図書館評価

E1911 - 北米の公共図書館におけるサービスやプログラムの効果を測る

2016年10月,米国図書館協会(ALA)の1部門である公共図書館協会(PLA)が,公共図書館支援のためのプロジェクト“Project Outcome”の年次報告書を公表した。“Project Outcome”は,利用者調査及び調査結果分析のための無料のオンラインツールを提供することで,図書館が自館の主要なサービスやプログラムの実際の効果を測ることを支援するとともに,調査結果を業務に役立てるための研修や,各館の取組を共有する機会等を提供するプロジェクトである。公共図書館では,自館のサービスやプログラムが地域にどのような効果をもたらしているかを裏付けるデータが不足しているとされており,そのようなデータを得て図書館の業務改善を支援しようというものである。2015年6月の開始以来,米国及びカナダの1,000館以上の公共図書館から2,000人以上の職員が参加している。

Ithaka S+RとOCLC Research、共同研究プロジェクト “University Futures; Library Futures”を発表

2017年4月10日、Ithaka S+RがOCLC Researchとの共同研究プロジェクト “University Futures; Library Futures”を発表しています。

高等教育の変化のなかでの研究図書館の未来をテーマとしており、図書館がこれまでのような蔵書量ではなく、サービスを基準に区別した時に何が起こるか、また、その成功のためのモデルはあるかという研究課題のもと実施されます。

University Futures; Library Futures OCLC Research and Ithaka S+R Join Forces on New Research Project(Ithaka S+R,2017/4/10)
http://www.sr.ithaka.org/blog/university-futures-library-futures/

京都府立図書館、京都府立図書館協議会を設置

2017年4月4日、京都府立図書館は、2017年4月1日付けで京都府立図書館協議会を設置したことを発表しました。

2016年3月に策定された「京都府立図書館サービス計画(平成28年度~平成32年度)」には、図書館協議会を設置して、計画の進捗状況を外部の視点で評価してもらうことが明記されていました。

お知らせ(京都府立図書館)
http://www.library.pref.kyoto.jp/?page_id=91
※「2017.04.04」に「京都府立図書館協議会を設置しました!」とあります。

京都府立図書館協議会を設置しました!(京都府立図書館, 2017/4/4)
http://www.library.pref.kyoto.jp/?p=9537

飛騨市図書館・神岡図書館(岐阜県)、第1回雑誌総選挙を実施中

岐阜県飛騨市の飛騨市図書館と神岡図書館で、2017年2月21日から3月20日まで、第1回雑誌総選挙が行われています。

壁面の雑誌のリストにシールを貼って投票するもので(3タイトルまで)、図書館利用カードの所持にかかわらず、図書館の利用者であれば1回投票できます。所蔵がない雑誌については、投票用紙に記入し投票箱に投函します。

投票を通じて利用者に蔵書への関心を持ってもらうことを第一目的としており、図書館の評価基準のひとつである「貸出冊数」を増やすために投票結果をもとに購読をやめたり購入の優先順位を決めることはしないとのことです。

今後、司書が選書を行なうにあたり、結果は十分に考慮するとのことです。

Facebook(飛騨市図書館,2017/2/23)
https://www.facebook.com/hidalib/posts/1319647551407439

米国芸術科学アカデミー、人文科学指標(Humanities Indicators)を更新

米国芸術科学アカデミー(AAAS)が、2016年11月11日に、米国の人文科学の現況に関する統計データを集約した「人文科学指標(Humanities Indicators)」のいくつかの指標を更新したことを発表しています。

更新されたもののなかには、州立図書館の歳入や、公共図書館の蔵書に関するものもあり、

・州立図書館の歳入は、1990年代なかばから2001年まで上昇した後、減少している。
・歳入の大部分を占める州からの資金の割合は、2014年に82%に増加するまで、21世紀の間は減少し続けていた。
・公共図書館の蔵書数は、1995年から2008年まで増加した後、2014年時点では2008年と比較して5.9%減少している。
・メディアや技術の変化が、蔵書としての音声・映像資料、電子書籍の増加といった形で公共図書館に大きな影響を与えている。

事などが指摘されています。

Facebook(American Academy of Arts and Sciences,2016/11/14)
https://www.facebook.com/americanacad/posts/966570940132349

State Library Agencies(Updated November 2016)(AAAS)

2016年の“Library of the Year”は、伊丹市立図書館ことば蔵に

“Library of the Year”の2016年の最終選考が、2016年11月9日に第18回図書館総合展において開催され、大賞として、兵庫県の伊丹市立図書館ことば蔵が選出されました。

