アウトリーチ

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号を公開:アウトリーチ活動がテーマ

2018年11月6日、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号を刊行しました。

アウトリーチの活動のタイプや実施対象、資金調達やスタッフ、企画、図書館外との協働等について会員館に調査が行われ、アウトリーチ活動の定義や、活動を主導する主体、プログラムの効果の測定方法等の点からまとめられています。

報告書では調査結果の他に、アウトリーチの使命と目的に関する声明や、プログラム、イベントの企画書、成果報告、職務記述書といった文書類の実例が紹介されています。

Outreach and Engagement, SPEC Kit 361, Published by ARL(ARL,2018/11/6)
https://www.arl.org/news/arl-news/4670-outreach-and-engagement-spec-kit-...

恵那市中央図書館(岐阜県)、上矢作病院での図書貸出サービスを開始

岐阜県の恵那市中央図書館が、2018年10月11日から、国民健康保険上矢作病院に図書棚を設置し院内で図書を貸し出すサービスを開始しています。

棚に配架される本は図書館より50冊程度を1か月毎に配送し、入れ替えを行うとしています。

上矢作病院での図書貸出サービスの開始について [PDF:1ページ](恵那市役所,2018/9/26)
http://www.city.ena.lg.jp/files/1715/3835/8641/11kamiyahagibyouintosyokasidasi.pdf

参考:
岡山県立倉敷青陵高校図書委員会、倉敷中央病院の入院患者図書室にて展示「ちょっとひといき 本のくすり ~安らげる時間を~」を開催中
Posted 2018年8月8日
http://current.ndl.go.jp/node/36455

CA1937 - 動向レビュー:国内の公共図書館における健康医療情報サービスの最近の動向 / 池谷のぞみ

 2000年代の前半から、国内の公共図書館において健康医療情報を提供する取り組みに積極性が増すと共に、その動きに広がりが出てきている。厚生労働省が提示した地域包括ケアシステム構想では、市民が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築がめざされている。地域包括ケアシステムの構成要素には、本人の希望と経済力にかなった「すまいとすまい方」と「生活支援・福祉サービス」の連携があり、必要に応じた「介護」、「医療」、「予防」という専門的なサービスの提供がある。そしてそのシステムの根底に位置づけられ、重要となるのが、本人・家族が在宅生活を選択し、実際にそうした生活を送ることの心構えを持つこととされる(1)。本人・家族が適切な選択をし、そのための心構えを持ち、実際に生活を送れるようになるために前提となるのが、適切な情報である。健康医療情報へのアクセスを市民に保障することはこれまで以上に重要になってきているといえる。

CA1929 - 慶應義塾大学「からだ館」10年間の歩み―図書館を拠点にした健康コミュニティへの総合的アプローチ― / 秋山美紀

 山形県鶴岡市の鶴岡タウンキャンパスには、慶應義塾大学、東北公益文科大学、鶴岡市の三者が共同運営する図書館「致道ライブラリー」がある。運営する3 組織が1:1:1の割合で知的資産を共有、共同管理・運営する図書館であり、生命科学を中心とした自然科学系の資料、公益学に関係する人文・社会科学系の 資料など約3万5,000冊を所蔵し、3人の司書が日々の業務を担っている。この図書館の一角を拠点にして、住民の健康を情報面からサポートしているの が、慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究プロジェクト「からだ館」(1)である。本稿では、「からだ館」の10年間の歩みから見えてきた、住民の健康づくりの拠点としての図書館の可能性を示す。

CA1922 - 動向レビュー:スカンジナビアにおける難民・庇護希望者に対する公共図書館サービス / 和気尚美

 2015年頃から顕在化した欧州難民危機により、北欧(1)に滞在する難民の数は急激に増加している。北欧諸国に難民申請する者の数は2014年には10万3,915人であったが、2015年には23万9,555人になった(2)。2017年3月に欧州連合(EU)が発表した統計によると、2015年および2016年の2年間に難民申請があった件数は、北欧全体で27万7,560件であり、これはEU全体での難民申請件数の約11.3%にあたる(3)

