アーカイブ - 2008年 10月 15日

東京都、「子供のインターネットや携帯電話利用についての実態調査」結果を発表

東京都教育委員会はこのほど、東京都における児童・生徒の携帯電話の所持率や使い方の状況や、インターネット利用によるトラブル等の実態を把握し、今後の施策に役立てるため実施した、「子供のインターネットや携帯電話利用についての実態調査」の結果をまとめ、発表しました。調査対象となったのは、児童・生徒11,032名(小・中・高・特別支援学校)、保護者7,300名、教員800名となっています。いわゆる「学校裏サイト」の認知度、利用についても調査結果が出ています。

ネット・携帯電話に係るトラブル等に関する対応について(東京都教育委員会)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr081009s.htm

学校裏サイト「見たことがない」教員が半数以上~都教育委調査
- INTERNET Watch 2008/10/10付けの記事

OCLCに参加している国立図書館の貢献度などが分かる地図

総合目録の作成、デジタル化事業、ドキュメントデリバリーなどにおいて、OCLCと協力関係を結んでいる図書館は現在34館あるということです。OCLCは34館が同組織と協力関係を結ぶまでの年表と、どの国がどれくらい貢献しているかを示す地図“WorldMap”を作成し、ウェブ上で公開しています。WorldMapでは、OCLCに協力している国立図書館がある国が世界地図上に色付けして表示され、それらの国のいずれかにカーソルを合わせ、クリックすると、その国の国立図書館のウェブサイトへのリンクと、OCLCにその図書館がどれだけ貢献しているかについてのデータが表示されるようになっています。

Brief history of OCLC activities with national libraries outside the U.S.

ScienceDirectにPDF一括ダウンロード機能が追加

エルゼビア(Elsevier)社の電子ジャーナル・プラットフォーム"ScienceDirect"に、PDFフルテキストのダウンロード機能(Document Download Manager)が追加されました。一度に最大20件までまとめてPDFをダウンロードすることができます。

同機能は同社の文献データベース"Scopus"にも追加されています。

ScienceDirect Increases Researcher Productivity with Document Download Manager
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01008

ScienceDirect 2008年9月リリースのご案内~ PDFダウンロード機能 ~

九州大学附属図書館のリモートアクセスサービス「どこでもきゅうと」

九州大学附属図書館が、自宅や出張先など大学の外からデータベースや電子ジャーナル等のeリソースを利用するためのサービス「どこでもきゅうと」の試行運用を開始しています。

自宅・出張先から利用可能に(試行) - 九州大学附属図書館
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/research/20080925_anywhere.html

どこでもきゅうと
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/db/?special=anywhere

東京都立日比谷図書館、2009年7月に千代田区に移管

東京都立日比谷図書館を2009年7月1日に千代田区に移管することで、東京都教育委員会と千代田区教育委員会が合意したと発表されています。両者が合意した覚書が公開されています。

都立日比谷図書館の千代田区移管に向けた基本的な方向性の合意について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr081014t.htm

ARLとALA、「ハリーポッター本」裁判とフェアユースに関する分析レポートを発表

元学校図書館メディアスペシャリストが作成したハリーポッター用語集サイト“Harry Potter Lexicon”の書籍化に関して、原作者のローリング(J. K. Rowling)氏と映画の配給会社ワーナーブラザーズ社が著作権侵害であると訴えていた米国での裁判について、北米研究図書館協会(ARL)と米国図書館協会(ALA)が共同で、この裁判の判決においてフェアユース(公正使用)の概念がどのように扱われたかを分析するレポートを発表しています。

この裁判の判決では、書籍化は著作権侵害にあたるとして、出版差止と、6,750ドル(約70万円)の損害賠償の支払が命じられました。しかしながら、この判決を分析した結果、

・ハリーポッターの各書籍から用語集、レファレンス・ガイドを作成するという行為そのものは、(学術的な注釈・批判等を付していなくても)フェアユースにあたると認められている。

E847 - IIPCのウェブストーミング・セッション開催される<会議報告>

国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC;CA1664参 照)のウェブストーミング・セッション(「ウェブストーミング」はブレーンストーミングからの造語)が,デンマークのオーフス州立・大学図書館を会場とし て,2008年9月16日から17日の2日間にわたり開催された。参加者数は,24機関41名(加盟候補1機関1名を含む)であり,国立国会図書館 (NDL)からは筆者が参加した。

E846 - ISO11620図書館パフォーマンス指標の改訂版が発行される

2003年以降,ISO/TC46/SC8(国際標準化機構/情報とドキュメンテーション技術委員会/統計と評価分科委員会)は,図書館パフォーマンス指 標ISO11620“Information and documentation- Library performance indicators”の改訂作業行ってきたが(E101E652参照),2008年8月に第2版を発行した。

