NYPL

米・ニューヨーク公共図書館の改修基本計画が理事会に提出される

2017年11月15日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の中央館にあたるスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)の改修基本計画が同館理事会に提出されました。

基本計画は、既に、同館のミッドマンハッタン分館の改修を手掛けている、オランダの図書館デザインを専門とする建築会社Mecanoo社と、ニューヨーク市で歴史的建造物を手掛ける建築会社Beyer Blinder Belle社が策定したもので、2018年から2021年までの期間に、3億1,700万ドルの費用で、研究・展示・教育プログラムのためのスペースを現在の建物から約20%増大させる計画です。

具体的には、事務室・倉庫・未活用スペースの公共スペースへの転換、新しい入口や最新の現代的なトイレ・カフェ・ショップの設置、高校生・大学生に蔵書や研究図書館の利用方法紹介する研究教育センターの開設、常設展示スペースの設置などがあげられています。

また、同館理事会では、現在の基本計画には含まれていないものの、自然光が入り、温湿度・防火の基準を満たしておらず、現在では研究文献の保存に適していない中央書庫についての調査・検討も、両社に依頼しています。

米・ニューヨーク市歴史的建造物保護協会、ニューヨーク公共図書館の2室を「歴史的な内装」(Interior Landmark)に指定

2017年8月9日、米・ニューヨーク市歴史的建造物保護協会((New York City Landmarks Preservation Commission:LPC)が、ニューヨーク公共図書館(NYPL)の“Rose Main Reading Room”と“Bill Blass Public Catalog Room”を、「歴史的な内装」(Interior Landmark)に指定したと発表しています。

LPC DESIGNATES ICONIC INTERIOR SPACES OF THE NEW YORK PUBLIC LIBRARY, STEPHEN A. SCHWARZMAN BUILDING(LPC,2017/8/9)
http://www1.nyc.gov/site/lpc/about/pr2017/080817.page

米・ニューヨーク公共図書館の利用者カード所持者、Kanopy社がストリーミング配信する映画作品の無料視聴が可能に

2017年8月4日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、同館の利用者カード所持者(13才以上)を対象に、Kanopy社がストリーミング配信する3万点を超す映画作品を無料で視聴できるようにしたと発表しています。

1か月最大10作品を利用でき、1作品は3日間閲覧することができます。

Kanopy社は、公共図書館や教育機関を対象に、動画のストリーミング配信サービスを実施しています。

How You Can Stream Free Movies With Your NYPL Card (NYPL,2017/8/4)
https://www.nypl.org/blog/2017/08/04/stream-movies-library-card

ニューヨークの地下鉄で、ニューヨーク・ブルックリン・クイーンズの公共図書館等によるプロジェクト“SubwayLibrary”が開始

2017年6月8日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)・ブルックリン公共図書館(BPL)・クイーンズ公共図書館(QPL)及びニューヨーク地下鉄(MTA)、Transit Wireless社によるプロジェクト“SubwayLibrary”の開始が発表されました。

地下鉄で電子書籍を無料で提供するサービスで、列車内で無料のWi-Fiに接続し、無料の電子書籍アプリ“SimplyE”の技術を用いて開発された 専用サイトSubwayLibrary.comから利用することができます。

利用できるのは、一駅・二駅で読める分量である本の最初の章のみで(古典作品や短編小説については全文)、その本をもっと読みたい場合には、図書館の電子書籍アプリ“SimplyE”をダウンロードして、残りを読むことになります。

サービス開始にあわせ、NYPLの“Rose Main Reading Room”(大閲覧室)の内装に似せてデザインされた特別車両が走行しており、Transit Wireless社では、特別列車や駅構内の“SubwayLibrary”のポスターを写真をとってハッシュタグ等を付けてTwitterやInstagramで公開すると、Amazon Kindle Voyager等の賞があたるイベントを行っています。

“Open eBooks”が100万ダウンロードを達成:来年度はKindle Fire版・Chromebook版の提供や、所得制限の撤廃を予定

2016年12月15日、低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”が、ダウンロード数が100万回を超えたと発表しています。

また、来年度の目標として、現在iOS/Androidのみでの提供を、Kindle FireやChromebookに拡大するほか、所得制限を撤廃することで、アクセスを増やすことを掲げています。

Open eBooks Reaches 1 Million Books Read(Open eBooks,2016/12/15)
http://openebooks.net/press_release_new_content_1216.pdf

参考:
低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”がサービスを開始(米国)
Posted 2016年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30825

