貴重書

米国アーキビスト協会(SAA)の公共図書館アーカイブズ・特別コレクション部会(PLASC)、会員館等のニーズ調査の結果を発表

2018年8月10日、米国アーキビスト協会(SAA)の公共図書館アーカイブズ・特別コレクション部会(Public Library Archives / Special Collections Section:PLASC)が、同部会が2018年初頭に実施した、会員館等のニーズや、PLASCが同領域で役立つための方法を把握するために実施した調査の結果を公表しました。

調査結果は、報告書、質問用紙、生データから構成されています。

2018 PLASC Membership Survey Results(SAA,2018/8/10)
https://www2.archivists.org/groups/public-library-archivesspecial-collections-section/2018-plasc-membership-survey-results

東京大学総合図書館、「皇明條法事類纂デジタルアーカイブ」を公開

2018年8月15日、東京大学総合図書館は、同館が所蔵する『皇明條法事類纂』の全冊をデジタル公開しました。

『皇明條法事類纂』は、中国・明代中期の条例(皇帝の判断に基づく法令や先例)を集積・分類して事案ごとにまとめたもので、同館以外での所蔵が確認されていない資料です。

ニュース(東京大学附属図書館)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news
※「2018-08-15 皇明條法事類纂デジタルアーカイブ」を公開しました」とあります。

「皇明條法事類纂デジタルアーカイブ」を公開しました(東京大学附属図書館)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20180815

名古屋大学附属図書館、西洋古典籍デジタルライブラリーを公開

2018年8月1日、名古屋大学附属図書館が、西洋古典籍デジタルライブラリーを公開したと発表しています。
世界的にみて希少性の高い著作や公開にふさわしい著作をデジタル化しており、今後も著作の順次公開が予定されています。

08/01 〔電子コレクション〕 西洋古典籍デジタルライブラリーを公開しました(名古屋大学附属図書館, 2018/8/1)
http://lws.nul.nagoya-u.ac.jp/news/denshi/2018/180801-2

西洋古典籍デジタルライブラリー
https://libdb.nul.nagoya-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000012sktn

READプロジェクト、デジタル化ツールを試用するイベント「スキャナソン」を3か国で同時開催

古文書のアクセス向上を目指すREAD(Recognition and Enrichment of Archival Documents)プロジェクトが、2018年6月8日、英国国立公文書館(TNA)、フィンランド国立公文書館及びスイス・チューリッヒ州立公文書館で、デジタル化のためのツールを試用するイベント「スキャナソン」を同時開催していました。

試用されたツールは、同プロジェクトの一環として開発された、モバイルアプリのDocScanと、テント形のScanTentという装置です。ScanTentは、中に資料を置き、装置の上に携帯電話を置いて資料を撮影するというもので、中にはLEDライトを備えています。DocScanは、資料のページを繰ると自動的に撮影する機能を備えており、両者を併せて使用すると効果的であるとされています。

また、同プロジェクトでは、更なるフィードバックを得るため、TNAをはじめとする数機関にScanTentを提供したとしています。

東京大学総合図書館、「田中芳男・博物学コレクション」をデジタル公開

2018年8月6日、東京大学総合図書館では、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、同館が所蔵する田中芳男文庫のうち、幕末から大正にかけてのパンフレットや商品ラベルなどの膨大なスクラップブック『捃拾帖(くんしゅうじょう)』などをデジタル化し、「田中芳男・博物学コレクション」としてインターネット公開しました。

田中芳男(1838~1916)は博物学者で、多くの博覧会の開催に携わり、関係資料の収集に努めた人物です。同館の田中芳男文庫は、孫の田中美津男氏から1931年に寄贈されたもので、日本の博物学及び博覧会関係の貴重なコレクションです。

『捃拾帖』など「田中芳男・博物学コレクション」をデジタル公開しました(東京大学総合図書館,2018/8/6)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20180806

大阪大学附属図書館が貴重図書画像データの一部をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでの提供に変更

2018年7月26日、大阪大学附属図書館は、デジタル化して公開している貴重図書画像データの一部について、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスでの提供に変更することを発表しました。

