利用者

薬物使用の場として利用される米国の公共図書館(記事紹介)

2016年9月10日付のAP通信で、米国の公共図書館における利用者の薬物の使用が取り上げられています。

バージニア州ノーフォーク公共図書館スローバー館のトイレ内で、ヘロインの過剰摂取で2016年2月に47歳の男性が死亡したほか、国内のいくつもの図書館のトイレ内で、利用者が薬物を使用し、駆けつけた警察官に意識を蘇生される例があったことが報じられています。また、ミシガン州のアナーバー地域図書館では、コカインを隠せないようにし、また取引の温床にもならないようにするため、トイレの天井を取り除くなどの対策を行ったと報じられています。その他、マサチューセッツ州ボストンの図書館では、職員や住民に対して過剰摂取をしないようにするトレーニングを行っているほか、薬物に使用する針を廃棄するボックスも備えているとのことです。

記事では、レストランや病院など他の施設内でも薬物使用の例はあるものの、無料で、開かれており、長く居ることが歓迎され、コミュニケーションをとる必要もない、という性質から、公共図書館では、特に問題が放置されてしまっているということが指摘されています。また、薬物使用者などへの対応については研修を受けることを勧奨すると同時に、警察やソーシャルワーカーと連携することが重要である、という米国図書館協会(ALA)会長のJulie Todaro氏の言葉を紹介しています。

E1825 - ライブラリアンの見た世界の大学と図書館<報告>

 2016年6月25日,同志社大学でシンポジウム「ライブラリアンの見た世界の大学と図書館 ~図書館利用行動を中心に~」が開催された。このシンポジウムは科学研究費基盤研究(C)プロジェクト(研究代表者は同志社大学の原田隆史氏)「人の真の情報ニーズを汲み取るコンシェルジュ型資料検索システムの構築」主催によるものである。このシンポジウムはUstreamによる中継も行われ,主催者発表によると,来場した参加者は約200名,中継のリアルタイムの視聴者は約100名にのぼり,テーマへの関心の高さが伺えた。

E1821 - 成人の図書館利用の実態(英国)

 公共図書館(以下図書館)に関する調査の実施,図書館界に対する指導性の発揮,図書館サービスの再活性化支援を目的にコミュニティ・地方自治省に設置されている英国のLibraries Taskforceが,2016年4月28日,成人(16歳以上)の図書館利用の実態について調査した報告書“Taking Part, focus on: libraries”を公開した。

【イベント】シンポジウム「ライブラリアンの見た世界の大学と図書館~図書館利用行動を中心に~」(6/25・京都)

2016年6月25日、京都市上京区の同志社大学今出川キャンパスで、シンポジウム「ライブラリアンの見た世界の大学と図書館~図書館利用行動を中心に~」が開催されます。

北米の大学図書館で“日本研究”分野の専門家として働く4人のライブラリアン、ハーバード大学・イェンチン図書館のマクヴェイ山田久仁子氏、ハワイ大学マノア校図書館のバゼル山本登紀子氏、ピッツバーグ大学図書館のグッド長橋広行氏、ワシントン大学図書館の田中あずさ氏らがパネリストで、国際日本文化研究センター図書館の江上敏哲氏を司会として開催されるシンポジウムです。シンポジウムは日本語で行われます。

科学研究費基盤研究(C) プロジェクト(研究代表者は原田隆史氏)「人の真の情報ニーズを汲み取るコンシェルジュ型資料検索システムの構築」が主催です。

同志社大学 図書館情報学研究室(同志社大学)
http://www.slis.doshisha.ac.jp/event/20160625.html

関連:
人の真の情報ニーズを汲み取るコンシェルジュ型資料検索システムの構築(KAKEN)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16K00450/

参考:
E1408 - シンポジウム「なぜ今,海外日本研究支援か?」<報告>

Ithaka S+R、研究者の情報行動の分析を通じ、将来の研究図書館像を提示した報告書を発表

2016年3月8日、Ithaka S+Rが、報告書“A Day in the Life of a (Serious) Researcher: Envisioning the Future of the Research Library”を公開しました。

同報告書を執筆したコーネル大学図書館のチームは、研究者に、学術活動やレクリエーションかに関わらず一日の活動を記録してもらうとともに、彼らの活動で、如何に情報を発見し、使用し、共有したかをインタビューする“Day in the Life”という手法を用いて、教授から学部学生までのすべてのレベルの研究者の生活や情報行動を把握する調査をおこなったとのことです。

調査対象者の多くは、大学生や若手教員といった初期のキャリアの研究者で、今後数十年間においてより一般的になるであろう情報行動やトレンドを理解するために特別に焦点をあてたとのことです。

報告書では、収集された情報・分析手法・調査結果を叙述するとともに、結果を分析し、研究図書館が研究者の情報行動の変化に対応するための方法や新しい図書館像を提案しているとのことです。

Imagining the Future of the Library by Studying Today's Researchers

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)、「Tカードでの多賀城市立図書館利用に関する規約」を公開

2016年2月23日付で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は、ウェブサイトに「Tカードでの多賀城市立図書館利用に関する規約」を掲載しました。

規約は、多賀城市教育委員会とCCCの連名によるものです。

2016年3月の多賀城駅前へ移転しての開館に向け、多賀城市は市立図書館を2015年4月からCCCに業務委託しており、移転後の同館では、同館の利用者カードとして「Tカード」を使用することができます。

