アフリカ

IFLA Journal、2017年10月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻3号(2017年10月)が公開されました。

発展途上国におけるリプロダクティブヘルスに関する情報ニーズと母親のリテラシー能力に関する文献レビュー、サハラ以南のアフリカ諸国の学術図書館とオープンサイエンスの普及における役割、ウガンダにおける大学図書館での統合図書館システムの導入とそれによる国家の発展への貢献、学術図書館におけるサービス革新のためのナレッジマネジメントの効果、図書館のインパクト評価のための方法と手順「ISO 16439」のレビュー、オーストラリアの2つの公共図書館による地域社会への関与の分析、といった論考が掲載されています。

Out Now: October 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/9/12)
https://www.ifla.org/node/11820

カタール国立図書館と米・図書館情報資源振興財団が“Digital Library of the Middle East” に関する覚書を締結

2017年8月22日、カタール国立図書館(QNL)と米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、“Digital Library of the Middle East” (DLME)によるデジタルコンテンツの開発や、その充実・利用可能化の促進に関する覚書を締結したと発表しています。

CLIRが国内外の機関と協力して実現に向けて活動しているDLMEでは、コンテンツの充実、検索機能の強化等のためのアプリケーション・ツール・製品の提供を通じた、中東・北アフリカ地域の文化遺産の持続可能なデジタル環境の構築が目標とされています。

今回の覚書の締結により、上記の実現のほか、当該地域の文化遺産への理解の強化、文化遺産の破壊への対応、教育、歴史記録への尊重の促進ための活動の支援が目指されています。

危機に瀕する中東・北アフリカ地域の考古遺跡に関するオンラインデータベース“EAMENA Database”が公開

2017年4月28日、中東・北アフリカ地域の考古遺跡の保存プロジェクト“Endangered Archaeology in the Middle East and North Africa” (EAMENA) が、中東・北アフリカ地域での紛争やその他の破壊要因により深刻な危機にさらされている2万件の考古遺跡に関する情報を提供するオンラインデータベース“EAMENA Database”を公開していました。

各々の遺跡の情報や、リスクのレベル、遺跡間の関係についての情報を提供する空間データベースで、英語版とアラビア版があります。

同プロジェクトは、2015年1月に創設され、衛星画像を用いて、危険にさらされている考古遺跡や風景に関する情報を記録し利用可能にする事を目的としており、慈善基金“Arcadia”の支援を受け、英国のオックスフォード大学・レスター大学・ダーラム大学に拠点を置いて活動しています。

研究図書館センター(CRL)、デジタル化した消滅の恐れがある政府文書をオンラインで公開

2016年4月4日、研究図書館センター(CRL)が、2014年10月から2年間の期限で実施している、その保存が危険にさらされているアフリカやペルシャ湾岸の国々の政府記録のデジタル化プロジェクト“An Open Web Repository of Civil Society Documentation”において、1万5千号分(40万ページ)の官報のデジタル化が終了し、その成果をオープンアクセスで公開したと発表しています。

デジタル化のページ数は、プログラムの設定目標を達成しており、今後は、ウェブ上で公表されている情報を収集すると述べています。

Gazette Digitization Project Exposes Foreign Government Information(CRL,2016/4/4)
http://www.crl.edu/news/gazette-digitization-project-exposes-foreign-government-information

IFLA、カメルーンの研究機関CERDOTOLAにIFLA/PACセンターを設置 フランス語圏アフリカにおける保存・保全活動を担当

2016年2月2日、国際図書館連盟(IFLA)は、同連盟の資料保存コア活動であるIFLA/PAC(IFLA Strategic Programme on Preservation and Conservation)における、フランス語圏アフリカにおける保存・保全活動を支援するための新しいセンターの創設を発表しました。

新しいセンターは、カメルーンにあるアフリカの言語と伝統に関する研究機関であるCERDOTOLAに設置され、世界中の広範なPACのネットワークからの支援を受けて、口承についての保存を実施するとのことです。

New Preservation and Conservation (PAC) Centre for Francophone Africa and oral traditions (IFLA,2016/2/2)
http://www.ifla.org/node/10212

CERDOTOLA
http://www.cerdotola.org/

参考:
カタール国立図書館、IFLA/PACのアラビア語圏のセンターに
Posted 2015年9月15日
http://current.ndl.go.jp/node/29435

西欧、北欧、南欧でのIFLA/PAC地域センターの募集が開始
Posted 2014年5月14日

EIFL、法学分野のデータベース“HeinOnline”をパートナーであるコンソーシアム・会員館に提供

EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、法学分野のデータベース“HeinOnline”を提供するWilliam S. Hein and Company社と提携し、2,200点以上の法律や法律関係雑誌がHeinOnlineで利用できるようになったと発表しています。

