民話、シンボル、民謡(フォークソング)、ダンス、儀式、陶磁器、彫刻、織物、編み籠、建築、工芸、楽器の演奏といった「伝統的文化表現(Traditional Cultural Expression;TCE)」のアクセス、保存、保護について、とりわけデジタル環境において、図書館がどのような役割を果たしていくべきかを話し合い、このような資料収集・保存・提供の重要性の認識を広めるための会議“Traditional Cultural Expression Conference”が、2008年11月、米国図書館協会(ALA)ワシントンオフィスの主催で開催されました。この資料・動画が、同会議のウェブサイトで公開されています。TCEとは何か、TCEにとってなぜ図書館が重要なのか、も詳しく説明されています。
世界59のコモンウェルス各国、コモンロー採用国・地域の法律関連情報に無料でアクセスできる合計571のデータベースを提供している“CommonLII(Commonwealth Legal Information Institute)”が、新たなデータベースとして、1220年~1873年のイングランド判決集“English Reports”を無料で公開しました。これは刊行されている最も古い判決集で、10万点を超える重要判決が含まれている「法廷弁護士、事務弁護士にとって必須のツール」とのことです。このデータは、Justis社から提供を受けたとのことです。
Google Book Searchで、出版社からの協力を得て雑誌のバックナンバーと新着記事の提供を開始したと、Google社がブログ“Official Google Blog”で発表しています。書籍と同様に、本文をGoogle Book Searchで検索できるほか、Advanced Searchで雑誌に限定した検索も可能です。
OCLCはWorldCatレコードの利用,再配布に関する新たなポリシー案“Policy for Use and Transfer of WorldCat Records”を2008年11月に公表するとともに,2009年2月中旬から導入することを発表した。 OCLCはこれまで,1987年11月に改訂した“Guidelines for the Use and Transfer of OCLC-Derived Records”に基づき,WorldCatレコードの利用と配布を行っていた。…
2008年11月15日,図書館でテレビゲームやカードゲームなどを楽しんでもらうイベント「図書館でゲームをする日(National Gaming Day @ your library)」が,全米各地の図書館で開かれた。米国図書館協会(ALA)の呼びかけで初めて開催されたもので,600以上の図書館に,大人から子どもまで計約14,000人が集まり,他の図書館にいる参加者とオンラインゲームで対戦したり,各図書館内で開かれたボードゲーム大会に参加するなどして交流した。…
フランス科学技術情報研究所(INIST)が、欧州各国で生産された学術分野の灰色文献(テクニカルレポート、研究レポート、学位論文、会議録、その他公的な刊行物)の書誌情報と、一部のものについてはその本文も提供するデータベース“OpenSIGLE(System for Information on Grey Literature in Europe)”を立ち上げています。