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学術情報

英JISC Observatory、高等教育機関向けに研究データ主導のインフラに備えるための解説レポートを刊行

2012年9月17日、英国のJISC Observatoryが“Preparing for Data-driven Infrastructure”というレポートを刊行しました。これは、高等研究機関向けに、研究データ管理のコンセプトやアプローチ、そして戦略・技術課題に対処する際に役立つツール等について、それらの概要を説明するものです。特に、「データ中心的」という言葉をキーワードとしており、そのアーキテクチャの解説、現状の研究組織がどのようにデータ共有を行っているのか、その事例の説明、データ管理の新たなモデルとデータ中心的なアーキテクチャを支援するツールや技術の紹介、今後の方向性についてまとめたものとなっています。

Preparing for Data-driven Infrastructure (レポートダウンロードページ)
http://blog.observatory.jisc.ac.uk/techwatch-reports/data-driven-infrastructure/

Launch of JISC TechWatch Report: Preparing for Data-driven Infrastructure (UKOLN 2012/9/17付けの記事)

「デジタル人文学 まずはここから」(記事紹介)

このほど公開された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)発行の“C&RL News”2012年10月号に、デジタル人文学に関するオンラインのリソースをまとめた記事“Digital Humanities: Where to Start”が掲載されています。執筆者はアメリカ・カトリック大学図書館のJennifer L. Adams氏とKevin B. Gunn氏です。図書館員がデジタル人文学を始めるのに重要かつ有用なものなものとなるように情報をまとめたとのことです。

October 2012 issue of C&RL New
http://crln.acrl.org/content/73/9.toc

New Webliography: “Digital Humanities: Where to Start” (INFOdocket 2012/10/2付けの記事)
http://www.infodocket.com/2012/10/02/new-webliography-digital-humanities-where-to-start/

MLA(米国現代言語協会)、新学術コミュニケーションプラットフォーム“MLA Commons”を作成中 2013年にも公開へ

2012年10月1日、MLA(米国現代言語協会)が、2013年に米国ボストンで開催される年次大会において、新たな学術コミュニケーションプラットフォーム“MLA Commons”を公開すると発表しました。MLA会員間のコミュニケーションを促進すべく設計されているMLA Commonsは、部会やディスカッショングループを支援し、新たなフォーマットで学術成果を刊行するプラットフォームになるとのことです。現在MLA内の委員会でアルファ版のテストが実施されている段階のようです。

MLA Commons to Launch in Boston (Modern Language Association 2012/10/1付けの記事)
http://www.mla.org/news_from_mla/news_topic&topic=671

国際基督教大学図書館、文献管理ツールRefWorks、Zotero、Mendeleyの機能比較表を公開

2012年9月27日、国際基督教大学図書館は、文献管理ツール(RefWorks、Zotero、Mendeley)の機能を比較した一覧表を、同館のウェブサイトで公開しました。日本語版と英語版の2種類が用意されています。

文献情報管理ツール
http://www-lib.icu.ac.jp/Citation_manager/index.htm

Citation Manager
http://www-lib.icu.ac.jp/Citation_manager/index-e.htm

文献情報管理ツール 機能比較表を公開しました (国際基督教大学図書館 2012/9/27の記事)
http://www-lib.icu.ac.jp/News/index.htm#20120927CitationManager

参考:
CA1775 - 大学図書館のサービスとしての文献管理ツール / 林 豊
http://current.ndl.go.jp/ca1775

人文系若手研究者に図書館等のソーシャルメディア実践の知識を提供する“Social Media Knowledge Exchange”

英国芸術・人文研究協議会(AHRC)の助成を受け、ケンブリッジ大学やユニバーシティ・カレッジ・ロンドン等が進めているプロジェクト“Social Media Knowledge Exchange”のウェブサイトが公開されました。

これは、人文・芸術系の大学院生や若手研究者に対して、アカデミズムや図書館や博物館等のソーシャルメディア担当者から、その実践に関する知識を提供するというプロジェクトです。カンファレンス等を通じて、院生や若手研究者に、人的ネットワークや研究者としての評価を築くためのスキル習得を支援し、専門分野や所属研究機関の外部で、そしてアカデミズムを超えて様々な機関で、ソーシャルメディアの実践について学ぶ機会を提供する目的で実施されています。現在、文書館や図書館、歴史研究者が個人あるいは組織レベルで開設しているブログの利用状況を調査し、歴史研究者と文書館等の間でその活用と有効性についての情報交換を行うプロジェクト等が実施されています。

