アーカイブ - 2008年 10月

10月 29日

E854 - 第16回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議開催

2008年10月20日,国立国会図書館(NDL)において第16回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議(CDNLAO)が開かれた。“Cooperation in Knowledge-based Society”をテーマにしたこの会議に,23か国の国立図書館長または代理が出席した…

E853 - ECDL2008 ―欧州電子図書館のコミュニティ―(参加報告)

筆者は,2008年9月14日から19日まで,デンマークのオーフスにおいて開催された「第12回電子図書館研究及び先端技術に関する欧州会議」(The 12th European Conferences on Research and Advanced Technology for Digital Libraries:ECDL2008)に参加した。会期中は本会議のほか,講習会,ドクトラル・コンソーシアム,ワークショップが開催されたが,ここでは本会議の様子を中心に紹介する…

E852 - BL,新たな図書館戦略(2008~2011年)を公表

英国図書館(BL)は2008年10月15日,2008年から2011年までの3か年に関する新たな戦略(以下,「新たな戦略」と略)を公表した。 BLは2005年に,2008年までの戦略「図書館を再定義する」を公表し,デジタル情報資源の収集・保存・提供活動を強化していくことを明確にした(E349参照)…

E851 - ネット上の著作権侵害行為の法的責任,プロバイダにも(NZ)

ニュージーランドの改正著作権法が,同国内のインターネットプロバイダ(ISP)団体やインターネット利用者団体に波紋を投げかけている。 2008年4月11日に制定された改正著作権法は,第92A条1項で「ISPは,反復的侵害者のアカウントを,適切な条件のもと抹消するためのポリシーを導入し,合理的に運用しなければならない」と定めるとともに…

E850 - これからの学校図書館活用のあり方は?(日本)

2008年9月,子どもの読書サポーターズ会議(2007年6月文部科学省に設置)は,「これからの学校図書館の活用の在り方等について(審議経過報告)」(以下,報告)を発表した。この報告は過去9回にわたる審議の到達点をまとめたものである…

E849 - 世界各国で「オープンアクセスの日」開催

2008年10月14日,世界規模のイベント「オープンアクセスの日」が開催された。これは,SPARC(CA1469,E111参照),PLoS(CA1433,E046参照),および知的財産・情報通信技術政策における公共の利益を追求する活動を行っている国際的な学生組織“Students for Free Culture”の3団体の呼びかけによるもので,オープンアクセスの認知度・理解を広め,その意義を伝えることを目的としたものである…

E848 - 金融不安,図書館の運営資金にまで拡大(米国)

米国では,大手金融機関の倒産や再編,株価の大幅な下落など,経済の混乱状態が続いており,米国社会だけでなく世界各国の経済にもその影響が波及しつつある。American Libraries誌の取材によると,米国の図書館の運営資金もこの金融不安の余波をこうむっているという…

Google、著作者団体・出版社団体と和解-著作権保護期間内の書籍もBook Searchで提供へ

Google社が2008年10月28日、かねてより同社のBook Search事業を訴えていた著作者団体“Authors Guild”および米国出版社協会(AAP)と、著作権保護期間内にある書籍についてもBook Searchで提供することで合意したと発表しました。裁判所に認められ次第、和解が成立することになります。

これにより、Google Book Searchには、新たに「購入」というオプションが加わります。購入により、著作権保護期間内にある書籍についても全文にアクセスできるようになります。図書館や大学等の機関単位での購読契約オプションもあります。この購入オプションは、さしあたっては米国のみとなっていますが、Google社は「将来的には各国の業界団体や個々の権利者と協力して、この契約がもたらすメリットを世界中のユーザーに広めたいと考えています」としています。

ユタ大学図書館、OCLCの電子図書館用ソフトを機関リポジトリ用に拡張するOSSを開発

米国ユタ大学のマリオット図書館が、OCLCが開発した電子図書館用デジタルコレクション管理ソフト“CONTENTdm”を機関リポジトリ用に拡張するオープンソースソフトウェア“U-SKIS”を開発し、導入しています。同ソフトはすでにダウンロード可能となっており、紹介記事をOCLCがウェブサイトに掲載しています。

University of Utah’s open source workflow software [OCLC]
http://www.oclc.org/news/announcements/announcement306.htm

Institutional Repository | The University of Utah
http://uspace.utah.edu/

クラウドコンピューティングが高等教育に与える影響は?-EDUCAUSEの研究書『塔と雲』

情報技術の活用を推進し高等教育の向上を目指している米国のNPO・EDUCAUSEが、ネットワーク情報経済の登場、とりわけクラウド・コンピューティングの登場により、高等教育がどのような影響を受けているのかについて考察した研究書『塔と雲(The Tower and The Cloud)』を刊行しています。電子書籍版もあり、オンラインで読むことができます。

The Tower and The Cloud | EDUCAUSE
http://www.educause.edu/thetowerandthecloud/133998

October 28th, 2008付けDigitalKoansの記事

ハロウィン特別企画「幽霊の出る図書館」(米国)

Encyclopaedia Britannicaのブログで、米国図書館協会(ALA)のエバーハート(George Eberhart)氏が、ハロウィン特別企画として「幽霊の出る図書館(Haunted Libraries/Library Ghosts)」を紹介する連載を行っています。連載期間は2008年10月27日から31日までの1週間で、順に米国各地域(北東部、中西部、南部、西部)と紹介した後、31日には世界の「幽霊の出る図書館」が紹介されます。ちなみにこの企画、昨年も行われ好評を博したため、再度、情報を新規に追加・更新して行われることになったとのことです。