Tカードでの多賀城市立図書館利用に関する規約(CCC, 2016/2/23)
http://www.ccc.co.jp/customer_management/member/agreement-tagajoshilibrary/index.html
http://www.ccc.co.jp/customer_management/member/agreement-tagajoshilibrary/20160223_Tcardfortagajoshilibrary.pdf
※2つ目のリンクは規約のPDFファイルです。

Tカード(CCC)
http://www.ccc.co.jp/showcase/sc_004029.html?cat=plat

広報多賀城2月号(多賀城市)

サンディエゴ公共図書館の職員が、性的人身売買の被害者を支援するための研修を受講(記事紹介)

NBC 7 (San Diego)の報道によると、米国のサンディエゴ公共図書館(36館)に所属する800名のスタッフが、性的人身売買の被害者を見つけ、それらの人々と対話して支援するための研修を受けたことが紹介されています。

この研修は、ランチョサンタフェ基金とサンディエゴ公共図書館財団が資金を供出した“Out of the Shadows"というプログラムの一環であるとのことで、今後市民への啓蒙を行っていくようです。

記事で、同館の館長であるMisty Jones氏では、図書館を安全かつ中立な場であると考えており、性的人身売買についての難しい会話も成立し得るのではないか、という考えが示されています。

米国における人身売買に関し、サンディエゴはワースト10に数えられる都市であるとのことです。

Library Staff Trained to Identify Sex Trafficking Victims(NBC 7 (San Diego), 2016/1/22)
http://www.nbcsandiego.com/news/local/Library-Staff-Trained-to-Identify-Sex-Trafficking-Victims-366243441.html

京都大学図書館機構、2015年に実施したアンケートについて「京都大学図書館機構アンケート報告書」を公開

2015年12月24日、京都大学図書館機構は、「京都大学図書館機構アンケート報告書」を公開しました。京都大学の全学生・全教職員を対象とし、2015年6月15日から7月31日までに実施され、有効回答数は2,835でした。

前回の調査は2008年度で、前回調査と同じ質問を設定することを基本方針として実施されたようです。

「調査の概要」「調査結果および考察」「まとめ」と参考資料(アンケート票)などが掲載されています。

「まとめ」では、図書館サービス全体に対する現状評価、満足度の平均値が、両方とも前回調査より上昇しているとされている他、前回調査で重点施策とされたこと(「資料の充実」「場としての充実」「開館日の増加や開館時間の延長」「図書館発のサービスに関する認知度向上」)に関する言及があります。また、「新たな知見」では、

●図書館・室の利用目的について、雑誌の利用は前回調査と比べ4割近く減少しており、特に自然系においては顕著であり、利用者の閲覧行動が冊子体から電子リソースへ変化している

●利用者区分による図書館・室の利用時間比較において、サンプル数は少ないものの、留学生の4割が1日3時間以上図書館を利用している。また、。長時間滞在者の中では、学部生や大学院生よりも留学生の比率が高かった。

などといった結果が示されています。

OCLC Research、利用者行動に基づく図書館のあり方に関する報告書“Shaping the Library to the Life of the User”を公表

2015年12月16日、OCLC Researchが、利用者行動に基づく図書館のあり方についてまとめた報告書“Shaping the Library to the Life of the User”を公表しました。

この報告書はOCLC Researchによる「利用者研究」の一環であり図書館利用者に対してより有効な支援を図書館が行うことを検討するために開催されたものとのことです。

10月21日、22日に開催された会議“The Library in the Life of the User”の内容をまとめたもので、

●図書館利用者は、図書館以外にも選択肢が増えてきており、そしてそれらの選択肢はネットワーク化されたソーシャルなものである

●利用者のニーズや目的は容易に誤った推測を立てえるものであり、エスノグラフィーとデザインに基づいた実践など、研究方法を組み合わせることで、図書館への理解の深化を図り、賢明な選択肢を選ぶことができる

●利用者のニーズに応じ、未来の図書館のサービスを形作るためには、図書館は「順応」「権限強化」「連携」が必要である

などといったことが言及されています。

海老名市、リニューアル開館した中央図書館について「リニューアルオープン後の中央図書館の状況」と「利用者アンケート結果」を公表

2015年11月4日、10月30日に開かれた海老名市市長定例記者会見の資料として、リニューアル開館した中央図書館に関する資料「リニューアルオープン後の中央図書館の状況」と「利用者アンケート結果」が同市のウェブサイトで公開されました。

「リニューアルオープン後の中央図書館の状況」では、10月1日から27日までの市民からの要望・意見等と改善状況と利用者アンケートの概要について記載されています。

なお、利用者アンケートは(1)海老名市(2)指定管理者がそれぞれ同館利用者への対面型ヒアリング方式によって、利用者のニーズや利用満足度を確認するため目的で実施されたものです。

(1)については、10月17日、19日に行われ、調査数は151で、「図書館の雰囲気」「キッズフロア」「カフェ・書店」「図書館の設備全般」「検索機」「<自動貸出機(セルフPOS)>」「スタッフ対応」「図書の分類・配置」「次回の利用」などといった項目について、【資料1】に満足度等に関するグラフと百分率が掲載されています。

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