アフリカ

E1685 - アラブ諸国の機関リポジトリの評価<文献紹介>

 アラビア語圏であるアラブ諸国の機関リポジトリは,「未熟な段階」(infancy stage)にあるといわれる。それは,この地域特有のトピックに関する文献があまり公表されてないこと,アラブ諸国の研究者の多くが機関リポジトリについての知識や経験をあまりもってないこと,長期保存の方針がないこと,などが要因である。本文献は,このようなアラブ諸国の機関リポジトリを,外部利用者の視点からアクセシビリティや透明性などの点で評価する。評価対象は,11か国の25のリポジトリである。

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」を特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号(No.234)で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」と題した特集を組んでいます。

刊行後2カ月を経過したためPDFで全文公開されています。

アジ研ワールド・トレンド 2015年4月号(No.234) 特集:図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201503.html

米国ミシガン州立大学、マリ共和国の写真をアーカイブするプロジェクトについて発表

2015年4月21日の米国ミシガン州立大学のニュースによると、キャンディス・ケラー(Candace Keller)氏らの研究グループが全米人文科学基金(NEH)の援助を受け、1940年代以降におけるマリ共和国の写真家が撮影した10万点に及ぶモノクロフィルムをデジタル化し、アーカイブを作成するというプロジェクトを行うようです。

デジタル化で写真資料の保全が図られることに加え、従来のような西洋の写真家によって撮影された写真ではなく、アフリカ現地の写真家が現地の人に向けて撮影した写真をアーカイブするものである点が、このプロジェクトの特徴的な点であるようです。

なお、同研究グループはすでに英国図書館における文化遺産をアーカイブする取組みである“Endangered Archives Programme”(EAP)の承認を受け、すでにマリ共和国に関する28000点の写真をデジタル化した実績があるようです。

New archive creates global access to rare African photos(Michigan State University, 2015/4/21)

E1542 - WIPOで,図書館等に関する著作権の権利制限が議論される

 2013年12月16日から20日まで,第26回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)が開催され,放送機関の保護,教育・研究機関及び視覚障害者等(E1455参照)以外の障害者に関する著作権の権利制限のほかに,図書館及び文書館の利用を促進するための著作権の権利制限が議題とされた。このうち,図書館等に関する著作権の権利制限は2日間にわたって議論されたが,本格的に議論されたのは初めてであった。この議論の背景には,WIPO加盟国の間で著作権の権利制限など図書館等での利用を合法化するための規定が異なるために,国境を越えた図書館等による資料等の複製,交換などの利用が円滑に進まない場合があることから,図書館等に関する著作権の権利制限の国際条約の創設の必要性があった。2008年11月に開催された第17回SCCRで研究発表された,コロンビア大学著作権アドバイザリーオフィスのクルーズ(Kenneth D. Crews)ディレクターの報告によれば,条文の翻訳を入手できたWIPO加盟国149か国のうち,著作権法に図書館に関する何らかの著作権の権利制限の規定がある国は128か国だった。しかし,その権利制限の内容は,図書館による複製一般にわたるものから,研究目的の複製に限定するもの,図書館間貸出しを認めるもの,資料保存目的の複製を認めるものなど,国ごとに様々であった。...

IFLA、“African Internet Governance Forum”の報告を公開

国際図書館連盟(IFLA)の戦略的プログラムの1つである“図書館プログラムを通じた開発のための行動”(ALP: Action for Development through Libraries Programme)のサイトに、2013年9月23日~26日にケニアのナイロビで開催された“African Internet Governance Forum”についての報告が掲載されています。

このフォーラムは、“Building Bridges”(成長と持続的な開発のために複数のステークホルダー間の協力を強化する)をテーマとして開催されたもので、29か国のインターネットガバナンスに関する関係者が集まったそうです。

報告の最後は「4. Way forward for IFLA」となっており、それによると、今後効果的に参加するポジションにあるために、図書館コミュニティに対して、以下の内容等に重点をおいた助言がなされたとのことです。

・サイバーセキュリティに関する、図書館利用者及び図書館員への教育
・サイバーセキュリティにおいて、公共のアクセススペースとしての図書館が果たす役割
・新しい法律の制定において図書館が正しく含まれるよう、適切な態度を示すこと