「図書館において、学びや遊びに関する創造的な活動を市民と共に実践している点」が高く評価されました。

同館では、受賞を記念して作製したブックカバーを、来館された先着3千人にプレゼントしています。

また、会場票を最も多く集めた団体に贈られる「オーディエンス賞」には、東京学芸大学学校図書館運営専門委員会が選ばれました。

【発表】Library of the Year 2016(図書館総合展,2016/11/10)
https://www.libraryfair.jp/news/5505

Facebook(伊丹市立図書館「ことば蔵」,2016/11/9)
https://www.facebook.com/kotobagura/photos/a.379526335446920.83121.378643988868488/1215010628565149/?type=3&theater

「Library of the Year 2016」大賞を受賞!(伊丹市,2016/11/9)

オーストラリア図書館協会、公共図書館の革新性と創造性に関するファクトシートを公表

2016年11月8日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、公共図書館の革新性と創造性に関するファクトシート“10 ways that libraries power smart cities”を公開しています。

また、同日から、公共図書館のガイドライン・標準・アウトカム指標をまとめた“The Guidelines, Standards and Outcome Measure for Australian Public Libraries ”の適用開始も発表しています。

Public Libraries gala dinner (ALIA,2016/11/8)
https://www.alia.org.au/news/14856/public-libraries-gala-dinner

10 ways that libraries power smart cities(ALIA)
https://www.alia.org.au/sites/default/files/Libraries%20power%20Smart%20Cities.pdf

The Guidelines, Standards and Outcome Measure for Australian Public Libraries(ALIA)

Library Journal誌による米国公共図書館ランキングの2016年版が発表

2016年11月1日、Library Journal誌(オンライン)が、今年で9回目となる、米国公共図書館ランキングの2016年版を発表しました。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)が公表した2014年のデータに基づくもので、米国の7,349の公共図書館が対象です。

そのうち、260館に対して、「星付き図書館」(Star Libraries)として、予算規模ごとに、五つ星・四つ星・三つ星が与えられており、199館が昨年度に引き続き選ばれ、61館が新規もしくは再度選ばれています。

America’s Star Libraries, 2016: Top-Rated Libraries(Library Journal,2016/11/1)
http://lj.libraryjournal.com/2016/11/managing-libraries/lj-index/class-of-2016/americas-star-libraries-2016-top-rated-libraries/

LJ Index 2016: The Star Libraries by Expenditure Category(Library Journal,2016/11/1)

米・公共図書館協会、“Project Outcome”の年次報告書を公開

2016年10月31日米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が“Project Outcome”の年次報告書を公開しました。

2015年6月に始まった“Project Outcome”は、無料のデータ測定・分析ツールを提供することを通じて自館のサービス・プログラムの成果を測定することを支援するとともに、必要な資源や研修を公共図書館に提供するイニシアチブで、米国・カナダの千を超える公共図書館から2,000人を超す人が参加しています。

報告書では、図書館利用者は、読書よりも、「学び」や新しい技術の取得、生活を変化させるために図書館のプログラムに参加しており、その利用者の約80%は、図書館のプログラムを利用することで生活面でプラスの影響があったと回答していることが紹介されています。

また、図書館利用者は、教育的な内容のプログラムに参加することを好み、それらが、頻繁に実施され、最新の内容であることを望んていることが明らかになったとされています。

PLA releases first Project Outcome Annual Report (ALA,2016/10/31)

韓国、2016年「全国図書館運営評価」における優秀図書館45館を発表

2016年10月24日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた45館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2016年は、2,742館が参加しました。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、ソウル特別市の西大門区立李珍阿記念図書館と大邱広域市の慶東小学校が選ばれています。

李珍阿記念図書館は、地域住民が参加する収書方針を策定し、住民のニーズを反映した自己選択型の人文読書プログラムを開発することを通じ、地域の文化交流空間としての図書館の機能を拡大させたことが、慶東小学校は、児童の将来の夢に対応した進路読書や、保護者と共同での図書館運営により児童の読書能力を向上させたことが評価されています。

優秀図書館に選ばれた45館は、10月26日から大邱広域市で開催される、全国図書館大会の開会式で表彰されます。

2016년 전국 도서관 운영 최우수 도서관은 서울 이진아기념도서관과 대구 경동초등학교(韓国・文化体育観光部,2016/10/24)

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