学術情報

「ホライズン・レポート」の2017年図書館版が刊行

2017年3月23日、米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2017年図書館版(Library edition)を公開しています。

今後5年間の大学図書館・研究図書館界の変革を推進する傾向や技術を解説したもので、チュール応用科学大学(スイス)、スイス連邦工科大学チューリヒ校図書館(ETH-Bibliothek)、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)及び米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の協力を得て作成したものです。

報告書では、教育、調査、情報管理といった、図書館の戦略、運営、サービスに影響を与える

・6つの主要な傾向(組織横断的連携、学術レコードの進化、クリエイターとしての利用者、図書館空間の再考、研究データ管理、ユーザエクスペリエンスの評価)

・6つの主要な課題(図書館サービスとリソースへのアクセシビリティ、デジタルリテラシーの改善、組織設計の将来の業務への適用、継続的な統合・総合運用性・連携プロジェクトの維持、経済的・政治的圧力、根本的な改革の必要性の受け入れ)

Times Higher Education社、アジアの大学ランキング2017年版を公開

2017年3月16日、Times Higher Education社(THE)が、アジアの大学ランキング2017年版を公開しました。

2016年の上位200位から拡大して上位300位まで発表されましたが、シンガポール国立大学が2016年に続いて1位で、2位は北京大学(中国)、3位は清華大学(中国)となっています。日本では東京大学の7位が最高です。

ランキングで多数を占めるのは日本の大学で69機関を数えるものの、2016年以降、多くの大学が順位を落としており、中国、香港、インドの大学の増加が続いている事、中国や韓国に続いて、マレーシア、インドネシア、パキスタン、タイが、将来的に高等教育の拠点となりうることが示唆されることが指摘されています。

ランキングは、アジアの大学の特徴に合わせて調整した上で、世界大学ランキングと同様の方法に基いて算出されています。

Impactstory、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能"Unpaywall"を公開

2017年3月15日、学術成果のソーシャル上の影響力を測るaltmetricsサービス“Impactstory”のブログにおいて、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能“Unpaywall”が紹介されています。

Unpaywallは、著者自身が合法的にアップロードしたオープンアクセスリソースの1000万を超えるインデックスを使用しています。Unpaywall Chrome拡張機能をインストールし、記事を参照した際ページの右側に小さな緑色のタブが表示されると、それは、Unpaywallが無料のバージョンを発見したことを意味するとのことです。タブをクリックし、記事を読むことが出来ます。

Unpaywall prerelease(Impactstory)
http://unpaywall.org/
http://unpaywall.org/faq

【イベント】文部科学省委託調査研究 URAシンポジウム 大学等の研究力・経営力の向上に向けて ~大学等が求めるURAシステムの確立・強化にどう取り組むか~(3/25・東京)

2017年3月25日、三菱総合研究所は、文部科学省委託調査研究「URAシステム強化に向けた諸課題に関する調査」の一環として、URAシステムに関するシンポジウムを開催します。

基調講演やパネルディスカッションのほかに、現在URAシステムの確立に取り組んでいる機関等による公開ワークショップを実施予定とのことです。

文部科学省委託調査研究 URAシンポジウム
大学等の研究力・経営力の向上に向けて~大学等が求めるURAシステムの確立・強化にどう取り組むか~(三菱総合研究所、2017/3/7)
http://www.mri.co.jp/news/seminar/ippan/022297.html
http://www.mri.co.jp/news/seminar/uploadfiles/ssu20170325-2n.pdf

【イベント】ジャパンリンクセンター (JaLC)、「対話・共創の場」「入会説明会」を開催(3/27・東京)

2017年3月27日、ジャパンリンクセンター(JaLC)は、10時から11時まで入会説明会、13時から17時まで「対話・共創の場」を開催します。

入会説明会は、DOIとは何か、ジャパンリンクセンターとは何かなどについて分かりやすく紹介します。また、データ登録のデモなど実務的な内容にも触れていきます。

第3回である今回の「対話・共創の場」は、「DOIの活用 ~ストラテジーの実現に向けて~」をテーマに開催されます。今年度策定した「ジャパンリンクセンター ストラテジー 2017-2022」には、最初に「DOIやメタデータがオープンに活用されることを推進します。」と掲げており、 これを実現させるための糸口を得ることを目的として、DOIの活用に関する現状の事例共有と、今後の方策について議論がなされます。