高山市図書館(岐阜県)、4月からの新住民等を対象に市役所ロビーで利用案内を実施

岐阜県の高山市図書館が、4月からの新住民や図書館未利用者を対象に市役所ロビーで利用案内を実施すると発表しています。

実施日は、2018年3月30日及び4月2日から4月5日までの各日午後2時から3時です。

@TakayamaCityLib(Twitter,2018/3/25)
https://twitter.com/TakayamaCityLib/status/977820730040578048

文化庁、地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業(地域の美術館・歴史博物館を中核とした文化クラスター形成事業)の2018年度の補助対象事業の募集を開始

2018年3月14日、文化庁が、地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業(地域の美術館・歴史博物館を中核とした文化クラスター形成事業)の補助対象事業の募集を開始しました。

補助対象となる事業は、美術館・歴史博物館が核となって実施する、地域文化の発信、あらゆる者が参加できるプログラム及び学校教育や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動・人材育成、美術館・歴史博物館の新たな機能の創造となっています。

応募期間は2018年3月28日までとなっています。

新着情報一覧(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※「2018年3月14日 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業(地域の美術館・歴史博物館を中核とした文化クラスター形成事業)の募集」とあります。

【イベント】第22回図書館利用教育実践セミナー(in東京)「館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて―多用な対象者に対する多様なアプローチ―」(3/11・東京)

2018年3月11日、跡見学園女子大学文京キャンパスにおいて、日本図書館協会図書館利用教育委員会の第22回図書館利用教育実践セミナー(in東京)が開催されます。テーマは「館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて―多用な対象者に対する多様なアプローチ―」です。

同セミナーの告知Webページでは開催趣旨について、多様な利用者に対する多様なアプローチについて考えていく、とされています。また、館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて、図書館界としての具体的な取り組みについて考えていくとのことです。予定される発表内容は以下のとおりとされています。

・「ハンディキャップのある利用者への情報リテラシー教育」
 福田博同(跡見学園女子大学)

・「手話つきOPACガイダンス動画制作秘話」
 十文字学園女子大学石川研究室3年生

・「どこへ何を運ぶ? 移動図書館と情報リテラシー(問題提起)」
 石川敬史(十文字学園女子大学)

・「主体的な学習を促す問いとモチベーションの関係(仮題)」
 天野由貴(椙山女学園大学)

・「情報リテラシー教育の教材論に向けて」
 野末俊比古(青山学院大学)

E1981 - 沖縄県立図書館のハワイでの沖縄系移民1世ルーツ調査支援

沖縄県立図書館(以後,当館)は,2017年9月2日から3日にかけて米国ハワイ州オアフ島で開催された第35回オキナワフェスティバル(以後,フェスティバル)において,ハワイ沖縄系図研究会(Okinawan Genealogical Society of Hawaii:OGSH)と連携し,移民1世ルーツ調査(以後,ルーツ調査)支援を実施した。ハワイの沖縄県系人など120人から2日間で170件の調査依頼を受けた。本稿では,実施に至るまでの経緯と現地の様子を紹介する。

Library Journal誌、2017年の米国最優秀小規模図書館にアイダホ州・バウンダリー郡図書館区を選出

2017年9月15日、米・Library Journal(LJ)誌が、2017年の米国の最優秀小規模図書館“Best Small Library in America”として、アイダホ州のバウンダリー郡図書館区(Boundary County Library District)を選出したと発表しています。

同賞は、同誌が2005年から毎年発表しているもので、人口25,000人以下のコミュニティをサービス対象とする小規模図書館を表彰するもので、記事では、

・衰退する農業・林業の革新、新たなビジネスの創出を目的とした、図書館の地下を改築してファブラボを設置、壁に取り付けたワイドスクリーンモニターを用いたSTEM分野の教育プログラムの開催、地元高校と連携しての若者向けの起業家プログラムの実施

・夏と冬に実施される全年代を対象とした読書プログラムや、4Hクラブ(農務省を母体とする青少年育成事業)や高齢者・要介護者・移民農民・貧困層の子どもを対象としたプログラムの実施

といった同館の活動が紹介されています。

記事では、最終候補者として選ばれた、コロンバス公共図書館(ウィスコンシン州)、ポッツボロ地域図書館(テキサス州)の活動内容も紹介されています。

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