英国のロイター通信が伝えるところによると、Googleブック検索に参加し、書籍のスキャニングを行っている出版社は2万社にのぼり、1年間で2倍の伸びを示したということです。ロイター通信の取材に答えたGoogleの関係者によると、Google Book Searchは100言語で100万冊以上の書籍を提供するという壮大な目標に向かって、今後も意欲的に活動を展開していくということです。またこの関係者によると、現在のところGoogleにはKindleのような電子書籍リーダーを開発する計画はないということです。
BOOKFAIR-INTERVIEW-Google doubles book-scan publisher partners
- REUTERS UK 2008/10/15付けの記事
American Libraries誌によると、経済の混乱は図書館経営にまで波紋を投げかけています。世界経済を襲った株式市場の損失などの影響で、図書館への寄付金額を減額する寄付主が現れ、十分な図書館の運営資金をまかなえなくなり、重役を解雇することで運営資金を節約する図書館も出始めているということです。一方でカリフォルニア大学バークレー校図書館のように、今行動を起こして事態に対応するのではなく、しばらくは状況を静観し、それから対策を練る、という図書館もあり、米国内の図書館もまた、経済の動向を見守っています。
Economic Uncertainty Spreads to Library Endowments
- American Libraries 2008/10/14付けの記事