高齢者サービス

【イベント】「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会(7/21・大阪)

2017年7月21日、大阪市立自然史博物館において、超高齢社会の博物館研究会主催のイベント「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会が開催されます。

同研究会は平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究(B))「ミュージアムと高齢者の互恵的関係に関する研究」の補助を受けて行われるものです。ミュージアムと高齢者の互恵的関係に着目することで、ミュージアムが果たすべき役割、積極的なミュージアム活用策、ミュージアムの持続的な発展のあり方を探っていくとされています。

「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会
http://researchmap.jp/jo38wvhlx-1869707/

米・マイアミ・デイド郡公共図書館、古くなった移動図書館車を改修し、移動コンピューターラボ“Technobus”を運行(記事紹介)

2017年6月30日付のMiami Herald紙が、米・マイアミ・デイド郡公共図書館システム(MDPLS)が、古くなった移動図書館車を30万ドルで改修し、5月から移動コンピューターラボ“Technobus”によるサービスを行なっていることを紹介しています。

郡内で最新技術に触れる機会が少ないコミュニティのデジタルリテラシーを涵養することを目的としており、車内には、3Dプリンター、ワークステーション11台、ノートパソコン、Adobe Creative Cloudなどのソフトウェア、Wi-Fi、ドローン等が備え付けられているほか、デジタル写真編集、音楽制作、ビデオ撮影、グラフィックデザイン等の講座も開催されています。また、車いす用の昇降機を設置するなど、米国障害者法(ADA)にも準拠しています

“Technobus”には、図書館員が常駐して1週間に4日運行しており、午前はシニアセンターの外に、午後は図書館や青少年向けの施設の外に停留しています。今夏は、地域の公園や青少年向け施設などに停留するほか、様々な場所に停留して、需要があるコミュニティーを見極める計画とのことです。

CA1897 - 公共図書館における郵送・宅配サービスの動向 / 中山愛理

 公共図書館における郵送・宅配サービスは、決して新しいサービスではなく、日本では障害者に対するサービスの一環として取り組まれてきた(1)。近年、郵送・宅配サービスの対象者を障害者から高齢者、子育て世代、一般市民へと拡大する公共図書館が増えつつある。本稿では、文献やウェブサイトで確認できた郵送・宅配サービスについて、図書館サービスでの位置づけを踏まえつつ、対象者別に、申込み方法、郵送・宅配方法、費用負担、サービス内容等の点から整理し、紹介していく。

No.16 超高齢社会と図書館~生きがいづくりから認知症支援まで~

 本調査研究では、「高齢化社会における図書館サービス」をテーマとして取り上げました。

 日本社会の高齢化の急速な進展に対応して、外部機関と連携して高齢者にサービスを提供したり、地域の高齢者と協働してサービスを提供したりするなど、公共図書館のサービスと地域の高齢者との関係に新しい動向が見られます。このような背景を踏まえ、今回の調査研究では、高齢者との関係が先進的あるいは特徴的な図書館サービスを提供している公共図書館の事例をいくつか取り上げ、調査分析を行いました。

 具体的には、調査対象機関を3機関選定し、現地調査などの事例調査を行いました。また、事例調査対象の3機関のうち2機関について、サービス提供地域に居住する高齢者にインタビュー調査を行いました。報告書では、事例調査の3機関が提供しているサービスの概要や、サービスを実施するに至った経緯などを紹介しています。また、高齢者へのインタビュー調査の結果を踏まえ、高齢者の図書館利用の現状と今後のサービスのあり方について、6つの観点から考察しています。そのほか、日本の図書館サービスにおける高齢者の位置付けの変遷や、超高齢社会における図書館サービスの実態・課題など、超高齢社会と図書館についての論考を掲載しています。