アフリカ

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2015年4月に実施した各地域のリポジトリネットワーク関係者のミーティングの報告を公開

2015年11月30日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は2015年4月16日にポルトガルで実施した、各地域のリポジトリネットワーク関係者を集めた戦略ミーティングの内容をまとめた報告書、”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”を公開しました。

このミーティングは欧州、北米、南米、アフリカ、アジアから参加者を集めて実施されたものです。日本からは国立情報学研究所(NII)の山地一禎准教授がゲスト参加していました。

”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”(COAR)
https://www.coar-repositories.org/files/Aligning-Repository-Networks-2015-Milestone-Meeting-Report.pdf

Strengthening international alignment of repository networks(COAR、2015/11/30付け)

SPARC Africaが創設される

アフリカの研究コミュニティのための学術コンテンツへのアクセスの極めて重要な必要性に対応して、新しいSPARCの支部であるSPARC Africaが創設され、2015年8月14日の国際図書館連盟(IFLA)の大学・研究図書館分科会のサテライトミーティングで活動を開始したとのことです。

SPARC Africaの主な焦点は、アフリカの学術コンテンツの不足を緩和する手段として科学的知識への無料アクセスを支持するためにアフリカの大学・研究分野にその資格を与えるであろうとのことです。

SPARC Africaは、アフリカにおける、大学・研究機関、図書館、情報専門職団体、助成金機関、学生団体、半官半民の組織を招待するとのことです。

また、南アフリカ図書館情報協会(LIASA)がSPARCアフリカの形成期のためのインフラとサポートを提供するとのことです。

SPARC Africaでは、オープンアクセスウィーク2015の期間中に参加へ関心を寄せるアフリカの他の期間への招待を拡大するとのことです。

SPARC Africa: capacitating Africa towards access to Open Scholarship(Open Access Week,2015/10/19)

研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)がカメルーンの新聞をマイクロフィルムで収集

2015年10月13日、北米の研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)が、カメルーンの16タイトルの新聞(1990年代中期以降)をマイクロフィルで収集したと発表しています。

他のアフリカの地域と同じように1990年代中期以降、カメルーンでは複数政党が合法化され、プライバシーや、比較的独立した無検閲の新聞の発行が許されたことにより、必然的に、政治的な紛争が生じた場合には、この政治や市民社会の自由化が、多くのグループや個人に声を与え、過去のカメルーンでは見られなかった批判的で創造的な新聞の記事、社説、漫画が発展させたとのことです。

マイクロフィルム化された16の新聞のタイトルと期間は以下の通りとのことです。

・Cameroon Post (Apr. 1994-Oct. 1995)
・Challenge Hebdo (June 1994-Dec. 1995)
・Challenge Nouveau (Sept.-Oct. 1995)
・Challenge Sports (Aug 1994-May 1995)
・Dikalo (Aug. 1994-July 1998)
・L'Effort Camerounais (Nov. 1994-Oct. 1995)

ケニア政府、Google Cultural Instituteで、国家の文書・記録・歴史的遺物を公開

2015年10月14日付けのIT Web AFRICAの記事によると、ケニア政府とGoogleが連携して、東アフリカ諸国の国家の文書・記録類と歴史的遺物をGoogle Cultural Instituteのデジタルプラットフォームから公開したとのことです。

ケニア政府の公文書館には、ケニアの歴史を物語る、歴史・美術・文化についての何百万もの歴史的な文書や資料が所蔵されており、そのような資料にアクセスできるようになったとのことです。

現在、8つの展示と1,000のアイテムを閲覧できるとのことで、このプロジェクトでは、各々に2,000の文書が収められている22,400の箱をデジタル化することを目的としているとのことです。

Kenya, Google embark on massive digitisation project(IT Web AFRICA,2015/10/14)
http://www.itwebafrica.com/mobile/309-kenya/235320-kenya-google-embark-on-massive-digitisation-project#sthash.JJZuuuuT.dpuf

Kenya National Archives(Google Cultural Institute)

IFLA Journal、2015年10月号が刊行:「文化遺産」がテーマ

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の41巻3号(2015年10 月)が公開されました。

今号は、「文化遺産」をテーマとしており、文化遺産保存の深い理解への貢献、文化遺産コミュニティや文脈での事例・実践に焦点をあてたもので、特に、他の国の事例を除外しないが、アフリカの図書館における文化遺産の学際的・専門家連携による調査の収集を主目的としているとのことです。

また、文化遺産コンテンツへのアクセスを可能とするデジタル化・ドキュメンテーション・予防保存といった文化遺産の保護・修復・保存における新しい技術の使用を見ることができ、自然災害や紛争からの文化遺産の保護についてもアフリカをケーススタディとして議論されているとのことです。

