSCAP(北海道大学学術成果コレクション)
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/

参考:
CA1628 - 北海道大学の“果実”HUSCAP / 杉田茂樹
http://current.ndl.go.jp/ca1628
リポジトリ収録のマイルストーン(日本)