Social Media Knowledge Exchange
http://www.smke.org/

CRASSH News & Press
http://www.crassh.cam.ac.uk/page/1138/news--press.htm

スペイン国立図書館、図書館情報学関係雑誌論文紹介ブログサイトを開設

2012年9月27日、スペイン国立図書館が、図書館情報学関係の雑誌論文を要約して紹介するブログ“Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía”を公開しました。図書館情報学や文書管理に関する研究者や学生のために開設されたもので、取り上げられている論文は、スペイン語のものよりも英語論文が多いようです。

Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía
http://blog.bne.es/biblioteconomia

Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía (BNE 2012/9/27付けの記事)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias/ResumenesSDB.html

あなたの成果はオンライン上でどれほどの影響力があるのか? ImpactStory公開

2012年9月24日、学術成果等がソーシャル上でどのような影響力があったのか、“altmetrics”という手法で分析できるウェブツール“ImpactStory”が公開されました。“ImpactStory”はこれまでTotalImpactという名前でしたが、改良が行われ、新たな名前で再度公開されたものです。

“ImpactStory”は、影響力を調査したい学術成果等について、Google Scholar ProfileやDOI、PubMedのIDから論文を、GitHubからソフトウェアやSlideShareからプレゼンテーション等をインポートできるようになっています。分析は、Facebook、GitHub、Mendeley、PLoS、PubMed、Twitter、Wikipedia等を対象として、研究者もしくは一般の方という属性と、閲覧・議論・保存・引用・推奨といった研究活動への係わり方(評価のされかた)の2つの次元で行われ、その結果が表示されるとのことです。

ImpactStory
http://impactstory.it/

Introducing ImpactStory (ImpactStory 2012/9/24付けの記事)
http://blog.impactstory.it/2012/09/24/introducing-impactstory/

科学技術振興機構(JST)、インタフェースをリニューアルした“J-GLOBAL”を正式公開

2012年9月26日、科学技術振興機構(JST)が、科学技術情報の探索サービス“J-GLOBAL”を正式公開しました。2009年3月に試行提供が開始されたものです。この正式公開にあたり、インタフェースのリニューアルが行われ、科学技術用語を体系化した「シソーラスmap」という検索支援機能が新たに登載されています。試行開始時と比べて、論文情報が約5倍の3,175万件に増加するとともに、特許引用情報が追加されるなど質的にも向上しているということです。

J-GLOBAL
http://jglobal.jst.go.jp/

誰でも無料で科学技術情報を探索できるサービス『J-GLOBAL』の正式公開をスタート~画面が一新されて使いやすくなり、登載論文情報も試行開始時の5倍に~(JST 2012/9/26付けプレスリリース)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info913/index.html

参考:
JSTの“J-GLOBAL”がWebAPIの提供を開始
http://current.ndl.go.jp/node/15860

J-GLOBAL、収録範囲拡大などのバージョンアップ
http://current.ndl.go.jp/node/15493

JST、科学技術総合リンクセンター「J-GLOBAL」の試行提供を開始

立教大学、iTunes Uに参加 講義動画を配信へ

2012年9月19日、立教大学がiTunes Uに参加し、大学に関する動画コンテンツの無料配信を開始したと発表しました。配信される動画は、同大学で開講されている実際の講義を収録したもので、「青年期の自我と恋愛」や「放射線医療物理学」など、一般の方々にとっても身近なテーマを題材としたものとなるとのことです。

立教大学がiTunes Uに参加 講義の無料配信をスタート (立教大学 2012/9/19付けの記事)
http://www.rikkyo.ac.jp/news/2012/09/11483/

Association for Literary and Linguistic ComputingがALLC: The European Association for Digital Humanitiesに名称変更

2012年9月19日に、欧州の学術団体Association for Literary and Linguistic Computingが、“ALLC: The European Association for DIgital Humanities”に名称変更すると発表しました。

1973年に創設されたAssociation for Literary and Linguistic Computingは、主に言語・文学研究におけるコンピューティングの活用支援を目的とした学術団体で、米国のAssociation for Computers and the Humanities(ACH)とカナダのSociety for Digital Humanities/Société pour l'étude des médias interactifs (SDH-SEMI)とともに、国際的なデジタル人文学研究団体“Alliance of Digital Humanities Organisations”(ADHO)を形成しています。

