筆者は,2008年9月14日から19日まで,デンマークのオーフスにおいて開催された「第12回電子図書館研究及び先端技術に関する欧州会議」(The 12th European Conferences on Research and Advanced Technology for Digital Libraries:ECDL2008)に参加した。会期中は本会議のほか,講習会,ドクトラル・コンソーシアム,ワークショップが開催されたが,ここでは本会議の様子を中心に紹介する…
2008年10月14日,世界規模のイベント「オープンアクセスの日」が開催された。これは,SPARC(CA1469,E111参照),PLoS(CA1433,E046参照),および知的財産・情報通信技術政策における公共の利益を追求する活動を行っている国際的な学生組織“Students for Free Culture”の3団体の呼びかけによるもので,オープンアクセスの認知度・理解を広め,その意義を伝えることを目的としたものである…
これにより、Google Book Searchには、新たに「購入」というオプションが加わります。購入により、著作権保護期間内にある書籍についても全文にアクセスできるようになります。図書館や大学等の機関単位での購読契約オプションもあります。この購入オプションは、さしあたっては米国のみとなっていますが、Google社は「将来的には各国の業界団体や個々の権利者と協力して、この契約がもたらすメリットを世界中のユーザーに広めたいと考えています」としています。
情報技術の活用を推進し高等教育の向上を目指している米国のNPO・EDUCAUSEが、ネットワーク情報経済の登場、とりわけクラウド・コンピューティングの登場により、高等教育がどのような影響を受けているのかについて考察した研究書『塔と雲(The Tower and The Cloud)』を刊行しています。電子書籍版もあり、オンラインで読むことができます。
INTERNET Watch誌に、10代のネット利用に関する特集記事が2回に渡って特集されています。無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」の担当者が語るケータイ小説の利用事情や同社の安全なネット利用のための取り組み、また、青少年のネット利用に対する規制について当事者の10代がどう感じているか、などがまとめられています。
学術情報のデジタル出版に関する膨大な書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”や学術情報に関するブログ“DigitalKoans”を作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、「著者の権利早わかり(Authorʹs Rights, Tout de Suite)」と題するペーパーを公開しています。これは、著作権、セルフアーカイビング、オープンアクセス誌、クリエイティブコモンズなど、著者の権利に関連する事項の要点を説明するとともに、有益な情報源(たとえばSHERPA/RoMEOの著作権ポリシーデータベース)などの使い方、見方も説明されています。
Authorʹs Rights, Tout de Suite
Charles W. Bailey, Jr.