アフリカ

研究図書館センター(CRL)、デジタル化した消滅の恐れがある政府文書をオンラインで公開

2016年4月4日、研究図書館センター(CRL)が、2014年10月から2年間の期限で実施している、その保存が危険にさらされているアフリカやペルシャ湾岸の国々の政府記録のデジタル化プロジェクト“An Open Web Repository of Civil Society Documentation”において、1万5千号分(40万ページ)の官報のデジタル化が終了し、その成果をオープンアクセスで公開したと発表しています。

デジタル化のページ数は、プログラムの設定目標を達成しており、今後は、ウェブ上で公表されている情報を収集すると述べています。

Gazette Digitization Project Exposes Foreign Government Information(CRL,2016/4/4)
http://www.crl.edu/news/gazette-digitization-project-exposes-foreign-government-information

IFLA、カメルーンの研究機関CERDOTOLAにIFLA/PACセンターを設置 フランス語圏アフリカにおける保存・保全活動を担当

2016年2月2日、国際図書館連盟(IFLA)は、同連盟の資料保存コア活動であるIFLA/PAC(IFLA Strategic Programme on Preservation and Conservation)における、フランス語圏アフリカにおける保存・保全活動を支援するための新しいセンターの創設を発表しました。

新しいセンターは、カメルーンにあるアフリカの言語と伝統に関する研究機関であるCERDOTOLAに設置され、世界中の広範なPACのネットワークからの支援を受けて、口承についての保存を実施するとのことです。

New Preservation and Conservation (PAC) Centre for Francophone Africa and oral traditions (IFLA,2016/2/2)
http://www.ifla.org/node/10212

CERDOTOLA
http://www.cerdotola.org/

参考:
カタール国立図書館、IFLA/PACのアラビア語圏のセンターに
Posted 2015年9月15日
http://current.ndl.go.jp/node/29435

西欧、北欧、南欧でのIFLA/PAC地域センターの募集が開始
Posted 2014年5月14日

EIFL、法学分野のデータベース“HeinOnline”をパートナーであるコンソーシアム・会員館に提供

EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、法学分野のデータベース“HeinOnline”を提供するWilliam S. Hein and Company社と提携し、2,200点以上の法律や法律関係雑誌がHeinOnlineで利用できるようになったと発表しています。

この提携は、2017年12月31日までの契約で、EIFLのパートナーである31か国のコンソーシアムや会員館で利用できるとのことです。

対象となる31か国は以下の国々です。

アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カンボジア、エチオピア、フィジー、ガーナ、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、レソト、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、スーダン、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア

HeinOnline agreement expanded to include Law Journal Library(EIFL,2016/2/2)
http://www.eifl.net/news/heinonline-agreement-expanded-include-law-journal-library

EIFLの支援による“Open access in Botswana”の一環としてボツワナでオープンアクセス(OA)のワークショップが開催される

2015年12月8日から10日まで、ボツワナで、EIFLの資金提供のもと、ボツワナ図書館コンソーシアム(Botswana Library Consortium:BLC)によるオープンアクセス(OA)や機関リポジトリに関するワークショップが開催されるようです。

OA方針やOAを進める計画の立て方、OAジャーナルや、オープンジャーナルシステム(OJS:Open Journal System)の活用について、オープンソースの機関リポジトリ用ソフト“DSpace”を利用したOA機関リポジトリの導入と管理、などがテーマとなるようです。

このワークショップは、EIFLとBLCによるボツワナにおけるOA推進活動“Open access in Botswana”の一環として行われるものです。

Open access workshops in Botswana(EIFL)
http://www.eifl.net/events/open-access-workshops-botswana

関連:
Open access in Botswana(EIFL, 2015/7/9)
http://www.eifl.net/news/open-access-botswana

参考:
EIFL、ザンビアにおけるOAキャンペーンについて紹介(記事紹介)

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2015年4月に実施した各地域のリポジトリネットワーク関係者のミーティングの報告を公開

2015年11月30日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は2015年4月16日にポルトガルで実施した、各地域のリポジトリネットワーク関係者を集めた戦略ミーティングの内容をまとめた報告書、”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”を公開しました。

このミーティングは欧州、北米、南米、アフリカ、アジアから参加者を集めて実施されたものです。日本からは国立情報学研究所(NII)の山地一禎准教授がゲスト参加していました。

”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”(COAR)
https://www.coar-repositories.org/files/Aligning-Repository-Networks-2015-Milestone-Meeting-Report.pdf

Strengthening international alignment of repository networks(COAR、2015/11/30付け)

SPARC Africaが創設される

アフリカの研究コミュニティのための学術コンテンツへのアクセスの極めて重要な必要性に対応して、新しいSPARCの支部であるSPARC Africaが創設され、2015年8月14日の国際図書館連盟(IFLA)の大学・研究図書館分科会のサテライトミーティングで活動を開始したとのことです。

SPARC Africaの主な焦点は、アフリカの学術コンテンツの不足を緩和する手段として科学的知識への無料アクセスを支持するためにアフリカの大学・研究分野にその資格を与えるであろうとのことです。