対象となるのは赤木文庫(画像データ)、忍頂寺文庫(画像データ)、西洋古版アジア地図(画像データ)、懐徳堂文庫(図書資料の画像データ)です。前三者についてはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承(CC-BY-SA)、懐徳堂文庫については表示-非営利-継承(CC-BY-NC-SA)での提供とされています。

18/07/26 電子化資料(貴重図書)の画像データをご活用ください(大阪大学附属図書館、2018/7/26付け)
https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20180726_common/

京都大学図書館機構、「イスラーム学貴重資料集成」を京都大学貴重資料デジタルアーカイブにて公開

2018年7月20日、京都大学図書館機構は、同学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科が収集したイスラーム学(イスラーム思想)に関する稀覯書をデジタル化した「イスラーム学貴重資料集成」の25件の書誌の6,731点の画像を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したと発表しました。

同コレクションは、同研究科が所蔵するイスラーム学に関する稀覯書のうち、写本・石版刷り資料を中心に集めたものです。2003年に公開されていましたが、今回同アーカイブで画像の解像度を上げて公開されました。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「イスラーム学貴重資料集成」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科所蔵)を公開しました(京都大学図書館機構,2018/7/20)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379112

国文学研究資料館・実践女子大学、新日本古典籍総合データベース構築協力に関する覚書を締結

国文学研究資料館と実践女子大学は、2018年7月5日に、新日本古典籍総合データベース構築協力に関する覚書を締結したと発表しました。

実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館所蔵の古典籍をカラー・デジタル資料にて新日本古典籍総合データベースにて公開するものです。

平成30年度 歴史的典籍NW事業における連携機関との覚書等の締結について (国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20180719_mou.pdf
※「4.実践女子大学(データベース構築に関する覚書)」とあります。

国文学研究資料館と覚書調印 ~新日本古典籍総合データベースに協力~  大学所蔵の資料群をカラー・デジタルで国内外に公開(実践女子大学,2018/7/23)
http://www.jissen.ac.jp//notice/20180705_news1.html

【イベント】第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会(7/27-28・立川)

2018年7月27日から28日にかけて、東京都立川市の国文学研究資料館で、同館による第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会が開催されます。入場は無料で、聴講も自由です。同会はライブ配信が予定されています。

プログラムは以下の通りです。

●7月27日
・基調講演 「聖語論(ヒエログロシア)から見た道元禅師の和漢言説」
・パネル1 「津軽デジタル風土記 ナビゲーションからコミュニケーションへ」

●7月28日
・パネル2 「比較書誌学の観点による日本古典籍の特質と問題」
・研究報告 「画像解析技術の進展と歴史的典籍への展開」
・パネル3 「古典芸能における身体―ことばと絵画から立ち上がるもの―」
・パネル4 「漢文化圏におけるデジタル化:東アジアの漢文系データベースと人文学研究の最前線」

オーストラリア国立図書館(NLA)が所蔵するオーストラリア先住民の言語を採録したコレクションのデジタルアーカイブが公開

2018年6月11日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、“Digital Daisy Bate”を公開しています。

民族学者・ベイツ(Daisy Bates)が採録した、西オーストラリアのオーストラリア先住民(Aboriginal)の言語に関するコレクションをオンラインで利用できるようにしたもので、メルボルン大学芸術学部・オーストラリア研究会議(ARC)・ARCのダイナミックな言語に関する研究拠点(Centre of Excellence for the Dynamics of Language)・NLAの支援を受けて、メルボルン大学のNick Thieberger准教授が作成しました。

古いものでは採録時期が1900年代に遡る2万3,000ページ分のオーストラリア先住民の言語のリストや4,000ページ分のタイプ打ち原稿等がデジタル化され検索・閲覧できるようになっており、検索結果画面では、オリジナルの画像とテキスト・注釈が並べて表示されます。

7月13日にARCが公開したNick Thieberger准教授へのインタビュー記事によると、今回のデジタル化にあたっては、人文科学のテキストの符号化・交換のための規格TEIの技術が用いられているようです。

ページ