これからの学術情報システム構築検討委員会、NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(NACSIS-CAT詳細案)及び電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(平成28年度最終報告)を公開

2017年3月13日、大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議の「これからの学術情報システム構築検討委員会」は、「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(NACSIS-CAT詳細案)」及び「電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(平成28年度最終報告)」を公開しました。

前者は、平成28年6月29日公開の「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(基本方針)」をもとに、システム開発に必要な機能項目,運用方法及び移行計画を示したものです。

後者は、同基本方針に基づく電子リソース(=電子情報資源)の課題を受けて,電子リソース管理業務の改善方策の検討の一つとして行っている電子リソース管理システムの利用可能性の検証に係る中間報告(今年度最終報告)です。

【イベント】紀要編集者ネットワーク キックオフセミナー 『紀要』の可能性(3/24・京都)

2017年3月24日、京都大学稲盛財団記念館において、「紀要編集者ネットワーク キックオフセミナー 『紀要』の可能性」が開催されます。

本ネットワークのキックオフセミナーとなる今回は、様々な研究分野から紀要編集者を招き、各誌の取り組みや課題、必要とするサポート体制などについての報告があります。ディスカッションでは、スピーカーと参加者がともに、紀要の可能性について考えます。

プログラムは以下の通りです。事前申込が必要です(締切3/22)。

・趣旨説明
・松林公蔵氏(京都大学) 『ヒマラヤ学誌』編集長
・立木康介氏(京都大学) 『ZINBUN』編集委員長
・澤井 努氏(京都大学) 『いのちの未来』編集委員長
・種村 剛氏/川本思心氏 (北海道大学)『科学技術コミュニケーション』 編集委員長/副編集委員長
・近藤信彰氏/浅井万友美氏 (東京外国語大学)『アジア・アフリカ言語文化研究』副編集長/編集事務担当
・神谷俊郎氏(京都大学学術研究支援室URA):大学によるサポート事例紹介
・ディスカッション
・閉会の辞
・懇親会

国立国語研究所、「国語研日本語ウェブコーパス」の検索系「梵天」を一般公開

2017年3月7日、国立国語研究所(国語研)が、「国語研日本語ウェブコーパス」の検索系「梵天」を一般公開しました。

「国語研日本語ウェブコーパス」は、ウェブ(WWW)上の日本語テキストを利用して現代日本語コーパスを構築したもので、稀言語現象の言語学的、心理学的および情報処理的視点からの究明の可能性を開くことを目的としており、検索系「梵天」に格納して公開されました。

一般公開版の利用者は、文字列検索のみが可能で、インデックス情報のダウンロードなどはできないほか、利用規約に同意する必要があります。

その他、高機能版もあり、品詞列検索・係り受け検索が利用でき、インデックス情報などがダウンロードできますが、利用するためには、利用規約への同意、書籍やブログなどから抽出した1億語の現代日本語コーパスを検索できる「中納言」のアカウントの保持と半年以上の利用経験、国語研が開催する「梵天」講習会への参加、が必要です。

1970年から1976年発行の医学中央雑誌のデータ約81万件が医中誌Webに追加

2017年3月1日、医学中央雑誌刊行会が、1970年から1976年発行分までの医学中央雑誌のデータ約81万件を医中誌Webに追加したと発表しました。これにより、医中誌Webの収録データは全体で約1,150万件になりました。

現在、1970年以前についても作業を進めており、順次、医中誌Webに追加していく予定とのことです。

OLD医中誌データ追加収録のお知らせ(医学中央雑誌刊行会,2017/3/1)
http://www.jamas.or.jp/news/news80.html

参考:
1977年~1983年発行の医学中央雑誌のデータ、約92万件が医中誌Webに追加
Posted 2014年11月17日
http://current.ndl.go.jp/node/27450

オープンアクセスリポジトリ推進協会、「JPCOAR スキーマ(案)」について意見募集(提出期限:3/24)

2017年3月3日、機関リポジトリ推進委員会メタデータ検討タスクフォースが、Junii2を改訂し新スキーマを策定するにあたり、スキーマ(案)を提示し意見を募集しています。意見募集期間は2017年3月6日から3月24日までです。

なお、2016年7月にオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が設立されたことを受けて、機関リポジトリ推進委員会はJPCOAR運営委員会に移行します。いただいた意見は今後、JPCOARにおいて検討していくとのことです。

「JPCOAR スキーマ(案)」に関する意見募集(JPCOAR、2017/3/3)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=54

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