Now available: October 2015 issue of IFLA Journal(IFLA,2015/9/29)
http://www.ifla.org/node/9904

Special issue of IFLA Journal on Cultural Heritage(IFLA,2015/9/29)
http://www.ifla.org/node/9905

IFLA Journal Volume 41 Number 3 October 2015

アフリカの図書館に関する「ケープタウン宣言」(Cape Town Declaration)が採択

2015年8月14日、アフリカの図書館に関する「ケープタウン宣言」(Cape Town Declaration)が採択されました。

同日、IFLA・世界図書館情報会議(WLIC)年次大会に先立ち、アンゴラ、ブルキナファソ、カーボヴェルデ、コートジボワール、レソト、ギニア、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ナイジェリア、南アフリカ、南スーダン、スワジランドの各国の大臣や代表が、南アフリカのケープタウンでの会合で、アフリカの図書館の現状や情報へのアクセスに関するアジェンダの実施状況などを議論しました。IFLAやアフリカ図書館協会連盟(African Library Associations & Institutions:AfLIA)の会長、各国の国立図書館長なども同席しました。それらの議論の結果が、ケープタウン宣言としてまとめられました。

Cape Town Declaration (2015)(IFLA, 2015/8/15)
http://www.ifla.org/node/9767

CAPE TOWN DECLARATION(IFLA, 2015/8/14)
http://www.ifla.org/files/assets/wlic/2015/documents/cape-town-declaration-of-ministers.pdf

IFLAによるアフリカの図書館組織等の首脳会談で、公共図書館等のためのアドヴォカシー課題が示される

2015年7月20日から22日まで、IFLA(国際図書館連盟)による「図書館プログラムを通じた開発のための行動」(Action for Development through Libraries Programme:ALP)の国際的なアドヴォカシープログラムの一環として、ナミビアの首都・ウィントフックでIFLA主催の会議が開催されました。

会議の主目的は、アフリカにおける、2026年までの公共図書館やコミュニティ図書館のためのアドヴォカシー課題の優先順位を明らかにし、展開させることであり、アフリカ12か国の図書館のトップの他、アフリカ図書館協会連盟(African Library and Information Associations and Institutions;AfLIA)などの図書館組織の代表者が参加し、ガーナの副大統領夫人も貴賓として参加したようです。

会議の最終日には“Advocacy Agenda for African libraries towards 2026”のドラフトがレビューされたとのことで、今後数か月をかけて、アフリカの図書館コミュニティにおいて評議され、2015年末には課題解決に向けた取組みを開始する予定であるようです。

2017年の“World Book Capital(本の首都)”はギニア共和国のコナクリに決定

ユネスコ(UNESCO)、国際図書館連盟(IFLA)などが毎年選出する“World Book Capital(本の首都)”の2017年の都市が、ギニア共和国のコナクリ(Conakry)に決定したとのことです。

なお、“World Book Capital(本の首都)”には、2015年は韓国の仁川(Incheon)、2016年はポーランドのヴロツワフ(Wroclaw)が選ばれています。

UNESCO announces Conakry (Republic of Guinea) as World Book Capital 2017(IFLA,2015/7/28)
http://www.ifla.org/node/9716

World Book Capital City(UNESCO)
http://en.unesco.org/world-book-capital-city

ブラジルにおける、農業等に関する情報の普及と啓発を図る“Mini Libraries”プロジェクトの取組み(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Fábio Lima Cordeiro氏らによる“Dissemination and democratization of information access in rural communities: the role of librarians in the Mini Libraries project”と題した記事が公開されています。

記事では、ブラジルの農牧供給省の後援を受け、ブラジルにおける食料生産量の増加等を目的に、同国独自の熱帯農業及び畜産モデルの開発に取り組んでいるEmbrapa(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária)社における“Mini Libraries”プロジェクトが扱われています。

“Mini Libraries”とは、地域における農業や畜産の発展に有用な情報を含んだ本やブックレット、ビデオや音声といったコンテンツをまとめたキットを配付する取組みで、Embrapa社が農村における情報へのアクセスを向上させるために、社会発展飢餓対策省などとともに2003年ごろから、開始したようです。

アフリカにおける医療政策策定への医学図書館員の貢献(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Alison Annet Kinengyere氏らによる“Librarians’ involvement in evidence-based medical practice and health policy-making: the collaboration between Albert Cook Library and the Africa Centre for Systematic Reviews and Knowledge Translation”と題した記事が公開されています。

記事では、東アフリカ地域とウガンダにおける医療政策策定に関する先端医療等についての能力開発を行う機関“Africa Center for Systematic Reviews and knowledge translation”の一員である医学図書館員が、エビデンスに基づいた診療や医療政策の策定に関する情報提供に重用な役割を果たしていることが記されています。

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