英VITAE等、若手研究者とその監督者のためのソーシャルメディア活用ハンドブックを刊行

高等教育機関・研究機関所属の博士研究者や研究スタッフのキャリア開発に取り組む英国のVITAEという組織が、同国の放送大学(Open University)とともに、2012年9月3日に“Handbook of Social Media for Researchers and Supervisors: Digital techonologies for research dialogues”という資料を刊行しました。このハンドブックは、若手研究者とその指導監督者が特に研究に関する議論を進める際に、ソーシャルメディアを活用するための支援となるべく作成されたものとのことです。

New social media handbook launched to support research dialogues (VITAE 2012/9/3付けの記事)
http://www.vitae.ac.uk/researchers/917-569781/New-social-media-handbook-launched-to-support-research-dialogues.html

参考:
英国研究情報ネットワーク(RIN)、研究者のためのソーシャルメディア活用ガイドを公開
http://current.ndl.go.jp/node/17602

オックスフォード大学出版局、オンライン学術出版プラットフォームの提供を開始

2012年9月5日、英国のオックスフォード大学出版局が、オンライン学術出版プラットフォーム“Oxford Scholary Editions Online”(OSEO)の提供開始を発表しました。また、これに伴い、1485年から1660年までに書かれた古典作品約170点の提供が開始されたようです。

OUP makes scholarly editions available online through innovative new platform (Oxfodr University Press 2012/9/6付けの記事)
http://global.oup.com/news-items/current/oup_scholarly_editions_available_online

Announcing the launch of Oxford Scholarly Editions Online (Oxford Scholarly Editions Online 2012/9/5付けの記事)

Springer社による第2回APIコンテストの受賞3作品が発表

Springerが2011年に引き続き実施した第2回のAPIコンテスト“API Challenge 2.0”の結果が発表されました。申請作品は「創造性・独創性」「ユーザ体験・デザイン」「価値・利点」という3つの観点から評価され、一等から三等に決まったものにはそれぞれ8,000ドル、4,000ドル、2,000ドルが与えられます。

今回の一等に決定したのは“Kleenk”でした。これは、昨年のコンテストで二等に終わった“KontentLinks”をブラッシュアップさせたものになります。論文や図書の各章、画像などさまざまなコンテンツの間につながりを作成し、みなで共有するというサービスです。次いで、二等は類似度を可視化する画像検索サービス“Visual Navigator”、三等は生物科学・生物医学分野の検索サービス“Opacmo”でした。

Winners announced for Springer’s API Challenge 2.0(Springer 2012/9/4付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1388242-0

Kleenk
http://kleenk.com

Visual Navigator

科学技術政策研究所、「大学の研究施設・機器の共用化に関する提案~大学研究者の所属研究室以外の研究施設・機器利用状況調査~」を公表

2012年9月3日、科学技術政策研究所(NISTEP)が、「大学の研究施設・機器の共用化に関する提案~大学研究者の所属研究室以外の研究施設・機器利用状況調査~」という資料を公開しました。

これは、NISTEPが大学研究者に対して自らが所属する研究室以外の研究施設や機器の利用状況についてアンケート調査を実施し、その結果をまとめたもので、それによると、多くの大学研究者が外部の研究施設・機器を利用しているものの、利用に関して「事前の情報がない」、「専門知識を有したスタッフがいない」等の様々な問題を感じており、研究施設・機器の共用化に向けて大きな期待を持っていることが明らかになったとのことです。

また、米国、特にスタンフォード大学への訪問調査の結果も踏まえ、日本の大学において研究施設・機器を集めた拠点を複数つくるためには、効率的な共用化の障壁となっている法制度等の検証や、共用化による経済的社会的効果の測定が重要であるとし、文書ではそのための実証実験の必要性を提言しているとのことです。

「大学の研究施設・機器の共用化に関する提案 ~大学研究者の所属研究室以外の研究施設・機器利用状況調査~」[DISCUSSION PAPER No.85]の結果公表について (科学技術政策研究所 2012/9/3付けの記事)

科学技術政策研究所、研究者らを対象とした「科学技術の状況に係る総合的意識調査」の結果を公表

2012年8月30日、科学技術政策研究所(NISTEP)が、産学官の研究者や有識者を対象とした「科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2011)」の結果を公表しました。この定点調査は、第4期科学技術基本計画期間中である2011年度から2015年度にわたって毎年実施される調査の第1回目として、2012年2月から4月に実施されたものです。回答率は89.6%(送付数1,486件)でした。調査対象者を抽出する際に、日本国内の論文シェアによるグループ別(第1~第4グループ)と分野(理学、工学、農学、保健)別に行った点が特徴的とされています。