この提携は、2017年12月31日までの契約で、EIFLのパートナーである31か国のコンソーシアムや会員館で利用できるとのことです。

対象となる31か国は以下の国々です。

アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カンボジア、エチオピア、フィジー、ガーナ、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、レソト、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、スーダン、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア

HeinOnline agreement expanded to include Law Journal Library(EIFL,2016/2/2)
http://www.eifl.net/news/heinonline-agreement-expanded-include-law-journal-library

EIFLの支援による“Open access in Botswana”の一環としてボツワナでオープンアクセス(OA)のワークショップが開催される

2015年12月8日から10日まで、ボツワナで、EIFLの資金提供のもと、ボツワナ図書館コンソーシアム(Botswana Library Consortium:BLC)によるオープンアクセス(OA)や機関リポジトリに関するワークショップが開催されるようです。

OA方針やOAを進める計画の立て方、OAジャーナルや、オープンジャーナルシステム(OJS:Open Journal System)の活用について、オープンソースの機関リポジトリ用ソフト“DSpace”を利用したOA機関リポジトリの導入と管理、などがテーマとなるようです。

このワークショップは、EIFLとBLCによるボツワナにおけるOA推進活動“Open access in Botswana”の一環として行われるものです。

Open access workshops in Botswana(EIFL)
http://www.eifl.net/events/open-access-workshops-botswana

関連:
Open access in Botswana(EIFL, 2015/7/9)
http://www.eifl.net/news/open-access-botswana

参考:
EIFL、ザンビアにおけるOAキャンペーンについて紹介(記事紹介)

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2015年4月に実施した各地域のリポジトリネットワーク関係者のミーティングの報告を公開

2015年11月30日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は2015年4月16日にポルトガルで実施した、各地域のリポジトリネットワーク関係者を集めた戦略ミーティングの内容をまとめた報告書、”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”を公開しました。

このミーティングは欧州、北米、南米、アフリカ、アジアから参加者を集めて実施されたものです。日本からは国立情報学研究所(NII)の山地一禎准教授がゲスト参加していました。

”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”(COAR)
https://www.coar-repositories.org/files/Aligning-Repository-Networks-2015-Milestone-Meeting-Report.pdf

Strengthening international alignment of repository networks(COAR、2015/11/30付け)

SPARC Africaが創設される

アフリカの研究コミュニティのための学術コンテンツへのアクセスの極めて重要な必要性に対応して、新しいSPARCの支部であるSPARC Africaが創設され、2015年8月14日の国際図書館連盟(IFLA)の大学・研究図書館分科会のサテライトミーティングで活動を開始したとのことです。

SPARC Africaの主な焦点は、アフリカの学術コンテンツの不足を緩和する手段として科学的知識への無料アクセスを支持するためにアフリカの大学・研究分野にその資格を与えるであろうとのことです。

SPARC Africaは、アフリカにおける、大学・研究機関、図書館、情報専門職団体、助成金機関、学生団体、半官半民の組織を招待するとのことです。

また、南アフリカ図書館情報協会(LIASA)がSPARCアフリカの形成期のためのインフラとサポートを提供するとのことです。

SPARC Africaでは、オープンアクセスウィーク2015の期間中に参加へ関心を寄せるアフリカの他の期間への招待を拡大するとのことです。

SPARC Africa: capacitating Africa towards access to Open Scholarship(Open Access Week,2015/10/19)

研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)がカメルーンの新聞をマイクロフィルムで収集

2015年10月13日、北米の研究図書館センター(CRL)のCooperative Afiricana Materials Project(CAMP)が、カメルーンの16タイトルの新聞(1990年代中期以降)をマイクロフィルで収集したと発表しています。

他のアフリカの地域と同じように1990年代中期以降、カメルーンでは複数政党が合法化され、プライバシーや、比較的独立した無検閲の新聞の発行が許されたことにより、必然的に、政治的な紛争が生じた場合には、この政治や市民社会の自由化が、多くのグループや個人に声を与え、過去のカメルーンでは見られなかった批判的で創造的な新聞の記事、社説、漫画が発展させたとのことです。

マイクロフィルム化された16の新聞のタイトルと期間は以下の通りとのことです。

・Cameroon Post (Apr. 1994-Oct. 1995)
・Challenge Hebdo (June 1994-Dec. 1995)
・Challenge Nouveau (Sept.-Oct. 1995)
・Challenge Sports (Aug 1994-May 1995)
・Dikalo (Aug. 1994-July 1998)
・L'Effort Camerounais (Nov. 1994-Oct. 1995)

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