アーカイブ - 2008年 10月 29日

個人情報保護に熱心なブラウザソフトはどれ?

米国のインターネット関連の研究機関“Center for Democracy and Technology”は、MozillaのFirefox、MicrosoftのInternet Explorer、GoogleのChrome、AppleのSafariという、人気が高いブラウザソフトを対象に、それぞれの個人情報保護対策(プライバシーモード、Cookie管理、オブジェクトコントロール)を比較する報告書を発表しました。報告書によると、各社は個人情報保護対策にそれぞれ熱心に取り組んでおり、今では利用者は、自分が好む個人情報管理を行っているブラウザを選択することができるようになっているということです。

Internet Browsers Increasingly Competing on Privacy Controls

『カレントアウェアネス-E』138号発行

Googleと著作者団体・出版社団体との合意をBook Search参加大学も歓迎

Google社と著作者団体“Authors Guild”および米国出版社協会(AAP)との間で成立する見込みの和解・合意について、Google Book Searchに参加しているカリフォルニア、スタンフォード、ミシガンの3大学が協同で、これを支持・歓迎するコメントを出しました。

Major universities see promise in Google Book Search settlement
http://www.ns.umich.edu/htdocs/releases/story.php?id=6807

またミシガン大学図書館は、この和解・合意と同館のGoogle Book Searchへの取り組みに関するFAQを作成したほか、図書館長がブログで図書館に関連する要点を整理した上で、大変素晴らしいことだとコメントしています。

米国の地域図書館ネットワークPALINET、Internet Archiveと協同で地域資料を大規模にデジタル化へ

米国の中部大西洋沿岸(デラウェア、メリーランド、ニュージャージー等)の600以上の図書館が参加している地域図書館ネットワーク“PALINET”が、アルフレッド・スローン財団からの助成も得て、Internet Archiveと協同の大規模デジタル化事業を行うことを発表しています。予定しているのは全体でおよそ6万冊で、各参加館は、地域にとって意義のある固有の資料を選択・提供するよう、強く要請されているとのことです。

PALINET Launches Mass Digitization Collaborative
http://www.palinet.org/documents/press/PR-MDC-20008.pdf

E854 - 第16回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議開催

2008年10月20日,国立国会図書館(NDL)において第16回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議(CDNLAO)が開かれた。“Cooperation in Knowledge-based Society”をテーマにしたこの会議に,23か国の国立図書館長または代理が出席した…

E853 - ECDL2008 ―欧州電子図書館のコミュニティ―(参加報告)

筆者は,2008年9月14日から19日まで,デンマークのオーフスにおいて開催された「第12回電子図書館研究及び先端技術に関する欧州会議」(The 12th European Conferences on Research and Advanced Technology for Digital Libraries:ECDL2008)に参加した。会期中は本会議のほか,講習会,ドクトラル・コンソーシアム,ワークショップが開催されたが,ここでは本会議の様子を中心に紹介する…

E852 - BL,新たな図書館戦略(2008~2011年)を公表

英国図書館(BL)は2008年10月15日,2008年から2011年までの3か年に関する新たな戦略(以下,「新たな戦略」と略)を公表した。 BLは2005年に,2008年までの戦略「図書館を再定義する」を公表し,デジタル情報資源の収集・保存・提供活動を強化していくことを明確にした(E349参照)…

E851 - ネット上の著作権侵害行為の法的責任,プロバイダにも(NZ)

ニュージーランドの改正著作権法が,同国内のインターネットプロバイダ(ISP)団体やインターネット利用者団体に波紋を投げかけている。 2008年4月11日に制定された改正著作権法は,第92A条1項で「ISPは,反復的侵害者のアカウントを,適切な条件のもと抹消するためのポリシーを導入し,合理的に運用しなければならない」と定めるとともに…

E850 - これからの学校図書館活用のあり方は?(日本)

