貴重書

津久見市民図書館(大分県)、台風18号による浸水被害のため当面の間休館:システムや古文書に被害

大分県の津久見市民図書館が、2017年9月17日に、台風18号による浸水被害のため、当面の間休館すると発表しています。

移動図書館車の運行も、当面の間運休されます。

報道によると、約15万点の蔵書はほぼ無事であったものの、江戸時代後期から明治の古文書の一部が水損被害をうけたほか、床上浸水により床下の配線が水に浸かり、各種システムが正常に動くか確認できない状態とのことです。

図書館からのお知らせ(津久見市,2017/9/20)
http://www.city.tsukumi.oita.jp/soshiki/9/8241.html

台風18号被害、津久見市民図書館の休館続く (大分合同新聞,2017/9/21)
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/09/21/130629415

E1954 - 可搬型ブックスキャナによる古典籍電子化実証実験

国文学研究資料館(以下「当館」)では2014年から「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(以下「NW事業」)を実施している(E1754参照)。この事業の一環として2016年1月から,株式会社PFU(以下「PFU」)とともに,古典籍・古文書の電子化に特化した,卓上に設置して使用する「据え置き型」及びアタッシュケース型で持ち運ぶことができる「可搬型」のブックスキャナの開発に関する共同研究を行っている。本稿では,このうち「可搬型」を使用した実証実験について紹介する。

東京大学史料編纂所、所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「池田長発請来史料」の情報を公開

2017年9月13日、東京大学史料編纂所が、所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「池田長発請来史料」の情報を公開しました。

江戸幕府による第二回遣欧使節(1864年)の正使を務めた池田長発が持ち帰ったものです。

東京大学史料編纂所 今年度のニュース&トピックス
https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/news-j.html
※「2017/09/13 所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「池田長発請来史料」の情報を公開いたしました。」とあります。

データベース選択画面(東京大学史料編纂所)
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller

国文学研究資料館、江戸料理の再現・アレンジキャンペーンに協力

国文学研究資料館が、2017年9月20日からはじまる、三越伊勢丹による江戸料理の再現・アレンジキャンペーンに協力したと発表しています。

キャンペーンに参加する三越伊勢丹の食品フロアの店舗が、江戸時代の料理本『豆腐百珍』『万宝料理秘密箱』等に記載されている料理(角飛龍頭、うずみ豆腐、糟漬卵、長崎鳥田がく等)を参考に商品を開発するにあたり、該当箇所の抽出、その内容の活字翻刻、現代文への翻訳、解説文の記載などの協力を行なったものです。

キャンペーン期間中、古典籍の原本画像と翻刻テキスト、現代語訳と各店舗のレシピ等を記載したフライヤーが、商品に添えて配布されます。

いま「江戸」料理をお手元へ 国文研と三越伊勢丹がコラボ! 9月20日から「江戸の味」を販売(国文学研究資料館,2017/9/14)
http://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20170914_release.pdf

京都大学図書館機構、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開

2017年9月7日、京都大学図書館機構は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開しました。

これは京都大学貴重資料画像データベースをリニューアルしたもので、高解像度の画像をスムーズに閲覧できるビューワを備え、IIIF(International Image Interoperability Framework)に対応しています。今後、IIIFの特性を活かしたデータ公開方法を検討して実装する予定とのことです。

2017年9月現在、約1,500タイトル、約14万コマの貴重資料画像を公開しています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブを試験公開しました(京都大学図書館機構, 2017/9/8)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1375887

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/

英国図書館、18世紀後半から19世紀後半の芝居のビラ(playbill)の検索性向上のためのクラウドソーシングプロジェクトを開始

2017年9月7日、英国図書館(BL)が、18世紀後半から19世紀後半の芝居のビラ(playbill)の検索性向上のためのクラウドソーシングプロジェクト“In the Spotlight”を開始したと発表しています。

同館では、1730年までさかのぼる、劇場等で宣伝のために配布されたビラである“playbill”を所蔵しており、そこには忘れられた演目や曲が掲載されているものの、過去において雑多な一枚ものの固まりとして整理・登録されたため、演目名や曲名からは調べることができない状態となっています。

