図書館評価

北米研究図書館協会(ARL)、今後の評価プログラムへの提言をまとめた報告書を公開

2017年12月4日、北米研究図書館協会(ARL)は、今後の評価プログラムに関するタスクフォースが作成した、今後の評価プログラムへの提言をまとめた報告書を公開しました。

現在ARLが提供している評価のためのプログラムと現実のニーズの差を解消するための第1段階として、ARLでは、タスクフォースに対して、現在提供している評価に関するサービス(目標、アウトカム、成果物、評価指標やツール、StatsQUAL)等を検討し、既存のサービスやツール、新しいサービスや重点的に取り組むべき事項等に関する提言を行うよう要請していました。

現在の高等教育の動向のなかで取組むべき、基準や評価プログラムの課題を検討し提言しているほか、ARLの会員館のニーズを満たすと考える新しい評価プログラムの詳細な体制も示しています。

次の段階では、より具体的な提言やビジネスモデルの開発などが計画されています。

Library Journal誌による米国公共図書館ランキングの2017年版が発表

2017年12月4日、Library Journal誌(オンライン)が、今年で10回目となる、米国公共図書館ランキングの2017年版を発表しました。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)が公表した2015年のデータに基づくもので、米国の7,409の公共図書館が対象です。

そのうち、259館に対して、「星付き図書館」(Star Libraries)として、予算規模ごとに、五つ星・四つ星・三つ星が与えられており、205館が昨年度に引き続き選ばれ、54館が新規もしくは再度選ばれています。

米国大学・研究図書館協会、アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための評価基準を承認

2017年11月14日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)は、アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための統計的評価基準“Standardized Statistical Measures and Metrics for Public Services in Archival Repositories and Special Collections Libraries”が同理事会で承認されたと発表しています。

図書館がコミュニティーに提供する価値を示し、アーカイブ資料や特別コレクションの利用増加を促すために、同サービスのもたらす効果や業務の有効性に関する証拠を集め、分析し、共有することの必要性が増しているものの、これまで広く受け入れられている統計的な基準がなく、有意義な評価やベストプラクティスの提示・評価を行なうことができなかったために、ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の合同タスクフォースによって策定されたものです。

両協会での共同採択を目指し、現在、SAAでの承認のための審査が行われています。

韓国、2017年「全国図書館運営評価」における優秀図書館48館を発表:最優秀賞はソウル特別市教育庁子ども図書館と水原市の小花小学校

2017年10月23日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた48館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2017年は、2,449館が参加しました。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、ソウル特別市教育庁子ども図書館と京畿道・水原市の小花小学校が選ばれています。

ソウル特別市教育庁子ども図書館は、進路に関する読書情報や学校の教科と連携した学習情報などカスタマイズ型の情報サービスを提供したこと、及び、情報弱者層にあった代替資料の拡充などによる情報弱者へのサービスを強化したことが、小花小学校は、全校児童を対象とした創意的な人材育成のための読書プログラムを実施することで、児童の読書能力の強化と体系的な読書指導に寄与したことが評価されました。

優秀図書館に選ばれた48館は、10月25日から京畿道・高陽市で開催されている、第54回全国図書館大会で表彰されます。

Europeana、文化遺産機関が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook”の“PHASE I: Impact Design”を公開

2017年10月18日、Europeanaが、ミュージアム、図書館、アーカイブの日常の活動が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook For Museums, Libraries, Archives and Galleries”の“PHASE I: Impact Design”を公開しました。

文化遺産機関が人々の生活に与えている、もしくは、与えようとしている影響を特定するためのプロセスを案内するもので、文化遺産機関全体で適用できる共通の方式として、文化遺産や評価の専門家によって作成されました。

今回公開されたものは、影響評価を企画する最初の段階について知ることができるようになっており、6つに分けられた各ステップでは、明確な目標とアウトカムに焦点があてられています。

米国大学・研究図書館協会、図書館が学生の学習と成功を高め、関係者にその価値を効果的に伝えるための方法を調査した報告書を公開

2017年9月26日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、図書館が学生の学習と成功を高め、関係者にその価値を効果的に伝えるための方法を調査した報告書“Academic Library Impact: Improving Practice and Essential Areas to Research”を公開しました。

2010年9月の報告書“Value of Academic Libraries: A Comprehensive Research Review and Report”や2013年からのプロジェクト“Assessment in Action: Academic Libraries and Student Success”の結果に基づいており、OCLC Researchと連携して、文献レビュー・フォーカスグループインタビュー・ブレインストーミング・学長へのインタビューなどにより構成されています。

関心のある分野についての既存の文献のフィルタリングや、データを視覚化することができる“Visualizing Academic Library Impact: The ACRL/OCLC Literature Analysis Dashboard”もあわせて公開されています。

IFLA Journal、2017年10月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻3号(2017年10月)が公開されました。

発展途上国におけるリプロダクティブヘルスに関する情報ニーズと母親のリテラシー能力に関する文献レビュー、サハラ以南のアフリカ諸国の学術図書館とオープンサイエンスの普及における役割、ウガンダにおける大学図書館での統合図書館システムの導入とそれによる国家の発展への貢献、学術図書館におけるサービス革新のためのナレッジマネジメントの効果、図書館のインパクト評価のための方法と手順「ISO 16439」のレビュー、オーストラリアの2つの公共図書館による地域社会への関与の分析、といった論考が掲載されています。

Out Now: October 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/9/12)
https://www.ifla.org/node/11820

国際図書館連盟、“Library Map of the World”を公開

2017年8月21日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Library Map of the World”を公開しました。

IFLAと各国の図書館協会が図書館に関する基本的な情報を持ち合わせていないことによりアドヴォカシー活動が妨げられているという認識のもと、信頼できる世界の図書館に関する統計の作成を目指して構築されたものです。

各国の図書館協会や国立図書館から提供された、既存の図書館統計やいくつかのパフォーマンス指標を集計したもので、現時点では、75か国のデータが公開されています。

データの収集は今年の10月まで行わる予定で、集計結果の分析も行われます。

Now online: IFLA Library Map of the World - an advocacy tool for all!(IFLA,2017/8/21)
https://www.ifla.org/node/11579

Library Map of the World(IFLA)
https://librarymap.ifla.org/

E1923 - 大阪府立中央図書館の蔵書評価の取組みについて

大阪府立中央図書館(以下,当館)では,2013年度から2015年度にかけて「蔵書評価」に取り組み,その結果を2017年3月刊行の『大阪府立図書館紀要』第45号で報告した。

E1919 - 京都府立図書館における図書館協議会の設置とそのねらい

京都府立図書館は,2017年4月1日に施行した京都府立図書館条例(京都府立図書館設置条例(昭和25年京都府条例第62号)を全部改正)によって,図書館協議会を設置した。周知のように,図書館法第14条2項で「図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに,図書館の行う図書館奉仕につき,館長に対して意見を述べる」と定められている機関である。本稿では京都府立図書館協議会の設置とそのねらいについて述べる。

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