日本情報

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1940年代の連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年8月1日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携し、1941年から1950年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものは、第77議会から第81議会までの議事録で、フランクリン・ルーズベルト大統領が連邦議会に対し対日宣戦を求めた演説、ドイツ・日本の降伏、復員、マーシャル・プラン、冷戦の開始に関するもの等が含まれます。

Digitized Bound Congressional Record 1941 - 1950 Now Available(govinfo,2017/8/1)
https://www.govinfo.gov/features/crecb-1941-1950-now-available

ゴードン W. プランゲ文庫、Instagramにアカウントを開設

2017年7月5日、米・メリーランド大学のゴードン W. プランゲ文庫がInstagramにアカウントを開設したことを発表しました。

日本語アカウント(prangecollection.jp)と英語アカウント(prangecollection)があります。

日本出版販売株式会社、中国国家図書館と第8期図書寄贈契約について調印

日本出版販売株式会社(日販)が、2017年6月12日に、中国国家図書館と第8期の図書寄贈契約について調印したと発表しています。

同事業は、1982年に締結された5年を1期とする図書寄贈契約が始まりです。

中国国家図書館には寄贈図書を収蔵する「日本出版物文庫閲覧室」が開設されており、これまでの7期35年間で、あわせて約31万冊の図書が寄贈されています。

加えて、日販では、中国国家図書館からの研修生を毎年2名、3か月間にわたり、日本に受け入れているほか、日販が組織する日本出版友好訪中代表団が37回派遣(のべ480人の参加)されていると紹介されています。

日販 中国国家図書館と図書寄贈契約について調印(日販,2017/6/15)
http://www.nippan.co.jp/news/chouin8/

米・アリゾナ州内にあった日系アメリカ人の強制収容所で発行された新聞がデジタル化して公開

2017年6月8日、アリゾナ州立大学(ASU)が、アリゾナ州立大学図書館とアリゾナ州立図書館・文書館・公的記録局が共同で、アリゾナ州内にあった2か所の日系アメリカ人の強制収容所で発行された新聞5,000ページ分デジタル化し、“ASU Library Digital Repository”で公開したと発表しています。

全文検索も可能となっています。

ASU archivist makes Japanese Internment Camp Collection digitally accessible(ASU,2017/6/8)
https://asunow.asu.edu/20170608-solutions-asu-archivist-makes-japanese-internment-camp-collection-digitally-accessible

韓国・文化体育観光部、地域の事情に合わせて専門に特化した図書館を育成する「特化図書館育成支援モデル事業」の対象となる10館を選定

2017年6月2日、韓国・文化体育観光部は、韓国図書館協会と共同で、多様化・専門化する時代や、地域の事情(文化、人口、所蔵資料、自治体の政策)にあった図書館を育成するための「特化図書館育成支援モデル事業」の対象となる10館を選定したと発表しています。

5月12日から5月25日にかけて全国の公共図書館を対象に行われた公募を基に、以下の10館が選定されました(括弧内が各館の専門分野)。

●特化図書館指定
・坡州市カラム図書館(音楽)
・順天市立照礼湖水図書館(生態環境)

●予備特化図書館指定 *年末の評価を経て指定
・ソウル特別市
 ソウル図書館(ソウル市政及び世界の資料)
 麻浦生涯学習館(美術・デザイン)
・釜山広域市
 釜山市立市民図書館(日本の植民地時代)
・光州広域市
 이야기꽃図書館(絵本) 
・京畿道
 高陽花井図書館(花)
 高陽アラムヌリ図書館(芸術)
・忠清南道
 牙山市松谷図書館(健康・読書治療)
 牙山湯井オンセム図書館(ウェブ漫画)

Google Arts & Culture、ファッションをテーマとした“We wear culture”を公開

2017年6月8日、Google社が、Google Arts & Cultureにおいて、ファッションをテーマとした“We wear culture”を公開したと発表しています。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、サンパウロなど、ファッションの中心地にある180を超す博物館・美術館、学校、アーカイブズなどのデジタル化した収蔵品3万点を閲覧できるものです。

古代のシルクロードから、現代の英国のパンクファッションまでを含む450を超すオンライン展示があるほか、服飾をテーマとしたVR(バーチャルリアリティ)映像もYoutubeで公開されています。

