アフリカ

IFLAによるアフリカの図書館組織等の首脳会談で、公共図書館等のためのアドヴォカシー課題が示される

2015年7月20日から22日まで、IFLA(国際図書館連盟)による「図書館プログラムを通じた開発のための行動」(Action for Development through Libraries Programme:ALP)の国際的なアドヴォカシープログラムの一環として、ナミビアの首都・ウィントフックでIFLA主催の会議が開催されました。

会議の主目的は、アフリカにおける、2026年までの公共図書館やコミュニティ図書館のためのアドヴォカシー課題の優先順位を明らかにし、展開させることであり、アフリカ12か国の図書館のトップの他、アフリカ図書館協会連盟(African Library and Information Associations and Institutions;AfLIA)などの図書館組織の代表者が参加し、ガーナの副大統領夫人も貴賓として参加したようです。

会議の最終日には“Advocacy Agenda for African libraries towards 2026”のドラフトがレビューされたとのことで、今後数か月をかけて、アフリカの図書館コミュニティにおいて評議され、2015年末には課題解決に向けた取組みを開始する予定であるようです。

2017年の“World Book Capital(本の首都)”はギニア共和国のコナクリに決定

ユネスコ(UNESCO)、国際図書館連盟(IFLA)などが毎年選出する“World Book Capital(本の首都)”の2017年の都市が、ギニア共和国のコナクリ(Conakry)に決定したとのことです。

なお、“World Book Capital(本の首都)”には、2015年は韓国の仁川(Incheon)、2016年はポーランドのヴロツワフ(Wroclaw)が選ばれています。

UNESCO announces Conakry (Republic of Guinea) as World Book Capital 2017(IFLA,2015/7/28)
http://www.ifla.org/node/9716

World Book Capital City(UNESCO)
http://en.unesco.org/world-book-capital-city

ブラジルにおける、農業等に関する情報の普及と啓発を図る“Mini Libraries”プロジェクトの取組み(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Fábio Lima Cordeiro氏らによる“Dissemination and democratization of information access in rural communities: the role of librarians in the Mini Libraries project”と題した記事が公開されています。

記事では、ブラジルの農牧供給省の後援を受け、ブラジルにおける食料生産量の増加等を目的に、同国独自の熱帯農業及び畜産モデルの開発に取り組んでいるEmbrapa(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária)社における“Mini Libraries”プロジェクトが扱われています。

“Mini Libraries”とは、地域における農業や畜産の発展に有用な情報を含んだ本やブックレット、ビデオや音声といったコンテンツをまとめたキットを配付する取組みで、Embrapa社が農村における情報へのアクセスを向上させるために、社会発展飢餓対策省などとともに2003年ごろから、開始したようです。

アフリカにおける医療政策策定への医学図書館員の貢献(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Alison Annet Kinengyere氏らによる“Librarians’ involvement in evidence-based medical practice and health policy-making: the collaboration between Albert Cook Library and the Africa Centre for Systematic Reviews and Knowledge Translation”と題した記事が公開されています。

記事では、東アフリカ地域とウガンダにおける医療政策策定に関する先端医療等についての能力開発を行う機関“Africa Center for Systematic Reviews and knowledge translation”の一員である医学図書館員が、エビデンスに基づいた診療や医療政策の策定に関する情報提供に重用な役割を果たしていることが記されています。

E1685 - アラブ諸国の機関リポジトリの評価<文献紹介>

 アラビア語圏であるアラブ諸国の機関リポジトリは,「未熟な段階」(infancy stage)にあるといわれる。それは,この地域特有のトピックに関する文献があまり公表されてないこと,アラブ諸国の研究者の多くが機関リポジトリについての知識や経験をあまりもってないこと,長期保存の方針がないこと,などが要因である。本文献は,このようなアラブ諸国の機関リポジトリを,外部利用者の視点からアクセシビリティや透明性などの点で評価する。評価対象は,11か国の25のリポジトリである。

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」を特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号(No.234)で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」と題した特集を組んでいます。

刊行後2カ月を経過したためPDFで全文公開されています。

アジ研ワールド・トレンド 2015年4月号(No.234) 特集:図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201503.html