「科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2011)」[NISTEP REPORT No.150, 151]の結果公表について(科学技術政策研究所 2012/8/30付け報道発表)
http://www.nistep.go.jp/archives/4508

多様な研究成果の公開プラットフォーム“figshare”がAPIベータ版を公開

2012年8月29日、図表や研究データなどさまざまな研究成果を公開するプラットフォーム“figshare”がAPI(ベータ版)を公開しました。現バージョンのAPIでは、認証、アカウント情報の管理、登録データの簡単な検索ができるという程度ですが、今後はデータのアップロード機能やより詳細な検索オプションが提供される予定ということです。

API documentation(figshare)
http://api.figshare.com/docs/

figshare API available to all(figshare 2012/8/29付けブログ記事)
http://figshare.com/blog/figshare_API_available_to_all/48

参考:
PLoS ONE、Science Exchange、figshareが、研究結果の再現性の認定サービスを行う“Reproducibility Initiative”を開始
http://current.ndl.go.jp/node/21636

科学データのオープンな共有を目指す“FigShare”ベータ版が公開される
http://current.ndl.go.jp/node/17708

米サイモンズ財団、数学・物理学系プレプリントサーバarXivに対して5年間の資金助成を実施

数学・物理学系プレプリントサーバのarXivが、米国のサイモンズ財団(Simons Foundation)より、2013年1月から2017年の5年間にわたって助成を受けることが発表されました。

arXivの運営元であるコーネル大学図書館は、2010年1月に、持続的な運営のために、世界中の利用機関に対して運営資金への協力を呼びかけていました。その結果、120機関から合計28.5万ドルの協力の表明があったそうです(arXivを非常に利用している100機関のうち4分の3近くが5年間の協力を約束しているそうです)。

サイモンズ財団からは、利用機関から集められた金額へのマッチングギフトとして年間最大30万ドルが、さらに無条件の助成金として年間5万ドルが提供されるということです。

Ensuring arXiv’s Future(コーネル大学図書館 2012/8/28付けニュース)
http://news.library.cornell.edu/news/120828/arXiv

Simons Foundation
https://simonsfoundation.org/

参考:
E1297 - 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える
http://current.ndl.go.jp/e1297

E1330 - データキュレーションの実践や教育・研修の現状(米国)

E1330 - データキュレーションの実践や教育・研修の現状(米国)

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が,データキュレーションをテーマとする報告書“The Problem of Data”(2012年8月付け)を刊行した。データキュレーションとは,デジタルデータの誕生から再利用に備えた保管や管理,長期保存等を含む一連のサイクルにおける様々な活動を表す言葉でとあるされている。...

PLoS ONE、Science Exchange、figshareが、研究結果の再現性の認定サービスを行う“Reproducibility Initiative”を開始

2012年8月14日、PLoS ONE、Science Exchange、figshareが“Reproducibility Initiative”を立ち上げました。科学者に対して彼らの研究結果の再現性(reproducibility)を認定する有料サービスを提供するものです。このプロジェクトでは、Science Exchangeのパートナー機関が追試(replication study)を行い、PLoS ONEがその追試結果を掲載し、figshareが関連するデータを登載する場所を提供するという役割分担になっています。認定を受けた研究結果については“Certificate of Reproducibility”が与えられ、Natureなどの提携ジャーナルへ掲載される際に使用できるとされています。Reproducibility Initiativeでは、当面40~50件の申請を受け付けるそうです。

Reproducibility Initiative
http://reproducibilityinitiative.org/

Reproducibility Initiative(Mendeley Group)
http://www.mendeley.com/groups/2473351/reproducibility-initiative/

Academia.edu、研究成果の閲覧状況をリアルタイムにグラフィック表示する新機能“Analytics Dashboard”を公開

2012年8月15日に、研究成果の共有ができる研究者のためのソーシャルネットワークAcademia.eduが、“Analytics Dashboard”という新機能を公開しました。これは、自身の公開した研究成果が、研究者コミュニティの中でどのようなインパクトがあるのか、その閲覧状況についてリアルタイムで分析できる機能です。具体的には、どのようなサーチエンジンから資料に到達したのか、どの国からのアクセスが多いのか等を、グラフィカルに示すもののようです。

Announcing Academia.edu Analytics (Academia.edu 2012/8/15付けの記事)
http://blog.academia.edu/post/29490656413/announcing-academia-edu-analytics

New Academia.edu Dashboard Shows Real-Time Impact of Research (Publishers Weelkly 2012/8/15付けの記事)

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