SPARC Africaは、アフリカにおける、大学・研究機関、図書館、情報専門職団体、助成金機関、学生団体、半官半民の組織を招待するとのことです。

また、南アフリカ図書館情報協会(LIASA)がSPARCアフリカの形成期のためのインフラとサポートを提供するとのことです。

SPARC Africaでは、オープンアクセスウィーク2015の期間中に参加へ関心を寄せるアフリカの他の期間への招待を拡大するとのことです。

SPARC Africa: capacitating Africa towards access to Open Scholarship(Open Access Week,2015/10/19)

研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)がカメルーンの新聞をマイクロフィルムで収集

2015年10月13日、北米の研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)が、カメルーンの16タイトルの新聞(1990年代中期以降)をマイクロフィルで収集したと発表しています。

他のアフリカの地域と同じように1990年代中期以降、カメルーンでは複数政党が合法化され、プライバシーや、比較的独立した無検閲の新聞の発行が許されたことにより、必然的に、政治的な紛争が生じた場合には、この政治や市民社会の自由化が、多くのグループや個人に声を与え、過去のカメルーンでは見られなかった批判的で創造的な新聞の記事、社説、漫画が発展させたとのことです。

マイクロフィルム化された16の新聞のタイトルと期間は以下の通りとのことです。

・Cameroon Post (Apr. 1994-Oct. 1995)
・Challenge Hebdo (June 1994-Dec. 1995)
・Challenge Nouveau (Sept.-Oct. 1995)
・Challenge Sports (Aug 1994-May 1995)
・Dikalo (Aug. 1994-July 1998)
・L'Effort Camerounais (Nov. 1994-Oct. 1995)

ケニア政府、Google Cultural Instituteで、国家の文書・記録・歴史的遺物を公開

2015年10月14日付けのIT Web AFRICAの記事によると、ケニア政府とGoogleが連携して、東アフリカ諸国の国家の文書・記録類と歴史的遺物をGoogle Cultural Instituteのデジタルプラットフォームから公開したとのことです。

ケニア政府の公文書館には、ケニアの歴史を物語る、歴史・美術・文化についての何百万もの歴史的な文書や資料が所蔵されており、そのような資料にアクセスできるようになったとのことです。

現在、8つの展示と1,000のアイテムを閲覧できるとのことで、このプロジェクトでは、各々に2,000の文書が収められている22,400の箱をデジタル化することを目的としているとのことです。

Kenya, Google embark on massive digitisation project(IT Web AFRICA,2015/10/14)
http://www.itwebafrica.com/mobile/309-kenya/235320-kenya-google-embark-on-massive-digitisation-project#sthash.JJZuuuuT.dpuf

Kenya National Archives(Google Cultural Institute)

IFLA Journal、2015年10月号が刊行:「文化遺産」がテーマ

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の41巻3号(2015年10 月)が公開されました。

今号は、「文化遺産」をテーマとしており、文化遺産保存の深い理解への貢献、文化遺産コミュニティや文脈での事例・実践に焦点をあてたもので、特に、他の国の事例を除外しないが、アフリカの図書館における文化遺産の学際的・専門家連携による調査の収集を主目的としているとのことです。

また、文化遺産コンテンツへのアクセスを可能とするデジタル化・ドキュメンテーション・予防保存といった文化遺産の保護・修復・保存における新しい技術の使用を見ることができ、自然災害や紛争からの文化遺産の保護についてもアフリカをケーススタディとして議論されているとのことです。

Now available: October 2015 issue of IFLA Journal(IFLA,2015/9/29)
http://www.ifla.org/node/9904

Special issue of IFLA Journal on Cultural Heritage(IFLA,2015/9/29)
http://www.ifla.org/node/9905

IFLA Journal Volume 41 Number 3 October 2015

アフリカの図書館に関する「ケープタウン宣言」(Cape Town Declaration)が採択

2015年8月14日、アフリカの図書館に関する「ケープタウン宣言」(Cape Town Declaration)が採択されました。

同日、IFLA・世界図書館情報会議(WLIC)年次大会に先立ち、アンゴラ、ブルキナファソ、カーボヴェルデ、コートジボワール、レソト、ギニア、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ナイジェリア、南アフリカ、南スーダン、スワジランドの各国の大臣や代表が、南アフリカのケープタウンでの会合で、アフリカの図書館の現状や情報へのアクセスに関するアジェンダの実施状況などを議論しました。IFLAやアフリカ図書館協会連盟(African Library Associations & Institutions:AfLIA)の会長、各国の国立図書館長なども同席しました。それらの議論の結果が、ケープタウン宣言としてまとめられました。

Cape Town Declaration (2015)(IFLA, 2015/8/15)
http://www.ifla.org/node/9767

CAPE TOWN DECLARATION(IFLA, 2015/8/14)
http://www.ifla.org/files/assets/wlic/2015/documents/cape-town-declaration-of-ministers.pdf

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