米・ニューヨーク公共図書館、子どもとヤングアダルト向けの休日に読むお勧め本リストを公開

2016年11月23日、感謝祭やクリスマスなどによる休日が多くなる時期を迎え、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、子どもとヤングアダルト向けのお勧め本リストを公開しました。

2016年に出版された図書の中から、同館の担当職員が選んだ子ども向けの本100冊とヤングアダルト向けの本50冊のリストで、ジャンル・型式・年代でのソートなどができるウェブサイトも12月1日に公開される予定です。

New York Public Library Reveals its List of Best Books for Kids and Teens Just in Time for The Holidays(NYPL,2016/11/23)
https://www.nypl.org/press/press-release/november-23-2016/new-york-public-library-reveals-its-list-best-books-kids-and

ニューヨーク市民の図書館利用方法の変化

2016年11月15日、米国・ニューヨーク市の予算局(New York City Independent Budget Office)が、近年のニューヨーク市民の図書館の利用方法の変化について、その調査結果を同局のウェブサイトで公表しています。

ここ数年、ニューヨーク、ブルックリン、クイーンズの3つの図書館は、貸出冊数や来館者数の減少に示されるように、書籍や情報の保存場所ではなく、英語教室や映画上映会といった図書館主催のプログラムへの参加者数や、Wi-Fiへの接続セッション数の増加に見られるような、コミュニティーのためのより広範な資源へと変化していると指摘されています。

また、2016年には市からの補助金が増額され、週6日開館する分館が増えたけれども、2015年と比べての来館者の増加はなかったことも紹介されています。

How Have New Yorkers Changed the Ways They Use the City's Libraries in Recent Years?(New York City Independent Budget Office,2016/11/15)

米・ニューヨーク公共図書館、天井等の改修工事を終え“Rose Main Reading Room”等を開室

2016年10月5日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、2年間閉室していた“Rose Main Reading Room”及び“Bill Blass Public Catalog Room”を開室しました。

2014年5月に“Rose Main Reading Room”の天井から装飾用の石膏のロゼットが落下したことを受けて行われていた天井等の改修工事を終えたことによるものです。

落下したロゼットの再作成、鋼線を用いた石膏素材の強化、“Bill Blass Public Catalog Room”の天井画の復元、閲覧室のシャンデリアへのLEDの採用、などが行われたと発表されています。

The New York Public Library Reopens Its Historic Rose Main Reading Room and Bill Blass Public Catalog Room(NYPL,2016/10/5)
https://www.nypl.org/press/press-release/october-5-2016/new-york-public-library-reopens-its-historic-rose-main-reading

参考:
米・ニューヨーク公共図書館、新しい資料搬送設備を導入

米・ニューヨーク公共図書館、新しい資料搬送設備を導入

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)のスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)が、ブライアント・パークの地下にある書庫の資料を利用者に届けるための新しい資料搬送設備を10月3日から稼働させると発表しています。

30ポンドまでの重さの資料を搬送できる24個の赤色のカートが、全長950フィートあるレール上を、毎分75フィートの速さで、シームレスに水平・垂直方向に走行できるように設計されており、3階にある“Rose Main Reading Room”(大閲覧室)まで約5分で資料を届けることができると説明されています。

New York Public Library Installs New State-Of-The-Art Conveyor to Deliver Collection Items Throughout The Iconic 42nd Street Library(NYPL,2016/9/21)
https://www.nypl.org/press/press-release/september-21-2016/new-york-public-library-installs-new-state-art-conveyor

米・ニューヨーク公共図書館の経営計画書のコンペ“New York StartUP! 2016”の受賞者が発表される

2016年9月12日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、経営計画書のコンペ“New York StartUP! 2016”の受賞者を発表しています。

同コンペは、同館の科学産業ビジネス図書館(SIBL)が主催し、シティー財団が財政支援しているもので、マンハッタン・ブロンクス・スタテンアイランドの住民による同地域で行なうビジネスが対象で、応募者は、オリエンテーションやワークショップに参加し、経営アドバイザーとの面談を経て経営計画書を提出します。

今回は、360の応募があり、提出された74を超える経営計画書のなかから、一等(1万5,000ドル)には、冷たい濾過した水道水を補充できるステーション網を市内に設置し、モバイルアプリを用いて会員に提供するReefilという事業、二等(7,500ドル)には、サウス・ブロンクスの唯一の独立系書店として書店兼ワインバーをオープンさせる事業、三等(5,000ドル)には、有機栽培のキノコ農場を経営し市内のレストランやお店に提供する“Manhattan Mushroom Company”事業が選ばれるなどしています。

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