米国ミシガン州立大学、マリ共和国の写真をアーカイブするプロジェクトについて発表

2015年4月21日の米国ミシガン州立大学のニュースによると、キャンディス・ケラー(Candace Keller)氏らの研究グループが全米人文科学基金(NEH)の援助を受け、1940年代以降におけるマリ共和国の写真家が撮影した10万点に及ぶモノクロフィルムをデジタル化し、アーカイブを作成するというプロジェクトを行うようです。

デジタル化で写真資料の保全が図られることに加え、従来のような西洋の写真家によって撮影された写真ではなく、アフリカ現地の写真家が現地の人に向けて撮影した写真をアーカイブするものである点が、このプロジェクトの特徴的な点であるようです。

なお、同研究グループはすでに英国図書館における文化遺産をアーカイブする取組みである“Endangered Archives Programme”(EAP)の承認を受け、すでにマリ共和国に関する28000点の写真をデジタル化した実績があるようです。

New archive creates global access to rare African photos(Michigan State University, 2015/4/21)

E1542 - WIPOで,図書館等に関する著作権の権利制限が議論される

 2013年12月16日から20日まで,第26回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)が開催され,放送機関の保護,教育・研究機関及び視覚障害者等(E1455参照)以外の障害者に関する著作権の権利制限のほかに,図書館及び文書館の利用を促進するための著作権の権利制限が議題とされた。このうち,図書館等に関する著作権の権利制限は2日間にわたって議論されたが,本格的に議論されたのは初めてであった。この議論の背景には,WIPO加盟国の間で著作権の権利制限など図書館等での利用を合法化するための規定が異なるために,国境を越えた図書館等による資料等の複製,交換などの利用が円滑に進まない場合があることから,図書館等に関する著作権の権利制限の国際条約の創設の必要性があった。2008年11月に開催された第17回SCCRで研究発表された,コロンビア大学著作権アドバイザリーオフィスのクルーズ(Kenneth D. Crews)ディレクターの報告によれば,条文の翻訳を入手できたWIPO加盟国149か国のうち,著作権法に図書館に関する何らかの著作権の権利制限の規定がある国は128か国だった。しかし,その権利制限の内容は,図書館による複製一般にわたるものから,研究目的の複製に限定するもの,図書館間貸出しを認めるもの,資料保存目的の複製を認めるものなど,国ごとに様々であった。...

IFLA、“African Internet Governance Forum”の報告を公開

国際図書館連盟(IFLA)の戦略的プログラムの1つである“図書館プログラムを通じた開発のための行動”(ALP: Action for Development through Libraries Programme)のサイトに、2013年9月23日~26日にケニアのナイロビで開催された“African Internet Governance Forum”についての報告が掲載されています。

このフォーラムは、“Building Bridges”(成長と持続的な開発のために複数のステークホルダー間の協力を強化する)をテーマとして開催されたもので、29か国のインターネットガバナンスに関する関係者が集まったそうです。

報告の最後は「4. Way forward for IFLA」となっており、それによると、今後効果的に参加するポジションにあるために、図書館コミュニティに対して、以下の内容等に重点をおいた助言がなされたとのことです。

・サイバーセキュリティに関する、図書館利用者及び図書館員への教育
・サイバーセキュリティにおいて、公共のアクセススペースとしての図書館が果たす役割
・新しい法律の制定において図書館が正しく含まれるよう、適切な態度を示すこと

スイカも猫もオクラもアフリカからやってきた:国立国会図書館がミニ電子展示『本の万華鏡』で「アフリカの日本、日本のアフリカ」を公開

国立国会図書館は、2013年10月29日、ミニ電子展示『本の万華鏡』の第14回として、「アフリカの日本、日本のアフリカ」をウェブサイトに公開しました。スフィンクスの前で記念写真を撮った侍たち、日本で花嫁を募集したエチオピアの皇族、黄熱病を研究した野口英世の直筆書簡、青年海外協力隊の活動、スイカや蚊取り線香など意外なものの往来等、アフリカと日本とのさまざまな交流を、資料とともに紹介しています。

本の万華鏡第14回「アフリカの日本、日本のアフリカ」を公開しました(付・プレスリリース)(国立国会図書館、2013/10/29付け)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1203031_1828.html

プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/__icsFiles/afieldfile/2013/10/28/pr131029.pdf

「アフリカの日本、日本のアフリカ」はじめに
http://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/14/index.html

参考:
国立国会図書館、電子展示会「本の万華鏡」をリニューアル:「第13回 千里眼事件とその時代」の公開にあわせて Posted 2013年8月28日

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