古典

【イベント】第5回日本語の歴史的典籍国際研究集会(11/15・立川)

2019年11月15日、東京都立川市の国文学研究資料館で、同館による第5回日本語の歴史的典籍国際研究集会が開催されます。入場は無料で、聴講も自由です。同会はライブ配信が予定されています。

主なプログラムは以下の通りです。

〇研究報告「総合書物学について」
 谷川惠一氏(国文学研究資料館教授)

〇基調講演「源氏流いけばな-源氏物語といけばなのコラボレーション-」
 岩坪健氏(同志社大学教授)

〇パネル発表 国際共同研究「中近世日本における知の交通の総合的研究」
・登壇者1:芳澤勝弘氏(花園大学国際禅学研究所顧問)
 「〈直指人心〉から〈曲指人心〉へ」
・登壇者2:猪瀬千尋氏(名古屋大学大学院人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研(CHT)センター研究員)
 「中世の仏教と音楽―書物という“知”を軸に」
・登壇者3:ダヴァン ディディエ氏(国文学研究資料館准教授)
 「近世初期の日本人が見た“公案”と“看話禅”-仮名法語を中心に」

・コメンテーター 堀川貴司氏(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授)

くずし字認識に関する全世界的なコンペティションが機械学習コンペプラットフォームKaggleで開催

2019年7月10日、世界最大規模の機械学習コンペプラットフォームKaggleで、くずし字認識に関する全世界的なコンペティション「くずし字認識:千年に及ぶ日本の文字文化への扉を開く」の開催が発表されました。

このコンペティションは、情報・システム研究機構のデータサイエンス共同利用基盤施設に所属する人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、同機構の国立情報学研究所(NII)・人間文化研究機構の国文学研究資料館(国文研)の主催により、2019年7月中旬から10月中旬まで開催されます。

開催の目的として、深層学習(機械学習)の活用を中心とした近年のAIの飛躍的な発展を取り入れることで、新方式のくずし字OCRの研究開発が進む可能性が高まっていることを背景に、くずし字OCRの性能向上に向けたアイデアをオープンに募集することが挙げられています。

コンペティションでは、国文研とCODHが共同整備し公開中の「くずし字データセット」改良版が提供され、コンペ参加者は与えられた画像内に書かれた全てのくずし字を認識して出力する「くずし字OCRアルゴリズム」を期間内に開発するという流れで進められます。上位入賞したアルゴリズムについてはコンペ後自由に使えるよう公開される予定です。

ジャパンサーチ(試験版)、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の古典籍ポータルデータベースと連携し古典籍資料約16万点が検索可能になる

ジャパンサーチ(試験版)は、2019年7月9日付のTwitterにおいて、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携したことを発表しました。

この連携により、ジャパンサーチ(試験版)では、海外機関の所蔵資料も含め約16万点のウェブ上で公開された古典籍資料が検索可能になっています。

@jpsearch_go(Twitter,2019/7/9)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1148529708167917569

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年7月9日付けのお知らせに「「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携しました」とあります。

立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)、凸版印刷株式会社との共同研究により「くずし字解読支援・指導システム」を開発

2019年5月13日、京都市の立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)は凸版印刷株式会社との共同研究により開発し、4月から活用を開始した「くずし字解読支援・指導システム」の公開レクチャを報道各社向けに実施したと発表しています。

「くずし字解読支援・指導システム」は、ARCの古典籍閲覧システムおよび浮世絵閲覧システムに、公立はこだて未来大学の寺沢憲吾准教授の開発した「文書画像検索システム」と凸版印刷株式会社が開発した「ディープラーニングによるくずし字認識システム」を組み合わせ試験的に提供されている独自APIなどを利用することで実現したものです。

翻刻作業者の履歴、注釈、質問などの保存機能、AIによる難読文字の解読支援機能、AIによる判読不可の文字画像の蓄積・データベース化と連動した、熟練者によるウェブ上での翻刻支援機能などがあります。

このシステムは、「翻刻作業者の教育・育成」に主眼を置いた世界で初めて教育システムとしての実用化に成功し、大学の授業や生涯学習講座など、熟練者や教員などの指導者の下での学習が効果的なグループ学習型システムとして開発されています。

「日本古典籍データセット」「日本古典籍くずし字データセット」の収録データが拡充

2019年1月30日、「日本古典籍データセット」「日本古典籍くずし字データセット」の収録データが拡充されたことが発表されています。

「日本古典籍データセット」は、国文学研究資料館所蔵の重要文化財『春日懐紙』を含め、点数が1,767点から3,126点、コマ数が32万9,702コマから60万9,631コマへと約1.8倍増加しました。