2008年9月,子どもの読書サポーターズ会議(2007年6月文部科学省に設置)は,「これからの学校図書館の活用の在り方等について(審議経過報告)」(以下,報告)を発表した。この報告は過去9回にわたる審議の到達点をまとめたものである…

E849 - 世界各国で「オープンアクセスの日」開催

2008年10月14日,世界規模のイベント「オープンアクセスの日」が開催された。これは,SPARC(CA1469,E111参照),PLoS(CA1433,E046参照),および知的財産・情報通信技術政策における公共の利益を追求する活動を行っている国際的な学生組織“Students for Free Culture”の3団体の呼びかけによるもので,オープンアクセスの認知度・理解を広め,その意義を伝えることを目的としたものである…

E848 - 金融不安,図書館の運営資金にまで拡大(米国)

米国では,大手金融機関の倒産や再編,株価の大幅な下落など,経済の混乱状態が続いており,米国社会だけでなく世界各国の経済にもその影響が波及しつつある。American Libraries誌の取材によると,米国の図書館の運営資金もこの金融不安の余波をこうむっているという…

Google、著作者団体・出版社団体と和解-著作権保護期間内の書籍もBook Searchで提供へ

Google社が2008年10月28日、かねてより同社のBook Search事業を訴えていた著作者団体“Authors Guild”および米国出版社協会(AAP)と、著作権保護期間内にある書籍についてもBook Searchで提供することで合意したと発表しました。裁判所に認められ次第、和解が成立することになります。

これにより、Google Book Searchには、新たに「購入」というオプションが加わります。購入により、著作権保護期間内にある書籍についても全文にアクセスできるようになります。図書館や大学等の機関単位での購読契約オプションもあります。この購入オプションは、さしあたっては米国のみとなっていますが、Google社は「将来的には各国の業界団体や個々の権利者と協力して、この契約がもたらすメリットを世界中のユーザーに広めたいと考えています」としています。

ユタ大学図書館、OCLCの電子図書館用ソフトを機関リポジトリ用に拡張するOSSを開発

米国ユタ大学のマリオット図書館が、OCLCが開発した電子図書館用デジタルコレクション管理ソフト“CONTENTdm”を機関リポジトリ用に拡張するオープンソースソフトウェア“U-SKIS”を開発し、導入しています。同ソフトはすでにダウンロード可能となっており、紹介記事をOCLCがウェブサイトに掲載しています。

University of Utah’s open source workflow software [OCLC]
http://www.oclc.org/news/announcements/announcement306.htm

Institutional Repository | The University of Utah
http://uspace.utah.edu/

クラウドコンピューティングが高等教育に与える影響は?-EDUCAUSEの研究書『塔と雲』

情報技術の活用を推進し高等教育の向上を目指している米国のNPO・EDUCAUSEが、ネットワーク情報経済の登場、とりわけクラウド・コンピューティングの登場により、高等教育がどのような影響を受けているのかについて考察した研究書『塔と雲(The Tower and The Cloud)』を刊行しています。電子書籍版もあり、オンラインで読むことができます。

The Tower and The Cloud | EDUCAUSE
http://www.educause.edu/thetowerandthecloud/133998

October 28th, 2008付けDigitalKoansの記事

ハロウィン特別企画「幽霊の出る図書館」(米国)

Encyclopaedia Britannicaのブログで、米国図書館協会(ALA)のエバーハート(George Eberhart)氏が、ハロウィン特別企画として「幽霊の出る図書館(Haunted Libraries/Library Ghosts)」を紹介する連載を行っています。連載期間は2008年10月27日から31日までの1週間で、順に米国各地域(北東部、中西部、南部、西部)と紹介した後、31日には世界の「幽霊の出る図書館」が紹介されます。ちなみにこの企画、昨年も行われ好評を博したため、再度、情報を新規に追加・更新して行われることになったとのことです。

Ghosts in the Library! (The Haunted Library Series is Back) | Britannica Blog