Ghosts in the Library! (The Haunted Library Series is Back) | Britannica Blog

10月 28日

連邦政府寄託図書館評議会(DLC)2008年秋季会議の会議録

米国の連邦政府寄託図書館評議会(DLC)の2008年秋季会議(10月20日〜22日、ヴァージニア州・アーリントンで開催)の会議録として、62の発表資料のファイルが公開されています。

Downloads | 2008 | Depository Library Council (DLC) Meetings | Events - FDLP Desktop
http://www.fdlp.gov/repository/fall-dlc-meeting-arlington-va/3.html
会議案内
http://www.fdlp.gov/events/falldlc08.html

ちなみに春季会議(3月31日〜4月2日、コロラド州デンバーで開催)の会議録も公開されています。

会議録

Library Journal誌、ライブラリー・スクール卒業生の就職先、給与、職位調査2008年版を発表

Library Journal誌が、2007年にライブラリー・スクールを卒業した人の就職先(館種・職種と地域)、給与、職位に関する調査の2008年版の結果を発表しています。

・ライブラリー・スクール(Information Scienceという名称のところも含む)の卒業生、推計5,300名のうち1,768名(約33%)が回答。このうち1,189名が、図書館関係の専門職に就いた。
・初任給は42,361ドルと、前年比3.1%の増加。なかでもミシガン大学の卒業生は平均55,869ドルと、群を抜いて多かった。また学校図書館メディアスペシャリストは44,935ドルと、前年比5.6%の増であった。
・就職先は公共図書館が30%、大学図書館が26%、学校図書館が16%、専門図書館が8%、政府系図書館が3%であった。

ハロウィンに図書館員の扮装をする人へ

“LIBRARIAN ON THE RUN”という現役図書館員が運営しているブログに、ハロウィンに「図書館員の扮装」をする人に向けてのアドバイスが載っています。それによると、ステレオタイプに偏り過ぎず図書館員のファッションの実態を考慮に入れた上で、図書館員っぽい服装をするには、

・通行証や鍵をつけたストラップを首から提げる。
・おしゃれな、またヴィンテージのデザインの眼鏡ではなく、フレームが大きめの眼鏡をかける。
・本をテーマにしたアクセサリーを身につける。
・実用本位の靴を履く。

といった点に注意すればよいということです。

Costume Advice: How to Dress Like a Librarian
- Librarian on the Run 2008/10/22付けの記事

マサチューセッツ州の公共図書館、経済不況につれ利用が急増

米国マサチューセッツ州北部地域の図書館で、経済不況につれ利用が急増しているという記事が、Boston Globe紙に掲載されています。この記事は図書館員への取材から得た利用統計の数値を元に書かれていますが、昨年度と比べて貸出数が15~36%増加している公共図書館がいくつか取り上げられています。図書の利用だけでなく、CD、DVD、インターネット端末の利用も増加しており、ある図書館員は、利用者の可処分所得の減少をこの理由と察しています。このように利用が増加している一方で、図書館の予算は引き続き厳しいことが予想されることから、「経済状況が厳しくても、人々が利用できるよう、図書館サービスを続けていくことが重要だと認識してもらいたい」という図書館員の言葉で、記事は締められています。

「欧州図書館(TEL)におけるFRBR」ワークショップの発表資料

2008年10月9日にポルトガル国立図書館で開催された、欧州図書館(TEL)におけるFRBRについてのワークショップの発表資料が公開されています。欧州レベルでの目録構築におけるFRBR化の課題のほか、OCLCにおける取り組みの状況についても発表されています。

Workshop on FRBR in The European Library
http://www.bn.pt/workshop_telplus/index.html

22 October 2008付けFRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2008/10/22/workshop-on-frbr-in-the-european-library

ケータイ小説、ネット規制など10代のネット利用事情

INTERNET Watch誌に、10代のネット利用に関する特集記事が2回に渡って特集されています。無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」の担当者が語るケータイ小説の利用事情や同社の安全なネット利用のための取り組み、また、青少年のネット利用に対する規制について当事者の10代がどう感じているか、などがまとめられています。

10代のネット利用を追う
子どもはわからないから問題を起こしているだけ -「魔法のiらんど」に聞く<前編>
INTERNET Watch 2008/10/23付けの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/teens/2008/10/23/21288.html

10代のネット利用を追う
ケータイ小説は新時代の“源氏物語”- 魔法のiらんど」に聞く<後編>

著者の権利早わかり

学術情報のデジタル出版に関する膨大な書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”や学術情報に関するブログ“DigitalKoans”を作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、「著者の権利早わかり(Authorʹs Rights, Tout de Suite)」と題するペーパーを公開しています。これは、著作権、セルフアーカイビング、オープンアクセス誌、クリエイティブコモンズなど、著者の権利に関連する事項の要点を説明するとともに、有益な情報源(たとえばSHERPA/RoMEOの著作権ポリシーデータベース)などの使い方、見方も説明されています。

Authorʹs Rights, Tout de Suite 
Charles W.  Bailey, Jr.

米Amazon、ウェブブラウザでの「ウィンドウショッピング」用サイトを試験公開

米Amazon社が、ウェブブラウザを用いて、毎週のベストセラー商品・新着商品・同社おすすめ商品(editor's pick)の「ウィンドウショッピング」ができるウェブサイト“Amazon Windowshop”をベータ版として公開しています。これは、キーボードの上下左右キーを使って、書籍・DVD等の表紙画像を選択していくというインターフェースとなっています。検索機能はないようです。表紙画像を選択すると、書籍の場合はあらすじを読み上げ、音楽CDや映画DVD、ゲームの場合はサンプルが流れます。購入ボタンをクリックすると、購入できるという形です。書籍や音楽とは別のカテゴリーとして「オーディオブック」が存在している点も注目されます。

Amazon Windowshop Beta
http://windowshop.com/

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