日本からは、パルコのシンクタンクが発行するメディア『ACROSS』、 日本服飾文化振興財団、文化学園大学、国立新美術館、文化服飾学院、加賀友禅会館、京都伝統産業ふれあい館、立命館大学アート・リサーチセンター、京都服飾文化研究財団、島根県立石見美術館、神戸ファッション美術館、京都府立総合資料館(現・京都府立京都学・歴彩館)がパートナーとしてあげられています。

【イベント】研究集会「バチカン図書館所蔵切支丹関係文書群の魅力を探る‐マレガ・プロジェクト研究報告‐」(7/1・立川)

2017年7月1日、国文学研究資料館において、研究集会「バチカン図書館所蔵切支丹関係文書群の魅力を探る-マレガ・プロジェクト研究報告-」が開催されます。

国文学研究資料館が、内外の研究機関・研究者と連携して進めてきた、2011年にバチカン図書館で再発見されたマレガ神父収集の切支丹関係文書群の調査の進捗を伝えることを目的としています。

定員は150人(先着順)です。

日本バチカン国交樹立75周年 バチカン図書館所蔵切支丹関係文書群の魅力を探る-マレガ・プロジェクト研究報告-(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/research/images-marega/vatican_B2_ol.pdf

米国議会図書館、同館所蔵のアジア系・太平洋諸島系米国人関連資料の調べ方を案内する“finding aid”を公開

2017年5月31日、米国議会図書館(LC)が、アジア系・太平洋諸島系の米国人に関する研究や関連資料の調査を支援するための“finding aid”を公開しました。

「アジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間」にあわせて公開されたもので、冊子体やオンライン資料といった多様な形態の、研究書・参考図書・雑誌から、写真・日記・インタビューといった特殊な資料までを含む、同館所蔵資料の調べ方を案内しています。

New Finding Aid: Asian-American and Pacific-Islander Resources(LC,2017/5/31)
http://blogs.loc.gov/loc/2017/05/new-finding-aid-asian-american-and-pacific-islander-resources/

美術史分野の電子化文献の総合検索サイト“Getty Research Portal”に、東京文化財研究所所蔵資料が搭載

2017年5月28日、東京文化財研究所が、Getty Research Institute(GRI)が運営する美術史分野の電子化文献の総合検索サイト“Getty Research Portal”に、東京文化財研究所の所蔵資料が搭載されたと発表しています。

2016年2月に、GRIとの間で結んだ「日本美術の共同研究推進に関する協定書」に基づくもので、今回、

・『みづゑ』1~90号(春鳥会、1901-1912年)
・『第一回特別展覧会目録、第二回特別展覧会目録〔合本〕』(東京帝室博物館:1901年)

が搭載されたとのことです。

今後も提供データを増やしていくと説明されています。

Facebook(東京文化財研究所,2017/5/28)
https://www.facebook.com/NRICPT/posts/1234324509999554

Getty Research Portal
http://portal.getty.edu/

英国図書館、古浄瑠璃の孤本「越後國柏崎弘知法印御博記」をデジタル化して公開:同館での上演にあわせ

英国図書館(BL)が、2017年5月29日付のアジア・アフリカ研究部のブログ“Asian and African studies blog”で、浄瑠璃本「越後國柏崎弘知法印御博記」をデジタル化して公開したと発表しています。

近松門左衛門に先立つ時代の「古浄瑠璃」に分類される作品で、日本では長く失われていたものですが、同館において、6月2日と3日に、越後角太夫氏と西橋八郎兵衛氏によって人形浄瑠璃(文楽)として再演されるのにあわせて、公開されたものです。

同書は、オランダ商館付の医師として日本に滞在したケンペルが購入し、ケンペルの死後、大英博物館の所蔵となったものですが、1770年に、博物館において、他の中国や日本の書籍とともに調査された際に、中国史の書籍と誤って分類され、大英博物館図書室に所蔵されてきました(1973年にBLに移管)。

1962年に、早稲田大学の鳥越文蔵教授が同作品の孤本と認定し、日本では、1966年に刊行(影印・翻刻)、復活上演(2009年)されています。

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