スイカも猫もオクラもアフリカからやってきた:国立国会図書館がミニ電子展示『本の万華鏡』で「アフリカの日本、日本のアフリカ」を公開

国立国会図書館は、2013年10月29日、ミニ電子展示『本の万華鏡』の第14回として、「アフリカの日本、日本のアフリカ」をウェブサイトに公開しました。スフィンクスの前で記念写真を撮った侍たち、日本で花嫁を募集したエチオピアの皇族、黄熱病を研究した野口英世の直筆書簡、青年海外協力隊の活動、スイカや蚊取り線香など意外なものの往来等、アフリカと日本とのさまざまな交流を、資料とともに紹介しています。

本の万華鏡第14回「アフリカの日本、日本のアフリカ」を公開しました(付・プレスリリース)(国立国会図書館、2013/10/29付け)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1203031_1828.html

プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/__icsFiles/afieldfile/2013/10/28/pr131029.pdf

「アフリカの日本、日本のアフリカ」はじめに
http://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/14/index.html

参考:
国立国会図書館、電子展示会「本の万華鏡」をリニューアル:「第13回 千里眼事件とその時代」の公開にあわせて Posted 2013年8月28日

非営利組織“Worldreader”、ケニアの図書館に電子書籍リーダーを提供

世界の識字率向上に関する取組みを行っている非営利組織「Worldreader」が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)より助成を受け、ケニアの図書館8館に250台の電子書籍リーダーを提供する事業を行うとのことです。これにより、図書館利用者は、50,000タイトルの小説、ノンフィクション、参考図書、及びケニアで使用されている教科書にアクセスできるようになる計画のようです。

なお、Worldreaderは、既に実施ているガーナでの活動の成果について、2013年9月に中間報告を公表しています。

The Bill & Melinda Gates Foundation Says “YES”!(2013/10/16付け)
http://www.worldreader.org/blog/the-bill-melinda-gates-foundation-says-yes/

Press Release WORLDREADER RECEIVES GRANT TO PILOT E-READING PROGRAM IN
AFRICA’S LIBRARIES (Worldreader, 2013/10/6付け)

南アフリカの電話会社が携帯電話で図書のフルテキストデータを配信するキャンペーン(記事紹介)

2013年10月3日、広告、デザイン、技術産業等に関するニュースを扱うウェブサイトPSFKに、南アフリカに拠点をもつ電話会社であるMTN Groupが、広告代理店であるMetropolitanRepublic Groupと提携して行った、ウガンダでの図書へのアクセス増加のためのキャンペーンについての記事が掲載されています。これは、ウガンダの新聞の印刷広告と、携帯電話を使った"The Everywhere Library"と呼ばれるキャンペーンで、新聞に掲載された図書の写真に書かれているコード番号を利用者が携帯電話に入力すると、キャンペーン期間中、無料で図書のフルテキストデータを受信できたとのことです。このキャンペーンは4週間行われ、アフリカと中東地域の情報産業界における賞であるLoerie awardsで複数の賞を受賞したとのことです。

Cell Phone Libraries Offer Books To Every Ugandan Home And School(psfk 2013/10/3)
http://www.psfk.com/2013/10/virtual-libraries-uganda.html

MTN’s Project Uganda scoops a Loeries Grand Prix (adlip)

E1455 - 障害者のアクセス権と著作権の調和をはかるマラケシュ条約

2013年6月にモロッコのマラケシュで開催された世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議で,「盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約(Marrakesh Treaty to Facilitate Access to Published Works for Persons who are Blind, Visually Impaired, or otherwise Print Disabled,訳はWIPO日本事務所による)」が日本を含む186の全加盟国の合意を得て成立した(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が同条約草案の日本語仮訳をウェブサイトに掲載している)。この新条約により,国際障害者年(1981年)の前後から始まった障害者の知識アクセスを保障するための著作権法のありかたを巡る30年余にわたる国際的な議論は,新しい段階に進むことになった。...

南アフリカで、“African Library Summit 2013”開催中

南アフリカの南アフリカ大学(University of South Africa)において、“African Library Summit 2013”が開催されています。今回のテーマは African LIbrarianship - The Horizon and Beyondとのことで、イノベーションをテーマにEIFL-PLIPのマネージャーであるRamune Petuchovaite 氏によるプレゼンテーションなども行われる予定となっています。

ウェブサイト:
African Library Summit 2013(University of South Africa)
http://www.unisa.ac.za/default.asp?Cmd=ViewContent&ContentID=28174

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