そこで、クラウドソーシングにより、プロジェクト参加者が、“playbill”に掲載されている演目、出演者・演出家・劇作家等の名前、劇場名などの情報をテキスト化することで同館のOAPCでの検索を容易にすることを目指すものです。また、作業完了と同時に自動的にそのようなデータが再利用可能な型式で公開されることとなっています。

現在は、少数の資料を公開して、試行的に実施しているところです。

東京大学附属図書館・大蔵経研究推進会議・SAT大蔵経テキストデータベース研究会、デジタルアーカイブ「万暦版大蔵経(嘉興蔵)デジタル版」を公開

2017年8月30日、東京大学附属図書館・大蔵経研究推進会議・SAT大蔵経テキストデータベース研究会が、デジタルアーカイブ「万暦版大蔵経(嘉興蔵)デジタル版」を公開しました。

東京大学総合図書館が所蔵する『万暦版大蔵経(嘉興蔵)』のデジタル化を行い、オープンライセンス(CC BY)の下、19万枚超の版面画像をデジタルアーカイブとして公開したものです。

画像公開フォーマットはIIIFに準拠しており、嘉興蔵の画像と大正新脩大蔵経のテキスト・画像とを容易に対比できる仕組みが構築されているほか、英語版のインターフェイスやスマートフォン・タブレット端末での利用にも対応しています。

米・イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館、慶応義塾大学名誉教授・高宮利行氏旧蔵の中世英語の写本コレクションの展覧会を開催

米・イェール大学のバイネッキ貴重書・手稿図書館が、中世英語の写本の展覧会“Making the Medieval English Manuscript: The Takamiya Collection in the Beinecke Library”を2017年9月1日から2017年12月10日まで開催します。

慶応義塾大学名誉教授・高宮利行氏が40年間にわたって集めたコレクションで、2013年に高宮氏が同館に納めたものです。

詩人・チョーサーの写本、哲学者・ボエティウスの「哲学の慰め」、詩人・ラングランドの「農夫ピアズの幻」、中世英語におる医学写本等が含まれます。

米・ヴァンダービルト大学、15世紀から20世紀にかけてのゲームに関する書籍等からなるコレクション「ジョージ・クルロウ U.Sプレイング・カード社ゲームコレクション」を取得

2017年8月25日、米・テネシー州にあるヴァンダービルト大学が、カードゲームや、さいころ・トランプ・ルーレット・チェスなどといった、ゲームに関する書籍等のコレクション「ジョージ・クルロウ U.Sプレイング・カード社ゲームコレクション」(George Clulow and United States Playing Card Co. Gaming Collection)を取得したと発表しています。

U.Sプレイング・カード社から取得したもので、15世紀から20世紀にかけての資料約1,000冊からなるコレクションです。

U.Sプレイング・カード社が1898年に英国のトランプメーカーであるジョージ・クルロウから購入したコレクションが基となっており、その後、同社が資料を追加して構築されたコレクションです。

英国、フランス、ドイツ、イタリア、インド、スペイン、スイス、米国の資料からなり、デザインや色彩の理論家オーウェン・ジョーンズ(Owen Jones)によってデザインされたトランプのオリジナルのスケッチ、トランプゲームの攻略本、ゲームやギャンブルが重要な役割を果たす文学作品の初版、タロットカードに関する最も早い記述のある15世紀の手稿、米国でのトランプ製造を記録したアーカイブ資料等が含まれています。

米国議会図書館の“Pre-1958 Chinese Collection”、同館のオンラインカタログからの検索が可能に

2017年8月24日、米国議会図書館(LC)が、アジア部で所蔵する“Pre-1958 Chinese Collection”を、同館のオンラインカタログから検索できるようにしたと発表しています。

これまではカード目録でした検索できませんでしたが、これにより、オンラインカタログを用いて、漢字及びローマ字翻字で同コレクションを検索することができます。

4万点を超す同コレクションのうち2万3千点は、1911年より前に出版された資料のコレクションで宋元版などの資料が含まれ、残りの1万8千点の資料は、1912年から1958年までの出版物で、日中戦争や国共内戦時の公文書や政府記録がも含まれています。

New Online: Pre-1958 Chinese Collection(LC,2017/8/24)
http://blogs.loc.gov/loc/2017/08/new-online-pre-1958-chinese-collection/

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