学術出版

オランダ大学協会、出版社との合意に基づきオープンアクセス出版した論文数が1万件に到達したと発表

2017年10月4日、オランダ大学協会(VSNU)が、出版社との合意に基づきオープンアクセス(OA)出版した論文数が1万件に到達したと発表しています。

10,000th open access article published(VSNU,2017/10/4)
http://www.vsnu.nl/en_GB/news-items.html/nieuwsbericht/316-10-000ste-open-access-artikel-gepubliceerd

参考:
オランダ大学協会とSpringer社、オープンアクセスに関して合意
Posted 2014年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/27500

英・Jisc、大学や学界主導の学術出版に関する近年の動向についてまとめた報告書を公開

2017年7月6日、英・Jiscは、大学や学界主導の学術出版に関する近年の動向についてまとめた報告書“Changing publishing ecologies: A landscape study of new university presses and academic-led publishing”を公開しました。

英国では、学術出版への新規参入が増加し、学術コミュニケーション環境へ影響を与える可能性があることから、Jiscでは、2016年から、学界主導の学術出版事業(ALPs)や新しい大学出版や図書館主導の事業(NUPs)を含む組織的な出版に焦点をあてた研究プロジェクトを立ち上げており、今回の報告書はその成果となっています。

報告書では、近年の米国・欧州・オーストラリアにおける図書館による出版事業に関する文献レビューや、国際的な学界主導の出版事業、及び、それらの現状及び将来的な方向性が紹介されています。

カナダ研究図書館協会、持続可能な学術出版のための枠組みモデルに関する最終報告書を公開

2017年7月4日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Group(CSPWG)が、同国における持続可能な学術出版のための枠組みモデルを提示する最終報告書を公開しました。

枠組みは、各々の現状が異なる事から、単行書、雑誌、その他新しい学術型式におけるいくつかの関連した取り組みをまとめたものとなっています。

また、重要な原則として、以下の6点を示しています。

・Accountable to the academy
・Supporting openness
・Supporting high-quality publishing practices
・Well-informed authors
・Rich Canadian publishing opportunities
・Building on strength

中国におけるオープンアクセス(OA)出版(記事紹介)

DOAJのブログに、2017年6月23日付けで、中国におけるオープンアクセス(OA)出版に関する記事が掲載されています。

この記事では、OAジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)に登録されている中国のOAジャーナルについて、

・2017年6月4日現在、71のOAジャーナルがDOAJに登録されており、これはDOAJに登録されているOAジャーナルの約0.75%である
・2015年に中国では1万以上のジャーナルが出版されているので、中国のジャーナルに占めるOAジャーナルの割合は0.71%にも満たない
・71のOAジャーナルのうち、25がElsevier社から、7がSpringer社から刊行されている

ことなどが言及されています。

また、中国で刊行されている1,222のジャーナルを分析して、1,000程度のジャーナルが最新号の記事をウェブサイトで提供していること、ウェブサイトや記事の本文、アブストラクトなどが中国語のみで提供されるケースがほとんどであることに言及しているほか、エンバーゴ、ビジネスモデルの模索、OAや著作権に関する声明などについて論じています。

CA1900 - 国立国会図書館による博士論文収集の現況と課題 / 渡部 淳

 2013年4月1日に、学位規則の一部を改正する省令(平成25年文部科学省令第5号)が施行され、博士の学位の授与に係る論文(以下「博士論文」という)は、インターネットの利用により公表することとされた(E1418 参照)。

学術書の将来をテーマとした調査プロジェクト“The Academic Book of the Future”、最終成果報告書2点を公開(英国)

英国の“The Academic Book of the Future”プロジェクトが、最終成果報告書2点を公開しました。

同プロジェクトは、英国図書館(BL)と英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)が、オープンアクセス(OA)やデジタル革命時代における学術書の将来をテーマに、2016年9月まで調査を行なっていた事業です。

End of Project Reports(Academic Book of the Future)
https://academicbookfuture.org/end-of-project-reports-2/

JSTOR Labs、デジタル版の学術書の新しい閲覧方法を検討した報告書を公開

2017年6月12日、JSTORのツール作成部門JSTOR Labsが、“Reimagining the Monograph project”の最終報告書“Reimagining the Digital Monograph: Design Thinking to Build New Tools for Researchers”を公開しました。

デジタル形式で入手できる学術書が増える一方、閲覧のための形式としてはしばしばpdfファイルしかないという状況を鑑み、シンプル、かつ、既にpdfで公開されている学術書に実装するにあたって安価な閲覧形式という目標を立てて、オンラインの学術書の新しい閲覧方法のコンセプトの考案やデザインの検討作業を行なった成果です。

あわせて、6人の学者が、冊子体とデジタル版の学術書をどのように用いて研究を行なっているかについてのエスノグラフィ調査の結果も掲載されています。

また、この調査過程で作成された“Topicgraph”と呼ばれるプロトタイプも公開されています。

独・De Gruyter社、“De Gruyter Open Access Book Library”を開設

2017年3月22日、独・De Gruyter社は、Directory of Open Access Books(DOAB)を支援し、オープンアクセス(OA)の図書の数や重要性の増加への注目を集めさせることを目的に、同社のウェブサイト(https://www.degruyter.com/)内に“De Gruyter Open Access Book Library”を開設したと発表しています。

“De Gruyter Open Access Book Library”には900点の図書が含まれ、その半分は同社の出版物で、残りは連携している出版社のものです。分野別では、40%が歴史・社会科学・哲学、50%が他の人文科学分野、10%が自然科学(STM分野)となっています。

これによりDe Gruyter社は人文科学系のOAの図書の最大の出版社となると述べられています。

米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)がオープンアクセス単行書出版イニシアティブを開始

2017年3月16日、米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)は、人文科学社会科学の研究者が、電子版の単行書をオープンアクセスで出版するための助成金の共有を促進するために、今春からOpen Access Monograph Publishing Initiativeを開始すると発表しています。

このイニシアティブに参加する大学は、オープンアクセス単行書出版をサポートするため大学の基本的な出版助成金15,000米ドルを提供する、1年に少なくとも3回出版助成する、このイニシアティブに5年間参加することとしています。12の大学が参加を表明しています。

AAUPは、2017年3月16日現在、57の大学出版社が助成金を受け入れる準備が整っているとしています。

カナダ研究図書館協会、同国における持続可能な学術出版のための原則の草案を含む、カナダの学術出版の現状を概観した中間報告書を公開

2017年1月31日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Groupが、現在のカナダにおける学術出版の現状を概観し、カナダにおける持続可能な学術出版のための原則(非営利、高品質、カナダ製、柔軟性、最大限の開放性、既存の強みを生かす)の草案を掲載した中間報告書を公開しました。

同ワーキンググループでは、学術出版社、研究図書館、資金提供者、研究者から構成されており、この草案へのフィードバックを得て、カナダの学術出版界全体は勿論、ジャーナル、モノグラフ、その他新しい形式それぞれのためのフレームワークや推奨モデルを提案する最終報告書を作成します。

Canadian Scholarly Publishing Working Group Releases Interim Report(CARL,2017/1/31)
http://www.carl-abrc.ca/news/cspwg-releases-interim-report/

Canadian Scholarly Publishing Working Group Interim Report(Canadian Scholarly Publishing Working Group)

ページ