また「日本古典籍くずし字データセット」も、国立国語研究所・味の素食の文化センター所蔵資料を含む13作品を追加することで、文字種が3,999種から4,645種、文字数が40万3,242点から68万4,165点へと約1.7倍増加しました。

日本古典籍データセット(人文学オープンデータ共同利用センター)
http://codh.rois.ac.jp/pmjt/
※更新情報欄に「2019-01-30 日本古典籍データセットに書籍データを追加し、点数が1,767→3,126、コマ数が329,702→609,631(約1.8倍)に増えました。」とあります。

【イベント】第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会(7/27-28・立川)

2018年7月27日から28日にかけて、東京都立川市の国文学研究資料館で、同館による第4回日本語の歴史的典籍国際研究集会が開催されます。入場は無料で、聴講も自由です。同会はライブ配信が予定されています。

プログラムは以下の通りです。

●7月27日
・基調講演 「聖語論(ヒエログロシア)から見た道元禅師の和漢言説」
・パネル1 「津軽デジタル風土記 ナビゲーションからコミュニケーションへ」

●7月28日
・パネル2 「比較書誌学の観点による日本古典籍の特質と問題」
・研究報告 「画像解析技術の進展と歴史的典籍への展開」
・パネル3 「古典芸能における身体―ことばと絵画から立ち上がるもの―」
・パネル4 「漢文化圏におけるデジタル化:東アジアの漢文系データベースと人文学研究の最前線」

国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定についての答申:「源氏物語(池田本)」(天理大学附属天理図書館)・「江戸幕府書物方関係資料」(国立公文書館)が重要文化財に指定へ

2018年3月9日、文化審議会が、5件の美術工芸品を国宝に、50件の美術工芸品を重要文化財に指定することについて、文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

重要文化財への指定が答申されたものには、「源氏物語(池田本)」(天理大学附属天理図書館所蔵)や、江戸城内紅葉山文庫の蔵書管理を行なった書物方が用務上に作成した日記を含む記録類「江戸幕府書物方関係資料」(国立公文書館所蔵)などが含まれています。

文化審議会答申~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について~(文化庁,2018/3/9)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1402236.html

国文学研究資料館、「ないじぇる芸術共創ラボ」のウェブサイトを公開

2018年2月15日、国文学研究資料館が、アートと翻訳による日本文学探索イニシアティブ「ないじぇる芸術共創ラボ」のウェブサイトを公開しました。

更新履歴(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/about/news.html
※「2018/2/15 文化庁プロジェクト「ないじぇる芸術共創ラボ」についてのページを公開しました。」とあります。

「ないじぇる芸術共創ラボ」について
http://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/about/index.html

ないじぇる芸術共創ラボ
http://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/index.html

文化庁・国文学研究資料館、「ないじぇる芸術共創ラボ アートと翻訳による日本文学探索イニシアチブ」の実施を発表

2017年10月18日、文化庁が国文学研究資料館との共催で「ないじぇる芸術共創ラボ アートと翻訳による日本文学探索イニシアチブ」(NIJL Arts Initiative: Innovation through the Legacy of Japanese Literature)を実施すると発表しています。

同事業は、古典籍を発掘し、社会や新たな創造につなげることを目的としており、古典と現代社会をつなぐ「古典インタプリタ」の育成に取り組むとともに、「アーティスト・イン・レジデンス」(第一線で活躍する芸術家を一定期間国文学研究資料館に招聘し、古典文学をモチーフに新たな芸術作品の創作活動を行なう)や「トランスレータ・イン・レジデンス」(国際的に活躍する外国人翻訳家を一定期間国文学研究資料館に招聘し、文学資源の発掘と他言語化を実施)といった事業を行ないます。

高野山大学、「高野山アーカイブ」を公開

和歌山県にある高野山大学が、2017年7月31日に「高野山アーカイブ」を公開したと発表しています。

文部科学省の「私立大学研究ブランディグ事業」の採択を受けて立ち上げた、同大学が所蔵する真言密教や日本の歴史・文化に関する資料や、高野山の古地図・古写真のウェブ上での公開を目的とした5か年プロジェクトの成果であり、その最初の成果として、同日、同大学の図書館が所蔵する「胎蔵秘密略大軌」を公開しています。

今後も順次公開するコンテンツを充実を図るとのことです。

アーカイブシステムの構築を担当したNTTデータ・NTTデータ関西の発表によると、アマゾンウェブサービスを活用し、NTTデータが保有するデジタルアーカイブソリューション「AMLAD」を用いて構築されており、判読が難しい写本等の旧漢字(訓点、装飾文字)・くずし字に対して活字を表示させる機能(翻刻機能)も備えていると説明されています。

「高野山アーカイブ」の一般公開について(高野山大学,2017/8/1)
http://www.koyasan-u.ac.jp/notice/news/detail/208

ページ