E845 - 環境にも,財布にも嬉しい図書館資料除籍法(米国)

図書館は新しい資料を購入し利用者に提供するにあたり,利用頻度が落ちた資料,古い資料などを目録から除籍し,処分することがある。Library Journal誌の記事によると,米国では多くの図書館が,除籍資料を廃棄するのではなく,再利用する道を選んでいるという。資料の再利用は,環境保護と いう観点からも,注目されている。

E844 - 公共図書館閉鎖の理由は?-1999~2003年の米国の状況を分析

米国フロリダ州立大学の研究チームがOCLCの助成のもと,2008年6月30日付けで「なぜ公共図書館は閉鎖したのか?」と題するレポートを刊行し た。これは,1999~2003年に全米で閉鎖された公共図書館について,閉鎖の理由を調査するとともに,図書館員へのインタビューおよび地理情報システ ム(GIS)を用いた人口学的分析によって,当該地域の人口学的特徴および図書館利用者への影響を探ったものである。...

E843 - デジタル画像・写真のメタデータ標準に関するガイドライン<文献紹介>

JPEGやTIFFをはじめとするデジタル画像・写真フォーマットには,メタデータを格納するフィールドが設けられており,現在のところ,デジタルカメ ラで使用されている電子情報技術産業協会(JEITA)が規格化したメタデータ“Exif”規格,新聞社や通信社で使用されている国際新聞電気通信評議会 (IPTC)が制定したメタデータ“IPTC-IIM”規格,アドビシステムズ(Adobe)社が策定した“XMP”規格などが使用されている。これら複 数の規格によるメタデータは,メタデータグループごとに画像・写真ファイル内に格納することで,併存させることが可能であるが,各規格間の互換性は必ずし も保たれていない。そのためアプリケーションやデバイスごとに,各メタデータへの対応,非対応が分かれており,対応しないメタデータの表示,検索,記述の 追加や削除が不可能であったり,場合によってはソフトウェアやハードウェアに対応しないメタデータが消去されてしまったりする,などの可能性がある。その ため,メタデータの互換性向上に向けた取り組みが求められていた。...

E842 - 米国民の3分の2が図書館利用カードを所有

 米国図書館協会(ALA)は1987年から,毎年9月を図書館利用カード作成推進月間(Library Card Sign-up Month)と位置づけ,全国の公共・学校図書館とともに,図書館利用カードを持つことの重要性,とりわけ子どもの教育・発達にとって図書館が重要な役割 を果たすことをアピールしている。...

JISC、ネット上の画像データの発見・利用に関するオンライン学習教材を提供

英国情報システム合同委員会(JISC)は、デジタル画像や動画に関する助言をおこなう JISC 内部の専門家グループ TASI、およびサブジェクト・ゲートウェイ Intute が作成した、インターネット上に存在する著作権をクリアした画像データを効率よく発見・利用するためのオンライン学習教材“Internet for Image Searching”を提供すると発表しました。以下の4章で構成されています。

・グーグルイメージ検索の長所と短所
・ネット上の画像データ利用時の法的・経済的な影響
・ネット上の画像提供サイトの紹介
・事例の紹介

Internet for Image Searching

ARL、ラーニングコモンズの企画のためのツールキットを公開

北米研究図書館協会(ARL)が、ラーニングコモンズ、インフォメーションコモンズなどと呼ばれる、大学学部生を主対象とした学習スペースを企画している研究図書館向けの、プレ・プログラミング・ツールキットを作成・公開しています。このツールキットは、ラーニングコモンズ建設のプロセス全体を概観するとともに、設計書・企画書等を作る前に必要とされる、各大学固有の環境・ニーズに適合した学習スペースのあり方を探るための評価(アセスメント)のテクニックについて、詳しく紹介しています。例えば、調査と意見募集、学生・教員によるアドバイザリ・グループの設置、学生を招いて打ち解けた雰囲気で意見を聞く「ランチタイム」の開催、といったプロセスごとに、その方法、質問の内容などが記されています。

ARL LEARNING SPACE
PRE-PROGRAMMING TOOL KIT
http://www.arl.org/bm~doc/planning-a-learning-space-tool-kit.pdf

Planning a Learning Space in a Research Library: ARL Releases Pre-Programming Tool Kit

「オープンアクセスの日」にオープンアクセス学術出版社協会が発足

2008年10月14日の「オープンアクセスの日(Open Access Day)」に、オープンアクセス学術出版社協会(Open Access Scholarly Publishers Association:OASPA)が発足しました。これは、すべての学問分野におけるオープンアクセス学術雑誌出版社の利益をグローバルに代表することをミッションとしており、オープンアクセス出版に関する情報の交換、標準の策定、アドヴォカシー、教育などによって、このミッションを実現するとしています。

『カレントアウェアネス-E』137号発行